□かみあり(2)
■染谷カイコさま
○イラスト評価:★★★☆☆(3.3)
○内容評価:★★★★☆(4.2)
○百合度評価:★★☆☆☆(1.5)
○総合評価:★★★★☆(3.5)
こちらは過日水樹奈々さまのアルバムなどとともに購入をしましたもので、過去に既刊を読んでおりますことから購入をしましたものとなります。
コミックスとしましては『ティンクルセイバーNOVA』や『える・えるシスター』などと同じものとなります。
内容としては、島根県のとある高校に通う、大阪から転校してきた女の子がはじめて迎える10月の物語です。
と、説明がやはり以前読みました第1巻の感想と同じとなってしまいましたので、登場人物などの説明は省略をいたします。
けれど、やはり主人公の幸子さんが関西弁な上にのんびりした天然なかたでございますので、私の頭の中では声が完全に以前新装版を読んでおります『あずまんが大王』の大阪さんの声となってしまうのでございました(何)
お話のほうは、第1巻に続きまして色々なことに自ら巻き込まれる体質をお持ちな幸子さんとそんな彼女と一緒にいるエミさんが色々な神さまなどと出会い、交流をしていくものとなっております。
この巻では眼鏡について熱くかたる神さまや鬼子母神さまなどが登場してまいりましたけれど、基本的にはほんわかのんびりのお話で、波乱要素がなく安心して読み進めていくことができます。
この作品はこのままこの雰囲気を保ってくだされば幸いなことでございます。
そういえば、幸子さんは武田信玄と聞いて中井貴一氏を思い浮かべておりました…確かに昔大河ドラマで武田信玄役をされておりましたけれど、ともかく幸子さんは意外と渋い趣味をお持ちかもしれません。
…それにしても、もう○の娘ネタは見るだけで嫌気が差しますので、出さないでくださると嬉しいです(女の子より○の娘のほうがかわいいに決まっているとか、冗談にしても笑えません)…この作品のレーベルであるREXコミック、しいては一迅社がそちら方面に割と積極的なせいもあるのでしょうけれど…。
イラストのほうは悪くありません。
百合的には幸子さんとエミさんがボケとツッコミの関係、ということでほぼいつも一緒におります…なかなかよい関係かとは思うのですけれど…。
ともあれ、やはり百合的にはないかとは思うのですけれど、普通に面白い作品でございますので、第3巻も引き続き購入をすることにいたしましょう。
また、同時にこちらも読みましたので…。
□二丁目路地裏探偵奇譚(4)
■コバヤシテツヤさま
○イラスト評価:★★★☆☆(3.0)
○内容評価:★★★☆☆(3.0)
○百合度評価:★★★☆☆(2.8)
○総合評価:★★★☆☆(2.9)
こちらは過日『GA』なゲームなどとともに購入をしましたもので、これまでに既刊を読んでおりますことから購入をしましたものとなります。
コミックスとしましてはおなじみとなりますまんがタイムきららコミックスとなります。
内容としては、(自称)吸血鬼の女の子のアリスさんと(敏腕?)探偵の助手をしているショコラさんの日常のお話、といったところでしょうか。
と、説明がやはり以前読みました第3巻の感想と同じとなってしまいましたので、登場人物の説明などはそちらをお読みくださいまし。
第4巻では、先の巻の最後に出てきました、ショコラさんの姉のヴァニラさんを中心にお話が回ってまいります…ショコラさんは過保護なこの姉がちょっと苦手みたいです。
また、ショコラさんが探偵事務所に居ついた理由も明らかになりまして、それは厳格な実家からの家で…後半では一度帰ることになるのでございますけれど、1ヶ月後に再び戻ってきてめでたしめでたし、でございます。
…はい、この作品はこの巻で最終巻でございました。
この作品はこの巻で最終巻でございましたけれど、最後まで普段と変わらない雰囲気で、大きな波乱なく終わったかと思います(ショコラさんが実家へ帰る、は波乱でしたかもしれませんけれど…)
ということで、やはりよくも悪くも今までと変わらない作品でしたかと思います…悪くも、というのは、神父さんは別によいとしましても、所長がやはり異常に邪魔、ということでございます…。
百合的に見ましても、ガーネットさんが明らかにエミリアさんのことをお好きなのでございますけれど、エミリアさんは所長のことが好きな様子で…残念なことでございます。
さらにショコラさんも所長に惹かれている気配まで見え、もう読む気がなくなりそうにもなってしまったのでございますけれども…この作品は最後の最後まで読んでみてよかったと思います。
この作品の謎の一つ、アリスさんは本当に吸血鬼なのかということでございますけれど、最後の最後でアリスさんはショコラさんにそれを証明させるべく…この1コマで百合度が上がったでしょうか。
イラストのほうは悪くございません。
百合的には所長さえいなければよかったのでございますけれども…最後のシーンがありましたので、非常に残念でもったいないです。
ともあれ、百合的には微妙な作品ではございますけれどそれでもないことはないかと思いますし、悪くはない作品かと思います。
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