2010年09月23日

人類史、大漂流!

先日読みましたコミックの感想です。
過去に飛ばされ…
□ミカるんX(6)
■高遠るいさま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(2.5)
 ○内容評価:★★★★★(4.5)
 ○百合度評価:★★★★☆(3.6)
 ○総合評価:★★★★☆(4.0)

こちらは先日『百合姫S』などとともに購入をしましたもので、過去に既刊を読んでおりますことから購入をしましたものとなります。
コミックスとしては『猫神やおよろず』や『ぽかぽかばんぱいあ』と同じものとなります。

内容としては、次々に東京に現れる宇宙人…というか怪人に立ち向かう二人の女の子のお話となります。
と、説明がやはり以前読みました第5巻の感想と同じとなってしまいましたので、これまでの流れや登場人物の紹介などはそれら過去の感想をお読みください。
この巻では引き続き第2期、宇宙四天王最強とされる勢力である雷帝軍との戦いが繰り広げられるわけでございますけれど、この第6巻では先の巻でミカさん、るんなさん、それに臍矢さんにアキさんの4人が時間の狭間に送り込まれてしまっておりましたので、その時間の狭間での奮闘が描かれております。
時間の狭間の先は過去の世界…ミカさんと臍矢さん、るんなさんとアキさんの2組に分かれてしまい、それぞれ別の時間に飛ばされてしまいました。
ミカさんたちが飛ばされたのはイエス・キリストが生きていた頃のこと…というよりも、ミカさんがそのイエスそのものになってしまうのでございました。
一方のるんなさんたちは平安か鎌倉か室町か、その頃の時代の若狭国の漁村へ…これはるんなさんが福井県民だからでございましょうか。
そこでそれぞれに元の時代へ戻るために行動を起こすのでございますけれど、やはりそれぞれに雷帝軍の七星将が襲いかかってくるのでございました。
もちろんそれを撃破してそれぞれにさらに飛ばされた時代は20世紀のベトナム戦争の現場…そこで2組が合流して元の時代へ帰れるのでございますけれど、元の時代の地球はすでに死に絶えようとしていた、というところでこの巻は終わりでございます。

この巻ではただの変態かと思われていたアキさんがるんなさんと合体できて「アキるんZ」になったり、守銭奴の臍矢さんが友情に目覚めクレイジー\キャッシュに変身したり、やはり色々な見所がございます。
また、これまで謎に包まれた行動を繰り広げてきた人たち、ミカさんの父親や寮長さんが何者なのかということについても明らかに…全ては過去に起こったことが原因だったわけでございます。
その様なわけでこの巻も見所満載だったわけでございますけれども、やはりこの作品は流れに勢いのある面白い作品です…こうした雰囲気の作品を他に読んだことがないからよりそう感じるのかもしれませんけれど、何だか色々面白いのでございました(百合姫コミックスよりも優先して読んでしまいましたし…)

イラストのほうは普通です。
百合的にはこの巻では戦闘が中心でございましたので何ともいえないところもありますけれど、先の巻より低下したわけではございません。
ともあれ色々急激にお話が展開されていっておりますし、次の巻がこの第2部のクライマックスになりそうでございましょうか…期待してお待ちいたしましょう。
ちなみに巻頭にはこれまでの様にこの巻に登場しました怪獣たちの原色怪獣図鑑が載っておりますけれど、その他この先雷帝軍との決戦が行われる「最強の生体遊星」のデザインなどが募集されておりました。
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック