2010年10月03日

蒼穹ニ響ケ

先日観ましたアニメの感想です。
番外編が多い?
□ソ・ラ・ノ・ヲ・ト(1〜7・写真は7のみ)
 ○イラスト評価:★★★☆☆(2.8)
 ○内容評価:★★★★☆(4.2)
 ○音楽評価:★★★★☆(4.4)
 ○声優評価:★★★☆☆(3.4)
 ○百合度評価:★★★☆☆(2.5)
 ○付加要素(おまけなど):★★★☆☆(3.3)
 ○総合評価:★★★★☆(3.5)

こちらは先日最終巻を色々なコミックとともに購入をしましたもので、他の媒体にて出ました作品がなかなかよろしかったので気になりまして購入をしましたものとなります。
ということでこちらは以前ゲームをクリアしておりまして、また以前コミカライズ版を読んでおります作品となります。

内容としては、辺境の軍隊に務める女の子たちの日常を描いた作品、となるでしょうか。
と、物語の舞台や登場人物などの説明につきましては上で触れましたゲーム版やコミカライズ版の感想で説明をしておりますから、そちらをお読みくださいまし…登場人物など、基本的なところは変わっておりません。
そうはいいましてもそれらではなかなか触れておりませんものもあり、まずはこの作品の世界観から…これにつきましても作中で断片的にしか触れられていないのでございますけれども、どうやら現代社会が一度完全に滅亡してほとんどの文明が失われた後に再興しつつある世界、となるみたいでございます。
第13話にて世界地図を見るシーンがあるのでございますけれど、それによりますと作中の舞台になりますヘルベチア共和国(でもリオさんは公女ですし、共和国というのは聞き間違いかも…)はおそらく現在の日本に当たる位置に存在するみたい…イデア文字が日本語でしたり登場人物に日本人の名が多いのもそのためでございましょう(3.5話によりますとヘルベチアは内陸国らしいですけれど、海が蒸発している可能性や、ヘルベチアの支配領域が狭い可能性も…)
ただ、かつてユーラシア大陸と呼ばれた地域はほぼ全てがノーマンズランド、つまり人の住めない地域と化しているみたいで、ヘルベチアと敵対していた正統ローマ帝国、それにそのローマと隣接しているガリアやフランクといった諸国も、明らかに欧州風の名の国家ながらかつての日本周辺に存在するみたい(ヘルベチアはどうやら西から移住してきた人たちと原住民とで建国した国みたいですので、ローマなども移住者が作った国なのかも?)…西にはゲンという大国があるみたいなのですけれど、これが今の赤い国あたりにあるみたい?
ともあれ文明レベルは過去の遺物を利用した戦車などはございますけれど、飛行機は作れないレベル…いえ、その戦車は多足歩行のできるすごいものなのですが…。
先日観ました『ストライクウィッチーズ』もそうなのでございますけれど、こうした現実世界を元にしたものですと作中における世界情勢や歴史の流れというものが個人的にはなかなか気になるところなのでございました。
…このお話の世界は終末へ向かっているそうで、もしかしますと今の日本という国家の姿をモデルにしているのでは、なんて思ってしまったり(あえて場所をかつての日本にしているくらいですから)…いえ、今の日本という国家も、未来に希望が見えませんから…(以前クリアしております『Fate/EXTRA』でのレオさんや遠坂凛さんの語る現実世界も何だかそんな感じを受けますが…)

第11話までは以前までに観ておりますので、第12話からの感想ということで、その第12話は『蒼穹ニ響ケ』…実質的にはこれが最終話となります。
戦争を望む大佐が独断で国境に展開するローマ軍と戦端を開こうと画策している絶望的な状況の中、フィリシアさんたちが何とかそれを止めようというお話…ちなみに国家首脳が慎重になっている中わざわざ戦争を起こそうとする大佐はよくはございませんけれど、戦争が文明を進歩させるという彼の言葉には、過去の人間の歴史を見ますと確かに一理はあるのでございました。
ともあれ、その戦争はカナタさんのラッパとリオさんの登場によって何とか阻止されたのでございました…このあたり、よくありがちな展開といえばそうなのでございますけれど、個人的には好きなものでございました。
そして、ローマ帝国の皇帝と婚姻を結ぶことになっていたリオさんながら、その皇帝が意外と話の解る人であり和平が成った祝いに何でも願いを一つだけ叶えてやろうとおっしゃったらしく、リオさんは皆さんの元へ戻る道を選んだ…ということでめでたしめでたし、でございました。
…あの大佐がその後どうなったのかちょっと気になるのでございますけれど、残念ながら雪崩に巻き込まれた後の消息が不明です。

第13話『空の音・夢ノ彼方』は番外編ということで、おそらくアニメ本編では放送されなかったのではないかと思われるお話…以前観ました第7.5話もその様なものでございましたっけ(サブタイトルの『空の音』は唯一ひらがなが使われており…/何)
ともあれ、お話としましてはカナタさんが砦へやってきてちょうど1年になるお話で、皆さんの将来の夢について語られるお話でございました。
最終話までシリアスモードなお話が続きましたので、久し振りに前半の様なのんびりしたお話でございましたけれど、色々と興味深いところもございました…と、けれどこのお話の終わりかたはかなりきれいにまとまっていて、むしろこちらのお話のほうが最終話としてふさわしい感じでしたかと思います。
上で触れました世界情勢もこのお話で結構触れられましたし、それにマリアさんが親方とナオミさんの娘だったとは…観る人が見れば解ったのでしょうけれど、私はカナタさんと一緒に驚いてしまいました…。
セイヤくんの夢はカナタさんと結婚することでございましたか…それ自体も驚きでございますけれど、ユミナさんもそれが書かれた絵馬をカナタさんに見せてしまうなんて、なんて残酷な…。
…ところで、どうしてフィリシアさんの夢だけ何も触れられないのでしょう…あの描写からしますと、おそらく皆さんを見守るというのがそうなのでございましょうけれど…(冒頭で皆さんが夢へ向けて色々しているシーンがあるのですけれど、フィリシアさんとノエルさんは違うことをしておりましたし…特にフィリシアさんはダイエット…/何)

この作品、私はまずアニメの後を描いたゲーム版から入ったという普通とは逆の流れを歩んでしまいましたので、ハッピーエンドで終わるはずということは解っていたため途中の波乱も少し安心して観ることができましたでしょうか。
登場人物に対します印象も、ゲームのときとそう変わらず…後半のカナタさんは灯里さんよりも芳佳さんに近しくなっていた気もいたしますけれども。
ただ、百合的にどうだったかといいますと、ゲームほどではなかったかと…『スト魔女』アニメ並、といったくらいではなかったでしょうか。
ただ、第13話のカナタさんの言葉から、カップリングとしてはやはりカナタさんとリオさんなのかな、と…リオさんとフィリシアさんを個人的には推したいところなのでございますけれども、フィリシアさんはノエルさんでよいでしょうか…。
…ちなみに、個人的に一番好きな登場人物となりますと(何故か日本人名でない/何)フィリシアさんになるでしょうか。

その他、この作品を観ていて感じましたどうでもよいお話をいくつか…。
以前にも触れましたけれど、クレハさんと以前クリアしました『トトリのアトリエ』などに登場しますクーデリアさんが外見以外そっくり…いえ、どちらもツンデレで口調も声も全く同じ(声優さんが同じ…)、さらにはおじさん好きというところまで同じなのでございます。
この作品は他にもその『トトリ』及び『ロロナ』の『アーランドの錬金術士』と無縁ではなくって、この作品のキャラクター原案を担当された岸田メルさまというかたは、その『アーランド』シリーズのイラスト担当でもあるのでございました。
あと、なぜかこの作品を観ていて『ココロ図書館』のことが思い浮かんだり…いえ、共通点といえば前半がほんわか作品でしたのに後半で妙に、オープニングが吹き飛ぶくらいシリアスなモードに入ることと最後のお話が番外編なこと、あと音楽がよくてサントラを買ってしまったことくらいしかないのでございますけれども。

イラストにつきましては背景はよきもので問題ございませんけれど、キャラクターの作画についていいますとけっして悪くはないのですけれども、最近観ました(同人だったりしない)作品の中では二段ほど劣る、と言わざるを得ません…特に先日『スト魔女』第2期のDVDを観てしまいましたのでよりそう感じてしまうのでございました。
内容のほうは素敵な日常を描く、という以前観ました『ARIA』の様な雰囲気があり、また崩壊しつつある世界という舞台などもよろしく、個人的にはかなり好きなものでございました。
音楽のほうはサントラを購入してしまうほどよろしい感じで、特にオープニングの『光の旋律』は私がこれまでに観ましたアニメの歌では以前観ました『∀ガンダム』の『月の繭』と並んで素晴らしいものではないでしょうか。
ちなみに、エンディングの『Girls,Be Ambitious.』もなかなか悪くないもので、これを歌っているのは以前観ました『GA』で如月さん役をしておられました戸松遥さまなのでございますけれど、作中で声優さんとしては出ていらっしゃらない…と思いきや、サブキャラなマリアさん役で出ておりました。
声優さんのほうはクレハさんの声がクーデリアさんの声にそっくりというのは気にしないでおいて(そういえばこの喜多村英梨さまというかた、もうすぐ発売の『はなひらっ!』でもツンデレな子の役をなさるみたい…ツンデレが得意なかたなのでしょうか)、ともあれ皆さま違和感などなくよろしい感じでしたかと思います。
百合的には上でも触れました様にゲームほど百合々々しくはなかったでしょうか…ほのかに程度、といったところかと思います。
おまけとしましては、各巻にドラマCDやキャラクターソングCD、あるいはプレミアムDVDがついております。
ともあれ、百合的にはゲームよりは薄かったものの、個人的にはなかなか好きな作品でございました。

と、そういえばDVD第2巻と第7巻についてまいりましたドラマCDについて触れておりませんでした…ドラマCDは約40分あり、アニメの1話よりも長かったりいたします。
第2巻についてまいりましたのは第3.5話『初陣・椅子ノ話 完結編』ということで、カナタさんが砦へやってきて1ヶ月くらいがたった頃のお話となっております。
幽霊騒動で実際に幽霊が現れてしまうお話で、リオさんの壊れっぷりがひどかったり(犬になってしまう姿は映像で見たくない…)とほぼ完全なコメディ回ではあるのですけれど、世界崩壊前の世界について少し解ったり、ヘルベチア建国の話が聞けたり、あるいはクレハさんが強い霊感持ちであることが解ったりと、なかなか興味深いお話となっております。

そして今回観ましたDVD第7巻についてまいりましたドラマCDは第12.4話『桜ノ追憶・初メテノ音』ということで、第12話のラスト直前のシーン…カナタさんが過去に聞いた皆さんのお話、つまりカナタさんが砦に着任するまでの皆さんの過去を思い返すものになっております。
回想はリオさんのことが中心となっておりますけれど、フィリシアさんとリオさんの出会い、ノエルさんがタケミカヅチ修復に携わることになったきっかけ、着任した頃のクレハさんのことなど、皆さんの過去が解りかなり興味深かったです。
この第12.4話はドラマCDで終わらせるには多少もったいない…第7.5話『饗宴・砦ノ戦争』を映像化できるのでしたら、こちらを映像化していただきたかったです。

…やはり、まずこのアニメを観てからのほうがゲームはより一層楽しめるかと思います。
ですので、もう一度ゲームのほうをしてみて、アニメとの繋がりを感じるのも一興かも…。
posted by 桜乃 彩葉 at 04:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 百合(かも?)作品感想
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