2010年10月22日

すこやかパラダイムシフト

先日読みましたコミックの感想です。
よきものでした
□すこやかパラダイムシフト
■すこやかさま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(3.4)
 ○内容評価:★★★★☆(4.2)
 ○百合度評価:★★★★☆(4.2)
 ○総合評価:★★★★☆(4.0)

これは先日色々なコミックとともに購入をしましたもので、百合が確実なこともあり購入をしました作品となります。
コミックスとしましては百合姫コミックスとなりまして、こちらは主に廃刊となりました『百合姫S』に掲載された作品が収録されております…このコミックの帯に「今は亡き百合姫Sが生んだ」なんて書かれていたりして、少々切なくなってしまいました。

内容としては、7つの読み切り作品の収録された短編集となります。
一部短編集はその1つ1つは読み切りながら世界観の繋がっているという作品も少なからずございますけれど、こちらはそういうことはなく1つ1つの作品が完全に独立した読み切りのお話になっているはずでございます。
お話の傾向としましては主従関係なお話から姉妹にメイドさんとお嬢さま、アンドロイドにOLなどとかなり多彩なカップリングが揃っております…言うまでもなく全て百合なお話となっております。
どのお話も比較的高いレベルにありますからどれも好きなのでございますけれども、その中でも特に好きなお話となりますと、かっこいい従者さんとそのかたのことがお好きなお嬢さま(といっても両方学生ですけれども)の『恋海月 -ちくっと-』でしょうか…この手のお話は好きでございます。
あとはアンドロイドさんのお話『秘密の宮園』とか…恋愛感情が一種のエラーというのは以前読みました『リンケージ』のアンドロイドさんのお話でもそうでございましたっけ。
でもやはり姉妹のお話な『LIVE WITH MY SISTER』もよろしゅうございましたし、お嬢さまとメイドさんのお話な『特盛りプリンを持ってこい』もよろしゅうございましたし…やはりほとんどのお話がよきものでございました。
…『秘密の宮園』の桃花さんはどうやら女のかた同士の間に生まれたかたらしく、そのためか寿命も長いっぽい…ちなみに、このお話に出てまいります脇役お二人は以前書きました物語の麻美さんと夏梛さんに似ていらしたかもしれません(何)

『百合姫S』でこれらの作品を読みましたときにはあまり感じなかったことながら、こうしてまとめて1冊の本で作品を読みますと、思いのほかコメディなお話たちばかりでございます…コミックの帯にも「生粋のGAG百合遺伝子を持つ作家」なんて説明されておりましたし、コメディ作品として読んでいただければ正解かと思います。
と、これは本当に案外とでございましたけれど、少々過激な描写もあったりして…いえ、これは本当に少々といった程度で、気にするほどのものではございません。
あと、描きおろし作品としまして『虫養い』というお話が収録されておりましたけれど、これは少々特殊なお話でございました…ちょっとやりすぎな気もしてしまう、やや微妙なお話でしたかもしれません…。

イラストのほうは悪くございません。
百合的には百合姫コミックスということもあり何の問題もございません。
ともあれ、これまで私が特に好きに感じたよい読み切り作品を描いてくださるかたがたとは少々違い、こちらはコメディ方面のお話たちとなっておりますけれど、それはそれでよきものでございます。
もっとすこやかさまのお話を読んでみたいところなのでございますけれど、最近の『百合姫S』にはお姿がなかった上、その『百合姫S』が廃刊となった今、今後作品を読めるのかどうか…不安になってしまうのでございました。


と、以前に色々なDVDを貸してくださったかたから、とあるコミックを借りることができました。
私がこれまでに手にしましたコミックたちとはまた一味違う雰囲気をした作品でございますけれど、以前借りましたDVDたちが面白かったらこちらの作品たちも大丈夫とのことでございますので、たまっております未読のコミックたちを消化しつつこちらののんびり読み進めていくことにいたしましょう。

ついでの話ついでに、最近気付いたことなのでございますけれど、私も参加しておりましてフィンさまがこちらにファンサイトを作ってくださっております『私立天姫学園』のメイン掲示板にて使用していたり、また私がはじめてサイトを制作しました携帯向けサービス「魔法のiらんど」が2011年1月にアスキー・メディアワークスに吸収されるみたいでございます。
いえ、かなりどうでもよいことではございましたけれど、魔法のiらんどにはその学園の掲示板など、少しだけ繋がりがございましたので…掲示板さえ維持してくだされば、どこに吸収されても気にしなくてもよろしいでしょうか。
…アスキー・メディアワークスは魔法のiらんどについて小説を主と考え吸収したみたいですけれど、携帯小説はあの頃よりはまともになっているのでございましょうか…?(何)
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