では、先日読みましたコミックの感想です。
□ささめきこと(7)
■いけだたかしさま
○イラスト評価:★★★☆☆(3.0)
○内容評価:★★★★☆(4.3)
○百合度評価:★★★★★(4.7)
○総合評価:★★★★☆(4.2)
こちらは先日色々なものとともに購入をしましたもので、過去に既刊を読んでおりますこともあり購入をしましたものとなります。
コミックスとしては『こあくまメレンゲ』『のんのんびより』などと同じものとなります。
また、こちらはアニメ化もされておりまして、以前DVDを観ております作品となります。
内容としては、強くてかっこいい感じの純夏さんと、かわいい女の子好きの汐さんを中心とした物語となります。
と、やはり説明が以前読みました第6巻の感想と同じとなってしまいましたので、登場人物の紹介などは省略をいたします。
その第6巻でようやく汐さんが純夏さんのことを好きだという気持ちに気付いてくださったのでございますけれど、この巻では残念ながらお二人の関係に進展はございませんでした。
いえ、むしろ再び距離が開きはじめているという悲しい展開になりつつあり…少々嫌な展開になってまいりました。
後半のお話の流れとしましては純夏さんが生徒会選挙に会長候補として立候補するのですけれど、対立候補が中傷のため純夏さんは同性愛者だという噂を流し、それを汐さんが気にされてしまわれて…というところでございましょうか。
さらに最後にはその噂をなくすために純夏さんに偽装彼氏を作ろうということになってしまいまして(発案者は朋絵さん…)、しかもこの巻で出番がなくて安心しておりました女装少年がその役になることになったのでございました…(まぁ女装をするわけではないのですからよし、なのでしょうか…偽装彼氏ネタ自体嫌いなものでございますけれども)
この展開は個人的にはかなりきついものではございますけれども、これを乗り越えお二人が幸せになってくださると信じることにいたしましょう。
…ちなみに純夏さんが立候補しましたのは自発的ではなく、教師に担ぎ上げられたかたちっぽくって、彼女自身はどうしても生徒会長になりたいというわけではございません。
その他のお話としましては汐さんの兄に関します大人な雰囲気のお話がございましたり、女子空手部の試合のお話などがございました…兄のお話では汐さんの家庭環境が少し解ったりいたします。
その女子空手部について、一年生のお二人、マユさんと恋乃さんという幼馴染のお二人がいらっしゃるのでございますけれど、マユさんが純夏さんに惚れてしまっていらっしゃり色々騒動が…という展開がございます。
そして恋乃さんはマユさんのことがお好きながら彼女の背中を押す役割、と今のところ切ない展開…このお二人がどうなっていくかも、今後注目でございましょうか。
あと、まえがきに書かれておりました様に作者さまのあとがきのテンションがかなりおかしい…その原因は、巻末に以前読みました『青い花』の志村貴子さまとの対談が収録されているからでございます。
イラストのほうは悪くございません。
百合的には純夏さんと汐さんの他、その一年生のお二人など色々見所がございますけれど、ラブラブというにはまだ先の展開を待たなければなりません。
ともあれ、何だか次々に波乱ばかり訪れる作品、という印象が強まってきてしまってなかなかラブラブにならないのがもどかしくなってまいりましたけれども、先の展開を見守りましょう。
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