こちら、特設ページではすでに頒布中なんて書かれておりますもののおそらく誤植で、多分同人誌などと同様に12月17日発売となるはずのアイテム…以前セカンドシリーズをしております七海さんと優菜さんのお話となります。
内容は、3週間ほどお二人が一緒に暮らすお話みたいでございますけれど、楽しみなことでございます。
では、先日読みましたコミックの感想です。
□もえくりこ
■藍野藍矢さま
○イラスト評価:★★★☆☆(3.0)
○内容評価:★★★☆☆(3.0)
○百合度評価:★★★☆☆(2.8)
○総合評価:★★★☆☆(3.0)
これは過日『百合姫S』などとともに購入をしましたもので、何となくよさそうでしたので購入をした作品となります。
コミックスとしては『アオイシロ -花影抄-』などと同じものとなりますけれど、こちらは『ラーメンの鳥 パコちゃん』などと同様に大判サイズの作品となります。
内容としては、この作者のかたが色々なところに掲載されていた3つの4コマ作品を収録したもの、となります。
その3つの作品は独立した全く違う作品なのですけれど、コミックの帯に男が全く出ない、と書かれていた気がいたしましたので購入をしたのでございました。
…最後の作品にはモブキャラとして結構男が出てきて多少目についたのですけれども、気にするほどではなかったでしょうか。
1つめの作品は『カンフーちゃー』という作品で、烏龍ちゃあという女の子が同じ高校にいるアジアンカンフーマスターに弟子入りしようと奮闘するお話、となります。
主人公の名前からしてなかなかひどい感じですけれど、ちゃあさんがカンフーを志した理由がまた微妙なもので、お団子頭でいるためにはカンフーが必要、というものだったりいたします。
でも4コマとしてはなかなか悪くない作品で、また百合的にもちゃあさんを慕う女の子のアンドロイドがいらしたりと、なかなかあったかも…?
2つめの作品は『姉さんとネット生活』という作品で、ネット依存症のダメな姉とそれを何とかしようと思う妹さんの二人のお話となります。
掲載雑誌の関係から途中で麻雀要素が入ってきたりもしますけれど、基本的に姉はダメな感じ…ネットを続けている理由は、いつ届くか解らない母からのメールを待っている、という設定もあるみたいですけれども…。
こちらは内容も普通で、百合的にもそうなかったかも…?
3つめの作品は『もえずみ生徒会』という作品で、とある高校の生徒会に所属する女の子たちの描いたお話となります。
生徒会の会長さんのもえずみ純代さんは料理が壊滅的ということ以外は完璧に近いまさに生徒会長な女の子、副会長さんのやまたく加那子さんは眼鏡をかけたドジっ子、会計のなかたけ亜美さんはちょっと不思議な雰囲気のあるお嬢さま、書記のたけふ沙紀さんは元不良の女の子…という、なかなか個性的な面々でございます。
上で触れました様に他の2作品に較べてやや男が登場して目につきますけれど、副会長さんが会長さんのことを好きなご様子があったり、なかなか百合な感じもあったかと思います。
ちなみに、この作品の登場人物は2006年の政権与党の主要人物から名前を取っているといいます…もうずいぶん過去のことに感じられてしまいますけれども、会長と副会長くらいはすぐに解ってしまうのではないでしょうか(当時はこの内閣が大嫌いだったのでございますけれど、思えば今よりはまだ全然…/何)
この3作品でしたら、個人的には『カンフーちゃー』が一番よかったでしょうか。
ちなみにその『カンフーちゃー』と『もえずみ生徒会』はどうやらきらら系の雑誌で連載されていて、打ち切りにあったご様子…やはりきらら系は厳しいものでございます…。
…こうした単独ではコミックにできるほどではない量の、そして同じ作品を収録した大判コミックはどこかで見た記憶が…そうです、以前読みました『てとらポット』でございます(コミックスとしても同じでしたりします)
イラストのほうは悪くございません。
百合的には『カンフーちゃー』と『もえずみ生徒会』にほのかにある気が…?
ともあれ、いずれもまずまず悪くない作品たちでしたかと思います。
また、同時にこちらも読みましたので…。
□絶対衝激 〜PLATONIC HEART〜(3)
■倉上淳士さま(漫画)/八宝備仁さま(キャラクター原案)/プラトニックハート事務局(ストーリー原案)
○イラスト評価:★★★☆☆(2.5)
○内容評価:★★☆☆☆(2.4)
○百合度評価:★★☆☆☆(2.0)
○総合評価:★★☆☆☆(2.4)
こちらは過日『百合姫S』などとともに購入をしましたもので、過去に既刊を読んでおりますことから購入した作品となります。
コミックスとしては『GIRL FRIENDS』『わたしの大切なともだち』や『にじぷり』などと同じものとなります。
この作品はOVAが出ていて、また確かゲームにもなっているはずの作品でございます。
内容としては、手にしたものに強大な力をもたらすという石「プラトニックハート」というものを争奪するかたがたのお話…。
主人公で高校生の伊勢島綾さんは何も知らずにその石を所有していたのですけれど、ひょんなことからその争いに巻き込まれることになってしまいます。
と、説明のほうがやはり以前読みました第2巻の感想と同じとなってしまいましたので、登場人物の紹介などは省略をいたします。
この巻では綾さんばかり闘い続けているのを見ているだけでは嫌になったお友達の棗さんが格闘技の稽古をはじめたりなさりますけれど、ひょんなことからその棗さんもプラトニックハートを手に入れてしまい、闘いの中に入っていってしまうのでございました。
そして石を巡る闘いも最終局面を迎えて、悲しい過去を持つ3姉妹やこれまでで最強と思われる大陸系の女性と闘うことに…その大陸系の女性との闘いが最後の闘いになって、それに勝利した綾さんのもとに石が全て揃うのでございました。
そう、この作品はこの巻で最終巻…この手の作品は終盤が妙に駆け足に感じられることが多々あるのでございますけれど、この作品もそれに当てはまってやや駆け足気味に感じられました。
最後にどうなったのかはあえて触れはいたしませんけれど、百合的には残念な結果になり…綾さんは棗さんの兄がはじめから好きで、またその兄も一種の黒幕的存在でございまして、最後はその2人のラブコメみたいなことになってしまったのでございました…。
この巻の序盤からその兄の出番が増えてきたりと何となくラストが想像できる状態になってしまいましたので、正直に言うとこの作品を読む気力があまりわかなくなってしまっていたのでございました…。
イラストのほうは普通です。
百合的には主人公には全くなくって残念でございましたけれど、サブキャラに関してはこの巻に出てきました3姉妹など、百合な雰囲気のかたがたもいらっしゃいました。
ということで個人的には残念な展開となってしまいましたけれど、物語自体としては普通程度の面白さはあるかと思います。
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