□ねこむすめ道草日記(5)
■いけさま
○イラスト評価:★★★☆☆(3.3)
○内容評価:★★★☆☆(3.4)
○百合度評価:★★☆☆☆(1.5)
○総合評価:★★★☆☆(3.1)
こちらは過日色々なコミックとともに購入をしましたもので、過去に既刊を読んでおりますことから購入をしましたものとなります。
コミックスとしましては『ちょいあ!』や『まんがの作り方』などと同じものとなります。
内容としては、山に囲まれた地方の町、渋垣市で人間にまぎれて暮らす妖怪たちを描いた作品となります。
と、やはり説明が以前読みました第4巻の感想などと同じとなってしまいましたので、登場人物の紹介などは省略をいたします。
この巻でも相変わらず妖怪の皆さまの賑々しい日常を描いておりまして、この巻ではゴミをアートに変える気のいい妖怪や人間に恨みを持つ人形のお話やお祭りのお話などが繰り広げられております。
これまでの巻ほど感動するお話というのはなかったかもしれませんけれど、でも基本的に微笑ましいお話でしたのは間違いございません。
この作品、初期の頃は過激さや微妙なネタに走ろうとする傾向が見られた気もしたのでございますけれど、最近はそういうことはほとんどなくって一安心でございます…この調子でこれからも続いていっていただけると嬉しいことです。
イラストのほうは悪くございません。
百合的には小学校にいるコックリさんがそこに通う準メインキャラの女の子のことが好きだというのが河童の取材により明らかになった模様ですけれど、その女の子はクラスメイトの男子生徒のことが好きっぽくてちょっと残念…。
ともあれ、百合的にはほぼないものの微笑ましくよき作品でございます…巻末によりますと第6巻は2011年春に発売予定とのことで、お待ちいたしましょう。
ちなみに、今日の日誌のタイトルはこの作品のカバー下に収録されたものから…ゴミの妖怪と人形の女の子の出会いを描いております。
また、同時にこちらも読みましたので…。
□ラーメンの鳥 パコちゃん(3)
■天蓬元帥さま
○イラスト評価:★★★★☆(4.4)
○内容評価:★★★☆☆(2.8)
○百合度評価:★★☆☆☆(1.5)
○総合評価:★★★☆☆(2.8)
こちらも上の作品と同時に購入をしましたもので、過去に既刊を読んでおりますことから購入をしました作品となります。
コミックスとしましては『アオイシロ -花影抄』や『てとらポット』などと同じものとなります。
作者のかたは以前読みました『ちょいあ!』を描かれたかたとなります。
内容のほうは、姫カットで小学生に見える中学生の女の子、姫子さんのお部屋に突然やってきた変な鳥、パコちゃんと姫子さんを中心としたギャグマンガとなります。
と、説明がやはり上で触れました『ちょいあ!』と同時に読みました第2巻の感想と同じとなってしまいましたので、登場人物の紹介などは省略をいたします。
この巻でもパコちゃんは相変わらずの憎たらしさや変態さを発揮しておりまして、またもう色々シュール…コミックの帯に「シュールギャグ4コマの決定版!!!!!」などと書かれているだけのことはございます。
個人的にこのパコちゃんは嫌いなのでございますけれど、面白いというのはまず間違いないかとは思います。
と、基本的にはそんな第2巻までと変わらない流れなのでございますけれど、パコちゃんの元の飼い主だという女の子が現れたり、パコちゃんの過去が明らかになったりと、色々なことが解ったりもしてまいります。
でもそれより印象的でございましたのは、姫子さんの描かれる破滅的な画力の漫画でございましょうか…けれど彼女はまだまだ子供でございますし、これからでございましょう(巻末には何と作者のかたが小学生の頃に描かれた『パコちゃん』が収録されておりますけれど、そんな頃からこの作品をずっとあたためていらしたとは…)
また、今回は『ちょいあ!』のマユ子さんがゲスト出演していらっしゃいまして、小聖さんとの恋愛について少し語ってくださっておりました。
ちなみにこの作品はこの巻で最終巻でございましたけれど、あとがきを読むまで最終巻だと気付かないほど、普通の話で普通に終わっておりました…これからも皆さんの日常は続いていく、といったことなのでございましょう。
イラストのほうはよいものです。
百合的にはマユ子さんが出てきてくださいましたので、それで少し…また、メイドさんなども姫子さんがお好きな模様も少しあり…?
ともあれ、鳥が憎々しい作品ではございますけれど、それがこの作品の持ち味でございましょう…悪くはない作品でしたかと思います(同じ憎々しく変態な動物がメインな以前読みました『にゃんことカイザー』という作品はあまりに内容が私に合わず切ってしまいましたけれど、こちらは切り捨てることなく読めましたから、まだ…)
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