2011年01月04日

田舎の学校、日々是平穏、仲良くのんびり、隠々日和。

先日読みましたコミックの感想です。
よきものでした
□のんのんびより(2)
■あっとさま
 ○イラスト評価:★★★★☆(4.2)
 ○内容評価:★★★★☆(4.2)
 ○百合度評価:★★★☆☆(3.0)
 ○総合評価:★★★★☆(4.2)

こちらは過日色々なコミックとともに購入をしましたもので、過去に既刊を読んでおりますこともあり購入をしましたものとなります。
コミックスとしましては『ささめきこと』や『いいなり!!吸血姫』などとおなじものとなります。
作者のかたは以前読みました『こあくまメレンゲ』と同じかたとなっております。

内容としては、田舎にあります旭丘分校に通う女の子たちの日常を描いた作品となります。
と、やはり説明が以前読みました第1巻の感想と同じとなってしまいましたので、登場人物の紹介などは省略をいたします。
この巻では皆さんの夏休みの様子を描いております…はじめは夏海さんの成績表騒動でございましたり、海へ遊びに行ったり、神社できもだめしをしましたり、穏やかで楽しい日常…。
こうした子供たちの楽しい、全く毒のない安心して読める作品といえば、以前読みました『よつばと!』が代表されるかと思いますけれど、こちらの作品もそれに近しい雰囲気がございます。

登場人物につきましてはゲストキャラはおりますものの基本的には第1巻から増えてはおりません。
皆さんよろしいかたなのでございますけれど、個人的に好きなのは外見が大人びている小学5年生の蛍さんでしょうか…彼女は小鞠さんのぬいぐるみ、つまり「こまぐるみ」をたくさん自作し、自分のお部屋に所有しているのでございます。
この風景は以前コミカライズ版を読みました『Candy boy』における奏さんの写真を部屋中に飾る咲夜さんや、こちらの私が書いた物語における夏梛さんの写真を部屋中に飾る麻美さんに通じるものがございます…作中、描写はけっして多くないもののでも蛍さんが小鞠さんのことを気にしていらっしゃる様子も結構見受けられますし…。
あと、この巻には『こあくまメレンゲ』の巻末に収録されておりました『とことこ』…『いとこのところにいくところ』に登場しました石川ほのかさんが登場しまして、れんげさんとの微笑ましい交流をなさっていきました。
そのお話など、れんげさんがかなり微笑ましくてよろしいかも…いえ、この作品は全ての登場人物がとても微笑ましくよろしいものでございます。
その他、お話ごとにコメントの異なる登場人物紹介やラジオ体操などについてのコラムが欄外に書かれておりましたりと、色々芸が細かいところがございます…兄は一度しか紹介されておりませんでしたけれど、彼に関しましてはその空気っぷりが面白いものでございます。
また、巻末には『こあくまメレンゲ』の番外編が収録されておりますけれど…やはりルーチェさんは悪魔のままのほうがよろしゅうございます(何)
…そういえば、このかたの作品、毎回巻末に本編とは違う物語の短編が収録されている様な…?

イラストのほうはよきものでございます。
百合的には小鞠さんへ想いを寄せる蛍さんがよきものでございます…いえ、ほのかに程度ではございますけれども…。
ともあれ、イラストもよくまた内容も微笑ましくてとてもよい、良作といえる作品でございました…この作品は長く続いていただきたいものでござます(同じ系統の『よつばと!』があれだけ長く続いているのですし…せめて皆さんの四季おりおりの日常は読んでみたいものでございます)
…年始1冊めのコミックをこれにしたのは正解でしたかと思います(作中は今と真逆の季節でございますけれども)
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