□P3P ペルソナ3 ポータブル
○イラスト評価:★★★☆☆(3.3)
○グラフィック評価:★★★☆☆(2.5)
○システム評価:★★★★★(4.8)
○内容評価:★★★★☆(4.3)
○音楽評価:★★★★☆(3.5)
○声優評価:★★★★☆(4.0)
○難易度:★★★★☆(4.2)
○百合度評価:★★★★☆(3.5)
○付加要素(おまけなど):★☆☆☆☆(0.5)
○総合評価:★★★★☆(4.0)
こちらは過日『けいおん!』なゲームとともに購入をしましたもので、色々気になりましたので購入をしました作品となります。
機種としましてはPSPなソフトになりまして、どうやら『女神転生』という『アトリエ』シリーズ並に続いているらしいシリーズの、さらにその中の一つのシリーズ(『アトリエ』シリーズでいうところの『ザールブルグ』とか『マナ・ケミア』みたいなもの?)であります『ペルソナ』シリーズの第3作となるみたいでございます(『ペルソナ』自体は現在4作めまで出ているみたい…?)
内容としては、シャドウという異形の生物との戦いを描いたゲームとなるでしょうか。
ジャンルとしましてはRPGとなりまして、ダンジョンの形式などは以前しております『Fate/EXTRA』などに近しいものとなっていたでしょうか(ダンジョンRPG、というものになるかといいますと…現在同時に進行しております『剣と魔法と学園モノ。3』がそのジャンルでございましょうから、それに較べますとダンジョンは甘いです/何)
主人公もまたその『Fate/EXTRA』同様に男女選択式となっておりまして、舞台が日本のため命名も日本人の名前として名字と名前がつけられます(ニックネームはございませんけれども)…ただ『Fate/EXTRA』が男女どちらを選んでもストーリーに差はほとんどないはずなのに対しまして、こちらは男女によって少なからずストーリーが変わるみたいでございます。
ゲームではその主人公になりまして、影時間という特殊な時間にはシャドウとの戦いを繰り広げながらも、それ以外は普通の高校生として1年間学業や友達との交友を図ったりと学生生活をゲーム中で楽しむことができる様になっております。
この主人公さん、普通は1つしか扱えないペルソナという力を複数運用することができたりと、明らかに他の人とは違った力を持っているのでございますけれども、その理由はストーリーを進めますとおいおい解ってまいります。
私はもちろん主人公は女のかたにいたしまして、「草鹿 彩菜」という私の物語の登場人物のお名前をつけました。
その内容のほうは、先日までに最終決戦寸前のところへまでは進んでおりましたので、いよいよ1月31日、ニュクスとの決戦の日…お昼も普通に過ごせたのですけれども何もすることがなかったので、古書店で過ごしました。
その夜、いよいよ最後となるであろうタルタロスへ…その前に、影時間が消えると今までの記憶が消えるのではという懸念の話となりまして、もしそうなっても絶対にこの想い出は忘れない様にしようと誓い合い、美鶴さんたちの卒業式の日に学校の屋上で集まろうと約束をいたしました。
そしてタルタロスへ向かいますと、閉ざされた道が開きまして、その数階層上にはストレガのジンなる関西弁の人が待ち構えておりました。
彼の話を聞くと彼らもまた被害者ということが解るのですけれども、だからといって手を抜くわけにはまいりません…あっさり撃破し、先へ進みます。
その数階層上には同じくストレガのタカヤなる者がおりまして、やっぱりこの人はちょっと気持ち悪すぎます…ともあれこちらもあっさり撃破し、ついにタルタロスの頂上、ニュクスとの戦いに臨みます。
最終メンバーは彩菜さん、ゆかりさん、アイギスさん、真田先輩といたしました…本当は美鶴さんを使いたかったのでございますけれども、美鶴さんの弱点である炎を防ぐアイテムを残念ながら得られず、最終決戦に弱点のあるかたを連れて行くのは不安が残りましたので…。
空から降臨するニュクスとの戦いは、音楽はさすがにとても素晴らしいものでしたものの、強さとしましてはこちらのレベルが99のためか、それとも難易度が一番低いためか、非常に弱かったです…エリザベスさんのほうが圧倒的に強かったでしょうか。
ということであっさり撃破しましたものの、ニュクスの本体は月そのものということが判明し、月がとんでもないことになります…『Fate/EXTRA』も聖杯が月そのものになっておりましたし、月はとんでもないものにされることが多いみたいです。
そんなものが相手ではどうすることもできないのですけれど、ここで今まで築いてきたコミュニティの力が奇跡を起こし、最後のコミュであるユニバースが現出、ニュクスを撃破したのでございました…ここは完全なイベント戦闘でございました。
…ユニバース、といわれるとどうしても以前観ました作品が思い浮かんでしまいます…月光蝶である!(何)
こうして世界に平和が訪れ、影時間もタルタロスも消滅し、数ヶ月…彩菜さんたちはやはり影時間の際の記憶を失った状態で生活をしておりました。
3月3日からまた普通に行動ができる様になりまして、どうやらコミュレベル最大にしたかたがたとちょっとした会話ができる様になっていたのでございます…百合的にはやはり美鶴さんとの会話がよろしいものでございました(でも彩菜さんと美鶴さんはこの通り親密な関係を維持しておりましたのに、美鶴さんとゆかりさんの関係が記憶がなくなったと同時に破綻してしまっているのは理不尽…)
その他、少し泣けてしまったのはベベさんからの手紙と舞子ちゃんの父親との会話(父親の最後の言葉で台無しでしたけれど)、そして余命いくばくもない青年の母親との会話でございましょうか…やはり彼は亡くなられてしまわれたみたいでございます…。
モブキャラの皆さんの姿もなかなか興味深く、駅前の小学生の台詞などはなかなか泣けてしまいました…。
皆さんの記憶が戻らないまま卒業式の日を迎えますけれど、その日の朝、彩菜さんのお部屋に記憶を取り戻したアイギスさんがやってまいります…この際のやり取りをみますと、彩菜さんは記憶を失っていなかった様にも思えます…?(プレイヤーの視点からしますというまでもなくそうなのですが)
卒業式の最中に皆さんも記憶を取り戻しまして、皆さんが屋上へやってくる…という感じでエンディングでございました。
最後、皆さんが屋上へやってくるシーンは天田少年とコロマルが放置されていた気がしないこともございませんけれど、でもまずまず悪くない終わりかただったかと思います(最後の選択肢が全くの無意味でございましたけれども…)
…ところで、ストレガの3人、特にチドリさんはどうなったのでしょう…ここがちょっとすっきりいたしませんでした(伊織さんとのコミュレベルを最大にしていれば語られたのでございましょうか…)
最終的にはパーティメンバー全員のレベルが99、彩菜さんの学力・魅力・勇気の基礎能力は最大、ペルソナ図鑑完成率96%、コミュは伊織さん、真田先輩、荒垣さん、望月氏「以外」の皆さんとはレベル最大という状態となりました…エリザベスさんとマーガレットさんの姉妹には勝てずです。
ゲームをクリアいたしますとクリアデータがセーブできまして、2周めにあたり色々なデータが引き継げるみたいでございます。
引き継げるものは、最低でも主人公のレベルと基礎能力、装備品、それにコミュレベル最大になった際にもらえるアイテム…と、『Fate/EXTRA』や以前しております『トトリのアトリエ』など以上に色々引き継ぐことができます。
特にレベルと基礎能力が引き継げるのはあまりに大きすぎます…基礎能力はすでに全て最大となっておりますから、2周めは能力アップに時間を取られることなくコミュレベルの上昇だけを考えればいい、さらにコミュ成立にあたり基礎能力の影響するかたがたともはじめからコミュが築けるということになりますし、レベルのほうだって条件さえ合えば序盤から強力なペルソナを所持することができることになりますから、これは難易度が大幅に減少する、かなり楽ができるということになります。
これでしたら全員とのコミュレベル最大も夢ではなさそうではございますけれども、1周めで色々頑張りすぎましたため、2周めをする気力はございません…。
そんなこの作品でございますけれども、基本的なシステムとしましては、2009年度(そう、年号が明記されておりました…もう2年前でございます)を高校2年生として1年間過ごしていく、というものとなっております。
学校の放課後あるいは休日と夜に自由行動ができまして、そこで色々なかたとの交流を深めましたり、あるいは学力や魅力、勇気を磨いていくことができる様になっております。
特定の人物(中には犬もおりますけれども)とはコミュというものを築くことができまして、仲良くなるにつれてコミュレベルが上がってまいります…親密になりましてコミュレベルが最大となりますとそのコミュに対応したクラスにおける最強のペルソナが作成可能となりますので、これはなかなか重要なことでございます。
中にはコミュレベルを上げると恋仲になれる場合もあるみたいでございますけれども、女主人公の場合、残念ながら女の子とそういう関係にはなれません…美鶴さんやアイギスさんとの最終的な関係はもう恋仲といっていい感じにはなっているのですけれども。
学力などは低いままですと特定のコミュが築けなかったり、あるいは特定の小イベントがこなせなかったりいたしますので、上げておいたほうがよいものです…途中にあるテストにも学力は影響しているかも?(私は常に学年トップを維持いたしましたけれども、これもはやい段階で「天才」になっていたからなのかも…)
戦闘関係のほうは、一日の狭間にございます影時間という時間にタルタロスというダンジョンに行って行います(『Fate/EXTRA』でいうところのアリーナでございます)
このタルタロスは260階を越える非常に高い塔でございまして、また日々内部構造が変わっております…そこの探索画面などは『Fate/EXTRA』に近しいかもしれなくって、『ととモノ。3』の様な複雑なダンジョンにはなっておりません。
戦闘のほうは物理攻撃や魔法などのスキル攻撃、アイテムなどを駆使して最大4人パーティで戦うというオーソドックスなものながら、敵の弱点をついた攻撃などによって連続攻撃が可能でしたりと、なかなか独特なものとなっております。
特に、後半以降は敵の弱点をついた攻撃をしなければ苦しくなってくるかもしれません…それどころか敵の情報を知らないと攻撃を反射されたりしかねませんので危険でございます。
キャラクター、特に主人公の使用できますスキルや攻撃能力は装備する「ペルソナ」という、『Fate/EXTRA』でいうところのサーヴァントの能力に大きく影響をされまして、こちらはベルベットルームという場所で合体、作成が可能…ペルソナはかなり種類が豊富であり、また能力やスキルなどある程度自由度がございますので、特に中盤以降は自分の好みに合ったものが作れると思いますので、そのあたり自由度が高くなっております。
…私の最終的なペルソナはメインがスカアハ、魔法攻撃用のペルソナとしてティターニアとアリスを使用しておりました…この様に主人公のみは複数のペルソナが運用可能でございます。
キャラクターにつきましては、皆さまなかなか魅力的なかたが揃っていたかと思います。
主人公は上で触れました様に男女選択式でございまして、男女により性格が結構違うかと思われます(男主人公についてはさわり程度しか知りませんのでここでは触れません)
女の子な主人公につきましては明るく活発そうな外見をしておりまして、また作中の選択肢を見ます限り性格も明るく皆さんを惹きつける強い魅力を持った、さらに色々と完璧なかたという印象を受けます…『Fate/EXTRA』の女の子な主人公とは結構違うタイプなのでございますけれども、どちらもプレイしていてかなりの好印象を受ける点では同じでございます。
仲間キャラとしましては、明るい性格の岳羽ゆかりさんにクールでかっこいい桐条美鶴さん、ロボットながら徐々に人間的になっていくアイギスさんと、女性キャラはいずれもかなり魅力的でございます。
特に、美鶴さんとアイギスさんにつきましては、コミュレベルを上げていきますと百合的にかなりよい展開となってまいります…ゲームの最終的な結末など、アイギスさんとともに歩んでいく、というかたちになっておりますし。
戦闘には加わらないながら情報分析担当の山岸風花さんも頑張りやさんのよいかたです…多分ゲームをしていて彼女の声を耳にすることが一番多いかと思いますけれど、声優さんが能登麻美子さまだというのもポイントが高いです(何)
男性キャラにつきましても、ヒイロ声の人(何)な真田明彦先輩ははっきり言ってかなりかっこいい人で、これまたかっこいいながら途中で亡くなられてしまわれた荒垣真次郎さんとの友情はかなり胸を打ちます…その他の人、伊織順平さんは途中微妙な態度を取ってきますものの基本的にはいい人で、小学生な天田乾くんはちょっと大人ぶってます?(天田少年と恋人になることも可能っぽいですけれど、ショタ趣味の人用なのでしょうか…)
仲間といえば、犬であるコロマルが仲間になるのは少し驚いたかもしれません…忠犬でありよい犬でございます(ストーリー後半にはほとんど絡んでまいりませんけれども…)
仲間とはならないながらもコミュを築けるかたがたもよいかたが多かったでしょうか…女の子でしたら委員会の長谷川沙織さんや部活の岩崎理緒さんなどもよろしいながら、小学生の舞子ちゃんとの交流がとてもよろしいものでございます。
男性のほうも留学生のベベさんや余命いくばくもない青年など、なかなかよろしい感じ…でもいずれも古書店の老夫婦には敵わないかもしれません。
ただ、敵キャラとなりますストレガの面々、特にタカヤ氏は明らかに気持ち悪く、個人的には受け入れられませんでした…あと、イベントに大きく関わるファルロス氏並びに望月綾時氏に関しても…(特に望月氏の様な軟派な性格の男キャラは個人的に受け付けなくって…)
…そうそう、立ち絵や名前のないモブキャラたちに関しても、1年を通して会話を続けますとよいかたがたが多数いらっしゃいます(学園の1階におります理系の女子生徒がお気に入り…/何)
イラストは舞台が現代日本ということもあり私があまり触れない感じの絵ではございましたけれど、悪くはないものでございました。
グラフィックは3Dなのでございますけれども、この作品をするすぐ前にしておりました『Fate/EXTRA(特に女の子な主人公さんの3Dグラフィックはとてもよろしかった…)』と較べますと明らかにかなり見劣りしてしまい、微妙に感じられてしまいます…この作品はPS2で出た作品の移植作っぽいので、仕方のない面もあるのでしょうけれども…。
システム面は『女神転生』シリーズを過去にしているかたでしたら私にとっての『アトリエ』シリーズの様になじみのあるものだったのかもしれませんけれども、はじめて手にする私にとっては戦闘システムはもちろん、ペルソナの合体などは『アトリエ』シリーズの調合システム並に独特なものに感じられ、またそれに学園生活などかなり新鮮なものでございました。
内容のほうもストーリーもなかなか面白いものでございましたし、キャラクターも主人公(女の子の…)をはじめ魅力的なかたがたでございましたし、よきものでございました。
基本的なストーリーは一本道でしたかもしれませんけれども、コミュを築くに当たっての皆さんとの交流やタルタロスへ赴くタイミング、装備するペルソナなど色々自由度もございました。
音楽のほうも、特に3学期に入ってから最後の戦闘、それにエンディングテーマとかなりよろしいものでしたかと思います(『Fate/EXTRA』のエンディングはなぜか普通のBGMでしたものね…/何)
声優さんのほうは上で触れました様にヒイロ声の人(何/この人の声はかなりかっこいい…)や能登麻美子さま、あるいは沢城みゆきさまなどもいらしたりとなかなか豪華でございました(幾月さんとベルベットルームの主の声が結構よかった…/何)…フルボイスではないながら、重要なイベントシーンではきちんと声がございます。
難易度につきましては、ゲーム開始時に5段階から選択ができまして、私は一番低い難易度を選択いたしました…そのためか、最後の敵に至るまで基本的な戦闘についてはかなり楽に、危機を覚えることなど一度もなく終えることができました。
それでもエリザベスさんとマーガレットさんの姉妹には手も足も出ませんでしたし、この二人だけ別格の強さを誇っております…これらの二人を倒せなかったということで、敵の強さとしましては今までに私がしましたゲームの中では一番難しい、と言っていいかと思います。
ただ、それ以外はダンジョンなども含め特に難しいというわけではございませんので、総合的な難易度は全アイテム調合が難しいという意味で高い難易度になっていた以前しております『エリーのアトリエ』と同じくらいで…こちらも、全ペルソナを作成はできませんでしたし…(ちなみに、過去にした作品で私がつけた最高難易度作品は以前しております『劇場版まじかるブリンガーころな』みたい…)
百合的には百合々々というわけではございませんけれど、同じく主人公が男女選択式な『Fate/EXTRA』『サモンナイト』シリーズ、あるいは正統派な『アトリエ』シリーズくらいにはあったかと思います…もちろん、主人公を女のかたにした場合でございます。
コミュについて女の子と恋人同士になる、という明確なルートはないものの、それでも美鶴さんとアイギスさんのルートに関しましてはかなり百合を感じさせるものとなっております…エンディングもまたアイギスさんと幸せになるルート、と受け取ることができますし。
付加要素は何もございません。
ともあれ、かなり時間をかけてクリアしたこともありまして、色々と面白い作品でございました…『Fate/EXTRA』にこの作品と、よいRPGを連続ですることができなかなか満足でございます(現在進行中の『ととモノ。3』もよきものでございますし、どの作品もあのかたのおかげでございまして、ありがとうございます…最近はなかなかお会いできなくって心配でございますけれども、どうかご無事でいらしてくださいましね…?)
2周めへの引継ぎ要素がかなり魅力的なのでございますけれども、けれどかなり疲れてしまいましたので2周めはとりあえずしない方向でまいります…PSP版『ヴィオラート』も購入してはおりますけれども、ここはやはり『ととモノ。3』に集中していくことにいたしましょう。
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うにぅ、ごろん!(何)
うゅ、P3Pクリアおめでとうございます♪
お疲れさまでした…とりあえずハッピーエンドみたいで何よりです♪
二週目から個別ルートがあるらしい??(本当かどうか分からない?)ですけど…気が向いたらで♪
うゅゅ、緑川さんは格好良いですん♪
…乙女ゲーでお世話になりました…(何)
でわわ♪
シャッス!です♪
あらあら…なでなで♪
はい、なかなか時間がかかりましたけれども、ようやくクリアすることができました…♪
はい、百合ルートはないとのことでございましたけれども、なかなかどうして、アイギスさんと歩んでいくエンディングでございましたので…♪
なるほどです、個別ルート…ちゃんと女の子たちにあるのでございましたら、ちょっと気になるかもしれません…♪
確かによろしい声でございますの…♪
わっ、お姉さまにもその様な頃が…と、私も人のことは言えませんけれども…(何)