□魔法少女リリカルなのはViVid(3)
■都築真紀さま(原作)・藤真拓哉さま(漫画)
○イラスト評価:★★★★☆(3.5)
○内容評価:★★★★★(4.7)
○百合度評価:★★★☆☆(3.0)
○総合評価:★★★★☆(4.0)
こちらは先日色々なコミックとともに購入をしましたもので、過去に既刊を読んでおりますことから購入をしましたものとなります。
コミックスとしましては『ありかる』などと同じものとなります。
こちらの作品はタイトルからも解ります様に、以前劇場版を観たりしております『なのは』シリーズの作品となっております。
内容としては、『なのはStrikerS』から4年後のお話、小学4年生の高町ヴィヴィオさんを主役とした物語となります。
と、やはり説明が以前読みました第2巻の感想と同じとなってしまいましたので、登場人物の紹介などは省略をいたします。
この巻では第2巻で描かれました2チームに分かれての模擬戦の様子を、ページの半分くらいを使ってその結末まで描いております。
なのはさんやフェイトさん、ティアナさんにスバルさんやノーヴェさん、そしてヴィヴィオさんやアインハルトさんなどが入り乱れて戦うというものでございますので、模擬戦とはいえかなり激しいものでございまして、そして個々の皆さんの戦いも見ごたえがございます。
中でも終盤、ティアナさんとなのはさんがスターライト・ブレイカーを撃ち合うシーンは、個人的にティアナさんが『なのは』で一番好きなキャラなだけにとてもよろしいものでございました。
勝負はそこでとある二人以外戦闘不能状態となりまして、最後はその二人の一騎討ちへ…そのお二人とはもちろんこの作品の主役のお二人、ヴィヴィオさんとアインハルトさんでございます。
ここも最終的には相討ちに終わりまして、模擬戦のほうは引き分けに終わったのでございました…皆さん、特にアインハルトさんはこの模擬戦を通じて得られるものがかなりあったみたいで、彼女の成長を見るのも楽しいものでございます。
この模擬戦、その後も2回行われたとのことなのでございますけれども、さすがにそれを全て描いていては紙面が足りないからか、そこは簡単な説明で終わっておりました。
…ところで、エリオ氏がフェイトさんに勝ってしまうのはまだいいとして、あの描写は少々やりすぎではないでしょうか…。
その後はアインハルトさんのデバイスを作成するためにはやてさんの出番などもございましたけれども、ここでお話は新たな展開を迎えます。
それは、公式魔法戦競技会という魔法戦の大会でございまして、参加資格は10歳から19歳とのことで、ヴィヴィオさんやアインハルトさんたちはそれに参加することにするのでございます…いよいよ、第2巻でも触れました「スポーツ格闘魔法少女まんが」の色彩が濃くなってまいりました。
予選開始は2ヶ月後なわけでございますけれども、最後にはその大会に参加予定の強豪たちが紹介されておりました…ザフィーラさんが鍛えたボクっ娘や聖王教会のシスター、お嬢さまっぽい人に前回優勝の人などでございまして、最後のページにはその皆さんの紹介もございました。
…あっ、もちろん模擬戦にも参加しておりましたヴィヴィオさんの二人のお友達も参加されます…このお二人、案外強いです。
イラストのほうはなかなかよい感じでございます。
百合的には、やはりヴィヴィオさんとアインハルトさんのお二人の関係がなかなかよろしい感じ…ティアナさんとスバルさんもやはり相変わらずでよろしいものでございます。
といういことで、やはりこの『ViVid』は明るいスタンスで進んでおりまして、読んでいて特に胸が痛んだりする展開はなく、楽しく読んでいくことができます…主人公のヴィヴィオさん、それにアインハルトさんたちこの作品からの新規登場人物もよろしい感じで、その魅力は同じく第4期扱いされている、同時にコミックを買っておりますあの作品とは雲泥かと個人的には思えてしまい、もしも第4期をどちらかからアニメ化するのでございましたら、もうこちらしかないでしょう(以前読みましたアンソロジーの分量もほぼ『ViVid』でございましたし、こちらでないとおかしい…)
あと、今回は限定版で購入をいたしましたので、ヴィヴィオさんの小さなねんどろいどの他、キャラクター紹介の小冊子もついてまいりました…9月10日発売予定の第4巻も限定版が出るみたいでございます。
…そういえば、この巻の背表紙は何とティアナさんでございました…そのこともあり、ティアナさん好きとしましても結構満足のできた巻でしたかもしれません。
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