□ひよぴよえにっき。(2)
■琴久花央さま
○イラスト評価:★★★☆☆(3.0)
○内容評価:★★★★☆(4.3)
○百合度評価:★★★☆☆(3.4)
○総合評価:★★★★☆(3.8)
こちらは先日色々なコミックなどとともに購入をしましたもので、過去に既刊を読んでおりますことから購入をしました作品となります。
コミックスとしましてはおなじみとなっておりますまんがタイムきららコミックスとなっております。
内容としては、少し年齢の離れております姉妹の日常を描いた4コマとなります。
と、説明がやはり以前読みました第1巻の感想と同じとなってしまいましたので、登場人物の説明などはそちらをお読みくださいまし。
この第2巻でも引き続き、小学5年生のお姉さんであるちあきさんとまだ2歳の妹であるはるちゃんの微笑ましく楽しい日常を描いております。
ちあきさんはやはり基本的にはドジっ子なのでございますけれども妹さんの前では精一杯背伸びをなさろうとされるご様子が微笑ましく、妹さんのはるちゃんは年齢相応のかわいらしさながら結構しっかりしていらっしゃるのではないかなと個人的には感じられます。
その様な普段と変わらない日常を描きながらも、はるちゃんは少しずつ成長をなさっていっていたでしょうか。
はるちゃんにちょっとした反抗期が訪れてちあきさんがその対処法に追われたり…もちろん、最後は元通りの関係になってくださいますけれども。
ちあきさんが体験教育で3日間お家を空けたお話は、懐かしの『ココロ図書館』でこころさんが司書研修へ行っている間のいいなさんを見ているかの様…違うのは『ココロ図書館』ではこころさんはそうさみしがっておりませんでしたけれどもこちらでは姉妹どちらもさみしがっていた、というところでございましょうか。
そして、今まではるちゃんはお家にいてちあきさんが面倒を見ていたのでございますけれども、はるちゃんを保育園に通わせよう、というお話が…ここでちあきさんがはるちゃんの面倒を見るきっかけになった過去の回想が出てまいりますけれども、よいお話でございます。
最終的にははるちゃんは保育園へ通うことになってちあきさんは一抹のさみしさを感じるのでございますけれども、やはり子供が成長していく姿を見るというのは楽しいとともに一抹のさみしさもともなうものなのかもしれません…いえ、それでもお二人はとっても仲のよいお二人なのでございますけれども。
最後ははるちゃんのお誕生日を皆さんで祝って、ひとまずここでめでたしめでたしというかたち…はい、この作品はこの巻で最終巻でございました。
お話はそのお誕生日のお話で最終話でしたけれども、そこから数ページ、お誕生日の際にもらった絵日記を書いた、という感じでもう少しだけお二人の日常が描かれておりました。
また、巻頭のカラーページにはお二人の見た夢を元にしたすごろくがございましたり、カバー下にはお二人のラブラブなあいうえお作文が載っていたりいたします。
…小学5年生のお姉さんと2歳の妹さんの関係を表すのにラブラブ、というのはどうかなと自分でも少し思ったのでございますけれども、でもこのお二人はその表現が似合うほど仲がよくって、他の姉妹百合を描いた作品たちと較べてもそう遜色のない様に感じられまして…。
イラストは悪くございません…この作品らしいあたたかい雰囲気があってよろしいものでございます。
百合的にはよい姉妹愛のお話かと思います…上でも触れました様にこの年齢で百合と表現するのはどうかとも思ってしまわないこともございませんけれども、でもとっても仲のよくって見ていて微笑ましいお二人であるのは間違いございません。
ということで、やはりとても微笑ましく、読んでいて心のあたたかくなるお話でございました…数あるきらら系の作品の中でもここまで微笑ましい作品はそうございませんし、その意味でもこの巻で最終巻でございましたのは少々さみしいでしょうか(先日読みました『境界線上のリンボ』ともども…この2作品はアニメ化にも堪えうる良作かと思うのですが…)
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なるほどです、その様なゲームがございましたか…ゲームの情報、とりわけ年齢制限ありなゲームの情報など私には入手する機会が全くないといってもいいですから、わざわざお教えくださりありがとうございます…♪
『まどか』『イカ娘』のDVDや『メルルのアトリエ』などありお金が非常に厳しくすぐには購入できそうにございませんけれども、よさそうな作品でございましたらいずれ、お金に余裕ができましたら購入を検討してみようかと思います…♪