2011年04月20日

最後の制服

先日読みましたコミックの感想です。
新装版です
□最後の制服(新装版/上・下)
■袴田めらさま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(2.5)
 ○内容評価:★★★★☆(4.0)
 ○百合度評価:★★★★☆(4.4)
 ○総合評価:★★★★☆(4.0)

こちらは先日『つぼみ』などとともに購入をしましたもので、百合が確実なこともあり購入をしました作品となります。
コミックスとしましてはおなじみとなっておりますまんがタイムきららコミックスなのでございますけれども、こちらは以前読みましたアンソロジー『つぼみ』掲載作品がコミック化される際の独立したレーベル「つぼみシリーズ」となっております(でも『つぼみ』自体は「GLシリーズ」…)…といいましてもこの作品自体は『つぼみ』に掲載された作品、というわけではございません。
作者のかたは以前読んでおります『それが君になる』などを描かれた袴田めらさまとなっております。

内容としては、椿ヶ丘女子高等学校に通う、そして学生寮で暮らしている女の子たちの日常を描いた作品、となるでしょうか。
こちらの作品、タイトルに『新装版』とついております様にかつて…以前美紗さんの日誌で購入報告をしております様に2006年までに全巻がまんがタイムきららコミックスで出ております『最後の制服』の新装版となっているわけでございます。
新装版とはいいましてももちろんその旧版と同じ内容でございますけれど、全く同じというわけではなく、以前同じく新装版を読んでおります『あずまんが大王』などと同様に多少の描きおろしページが追加されております(上下巻それぞれ1話分ずつ、といったところでございます)
まんがタイムきららコミックスで出ているとはいいましても、こちらは4コマ作品ではなく普通の作品でございます…2006年あたりのきらら系作品で4コマ作品でなかったもの、というのはかなり珍しいのではないでしょうか。
…と、確かにこの作品は私も購入しているのでございますけれども、感想が残っていなくって、また読んだ印象も記憶になかったりいたしますので、以下普通に感想を書いていってみます(何)

お話の主要な登場人物は4人…2組のカップリング、と考えてくださればよろしいでしょうか。
まずは当初は主人公という設定だったながら徐々に影が薄くなっていき、最後にはもう一組のカップリングに完全に主役の座を奪われた感のございます佐原藍さんと山田楓子さんのお二人…藍さんは中学生時代はかなり地味だったという、けれどこの作品では多分一番まともな女の子で、一方の楓子さんは一言で言えばおバカなかたとなるでしょうか。
もう一組は後半では完全に主役になっておりました加瀬紡さんと葛良紅子さんのお二人…紡さんは男の子っぽい雰囲気をしたかた、紅子さんは学園での人気の高い、でも少しつかみどころのないところのあるかたとなるでしょうか。
ちなみに学生寮のほうは同室が基本となっておりまして、その二組はもちろん同室となっております。
藍さんと楓子さんは当初二人部屋だったのでございますけれど、三人部屋を使っていたということもあり途中から転校生が入ってまいります…それが樋渡杏さんでございまして、お菓子作りの得意なかわいらしい女の子でございます。
杏さんは当初紅子さんのファンでした模様ながら、途中から紡さん一筋になります…でも紡さんには紅子さんがおりますから彼女の想いは結局届かないのでございました…。
他にも紅子さんに言い寄るちょっと変態的な先輩とそのご友人のかたなどもいらっしゃいます…ちなみにそのご友人の書かれた小説が上下巻それぞれに収録されております。
個人的に一番好きでしたのは杏さんでございましょうか…想いが届かなかったのは切ないことではございますけれど、上巻の描きおろしで彼女のその後が触れられたりしております。
…杏さんの立場、それに外見など、結構以前読んでおります『ゆるゆり』のちなつさんのポジションでございますよね…(何/でも真っ先に思い浮かびましたのは以前読みました『ひらり、』第2巻収録『七海先輩とありさちゃん』でございましたけれども…いずれもかっこいい雰囲気の先輩さんを好きになる子たちでございます)

お話のほうは、上巻ではそんな皆さんの日常的な学生生活の様子を描いておりまして、皆さんの関係が大きく動きはじめるのは下巻の中盤あたりからでございましょうか。
百合なお話には比較的波乱や悲恋、ドロドロ要素が多い印象がございますけれど、この作品もドロドロ要素はないもののそうしたところが大きかったかなと思います…二組とも離れ離れにされたりしてしまいますから。
藍さんたちは離れ離れになっても想いは繋がっている、くらいの終わりかただったのでございますけれども、紡さんたちは最終的には完全に結ばれまして、百合的にもよいハッピーエンドとなっていたでしょうか…はい、最後は完全に紡さんと紅子さんのお話となっておりました(下巻の描きおろしもこのお二人のお話でございましたし)
個人的には藍さんたちもそうでございますけれども、あの変態的な先輩のご友人のエピソードがもう少しあればいいな、と感じたでしょうか…でも波乱が発生するまでにある程度皆さんの日常も描かれておりましたし、その点はよろしいことでございました。

イラストは普通でございます。
百合的には二組のカップリングはもちろん、杏さんなどもよろしく、そして波乱はありますものの最終的には結ばれますし、よろしいものでしたかと思います。
ともあれ、さすがに新装版が出るだけあり、よろしい作品でございました…2006年当時でしたら相当な位置にありそうな百合作品のはずでございますのに、印象に残っていなかったなんて…。
…ちなみに、やや分厚いということもあって少しお高い価格となっているかもしれません(1冊1,200円…)

…ところで、上で触れました『つぼみ』の最新巻を少し読み返してみたりしているのでございますけれども、『恋するシュガーコットン』という作品の主人公がどういうものなのか、いまいち理解ができません(いえ、したくない?)…あれは親に男だと育てられてしまった女の子とかそういうものだと認識しているのでございますけれど、そうでございますよね?(まさか以前読みました『マーメイドライン』の様な重いテーマをあの様な子供に背負わせたとは思えませんし、もしそうでございましたら色々冒険をする『百合姫』でしたらともかく『つぼみ』には掲載できないはず…)


とってもお世話になっておりまして大好きなあのかたもしていらっしゃいます『マイソロ3』のほうはユージーンさんたちが村人の力になるために一時的に船を下りたのでございますけれど、大量のサブクエストがまだ残っておりましたので、その重要クエストはひとまず後回しにいたしまして、そちらを受けることにいたしました。
昨日の時点で人を迎えにいくサブクエストは全て終了いたしましたので、あとは訓練クエストのみ…といいましても何と5ヶ所もあるのでございます(実はそれだけではすまないことがすぐに判明…/何)
メンバーがここまで増えますと普通のクエストで全員を使うというのはちょっと現実的ではございませんから、普段使う機会のない人を使うにはこの訓練クエストというのはいい機会なのでございますけれども、一気にそんなにたくさん現れますとさすがにちょっとあれでございます…(特に今回は人を迎えにいくサブクエストも同時に何個も出ておりましたから…)

ともあれ訓練クエストたちでございます。
まずはチャットさんの依頼でございまして、チャットさんとメルディさん、セルシウスさんというなかなかよろしいメンバーで火山の敵を倒しにまいりました。
氷の精霊であるセルシウスさんをわざわざ火山で修行させるなんてチャットさんもひどいことをさせますけれど、ともあれこれはセルシウスさんをはじめて使えるよい機会でございまして、やはり格闘系ながら悪くないかたでございました。
と、それから帰ってまいりますと、何とルーティさん、スタンさん、コングマンさん、それにウッドロウさんと、さらに4つもの訓練クエストが発生しておりました。
いえ、ですからこんな一気に訓練クエストを増やさなくっても…と、このメンバー、全員『デスティニー』という作品のキャラ?

ともかく、まずはこれまでに現れていた訓練クエストからこなしていくことにいたしまして、まずナナリーさんからの依頼を引き受けまして、彼女とハロルドさん、それに異世界から飛ばされてまいりましたリアラさんという女のかたのみのメンバーで遺跡の敵を倒しにまいりました…弓使い・弓使い・術師・術師というかなりバランスの悪いパーティになってしまいましたけれども、でもハロルドさんやリアラさんの術が決まれば戦闘は一方的に終わることができました。
新キャラなリアラさんはここではじめて使うことになりましたけど、術師系の子でございまして、服装といいなかなかかわいらしい子ではないでしょうか。
次に受けましたリヒターさんからの依頼は彼とマルタさんとエミルさんというメンバーでまた火山の敵を倒しに行くことになりまして、はじめて使うことになりましたリヒターさんは剣と斧の二刀流という珍しい装備形態…でも、それよりもやはり戦闘時のエミルさんがとても恐い、というほうが印象に残ってしまうのでございました。
次に受けましたユーリさんからの依頼は彼とフレンさんとレイヴンさんという男くさいメンバーで森の敵を倒そうというもで、フレンさんとレイヴンさんが今回はじめて使うことになったキャラなのでございますけれども、今の森の敵では弱すぎて戦ってもあまり修行にはならない気がしてしまうのでした…。
次に受けましたのは異世界から飛ばされてきたという異色のメンバーなカイルさんからの依頼で彼とジューダスさん、ロニさんという先ほどのリアラさん以外な異世界メンバーで遺跡の敵を倒しに行くことになりまして、このかたがたはもちろん全員はじめての使用になりまして、皆さんレベルが低いので少し不安でございましたものの大丈夫でございました。

後になって追加された訓練クエストたちのほう…まずはルーティさんの依頼を受けまして、こちらは彼女とチェルシーさんとリリスさんという女のかたがたなメンバーで雪山へ向かいましたけれど、このメンバーはいずれもかなりよいかたがたでした気がいたします。
チェルシーさんは今回がはじめての使用になったのですけれども、かわいらしく微笑ましいかたでございます…できればこれからも使ってみたいと思うのでございました。
次に受けましたスタンさんからの依頼は彼とヒイロ声な(何)リオンさんの3人でまた雪山へ向かいまして、リオンさんはこれがはじめての使用となるのでございますけれども、声が声でございますしなかなかかっこいいです。
次に受けましたウッドロウさんからの依頼は彼とフィリアさんのお二人と雪山へ…って、雪山ばかりな気がいたします。
今回はお二人とも過去に使ったことがあるながら、フィリアさんはずいぶん久し振り…彼女は武器が両手剣ですのである程度近接攻撃もこなしてくれるかたなのではと思っておりましたけれども全然ダメで、あのかたのおっしゃるとおり完全に術師系のかたでございました…。
最後に受けましたコングマンさんからの依頼は彼と二人きりで雪山へ…これで4連続で同じ場所での訓練でございましたのでよく解るのでございますけれど、ルーティさんの依頼から回を重ねるごとに戦闘が厳しくなってまいりました(ルーティさんたちは4人ですので楽、スタンさんたちは両方強いので楽、ウッドロウさんたちはフィリアさんが微妙で少し厳しい、今回は二人きりですので厳しい、という感じでございます)
そうはいいましてもコングマンさん自身はさすがにチャンピオンらしく強いかたでございます。

と、そろそろ狩人から別の職業への転職を考えております。
今のところ近接攻撃な剣士、間接攻撃な狩人と参りましたので次は術師を考えているのでございますけれども、詠唱時間がネック…一応詠唱時間マイナスとなる効果のついている装備を集めてはおりますけれど、あのかたのお話ではいずれ詠唱時間を短縮できるアクセサリが手に入るそうでございますので、それまで術師への転職は待ったほうがいいのかも、とも思うのでございました。
詠唱時間-10%などの効果でも十分でしたら術師になろうかなと思いますし、やや厳しそうでしたらそのアクセサリを待って戦士か盗賊になろうかなと思っているのでございますけれども、いかがでございましょう…?(何)

…どうでもよろしい話でございますけれど、モフモフ族の間でディセンダーと並ぶ英雄らしい「カポエラッコ」が気になります(何)
この記事へのコメント
しゃっす…♪

うにゅ〜ん。

うゅ、作品をお読みになられたみたいで…♪
その作品でしたら、持っていた気がしますの。(何)
内容はかなりうろ覚えですん;

明るい百合作品…ゆるゆりくらいしか思いつかない?(ぇ)
オトメキカン〜はもう終わったのでしょうか?(何)

ゲームの方も順調みたいで♪
今回もサブクエストを中心に消化したのですね?

チェルシーたん、お気に召したみたいで♪
リアラたんは、ちゃんと作戦設定しないと敵に突っ込んでいく事がありますの;(何)

詠唱時間の短縮は、合成で充分ですの…と、言いますかじゃないとクリア後まで待つ事に…(何)
術師でも上手く立ち回れば、一騎打ちでも勝てますの!
強化も必須ですけれども;

森は舐めてかかると、痛い目にあいますの!
あと、ブロッサム…でしたっけ?
大きな木の敵を複数狩るクエスト等は、経験値稼ぎに良いです♪

あと、関係無いのですけど…
ゲコゲコ系の敵がどうも苦手でして…見た目が…。
私、見るだけで失神してしまうくらいカエルが苦手ですの;(ぇ)

でわわふ。


Posted by 桜花 at 2011年04月20日 09:43
桜花さまへ>
シャッス!です♪
あらあら…?

やはりさすがにお姉さまも持っていらっしゃいましたか…♪
けれど、私も同様に持っていたのですけれど、読んだという記憶すら定かではないのでございました…。

アンソロジー収録の作品やマイナーかもな作品にはあると思いますけれど、有名な作品となるとそうかもですね…。
『オトメキカングレーテル』はどうも他のいくつかの作品同様に「なかったこと」にされてしまったみたいです…。

はい、たくさんのサブクエストがございましたので、そちらを…♪

チェルシーさんは微笑ましいかたでございました…それにかなりお強い?
そういえば、リアラさんは近接攻撃な技を使っていらした様な…。

わっ、そのアイテムが手に入るのはクリア後でございましたか…それでしたら、次は術師にしておいたほうがよさそうでございますね…。
一対一はなかなか厳しそうな気がしますけれど、それでも勝てる様に頑張ります…!

やはりあの森も奥深く、奥へ行くと大変になってくる…?
そういえばそんな大きな木も一度相手にしましたけれど、経験値がよろしゅうございましたか…♪

なるほどですの、確かにあの蛙系の敵は妙にリアルな雰囲気でございますものね…。
Posted by 桜乃彩葉 at 2011年04月20日 18:40
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