□テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー3
○イラスト評価:★★★☆☆(3.3)
○グラフィック評価:★★★★☆(3.6)
○システム評価:★★★★★(4.8)
○内容評価:★★★★☆(3.7)
○音楽評価:★★★★★(5.0)
○声優評価:★★★★☆(4.0)
○難易度:★★★☆☆(2.8)
○百合度評価:★★★☆☆(2.8)
○付加要素(おまけなど):★★☆☆☆(1.5)
○総合評価:★★★★☆(4.0)
こちらは過日色々なコミックとともに購入をしましたもので、とってもお世話になっておりまして大好きなあのかたにお勧めをしていただいたということもあり購入をしましたものとなります。
機種としましてはPSPとなりまして、こちらの作品は私がよく購入しております『アトリエ』シリーズ以上に長く続いていそうなRPGシリーズな『テイルズ』シリーズの外伝的作品となっているはずでございます。
内容としましては、ルミナシアという世界を護るために戦うディセンダーと呼ばれる存在、それにともに戦う皆さんを描いたものとなります。
ジャンルとしてはRPGとなりまして、さらに細かく言いますとアクションRPGとなるわけでございまして、個人的にアクションRPGはなかなか好きなジャンルなのでございますけれども、以前しております『クラフトソード物語2』や以前しております『聖剣伝説3』以来なかなかする機会がございませんでしたので、そういう意味でもよろしいものでございました(『はじまりの石』は買っているのにしていない…/何)
ただ、拠点となる船以外はダンジョン(と闘技場)しか世界にはなく、メインはそのダンジョンの探検になっている気がいたしまして、以前いたしました『Fate/EXTRA』や以前いたしました『P3P』といったダンジョンRPG風なところもあったかもしれません(さすがに以前いたしました『ととモノ。3』ほどではございませんけれども)
主人公はディセンダーと呼ばれる世界樹の護り手なのでございますけれども、こちらは上で触れました『Fate/EXTRA』や『P3P』『ととモノ。3』同様に基本的にしゃべらず選択肢を選ぶのみ、といった趣…変に台詞があるよりはでもよろしいのかもしれません。
その主人公はゲーム開始時にキャラメイクを行い細かい外見などを決めることができますけれど、これがなかなか細かく設定できまして、かなり自分の好みを反映させることができるかと思います。
つまり名前や性別は当然といたしまして、身長や体型、髪型、目の形や色、口元、肌の色、声、勝利時のポーズなど…ゲームクリア後にそれぞれの選択肢がさらに少し増えるかも?(ただ勝利時のポーズはしっくりくるのが少ない…)
もちろん私は主人公を女のかたにいたしまして、外見は『Fate/EXTRA』の主人公さんに似た雰囲気にしてお名前は石川麻美さんことアサミーナ、としたのでございますけれど、体型は指定できても胸の大きさを指定できなかったのがさみしかったかもしれません…いえ、何故だかかなり小さくしかできなかったのが悲しい…(何)
ともあれ、『Fate/EXTRA』の主人公さん同様、素敵で自分の何らかのイメージに合ったキャラを自由に走り回らせることができる、というのはそれだけでも楽しいものでございます…特にこちらは戦闘でも自由な操作ができますからなおさらでございます。
お話のほうは主人公さんがディセンダーとして世界の異変を出会った仲間とともに解決をしていく、というもの…純粋なファンタジーなものとなっております。
敵はラザリスという本来生まれるはずだった世界が人の形を取ったかたなのでございますけれども、彼女もけっして悪い者ではなく、むしろ悲劇のヒロインといった感じでございましょうか…『サモンナイト』のバノッサさんにも通じる悲しさがございます。
エンディングがややあっさりしすぎて描写不足に感じられたのが不満でございましたけれども、ラザリスさんは結局救われたのかどうか…個人的には『まどか』の杏子さんの様にディセンダーがラザリスさんとともに世界樹へ還ってあげたらよかったのでは、と思ってしまうのでございました(何)
そのメインストーリーは完全な一本道でございますけれども、この作品は『ととモノ。3』の様にクエストというものを受けることによりストーリーが進みまして、メインストーリーを進めるために受ける重要クエストというものの他にも様々なサブクエストなどがございまして、そちらで色々なストーリーを楽しむことができますので、あまり一本道という感覚は受けないかもしれません。
また、その『ととモノ。3』同様にエンディング後にも色々なクエストがあり新ダンジョンが現れたりもいたします…むしろクリア後のほうが色々できますかも?
…ただ、先日クリア後要素のダンジョンの奥におりましたダオス氏とユグドラシル氏という二人のボスを倒しまして、その先もう何も起こらないと判断いたしましたのでもうこうしてクリア認定をしてしまいました(何)
システムのほう…まずキャラクター関係でございますけれども、主人公は上で触れました様にキャラメイクをして設定するわけでございますけれども、その他にも色々な職業を指定することができます。
職業とは例えば剣士でございましたり狩人でございましたり魔術師でございましたりガンマンでございましたり、つまりこれにより戦闘時の装備武器や技に術などが全然変わり、色々な戦術を楽しむことができるわけでございます。
ただ、レベルは職業ごとに固定されておりますので、例えば剣士で最大レベルな250まで上げても他の全く使っていない職業に転職した場合レベルが1になってしまうのが悲しいところ…転職したらレベルがリセットされるわけではございませんので、もちろん剣士に戻ればレベルも250に戻ります。
職業によって使いやすさなど全然違いますし、それにレディアント装備という主人公専用の装備のデザインも重要でございますので、このあたりは総合的な好みで選びましょう…ちなみにこの作品は主人公のみ装備品のデザインがそのまま外見に反映されますので、外見にもこだわって装備をするのも楽しいです。
ちなみに個人的に一番好きな職業は、レディアント装備のデザインが素晴らしすぎる剣士でございます…戦闘時の使いやすさでいえば魔術師とガンマンなのでございますけれど(ガンマン、それに聖騎士や双剣士あたりのレディアント装備デザインもかなりよい感じ…)
パーティのほうは主人公は固定といたしまして、残り3人まで入れることができます。
入れられるメンバーは傭兵というものもございますけれど、やはりここは『テイルズ』の色々なシリーズのキャラたちを入れるのが楽しいでしょう…最終的には77人くらいの中から選択することができます。
これだけ多いと多すぎて誰を使えばよいか悩ましくなってしまいますけれど、これもまた自分の好みで使っていけば何ら問題ございません…多少使い勝手のよい悪いはあるかもしれませんけれども、装備品さえしっかりしておけばどの様なキャラでもきちんとした戦力になってくださいます。
ダンジョンのほうは『Fate/EXTRA』や『P3P』に似た感じでございましょうか…つまりミニマップもありそう複雑なわけでもございませんから迷うことはまずないはずでございます。
ダンジョンで出会うモンスターのほうも姿が見えますので対処も可能でございましょう…違うところといえば、一部を除き宝箱がダンジョンから脱出したら復活するということで、これを何度も回収することで装備品を整えたり売却してお金を貯めることも可能でございます。
一部やや凝った仕掛けもございますけれど、きちんと考えれば大丈夫なはず…中盤の鉱山の的の謎さえ解ければあとは楽なものでございます。
戦闘のほうは上でも触れました様にアクションRPG…最大4対4のパーティ戦闘となります。
基本は主人公の操作でございますけれど、主人公をオートにして他の仲間を操作するのも可能…操作方法はそう難しくございません。
戦闘の難易度のほうも、レベルと装備品さえ適正でございましたらどの様な敵が相手でもまず負けることはございませんので、そう難しいわけではございません…ただこの作品のレベルは最大250でございますので、その適正レベルが結構幅広く、レベルが低めでございますと全く太刀打ちできなくなったりもいたしますので注意が必要でございます。
ちなみにクリア後、戦闘の難易度の変更が可能となります…最高難易度の「マニア」なんてこんなのできるのかと当初は思ってしまうのでございますけれど、レベル200程度になりましたら何とかなるものでございます。
その他特筆すべきことは、こちらの作品も『ととモノ。3』同様に装備品の強化が可能ということや、装備品には装備可能レベルというものがありレベルが低いと強い装備は装備できない、ということなどでございましょうか。
あとはやはり『ととモノ。3』同様に色々な称号があるのでございますけれど、結局私は全てを得ることができず、100個中14個埋まりませんでした…いくつかの称号はその前後のものから何をすれば得られるものなのか想像はつくのですけれど(「大泥棒」の次のものはもっとたくさん盗みをしなさいということなのだと思いますし、「コンボ中級者」の次はもっとコンボをつなげなさいということなのでしょう…そして一番下は全ての称号を得られたら得られるはず?)、どうも前作などを持っていないと得られない称号もあるみたい?
ちなみに称号はお飾りではなく、これをつけると様々な効果が得られます…またダンジョンでは料理を作ることも可能で、これを作りますとやはり様々な効果が得られます。
キャラクターにつきましては、主人公は自分の理想のキャラにできますし、また仲間になるキャラたちも『テイルズ』シリーズの色々な作品から様々な人が参加しておりますのでかなりバラエティ豊かでございます。
第一印象はともかく皆さん男女問わずかなりよいかたばかりでございますので、誰を戦闘に加えようかとても迷うところでございます。
あまりにキャラが多すぎますから個々のキャラを紹介していくことはとてもできませんけれども、先日のいちごさんの集会で触れました様に個人的に特に大好きでしたのは素敵なお姫さまなエステルさん、素敵なお姉さまなシェリアさん、そして愉快なノーマさん…この3人を最終的なパーティに選んでおりました。
ただ、本当に皆さん男女問わず微笑ましくよいかたがたばかりでございまして、そのかたがたの様々なイベントは見ていて楽しいものでございます。
残念ながら明確に百合なかたがたはいらっしゃいませんけれども、それは仕方のないところでございましょう。
また男女カップリングなかたが少なからずいらっしゃいましたけれど、そのカップリングもなかなかよいと感じました…個人的に好きなカップリングはカイウスさんとルビアさん、ウッドロウさんとチェルシーさん(これは片想い?)、スタンさんとルーティさん、シングさんとコハクさんあたりでございましょうか…「ガンドコいこう!」なシングさんが結構好き…(何)
そういえば船やダンジョンなどでときどき様々なミニイベントが入るのでございますけれども、それがまた楽しくよろしいものでございます。
…私は『テイルズ』シリーズをしたことがないのでございますけれど、それでも十分に楽しめるものでございました。
イラストにつきましては、シリーズによって結構ばらつきがあったりいたします…基本的にはそう悪くはないかと思いますけれど、違和感を覚えることもあるかも?
グラフィックのほうはダンジョンもキャラも3Dでございまして、『P3P』よりは明らかによい感じながら『Fate/EXTRA』よりはやや劣るかも…それでもかなりよいほうに位置するかと思いますし、不満はございません。
特にアクションRPGでございますのでキャラたちは戦闘ではかなり激しく動きますし、そこがきちんと違和感なく表現できていたのはよろしいものでございます。
システムのほうはアクションRPGとしてはかなり楽しくよい作品ではないでしょうか…個人的にはかなり好きでございます。
内容のほうは、ストーリーは一部(結構?)ご都合的なところが見られたりすぐに忘れ去られてしまう設定があったり(バンエルティア号の機関が世界のエネルギー状況を救う、とか)と色々微妙な点が見られますけれども、あくまで『テイルズ』シリーズの色々なキャラを出すのが目的の作品でストーリーは二の次なのかと思われますし、多少甘い目で見てあげましょう(何)
でも、ラザリスさんについてはもう少し何とかして差し上げてもよろしかったのではないでしょうか…個人的には彼女がメインヒロインかと思いますし(何)
ディセンダーであるアサミーナさんはアドリビトムの皆さんにお会いしたからああなりましたけれど、もしもラザリスさんもアサミーナさんの様な環境にいれば、もっといえばはじめからずっとアサミーナさんと一緒に過ごしていれば、どうなっていらしたでしょうか…。
音楽は色々なシリーズから持ってきているみたいでございますけれども、かなりよろしいものでございまして、さすがでございます…サントラがほしいとさえ思ってしまいますけれど、各シリーズのものを買うのはさすがにちょっと…。
声優さんにつきましてもとてもたくさんのキャラの声優さんをきちんと全員用意しておりまして、かなりの数に及びかなり豪華でございますけれど、不満をあえて言えば、やはり…いえ、やめておきましょう(何)
難易度のほうはダンジョンも結構単純でございますし、問題となる戦闘も理不尽なものはございませんから、そう難しいわけではございません…ちょうどよい、というところでございます。
百合的にはいかがでございましょう、主人公を女のかたにすれば、カノンノという女の子との関係がなかなか悪くない様に見えるのでございますけれど、私は個人的にはラザリスさんとのほうが…他の『テイルズ』なシリーズの皆さんのほうはなかなかそういうかたは見受けられません。
付加要素は購入時に小冊子がついてきたくらいでございましょうか。
ともあれ、この作品は『テイルズ』シリーズをこれまでしたことのない私にもとても楽しめた、とても面白い作品でございました…『Fate/EXTRA』のほうが時間をかけてプレイしておりますけれどそれは周回プレイも含めておりますし、そうではなく1周めでここまで時間をかけてしまった作品も珍しいです。
その『Fate/EXTRA』に『P3P』『ととモノ。3』と本当に間断なくPSPで面白いRPG作品をすることができまして、とても満足…またこれらは全てあのかたにお勧めしていただいた作品でもございまして、あのかたには感謝をしてもしきれません。
…『P3P』に『ととモノ。3』、そして今回の『マイソロ3』と、なぜか私はシリーズものの第3作めのみに手を出す傾向があり…?(何)
今後の流れでございますけれども、今月は『メルルのアトリエ』が発売予定でございますから、それを待つことになるでしょうか。
それまでは今しばらくこの『マイソロ3』をしようと思いまして、まずはアサミーナさんの剣士としてのレベルを最大の250にまでしてみようかなと思っております。
その後はほぼ全てを引き継げることもあり周回プレイをしてみたいところでございますけれど、その際には主人公の職業をレベル最大にしてしまう剣士以外の職業…ガンマンか双剣士か魔術師あたりにしてみようかなと思います(今のところはガンマンな気分でございます)
剣士以外のどの職業もレベル70程度はございますので(魔法剣士のみ100…剣士は現在240程度でございます)、難易度をマニア…はやりすぎでございますからハード程度ではじめてもよろしいかもしれません(ちょうど装備図鑑の中間レベルあたりが抜けているものが多いですし)
パーティメンバーも1周めと同じエステルさんたちを使っては新鮮味もなく、またエステルさんとシェリアさんとノーマさんはもう強くなりすぎておりますから、この3人を使わないというのは少々さみしく感じますものの、別のかたにいたしましょう。
今のところ、回復系はエステルさんやシェリアさんと同じく秘奥義が全体回復でもあるマルタさん、術師系はゲーム終盤で好感度が急上昇いたしましたリタさんを考えておりますけれど、もうお一人、物理攻撃系を誰にいたしますか…ジュディスさん、リリスさん、コレットさん、ソフィさん、プレセアさん、ナナリーさん、ルーティさんあたりが候補に入っておりますけれど、ここからさらに絞るとなりますと…(回復系はティアさんやルビアさんあたり、術師系は「ワイール♪」な子やシャーリィさんあたりという選択肢もあったのでございますけれど、これらは比較的あっさり絞れました)
とはいえ1周めもエステルさんとシェリアさんはどちらかといえば回復系のかたでございましたし、物理攻撃系のかたはそうこだわらなくってもよろしいのかもしれません…回復系のかたは絶対必要でございますし、術師系のかたもいらしたほうが楽なのは確かでございますけれども。
あとは主人公をアサミーナさんのままで行くかどうか…ガンマンにするのでございましたらティアナさ、ではなくティナさんとかに変更するのもよろしい…?
…主人公をティナさん、そしてマルタさんとリタさんときますと、何だかツンデレパーティになってまいります…そうなりますと残りお一人もツンデレなかたにするのもありでございますけれど、思い浮かびません…(何)
以下、とってもどうでもよい気になったことを…。
ジャケットにたたずむ4人の人影でございますけれども、これは右から二人めのアンジュさんは確実といたしまして、他の3人はどなたでございましょう…?
その他の3人は確実なことはいえないのでございますけれども、個人的には一番左のかたはジェイさん、その右はコレットさんに見えるでしょうか…そうだといたしますとかなり不思議な組み合わせでございます(特にジェイさんなんて本編では一番といっていいほど目立たないキャラでございましたし…)
そして一番右にいる人がどなたか解らないのでございました…剣を持っておりますけれど、剣士さんなんていっぱいおりますし…。
あと、そのジャケットはリバーシブルになっておりまして裏側もジャケットにできる様になっているのでございますけれど、そこにいらっしゃるのは二人のカノンノさんはともかくといたしまして(パスカなカノンノさんは…?)アスベルさん、ルークさん、ユーリさん…とここまでは主人公格のかたでございますけれど、あとお一人がなぜかフレンさん…。
しかもその裏側には6人のキャライラストがあるのでございますけれど、そこにはリタさんとうさんくさいおっさんの姿が…つまり何が言いたいのかといいますと『ヴェスペリア』のキャラがものすごく優遇されていらっしゃる印象を受けます、ということでございます(表裏にそれぞれ2人ずついらっしゃるのですから…特に表側にフレンさんまでいらっしゃるのに驚きです)
いえ、別に問題というわけではございませんけれど、それでしたらエステルさんを出してくださればよろしいのに…。
…ちなみに、私の特にお気に入りなキャラの多い作品というのを見ていきますと、上でも触れましたいちごさんの集会で見てみました様にエステルさんやジュディスさんにリタさんを擁する『ヴェスペリア』が一番なのかもしれなくて、ついでシェリアさんやソフィさんを擁する『グレイセス』が次にきそう…?
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