2011年06月26日

少女の瞳は、手にするはずだった未来を描く。

−たとえそれが、己を騙す嘘であったとしても。


昨日は先日届きました『まどか☆マギカ』のアニメDVD第3巻を観てみました。
中盤へ差し掛かる、といったところでございますけれど、この作品は前半から最後までずっと厳しい展開が続きますから、気を抜くことはできません。
…ここまできますと、本当に明るい雰囲気のオープニングに違和感を覚えてなりません(何)

第5話は『後悔なんて、あるわけない』ということで、まずはさやかさんが魔法少女の契約をインキュベーターと交わしてしまわれるシーンからはじまります…悲しいことでございます。
オープニング後は第4話でございました魔女との戦いのその後のお話…被害者の一人でございました仁美さんも無事に学校へいらっしゃっておりまして、平穏な日常が戻ってきておりました。
さやかさんは魔法少女になってずいぶん前向きなご様子で舞い上がっておられますけれど、彼女に降りかかるその後のあんまりな展開の連続を思いますと…。
そのさやかさんは願いを使った件の人物のお見舞いにも行かれますけれど、その件の人物は確かに手も治っており、よかった…の、でしょうか。
件の人物、この時点ではさやかさんにも心を開いて普通に接しており、さやかさんも幸せそうなのでございますけれども…いえ、件の人物なんて個人的には本当にどうでもよろしいです(名前も口にするのも嫌ですので「件の人物」なんて呼んでおりますし…以前購入しましたとある同人誌のあとがきみたいにゴ○条と表現できればどれだけ楽か…/ちなみにその同人誌では伏せ字ではございません/何)
それよりやはり病室のデザインが変…どうしてあんなにデザインの違う椅子がたくさんあるの?(病院も立派過ぎて驚き…)
そして杏子さんも本格的に登場いたしますけれども、新たに魔法少女となったさやかさんを排除する気満々でございます…と、杏子さんの声が今までのコミカライズ版や同人誌でのキャラクターから思い浮かべていたイメージよりかわいかったのでこれも驚き…(いえ、とってもお世話になっておりまして大好きなあのかたもしていらっしゃって以前しておりまして現在2周めをしております『マイソロ3』のナナリーさんあたりの声をイメージしておりましたので…/何)
まどかさんはさやかさんが魔法少女になったことに、マミさんのこともあり不安を覚え、ほむらさんに相談をいたしますけれども…さやかさんのことは諦めろ、なんておっしゃられてしまわれます。
やはりこのあたりの、真意の解らないほむらさんは冷たく感じられてしまいますけれど、その様なミステリアスなほむらさんもまたよろしゅうございます。
その夜、魔女との戦いへ赴くさやかさん…さやかさんのお家もまた立派でございますけれども、その様なさやかさんが心配なまどかさんは彼女に同行をお願いして、一緒についていくことになりました。
さやかさんについていくまどかさんに洗脳の様に声をかけるインキュベーターはこの時点で本当に胡散臭くてよろしくございません。
ともあれ、魔女…ではなくその使い魔の結界を発見したお二人はその中に入り、さやかさんは魔法少女に変身してそれと戦うことになりますけれど、そのお二人の前に立ちふさがったのは杏子さんでございました(たい焼きを食べながら…)
杏子さんはマミさんとは全く違った考えの持ち主でございまして、魔女と戦う理由も人をたすけるわけではなく自分のためというかたで、さやかさんと刃を交わすことになってしまいます。
魔法少女同士の戦いになってしまうわけでございますけれども、それを見ているまどかさんはとてもつらくインキュベーターにそれを止めてもらう様にお願いしますけれど、それでもインキュベーターはそれさえ利用して彼女を魔法少女にしようとされたり、本当によろしくございません。
ここでほむらさんが現れお二人の戦いに介入…というところでこのお話は終わりでございましたけれども、ほむらさんが現れたのはやはりさやかさんをたすけることを理由にまどかさんが魔法少女になってしまうのを防ぐため、ということなのでございましょう。

第6話は『こんなの絶対おかしいよ』ということで先のお話の続き、ほむらさんがお二人の戦いを阻止し、杏子さんが立ち去っていかれました。
何度忠告しても魔法少女の戦いに介入しようとするまどかさんにほむらさんは呆れ気味…彼女の真意を思えば、苛立たれる気持ちも解ります。
さやかさんとインキュベーターとの会話で杏子さん以上の才能や力の持ち主としてインキュベーターはまどかさんの名をあげ、さやかさんに彼女が魔法少女になる様にお願いしてもらおうとしておりました…さやかさんはもちろん断りましたけれど、よくない異生物でございます。
一方、ゲームセンターで遊ぶ杏子さんにほむらさんが接触、この町を杏子さんに任せる代わりにさやかさんのことは自分が対処する、とおっしゃられます…これもまたさやかさん絡みでまどかさんが魔法少女になるのを防ぐため、でございましょうか。
ここでワルプルギスの夜という魔女の存在が明らかになりますけれど、杏子さんもお名前は知っていたご様子ですし、存在は知られている魔女なのでございましょうか…?
そしてそのさやかさんたちは昨日の戦いの現場へきておりまして、まどかさんはさやかさんに杏子さんと和解のための話し合いをしてもらおうとしてもらいますけれど、さやかさんは取り合ってくださいません…本当に、杏子さんとさやかさんの出会いは最悪でございまして、それが最後にはああなるのでございますから、人の縁とは解らないものでございます。
また、さやかさんが色々気負いすぎていらっしゃることもあり、まどかさんにも色々強く当たってしまわれます…今後の展開が解っていなくても、このあたりのさやかさんは見ていて危ういです。
その夜、まどかさんはお母さんに色々ご相談をされたり会話をなさりますけれど、この様なシーンすら最終話を思うと悲しくなるのでございました(何)
一方、件の人物は恩人であるさやかさんに何も言わず退院…ずいぶんひどいことですけれど、それでも家から聴こえるその人物の演奏が聞こえただけで彼女は満足なご様子…。
その様なさやかさんの前に杏子さんが現れますけれど、他人のために魔法や願いを使ってもろくなことにならない、というのは…悲しいことに、さやかさんと杏子さんご本人がそれを証明しているのでございました…。
ここでの杏子さんはかなりひどいことを言ってほむらさんの提案を無視してさやかさんを挑発、戦うことになる…と、その直前にまどかさんが現れ、さやかさんを止めるために彼女のソウルジェムを奪い取り投げ捨ててしまわれました。
ソウルジェムはトラックに乗ってどこかへ行ってしまいますけれど、すぐにさやかさんは意識を失い死んでしまった様になってしまわれました…。
ここでインキュベーターからソウルジェムと魔法少女の関係について語られますけれど、ソウルジェムが魔法少女の本体であり、肉体のほうは所詮ただの外付けのハードウェアでしかないそう…。
インキュベーターの役割を簡単に説明する異生物でございますけれど、まさに悪魔…その真実を知ったまどかさんは嘆くしかなく、杏子さんは苛立たれますけれど当然のことでございます(このときのインキュベーターの言葉は隅から隅まで苛立たしく、杏子さんでなくとも怒り狂ってしまうかと…)
幸いさやかさんのソウルジェムはほむらさんが拾ってきてくださったので事なきを得たのでございますけれど、全くインキュベーターは本当に最悪の異生物でございます…。
…でも、その理論からしますとマミさんだって無事のはずでございますけれど…?(ソウルジェムを首より上につけていたとも思えませんし)

この巻のメインは杏子さんとさやかさんの対立、でございましょうか…本当に、当初のお二人は最悪の出会いから険悪な関係でございまして、関係が良化するなんて様子は全く見られませんでした(以前読みました、片方の子が杏子さんに似ていらっしゃる『ハナレビの楽園』も当初二人の関係はよくございませんでしたけれど、杏子さんとさやかさんほどではございませんでした…)
今後どうなっていくのか、お二人の関係は楽しみに見ていきたいところでございますけれども、第6話の最後から展開がさらに重くなってまいりまして、観る分にはつらさが増してまいります。
インキュベーターは順調に憎々しさが増してきております…これでも十分な憎々しさを誇っておりますのに、今後さらに増すはずなのでございますからとんでもない異生物でございます。
ともあれ、引き続き杏子さんの活躍を見守ってまいりましょう(何)
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