□ねこむすめ道草日記(6)
■いけさま
○イラスト評価:★★★☆☆(3.3)
○内容評価:★★★★☆(3.8)
○百合度評価:★★☆☆☆(2.4)
○総合評価:★★★☆☆(3.4)
こちらは過日『まんがなもり』などとともに購入をしましたもので、過去に既刊を読んでおりますことから購入をしましたものとなります。
コミックスとしましては『ちょいあ!』や『まんがの作り方』などと同じものとなります。
…先日その『まんがの作り方』の新刊を読みました際にこちらの作品のことを強く思い出したために、他の並み居る百合的に高い作品を押しのけこちらを先に読んでみました(何)
内容としましては、山に囲まれた地方の町、渋垣市で人間にまぎれて暮らす妖怪たちを描いた作品となります。
と、説明がやはり以前読みました第5巻の感想と同じとなってしまいましたので、登場人物の説明などは省略をいたします。
この巻でも相変わらず人間の世界の中で生きる妖怪たちの微笑ましい日常を描いておりまして、今回は泳げない子供に河童が泳ぎを教えてあげたり、深夜に妖怪がラジオを放送していらしたりしていらっしゃいました…今回特に愉快でよろしかったお話はその2つでございましょうか。
また、第5巻の感想でも触れました様にこっくりさんが霊感の強い女の子を気にしていらっしゃいまして、その女の子の恋を応援していらっしゃるのでございますけれども、でもそのこっくりさんと女の子自体の関係もなかなかよろしく、あと一歩のところではございましたけれども、百合的に見えないこともなく…?
百合的に云々といえば、雪女の主従の旅のお話もよろしいものでございました…でも、この作品は本当に百合的に云々ということでなく、純粋に微笑ましいお話として楽しく読めるものでございます(百合を度外視してそういう方向で楽しんで購入している作品としては、他に以前読みました『よつばと!』などがあるでしょうか。
また、今回はコミックにおまけがついてきておりました。
…それがこちらの小冊子となりまして、一応オリジナル同人誌と書かれておりましたら同人誌なのでございましょうか。
こちらは今日の日誌のタイトルにもいたしました『喫茶 狐狸狐狸』という狐と狸な女の子が働く喫茶店を舞台にしたお話でございました…一応『ねこむすめ道草日記』とは同じ街を舞台にしているご様子でございます。
こちらもこちらで微笑ましくよろしいお話でございました。
…そう、先日読みました『まんがの作り方』にもこの様なかたちで「オリジナル同人誌」と書かれた小冊子がついてきておりまして、その際にこちらの作品のことも思い出してこうして優先して読んでしまったのでございました…どちらも同じリュウコミックスでございますし、そこでは最近こういうのがはやっていらっしゃる…?
イラストのほうは悪くございません。
百合的には上で触れました感じでいくつか悪くないところがあるのでございますけれども、そう気にしなくてもよろしいかもしれません。
ともあれ、こちらは相変わらず微笑ましさを前面に押し出したよろしい作品でございました…第7巻は2011年の冬に発売するそうでございますし、のんびりと待つことにいたしましょう。
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