□空想画廊
■水上カオリさま
○イラスト評価:★★★★☆(3.5)
○内容評価:★★★★☆(3.5)
○百合度評価:★★★☆☆(3.0)
○総合評価:★★★☆☆(3.4)
こちらは過日みとせのりこさまのCDなどとともに購入をしましたもので、何となくよさそうでございましたので購入をしましたものとなります。
コミックスとしましては『ストパニ』や『やまンこ!』などと同じ電撃コミックスとなります。
こちらの作者さまは以前購入をいたしました『St.Cecilia's』という百合的にもよき同人誌を描かれたかたで、また以前触れました『百合天国』の表紙イラストを描かれていらしたりと、なかなか百合とのつながりの感じられるかたでございます。
内容としましては、歴史ある女子校にて起こる不思議な出来事とそれに巻き込まれる女の子を描いたお話となるでしょうか。
主人公のみのりさんはその女子校に中等部から入学したのでございますけれども、その際に祖母から何かお守りを背中に描かれ、さらにどの様なことがあっても高等部の夜の美術部へ行ってはいけない、と言われました。
その祖母はみのりさんの高等部入学を待たずして亡くなられてしまわれたのでございますけれども、みのりさんはその言葉を忘れず夜の美術室へは近寄りません…というより学校の教師たちが積極的に夜の美術室へ人を入れない様にしておりまして、たとえ文化祭の準備が遅れていようと課題が遅れていようと生徒をはやく帰す様にしているのでございました。
ただその様な教師の態度に憤慨されてしまった、それに色々怪しいと感じられたみのりさんの親友の奈々さんが夜の校舎へ忍び込んでしまわれ、みのりさんはその後を追うことになってしまいました。
奈々さんとは無事に合流はできたのでございますけれども、夜の校舎は物の怪たちの跋扈するおかしなことになっておりましてお二人はそれに襲われてしまわれますけれど、こうなることを予見しておりました祖母が残しておりましたお守りがフクロウになってみのりさんを護ってくださいました。
その物の怪を操っていらしたのは美術室にいらした、絵の天才と謳われた、けれどはるか過去に学校を卒業されている槙野冴さんという少女の霊、というわけでもないのですけれども、ともあれ残留思念が姿を持った様な存在でございました。
流れからみのりさんはその冴さんのお友達になることになってしまいまして、この先奈々さんとともに学校の色々な不思議に巻き込まれていってしまうことになるのでございました。
と、何だかずいぶん解りづらい説明になってしまいましたけれども、要するに学校で発生する色々な不思議にみのりさんが遭遇し、そして解決していくお話ということになりまして、以前読みました『学園ナイトメア』の序盤などに似た感じでございましょうか。
ちなみにみのりさんも奈々さんもいかにも清楚なお嬢さまといった雰囲気の割には口調はちょっと荒めなところもある、そして奈々さんは結構活発なかた…一方の冴さんは美少女なのですけれどもちょっと性格に難のある、けれどみのりさんと接しているうちに少し変化があり、それが最終話のあれに繋がったのでございましょう。
不思議なお話はその美術部の謎、音楽室の呪いの楽譜、誰かにかける呪いのお話…と、最終話の冴さんのお話を除くと3つしかエピソードしかなくって、ちょっとさみしゅうございます…。
いずれのお話も背景を少し見ると作品の雰囲気の割に意外と怖くなっておりまして、美術部のお話はどうも過去に毎年行方不明者を出しているみたいで、楽譜のお話も似た様なものでございますし、呪いのお話は…呪いをかけていらした少女は、襲われた後の描写はございませんでしたけれど、おそらく殺されてしまわれた…?
そう、このお話はこの1冊で完結…お話は基本的に1話完結でございますからその最終話をもう少し先延ばしにすればまだ続きは書けた感じがいたしまして、少し残念でございます…。
イラストはなかなかよきものでございます。
百合的にはそう百合々々しいところはないのでございますけれども、舞台が舞台でございますし、またみのりさんと奈々さん、みのりさんと冴さんの関係もなかなかよろしいものでございました。
ともあれ、なかなかよい雰囲気の作品でございまして、それだけにこの1巻で終わり、というのが少々さみしく思えてしまうのでございました…。
…なんとなくこのかたの作品の雰囲気には、この作品と同時にCDを購入しておりますみとせのりこさまがよく似合いそうなイメージがあるのでございますけれども…(何)
昨日は先日購入をいたしました『スズノネセブン!』を少し…1時間ちょっとくらいやってみました。
舞台は魔法が存在し魔法の学校も存在するもののそれ以外はいたって現代の日本が舞台になっておりまして、スズノネ魔法学園という魔法の学校に通う皆さんの物語…魔法は全ての人が使えるわけではないみたいで、そのあたり昨日の日誌でゲームのことも思い出しました『学園アリス』などと同じ感覚、と思えばよろしいのかもしれません。
その学校は魔法を使える人たちのための魔法科と、魔法が使えない人でも入れる魔法工学科という2つの科がございまして、主人公は後者の生徒…つまり魔法は使えない模様でございます。
そして、お話のほうはその学校で成績の特に悪い7人が1ヶ月の強化合宿に入る、というもの…もちろん主人公もその7人の中に含まれているわけでございました。
…でも、その7人の中で純粋に成績面で問題のある人はおバカな兄妹のお二人だけっぽい…兄妹揃ってワースト7に選ばれるなんてとんでもないおバカということになってしまいますけれども、でもこのお二人は愉快でよいかたがたではございます。
昨日はその7人が集結し、そして魔法の実演を見せてもらったりしたところまで進めたわけでございました。
昔はよくいたしました非百合で男性主人公なギャルゲーでございますけれども最近はめっきりしていなかったこともあり少し不安感もあったものの、実際にしてみまして、第一印象は…かなりよろしゅうございました。
まずキャラクターたちにつきましては、今のところ男女問わず悪印象な人はおらず、皆さんよろしいかたではないでしょうか。
主人公の幸村さん…この様なお名前ですから作中でももちろん真田幸村こと真田信繁に繋げた戦国ネタが使われておりましたけれども、ともあれ彼はなかなかまともなキャラクターで少し安心…いえ、あまりに癖の強い人物でしたら拒絶反応など出る可能性もございましたから…。
その他の登場人物は、上で触れましたおバカな兄妹の兄以外は今のところ全員女の子ばかり…いえ、ギャルゲーでございますのでそれは当然なわけでございますけれども。
今のところ個人的に特に好印象なのはちょっとツンデレな気配も見えるお嬢さまな柚子里さんと、主人公の幼馴染でもございまして上で触れましたおバカな兄妹の妹さんに当たられる美奈都さんでございましょうか…前者のかたは色々と素敵な雰囲気を放っておりまして、後者のかたは明るくさばさばした、そして愉快な性格がよろしゅうございます。
ただ柚子里さんルートを目指そう、という気にはあまりならなかったりもしまして…いえ、彼女には同じくワースト7に選ばれた莉里さんという女の子がつき従っておりまして、見ようによっては百合にも感じられなくもないそのお二人の間に入るのはかなり気が引けるのでございます…(このあたり『メモオフ2』で鷹乃さんルートに行きたくなかった気持ちに似ている…/何)
でもあのかたのお話ではそう気にすることはないということでございますので、やはり一番よいと感じた彼女のルートを目指すのが一番なのかも…?
もしもどうしても柚子里さんルートへ行く気にならなかった場合は、よほど色々な印象が変わらない限りは美奈都さんルートを目指そうかな、と…いえ、彼女に関しましても、このまま愉快な親友の関係のままでいいのでは、という気持ちが強いのが悩ましいところではございますけれども。
でもでも、あのかたにおうかがいしたところによりますと、お話ではちょっと黒そうなところも感じられるすみれさんのルートが一番よいそうでございますので、そちらを目指してみますのもあり、かも…?
そういえば、ジャケット裏や説明書でメインヒロイン扱いをされている2人のキャラがいるのですけれども(声優さんもそのお二人だけあれでございましたし/何)、そのお二人ともが現在のところ未登場でございます…あとはこのお二人の印象次第、というところでございましょうか。
…そして、全員分のエンディングを目指すかどうかも問題…私って特に気に入ったキャラが出た場合、そのキャラ以外のルートに行くのがしのびなくってその子のルートのみでクリア認定を出してそれ以上しなくなってしまう傾向がございますので…(以前廉価版をしております『アオイシロ』や『SNOW』みたいに段階を踏まないとエンディングに到達できないキャラがいる作品は問題でございますけれども…)
お話のほうでございますけれども、全体的にコメディな雰囲気が流れておりましてとても楽しゅうございます…そういえばギャルゲーってこういう愉快な、笑えるという意味で面白い作品が昔していた頃から多いものでございましたっけ。
私自身シリアス続きなお話よりもこういう楽しい雰囲気のお話のほうが好きでございますから、これはよろしいことでございます。
それに特に不快になる様な微妙なネタや表現などもなく一安心…と、そういった面はあのかたがお勧めをしてくださった作品なのでございますから大丈夫でございましょうか。
イラストのほうは、私が過去に手にいたしました様々なギャルゲーと比較をいたしましてもかなりよろしいものでございまして、これはかなり満足ができるものでございました。
声のほうも悪くなく、音楽のほうは良くも悪くもないといったところでございましょうか。
ともあれ、楽しめる作品だということは解りましたので、この作品同様にとってもお世話になっておりまして大好きなあのかたがお勧めをしてくださり以前1周めをしております『マイソロ3』の2周めともども、のんびりと進めていこうかと思います。
…何となく、この『スズノネセブン!』が終わりましたらずっと以前にしております『学園アリス 〜きらきら☆メモリーキッス〜』をもう一度してみたくなってきましたかも…いえ、ちょっと舞台が似ているイメージがございまして…(何)
と、今後購入予定の作品たち…工画堂スタジオさま系列なPSPの2作品、『白衣性恋愛症候群』と『白銀のカルと蒼空の女王』につきまして、以前購入をしております同じく工画堂さま系列のPSPソフト『アマネカ』に倣いましてソフマップというお店の通販で両者とも限定版を予約してみました。
今後も新作ゲームはいっそのことここで予約をいたしましょうか…ほぼ確実に発売日当日に届きそうな雰囲気でございますし(とりあえずは『なのは』第2作や超次元なゲイムをどうするか、というところ…?)
【(更新終了)百合(かも?)作品感想の最新記事】
うゅゅ♪
みゃ、作品をお読みになられたみたいで♪
中々良さげで気になりますの♪
百合的にも見えなくもにゃい?
奇伝ぽい感じでしょうか?
みぃ、例のゲームを早速プレイしてるみたいで♪
お気に召して頂けたみたいで、何よりですん☆
ただ…私の感覚は可笑しいですので過度な期待は禁物ですん!(何)
因みに、最新作の主人公の名前はケイジと言います。
漢字は違いますけど、スタッフの中に戦国好きがいらっしゃるのかも??
スズノネは基本的にラブラブ物ですので…けれど彩葉たんの好きなお二人のシナリオはシリアス寄りかも?(何)
因みにトアたんと真夜さんは追加キャラですので、途中の選択肢で要先生の代わりに【迎えに行く】を選択しませんと一切物語に出てきませんにゃ;
逆に【迎えに行く】を選ぶと他のキャラのフラグとは関係無しにその2人のどちらかのルートに入る事になりますの!
因みの因みに、
私は最初それを知らずにトアたんをクリアしましたの♪
ツンデレになりきれていないツンデレで可愛かったです♪
うにゅ、のんびりとすると良いですの♪(何)
でわでわ♪
シャッス!です♪
ふにゃ、こちらではお久し振りでございます…♪
はい、こちらの作品は色々百合と縁のあるかたが描かれておりましたし、なかなかよろしいものでしたかと思います♪
例のゲームは『メルル』を積みゲーに回してやってみております…まだまだ少し進んだだけではございますけれども、なかなか面白いものかと思います♪
はわ、そんな、私も人のことは言えない感覚でございますから…!
なるほどです、そういえば仁乃さんの名前の説明も妙に渋かったですし、そういう方面がお好きなかたがいらっしゃるのかもですね…。
この手の作品では途中にシリアスモードがあるのはある程度仕方のないことでございましょうか…でも最後がハッピーエンドでございましたら…♪
何と、追加キャラでございましたか…ものすごくメインっぽい扱いをされておりますのに…。
その一つの選択肢次第でどうなるか決まるとのことで気をつけておきます…!
なるほどですの…まずは気になるあのかたのルートへ行って、2周めでその1周めでは登場すらしないかたがたがどの様なかたか確認してみる、というのがよろしそうでございますね…。
…全員分のエンディングは見たほうがよろしそうでございましょうか?(何)
はい、ありがとうございまし…♪
お姉さまものんびりされてくださいまし…♪