この一迅社さま、7月発売予定に確かに入っていたはずの『ゆきの咲くにわ』第3巻をカレンダーから除外してしまっておりますし、以前からそうでしたながら、どこまで信用していいのか解らない状態でございます…(『ゆるゆり』の件は虎穴通販のほうにも書かれておりましたのでそうみたいでございますけれども)
ただ、そのカレンダーを信じるのでしたら『ゆるゆり』のアンソロジーは当初の予定通り今日発売となるみたいでございます…第7巻のほうも『ゆきの咲くにわ』の様に「なかったこと」にされたわけではございませんので、悪くてもその日に発売してくださると信じましょう。
…『ゆきの咲くにわ』は出るのでございましょうか。
では、先日読みましたコミックの感想です。
□こいごころ -短編作品集-
■月石さま
○イラスト評価:★★★☆☆(2.6)
○内容評価:★★★☆☆(3.4)
○百合度評価:★★★★★(4.8)
○総合評価:★★★☆☆(3.4)
こちらは過日色々なコミックとともに購入をいたしましたもので、帯に百合と明記されておりましたので購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては一緒に購入しております『だいすきっ -ひかるとさくら-』と同じものとなっております。
内容としましては、タイトルどおりいくつかの短編をまとめて収録したというコミックとなっております。
このコミックの作者さまは上でも触れまして先日読みました『だいすきっ -ひかるとさくら-』と同じかたでございまして、同じコミックスで2つの作品が同時に刊行された、というわけでございます。
そちらの作品には帯に「王道百合漫画」と書かれていたわけでございますけれども、こちらの帯には「本道百合漫画」と書かれておりまして、収録作品はいずれも百合なものでございます。
また、これらの短編はかつて同人誌で発表されたものを集めたらしく、いわゆる総集編となるコミックになるでしょうか…そうした同人誌でかつて出たものが普通のコミックとしてまとめられたものとしましては以前読みました『Girlish Sweet アタシノ彼女』や以前読みました『きもちのかたち』がございましたっけ(さらに古い記憶をたどりますと以前読みました『ゆ・め・の・は』や以前読みました『Diamond9!』に以前読みました『学園Like Love Life』あたりもそうしたものとなるみたいでございます)
…ちなみに、オリジナルな百合同人誌を通販で結構探索しているつもりの私でございますけれども、こちらのかたの作品はこれまでお見かけしたことがございませんでした…委託はされていらっしゃらなかった?
お話のほうは、ということでいくつかの短編が収録されたもの…基本的にはやはり百合の本道らしく学園ものが多かった印象があるでしょうか。
それでも働く女のかたのお話や、あるいは子供とアンドロイドなメイドさん、といったお話もございまして、バリエーションは結構豊富でしたかと思います。
また、上で触れました同じ作者さまの『だいすきっ』もそうでございましたけれども、ほぼ全てのお話に過激要素が含まれていて、描写としましては以前読みました『Girls Love』並に過激な、同人誌でしたら確実に年齢制限がつく程度のレベルとなっておりますので(この作品自体には年齢制限はないのでございますけれども)、読む際は注意が必要かもしれません。
ちなみに、個人的に一番好みでしたお話はお互いのことが好きなのに相手の気持ちに気づかず一時はすれ違いをしてしまったもの最終的には結ばれる『キセキミタイナコイ』でございましょうか…このお話は唯一過激な描写がなかったり、また男が出てきたりと色々この短編集の中では例外項目が多いのでございますけれども、それでもよいものはよろしゅうございます(多分これはかなり百合の本道を往くお話ではないでしょうか)
イラストは普通でございます。
百合的には過激さな成分を除きましてもよろしいものでしたかと思います…帯に「本道百合漫画」なんて書いてあるくらいでございますから。
ともあれ、やや過激な描写が目につきますけれども、そうした描写が気にならなければ悪くない作品ではないでしょうか…ただそうしたものでございますから18歳より下のかたにはあまり読ませたくはないかも…?
…って、作品の評価点数や後半の説明が『だいすきっ』とほぼ同じとなってしまいましたけれども、これは手抜きというわけではなく、同じ作者さまが同時に出した作品なのでございますから、ある程度は仕方のないことかと思われ…(何)
とってもお世話になっておりまして大好きなあのかたにお勧めしていただいて購入をいたしました『スズノネセブン!』のほうは昨日ものんびり進行…引き続き柚子里さんルートでございます。
今回はまず主人公さんが相手の魔法を無効化できるアイテムのアイデアを思い浮かびまして、それを実行したりされるわけでございますけれども、その先…とんでもないことが発生いたしました。
つまり、私が予想をいたしました様に柚子里さんの危機に際しまして彼が桃子さんのカードの影響で魔法を発動させる、というわけなのでございますけれども…それだけでございましたら予想通りだったのでございますけれども、さすが物語を考えるかたもしっかり考えていらっしゃるといいますか、私の予想の斜め上を行く展開となっておりました。
つまり、まず柚子里さんが危機に陥る戦いというのが例の炎の犯罪者相手ではなく、名前も顔もないコンビニ強盗相手でした…ちなみに炎の犯罪者は保村正道(でしたっけ?)と名前もあり立ち絵もございます。
そして、主人公さんが魔法を発動させた際、何と彼の姿がインキュベー…いえ、魔法少女の使い魔の様な姿に変化してしまったのでございます。
それが桃子さんのカードの効果でしたみたいなのですけれども、これにはさすがにちょっと「…え?」となってしまいました。
さらにその姿がなぜかディスペルでなかなか解除できなかったのですけれども、ここにも代官山一族の影響がございまして…やはり色々と恐ろしい一族でございます。
でもなかなかディスペルが効かなかった影響もございまして、柚子里さんと主人公さんは見事結ばれたのでございました。
また、主人公さんが魔法を使え、さらに柚子里さんの一番の願いでございました使い魔がほしい、という願いも叶ったということもあり、翌日には課題に合格を出してもらえめでたしめでたし、なのでございました。
…ここではじめて学園長が姿を見せましたけれど、さすが代官山一族のボスだけございましてこれまた胡散臭いご老体…(何)
と、これでめでたしめでたしではなくって、炎の犯罪者問題が残っておりました。
この炎の犯罪者、かつて莉里さんのご両親を殺めておりまして、それが柚子里さんをして彼に執着させる理由の大きな一つだったわけでございます。
彼との決着の過程で莉里さんに課せられた課題の内容も解りましたけれども、ともあれこの彼との決着イベントは柚子里さんと莉里さんの絆の深さを感じることができてよろしいものでございました。
それで今度こそめでたしめでたし…その後合宿終了パーティの最中に挑戦状が叩き付けられたり、またラブラブなお二人のお姿を見られたりもいたしましたけれども、最終的には柚子里さんたちの数年後のお姿まで見られてハッピーエンドだったのでございました。
あ、ちなみにセブンの皆さんは柚子里さんと莉里さんに主人公さん以外の皆さんも全員合格となっておりました…仁乃さん、自力で魔力暴走を何とかできたのでございますね…(何)
…ところで、柚子里さんと莉里さんが2年生で学校を卒業となっておりましたけれど、ここはそういうシステムになっているのでございます?
ということで柚子里さんルート、無事に終了でございます。
ちょっと個人的にはこのルートはすっきりできなかったといいますか、胸の痛みの残るものでございました…いえ、莉里さんが本当に、明らかに百合的によろしい感じでございましたので、そこに主人公さんが割って入ってしまった、というのが…。
百合大好きな私としましては、やはりそういう女の子がおりますとそちらを応援してしまって、例え主人公でも男が邪魔と感じてしまうのでございました…いえ、主人公のキャラ自体は悪いかたではなく、もともとそういう百合を思わせるかたが存在しなければその様なことはもちろん気にしないのでございますけれど、いる以上はやはりそう考えてしまうのでございました…。
ですのでやはりこういうかたのいるルートは避けたほうがいいのかな、とも思えますけれども、このルートで見ることのできた莉里さんと柚子里さんの絆を感じさせるエピソードは他のルートでは見ることができなかったでしょうし、なかなか難しいところではございます。
ちなみに、柚子里さんというキャラクターはやはりよろしいかたで、またお話自体は悪くなく、シリアスなところはシリアスながら全体的には面白い雰囲気でございました…気になった伏線も見事に全て回収されておりましたし、そういう意味では不満はございません。
ともあれ、他の皆さんはそういう百合なことを考えなくてもいいはずでございますから、もっと気楽にいけるはずでございます…引き続き2周めをしてまいりたいと思います。
その2周め、どなたのルートで行くかでございますけれども、どうもこれまで姿の一つも見えなかったぽっと出のかたを目指す気にはならなくって(何)、やはりまずはセブンのかたがたからすみれさんか仁乃さんかのどちらかで2周め、3周めといこうかなと思っております。
その後、そのこれまで姿の見えないお二人のルートへ行ってみようかと…やはりかなりよいキャラだと感じております美奈都さんのルートにつきましては、今の関係のままが一番いいのではという気持ちが強くって、百合的なことが引っかかった柚子里さんルート同様に難しいところでございます(行くといたしましても一番最後に回そうかと思います…姿の見えなかったお二人も両方のルートを見るかはまだ確定ではございませんけれども)
…しかし、すみれさんでございますか…彼女もそうでございますし姉や祖父など、代官山一族は恐ろしい人たち、というイメージがもう固まりましたから、どうなるでしょうか(何)
ちなみにエンディング後、タイトル画面にCGモードとサウンドモードが現れました…と、これは基本でございましょうか(何)
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