□ゆるゆり コミックアンソロジー
■アンソロジー
○イラスト評価:★★★☆☆(3.3)
○内容評価:★★★★☆(3.5)
○百合度評価:★★★★☆(3.5)
○総合評価:★★★★☆(3.5)
こちらは先日『百合姫』などとともに購入をいたしましたもので、色々と気になりましたことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスといたしましては百合姫コミックス…ではなくて主にアンソロジーばかりを出しているレーベルとなるみたいでございます。
内容としましては、以前読んでおりましてまたアニメにもなりました『ゆるゆり』という作品のアンソロジーコミックとなっております。
これまで以前読みました『Aチャンネル』のアンソロジーコミックなどきらら系の作品などはよくこうしてアンソロジーコミックも出ておりましたけれども、まさか『ゆるゆり』で出てくださる日がやってくるなんて…以前同人誌で『ゆるゆりあんそろじー!!』という作品を購入しておりますけれども、普通のコミックで出てくださるとは感慨深いものでございます(いえ、その時点で同人誌が出ていたことも驚きなのではございますけれども)
今回参加していらっしゃる作家さまで私がコミックなどを持っているかたといたしましては、作品の掲載順に『百合姫』で『ふ〜ふ』を連載していらっしゃる源久也さま、以前読んでおります『える・えるシスター』の邪武丸さま、以前読みました『ふたりずむ』の古居すぐりさま、以前読みました『すこやかパラダイムシフト』のすこやかさま、『百合姫』で『きものなでしこ』を連載していらっしゃいます八色さま、以前読みました『それでもやっぱり恋をする。』などの倉田嘘さま、以前読んでおります『レンアイ女子課』などの森島明子さま、以前購入いたしました『まんがなもり ゆるゆりSpecial』で作品を掲載していらしたりこのアンソロジーと同時に購入をしております『百合姫』でアフレコレポートを描いておりましたねこ太さま、以前読んでおります『もっと!委員長』の内村かなめさまがいらっしゃり、また巻頭のカラーイラストのほうには以前読みました『妖怪学園記』のきむるさまがいらっしゃいました。
やはり一迅社さまから出たコミックということで、作者さまのほうも百合姫コミックスやぱれっとコミックスのほうでおなじみのかたがたが多く見られたでしょうか。
お話のほうはアンソロジーなので色々なお話がございますけれども、原作がゆるい雰囲気の作品でございますから、アンソロジーもそうした雰囲気のお話がほとんでございましたかと思います。
やはり一番お話の配分が多かったのはメインの4人ではございますけれども、これはもうお約束といいますか、あかりさんは総じて影が薄くなっておりました…そういえば、このアンソロジーの表紙絵も主人公であるはずのあかりさんが一番小さいですし…。
あとはもちろん生徒会の皆さんのお話もございます…数は少ないながらも向日葵さんと櫻子さんのお話もございまして、このお二人が最近一番大好きな私といたしましては一安心でございました。
ということでやはり基本的には原作のゆるい雰囲気をそのまま保った作品がほとんどではございましたけれども、他のアンソロジーでもそうでございました様に、こちらでも原作に較べて百合な雰囲気は幾分増していらしたかと思います。
特に目についたカップリングといたしましては結衣さんと京子さん、綾乃さんと京子さん、それに向日葵さんと櫻子さん、といったところ…原作では結衣さんとちなつさん(というよりちなつさんの一方的な片想い?)が目立っている印象がございましたけれども、こちらは京子さん関連が目立ちましたかも?(もちろんそのちなつさんのお話もございます)
イラストはアンソロジーでございますので玉石混淆でございましたけれど、全般的に悪くはございません。
百合的にはお話にもよりますけれど、やはり原作よりは感じられたかなと思います…カップリングにつきましては上で触れました感じでございます。
ともあれ、原作のイメージをよく守っていらっしゃいましたし、悪くないものでしたかと思います…原作の第7巻やアニメのほうも楽しみにいたしましょう。
…あと、巻末に7月22日発売のぱれっとコミックスの紹介があったのでございますけれども、ここにも『でらぐい』第3巻はあって『ゆきの咲くにわ』第3巻は存在いたしませんでした…『ゆきの咲くにわ』はもう発売延期となった、ということでよろしいのでございましょうか…。
とってもお世話になっておりまして、けれどとってもご迷惑をおかけしてしまって申し訳のないあのかたにお勧めをしていただけました『スズノネセブン!』のほうは昨日もゆったり進行…仁乃さんとともに静穂さんの開発する魔導ドライブのプロジェクトに参加することになったわけでございます。
でも主人公さんはともかく仁乃さんがすることといえばこれまでどおり要先生とともに魔力を制御するための訓練を行う、ということで彼女は少しがっかり気味…そこへ至るまでのやり取りがまた愉快でよろしいものでございましたけれども。
そうはいいましても魔力を制御できる様になれば夢でした箱舟を飛ばすということが現実になるわけですから、仁乃さんも張り切ります。
その夢について、母親がどう思っていらっしゃるかについても仁乃さんが語ってくださいましたけれども、あそこまで諦め気味になってしまわれているということは、過去によほどのことがあったとしか思えません。
さらに、仁乃さんが母親にそのプロジェクトのことをお伝えした際に大反対をされてしまい喧嘩状態になってしまわれたのですから、なおさらなことで…もしかいたしますと、仁乃さんの魔力暴走の原因は過去の箱舟プロジェクトに関係しているのでございましょうか…?
でも、結局昨日はその仁乃さんの過去に何があって魔力が暴走する様になったのか、ということについては全く解りませんでした。
お話のほうは、主人公さんが魔力蓄積デバイスのデザインをセブンの皆さんと考えたりもなさりましたけれども、ここのやり取りもまた愉快…仁乃さんの母親からの電話も直接かかってまいりましたけれども、どうも電話魔のご様子?
その仁乃さんの母親、菜乃さんは主人公さんに仁乃さんがプロジェクトに参加するのをやめる様に説得してほしいとお願いしてきたわけでございますけれども、逆に説得されることになりました。
その菜乃さんがお二人の関係を聞いてきたときに主人公さんははっきり「友達です」と断言されたりと、この時点にいたっても主人公さんは仁乃さんのことを明確に意識していらっしゃらない様に見えたのでございますけれども、それは私の目が節穴でしたみたい…いえ、でも主人公さんの心理描写にも直前までその真意など語られておりませんでしたのに…。
ということで、主人公さんの何気ない一言が原因で混乱の極みに達してしまっていた仁乃さんを見るに見かね、本当は課題達成後にしようと思っていた告白を、その時点ですることにしたのでございました(そう、もうかなりはやい時期から恋心は意識していらしたみたい…?)…確かに、あの段階までいってしまったら一歩進むしかないでしょう。
その告白を受けた仁乃さんは泣いて喜んでおりまして…仁乃さんに関しましてはルートに入るまでは特に強い印象のない子だったのでございますけれども、素直で一途でかわいらしくって、天然なところも含めかなりよい子で好感度が急激に増してきております。
でも、その告白シーンも最後は真さんの妨害で笑ってしまう展開で終わっておりましたし、このルートって今のところかなりコメディ分が強い印象がございます…いえ、仁乃さんご自身とても微笑ましいかたでございますし(さらにお二人の関係も見ていてとても微笑ましくてよろしいものでございます)、そんな全般的に愉快な感じもそれでとてもよろしいものでございます。
昨日はその真さんの妨害を受けたところで終わったわけでございますけれども、引き続きのんびり進行してまいりましょう…と、さすがにここから先は一波乱ありそうな予感があるでしょうか(菜乃さんがあそこまで反対していたのですから、魔導ドライブ関係で何か危険なことが起こりそう…?)
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