2011年08月13日

少女+ヘソぽろ=モーソー人魚

先日読みましたコミックの感想です。
やっぱり連載作品が多い?
□つぼみ(13)
■アンソロジー
 ○イラスト評価:★★★★☆(3.5)
 ○内容評価:★★★★☆(4.0)
 ○百合度評価:★★★★☆(4.0)
 ○総合評価:★★★★☆(3.9)

こちらは先日色々なものとともに購入をいたしましたもので、過去に既刊を読んでおりますことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましてはおなじみなまんがタイムきららコミックスではあるのですけれど、こちらは「GLシリーズ」という独立したものとなっており、普通のきらら系についている通しナンバーもついておりません(『つぼみ』収録の作品がコミックになると「GLシリーズ」ではなく「つぼみシリーズ」になるのはやや不思議なところ…なんて毎回同じことを書いて…/何)

内容としましては、以前読みました第12巻までの既刊同様に百合onlyなアンソロジーコミックとなっていて、相変わらず雑誌並みの分厚さと参加作家さまを誇っております。
『百合姫』同様に既刊となっておりまして毎月どちらかの百合の詰まった書籍を読むことができるというのは、昔に較べましたら贅沢なものでございまして、『百合姫』の構成がやや私に合わないところがあるとか、『つぼみ』がアンソロジーと名乗りながらあまりに連載作品が多くてもう雑誌扱いにしたほうがよい気がしてしまうとか、その様な多少の欠点には目を瞑っておきましょう(何)
それに、一時期素晴らしい勢いで出てくださった百合アンソロジーたちもまずは以前読んでおります『ComicリリィPLUS』が(複数の連載作品を未完にしたまま)消滅してしまわれ、また以前読みました『百合少女』も続刊の気配が見えず、残ったのはこの『つぼみ』と以前読みました『ひらり、』だけとなりましたので、大切にしなければなりません。

参加されていらっしゃる作家さまで私がコミックを持っていらっしゃるかたといたしましては、今回の掲載順に以前読みました『GIRL FRIENDS』の森永みるくさま、以前読みました『この靴しりませんか?』の水谷フーカさま、以前読みました『星川銀座四丁目』の玄鉄絢さま、以前読みました『キャンディ』の鈴木有布子さま、以前読みました『ふたりとふたり』の吉富昭仁さまがいらっしゃいました。
…って、玄鉄絢さまと鈴木有布子さまにつきましては、今回の掲載作品もそれらのコミックの続きとなっていく同じタイトルのお話なのでございますけれども…吉富昭仁さまのほうももちろん以前読みました『しまいずむ』の続きであり、森永みるくさまも今回の『つぼみ』と同時にコミックを購入いたしました『ひみつのレシピ』の続きなわけでございます。

お話のほうは上でも触れました様にほとんどが連載作品たちなのでございますけれども、上で触れました様に今回は『キャンディ』の続きも掲載されておりましてよろしゅうございました。
個人的に連載作品で一番好きなのがその『キャンディ』なのでございますけれども、今回はまた百合作品における王道といえば王道といえる展開ながら、胸の痛むお話でもあり、ややつらいところではございましたでしょうか…ライバルのお話もよろしいですけれど、もっとメインのお二人がラブラブにしていらっしゃるお話もはやく読みたいものでございます。
2番めに連載を楽しみにしております『星川銀座四丁目』は何とか今回で先生がかわいそうな事態になっていらした件は解決…と、今回はお話が2話収録されておりまして、その2つめのお話で新たな波乱要素が生まれましたかも?(乙女さんに想いを寄せている雰囲気のある子が出現…?)
3番めに連載を楽しみにしております『ひみつのレシピ』は合宿なわけでございますけれど、全体的には相変わらずの雰囲気ながらライバル的存在のキャラもおりましてなかなか先輩さんと関係を上手く築けず、ちょっと胸の痛む展開…これからどう進展をしていくでしょうか。
その様に私の好きな連載作品3つが多かれ少なかれ波乱要素を含んでおりますの対して、『しまいずむ』は相変わらずのおバカ展開…この作品は安心して読むことができます。
その他の連載作品…あまりに連載作品が多すぎて全てを触れるのは難しいですけれど、特に印象に残ったものといたしましては、何気に続いております磯本つよしさまの『ガールズライド』は爽やかでよい雰囲気のお話でございます。
一番胸の痛む展開でございました水谷フーカさまの『ロンリーウルフ・ロンリーシープ』はひとまずめでたしめでたし…今回で完結でございました。
新連載作品といたしましてあらた伊里さまの『総合タワーリンチ』やモロやんさまの『トラにツバサ』がございましたけれど、いずれも面白そうなお話でこれからの展開に期待でございます。
…今回読み切りの作品は縞野やえさまの『モノローグ・ラブ』だけでございました?(やはりこのかたはよい読み切り作品を毎回描いてくださっていて好印象…コミックを出してくださればよろしいと思います)

イラストはアンソロジーでございますので玉石混淆でございますけれど、全体的になかなかよろしかったかと思います。
百合的には百合なアンソロジーでございますので問題ございません。
ともあれ、やっぱり連載作品が多すぎて良質な読み切り作品を読みたい身といたしましてはもう『ひらり、』に期待をするしかないのかもしれませんけれど、連載作品自体はいずれもよきものでそういう点では問題ではございませんし続きを楽しみにいたしましょう。
…ちなみに今日の日誌のタイトルはやはり帯からでございまして、ああ書きまして「ぶくぶく…さわさわ あおのまぼろし。」と読みます。


とってもお世話になっておりまして大好きなあのかたにお勧めをしていただけました『スズノネセブン!』は昨日ものんびり5周めを進行…ある日のお昼休みにトアさんから彼女がトライアルの秘密を解こうとしていらっしゃる理由を聞くことができました。
それによりますと、要先生に限らずかつてセブンだったかたが魔法の分野でかなりの活躍をされていらっしゃる、というのは間違いなさそう…さらにセブンに選ばれた皆さんは卒業後もかなり強い絆で結ばれていらっしゃるみたいでございます。
今年の皆さんを見てみますと、少なくても柚子里さんと莉里さんと幸村さんはほぼ確実に活躍されそうで、努力次第では仁乃さん、やる気次第ではすみれさんも名を残すことになりそう…美奈都さんと真さんについては、何とも言えないところではございますけれども…。
絆についても、今年の皆さんはどのルートに進んでもとてもよろしい感じになっておりましたから、こちらも卒業後も交流は続きそうでございます…素敵なことでございます。
その様なよいことずくめなトライアルについてワーストだという理由だけで集められているとは、確かに考えづらいかも…トアさんの調査で何か解ってくるのか、楽しみなところでございます。
放課後はそのトライアルの秘密を探るべく、トアさんがまだ調査していない工学棟を幸村さんが案内してあげましたけれど、特に何も見つからなかったみたい…すみれさんの課題のスタート地点でございましたオブジェも見つけましたけれど、こちらでは関係ございません。

その夜は補習だったのでございますけれど、トアさんが講師役となり幸村さんの課題の一助になりそうな知識…使い魔関係のことについて説明をしてくださいました。
その後幸村さんは何か引っかかりを感じたらしく、トアさんに魔法の実演をお願いします…真夜さんが実験ドームの予約をしてくださっていたみたいでそちらへ向かい、そこにいらした仁乃さんと要先生も交えて彼女の魔法を見させていただきました。
するとどうやら幸村さんは何か閃いたみたい…こちらもどうなっていくのか見守りましょう。

合宿所に戻ってお風呂に入った後、皆さんが世界地図を見て何やらお話を…トアさんの出身地であるプエルト・リコについて聞いていたみたいでございました。
プエルト・リコはもちろん実在する地名でございまして、位置的にはアメリカ本土ではなくキューバやドミニカなどと同様にカリブ海にある、そう小さくはない島でございます…その位置取りからして独立国家であってもおかしくはないのでございますけれど、おそらく経済的な理由から独立はしていなくってアメリカの自治州的存在になっているのでございました。
そのプエルト・リコではかつて(ゲームの世界では)暴動があったらしいのですけれど、それを日本人のエージェントが鎮定した、というお話をうかがえました…その人のお名前は鼎容子というそうなのでございますけれど、確かすみれさんの母親のお名前もその様なお名前でしたはず…?
その話題になりますとすみれさんは極端に無口となりましたし、これは間違いなさそうでございます。

昨日はそこまでだったのでございますけれど、トアさんはもう完全に幸村さんを解りやすいほどに意識していらっしゃるご様子でございますよね…?
でも当の幸村さんはそのあたりついて何の反応もしていなくって…他のルートでもそうだったのでございますけれど、彼はわざととぼけていらっしゃるのか、それとも極度の鈍感なのか、どちらなのでございましょう…?(仁乃さんルートではあえて意識しない様にしていた、という説明がございましたけれど、他のルートはどうなのか、私にはちょっとどちらなのか判別できません…)
ともあれ引き続きのんびり見守ってまいりましょう。
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