2011年08月15日

私たちの戦いはこれからだ!!!!!

先日読みましたコミックの感想です。
最終巻でした
□バナナのナナ(2)
■鬼八頭かかしさま
 ○イラスト評価:★★★★☆(3.5)
 ○内容評価:★★★☆☆(3.4)
 ○百合度評価:★★★★★(4.8)
 ○総合評価:★★★★☆(3.7)

こちらは先日色々なものとともに購入をいたしましたもので、過去に既刊を読んでおりますことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスといたしましては『スケッチブック』や『あまんちゅ!』などと同じものとなります。
作者のかたは以前読みました『ぱんつぁープリンセス』や以前読みました『魔法の呪文を唱えたら』などを描かれた鬼八頭かかしさまとなっております。

内容としては、二人の女の子の熱い冒険物語、となるでしょうか。
と、説明がやはり以前読みました第1巻の感想と同じとなりましたので、登場人物の説明などは省略をいたします。
この巻では第1巻の続き…怪しい組織との戦いに突入してしまい、ナナさんがメイドさんを破りましたので、林檎さんが組織のボスと戦うところからはじまります。
この戦いは林檎さんはやられてしまわれそうなところまで追い込まれてしまうものの、ナナさんがたすけてくださって何とか撃破…メイドさんも仲間になりまして、ひとまずめでたしめでたしでございます。

そうしてお二人とメイドさんを含めた3人はさらなる旅を続けるのでございますけれど、ここから先の登場人物はちょっと紹介しきれないので省略をいたします。
いえ、林檎さんがキノコの国で襲い掛かってきた不気味な冒険者を倒し、けれどその後に現れた冒険者排除を行っている正義の国に所属する隊長に空の彼方へ吹き飛ばされたところまではまだ普通の展開だったのでございますけれど、この後想像を越える超展開の連続となってしまいましたから…。
つまり、ナナさんはリンゴさんを探す旅に出ますもののそれには2年の歳月が流れてしまいまして、その2年の間にナナさんはかなり強大な組織を形成するに至ったらしく仲間もメイドさん以外にも何人か現れましたものの、その間の説明が一切ないわけでございました。
さらにナナさんは2年前に林檎さんを吹き飛ばした隊長と相対するのでございますけれど、その二人の前に現れたのはその隊長が殺したはずの林檎さんの父親…その父親にナナさんは空の彼方へと吹き飛ばされてしまいました。
吹き飛ばされた先は月面だったのでございますけれど、そこには林檎さんのお姿が…でも、林檎さんはナナさんに襲い掛かってきてしまわれます。
これには星の存亡をかけた大きな理由があったのでございますけれど…最終的にはお二人の想いはそれを越え、今まで暮らしていらした星を去る、というかたちで物語は完結でございました。
…はい、この作品はこの巻で最終巻となっております。

今日の日誌のタイトルはこの作品の帯からなのでございますけれど、これを見たとき「打ち切りっぽい…」と感じまして、実際に読んでみますと…展開もかなり打ち切りっぽい雰囲気に満ちておりました。
上で触れました様に、後半はかなりの超展開の連続で、また中盤以降に現れた登場人物についても何の説明もなく伏線も回収されておらず、かなり急ぎに急いだ展開となっておりましたから、かなりの消化不良感が残ってしまいます…もっとじっくり描いてくださり3か4巻で完結、というかたちにしていただきたかった感じでございます。
でも、ナナさんと林檎さんのお二人の物語だけは一応完結しておりますから、この打ち切り感はもしかすると狙ってされたことなのかもしれません…あとがきでも「最後は無難に終わるより、はっちゃけて終わったほうがバナナのナナらしいかなと思い、終盤へんてこな展開になっています」と書かれておりましたし。
でも同時にカバー折り目にあります著者近影では雑誌側の都合で打ち切りになった様なことも言われておりますし、真実はどうなのか解らないかも…でもそれすらネタである可能性が高いので、やはり狙ってこの様な展開にされた可能性が高い…?
あと、カバー下には林檎さんの恥ずかしいお話と彼女についての説明が書かれておりました。

イラストはよいものでございます。
百合的には最終的にはナナさんと林檎さんは完全な両想いになっておられまして、これは超展開の末の結果とはいえ想像以上でございました。
ということで、後半がかなり超展開となっておりまして正直ついていけない勢いとなっておりますけれど、おそらくそれも狙ってされたことでございましょうし、あまり難しく考えずその勢いを楽しんだほうがいい作品かもしれません…最終的には百合的にはかなりのものとなりますし(もちろん、もっとじっくり描いていただきたかった、という気持ちはございますけれども…)
あと、この作者さまといえば妙にパンツにこだわるかたでございますけれど、この作品は他の作品に較べますとその比率は低く、(超展開を含め)比較的正統派な冒険漫画となっております…ただ、その分痛々しく出血の多いややグロテスクな描写が目立ちますのでそこは気をつけたほうがよろしいかも…?
…ちなみに、林檎さんの父親の名前は蒼森弘前…いえ、何も言わないでおきましょう(何)


とってもお世話になっておりまして大好きなあのかたにお勧めをしていただけました『スズノネセブン!』は昨日ものんびり5周めを進行…トアさんとの遊園地デートからはじまるかと思ったのですけれど、まだその前日、要先生による補習のシーンからはじまりました。
その補習後、幸村さんは自分の課題のためのアイテムを作ってその試作品を完成させた…はよろしかったのですけれど、その直後に何か重大なことに気がついて、その試作品を失敗、大失敗作と判断されてしまわれました。
あまり文章から物事を読み取るのが得意ではない気のする私ではそのあたりの理由がいまいちよく解らなかったのですけれど、でも重大な何かに気づけたのでございますからそれはそれでよろしかった…?
その後、消灯時間後もそのことが気になって眠れなかった幸村さんでございますけれど、同じく眠れていなかったトアさんと少し話したり…彼女が眠れていなかった理由はもちろんあちらのことで緊張しているわけでございます。

翌日は遊園地デート…他のかたがたのルートでも柚子里さんや美奈都さんルートで遊園地デートイベントがありましたもののそちらは皆さんに隠してお出かけしていらしたのに対して、こちらはもう皆さんにきちんと伝えておられます。
それに、皆さんの冷やかしの言葉も普通に受け流していらしたり、その後のお二人も結構自然なご様子でございましたり、先日の雨の中の会話でもう告白になっていた気がするもののお付き合いされるまでには至っていない…と私は判断していたのでございますけれど、そうではなくってやっぱりあれでお付き合いすることになっておりました?
いえ、普通はそうでございますよね…他のルートはもっとはっきり付き合う宣言がなされておりましたので戸惑ってしまっただけで、こういう風にお付き合いされるに至るほうが自然でございましたよね…。
…それにしましても、想いだけに重い、でございますか…口にするだけならまだしも、自分で言って笑ってしまわれるなんて…(何)

その遊園地デート、トアさんはとってもはしゃがれておられまして、これは仁乃さんより幼く見えましたかも…微笑ましくてよろしいものでございますけれども。
でも、前日の寝不足がたたってしまいまして、それにその様な状況でジェットコースターに乗ったことが災いしてしまいまして、幸村さんの膝枕で眠ることに…それだけでしたらまだしも、日が暮れるまで眠ってしまったのでございました。
目が覚めたトアさんはもちろん落ち込んでしまわれますけれど、その直後にはじまりましたパレードを見て何とか元気を出してくださいます。
そしてその様なよい雰囲気の中、お互いに好きだという気持ちを口にされて…そして、トアさんが抱いている夢についても語ってくださいます。
トアさんがトライアルの秘密を解き明かそうとされている最大の理由、それは彼女の故郷に魔法学園を設立したいと思っているからだといいます。
トアさんがなるべく一人で頑張っていらっしゃるのもその夢を叶えるためで、その夢や態度など、とっても立派なものでございます…でも、幸村さんが魔法で叶える夢って、さすがにここまで大きなものではございませんよね…?
いえ、確かに仁乃さんルートで箱舟を飛ばしたり柚子里さんルートで魔法少女の使い魔になったりととんでもない夢を叶えてきてはおりますけれど、さすがにここまでスケールの大きなものは…せいぜいトアさんの課題を達成してあげる、くらいではないのでしょうか(トアさんは人に力を借りてはいけない、と言っておりますけれど、どうもそのあたりも怪しいですし…)

帰り道はキスをされたりしてラブラブなご様子…なのですけれど、合宿所に帰り着いた後、幸村さんはなぜかトアさんを除いた正規のセブンの皆さんを学園内の教室に呼び寄せます。
どうやら皆さんに何か頼みごとをされたみたいなのでございますけれど、その内容を皆さんに話そうとするところでシーン転換となってしまいまって「…え?」となってしまいました。
昨日はここで終わったのでございますけれど、一体何だったのでございましょう…とても気になる終わりかたでございます。
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