□今度は、騙されない
■みかげ貴志さま
○イラスト評価:★★★☆☆(3.0)
○内容評価:★★★☆☆(3.2)
○百合度評価:★★★☆☆(3.3)
○総合評価:★★★☆☆(3.2)
こちらは過日色々な同人作品とともに購入をいたしましたもので、少し気になりましたことから購入をいたしましたものとなります。
ということでこちらは以前読んでおります『まぎかコネクト』同様にコミックサイズながら同人誌となっておりまして、夏のイベントにて出ましたものとなっております。
こちらの作者さまは以前読んでおりますものなど主に『なのは』の二次創作な同人誌を出していらっしゃるかたとなっております。
内容としましては、『魔法少女まどか☆マギカ』の二次創作作品となります。
こちらのサークル【明日はどっちだ!】さまの『まどか』な二次創作作品は以前にも『もう、騙されない』という作品を購入しておりまして、そちらの作品は表紙が百合っぽく感じられましたながら内容はそれとは程遠いものとなっており、タイトルどおり騙されてはいけないものとなっておりました。
そして今回もまた帯に「伝えなきゃ!みんな…表紙に騙されてる!」と書かれており、タイトルも含めまた何かを騙そうとしていらっしゃるご様子でございますけれど…今回は百合な表紙ではございませんし、何を騙そうとしていらしたのでございましょう…?(シリアスな内容を思い浮かべさせようとしていらした…?)
ということで中身は表紙とは関係なく、いつもどおりのコメディな4コマ…と思いきや、ちょっといつものものとは違っておりました。
何と今回は全ページフルカラーとなっておりまして、さらに4コマも1ページ1話ではなくって1ページ2話となっているわけでございます…見た目からして結構違うわけでございます。
お話のほうは基本はなぜか二頭身半となっているほむらさんがインキュベーターの魔の手からまどかさんを守ろうと皆さんを巻き込みつつ繰り広げるコメディなお話となっております。
このサークルさまでございますからやっぱり一部微妙な、私には嫌悪感を覚えるネタが含まれておりますものの、でも『もう、騙されない』ほどにはそういうネタも目立たず、結構楽しく読めましたかと思います。
…ちなみに『もう、騙されない』では出番が少なく性格付けがなされなかったマミさんでございますけれど、結局体重を気にするかたということになってしまわれた模様…そういえば上でも触れました『まぎかコネクト』でもマミさんはそういう雰囲気がございましたけれど…。
イラストは悪くございません。
百合的にはほむらさんの戦う目的がまどかさんを守ることになっておりますし、気持ちは一方通行ながら『もう、騙されない』よりはありましたかと思います。
ということで私が個人的に大好きな杏子さんの扱いも出だしはともかくその後は結構悪くなく、内容自体もそう悪くなく、フルカラーでございましたりとなかなかのものではなかったでしょうか…むしろ先日の『まぎかコネクト』よりよろしいものでしたかと思います。
とってもお世話になっておりまして大好きなあのかたにお勧めをしていただけました『スズノネセブン!』のほうは一昨日は『まどか』のためにお休みをしてしまいましたけれども、昨日はのんびり6周めを進行…まずは真夜さん視点でお話がはじまりましたけれど、どうやらもう彼女のほうも完全に幸村さんのことを意識していらっしゃる模様でございました。
ただ、この少し後にどなたかが真夜さんは飄々としていてどう思っているのか解らないといったことをおっしゃっていらしたのでございますけれど、私に言わせるとそれは幸村さんにも当てはまる様な気がするのでございました…いえ、彼は表情に出やすいといいますけれどその表情を見ることがこちらにはできませんし、それに心の中でもそうそう本心を見せてくださいませんから(何)
ともあれ、真夜さんは彼を意識していらっしゃるとはいってもそれがどの様な気持ちか全く解らず、病気なのではないかと心配されて要先生にご相談をされたりするのでございました…トアさんなどでさえ自分の気持ちが何なのかすぐに気づきましたけれども、そのあたりかなり鈍いご様子?
ちなみに、その後要先生は翌日の昼食を賭けて真夜さんと昼食の大食い対決に挑みましたけれど、結果は言うまでもないのでございました(何)
その日の放課後、お二人で図書館へ向かいますけれど、その途中でお会いしましたトアさんとのやり取りからしても、真夜さんが幸村さんのことをかなり特別に見ているのは間違いないご様子…あの様な行動を完全な無意識でされてしかも理由が解っていない、というのはなかなかすごいことでございますけれど。
その無意識な行動の結果真夜さんは一時トアさんと合宿所に帰ることになって幸村さんはお一人で図書館へ向かいましたけれど、やっぱり図書館って学園外にあるのでございますね…あと、トアさんが大量の資料を買い込んでおりましたけれど、こちらのルートでのトアさんの課題はやっぱり謎の箱ではない…?
ともあれ一人で向かった図書館では桃子さんから秘薬をもらったり、また静穂さんも加わって真夜さんの謎について少しお話をしてくださいました。
どうやら真夜さんは再生魔法という回復魔法よりさらに進んだ分野の研究の第一人者なものの、最近はその研究が頓挫しているご様子…これが後々幸村さんが魔法で叶えるどなたかの大切な願い、に響いてきそう?
その後は真夜さんも戻ってきて静穂さんたちとお話されたみたいですけれど、やっぱり真夜さんと静穂さんは結構似ているお二人の気がいたします…気も合ったご様子?
帰り道は真夜さんから学生時代…要先生たちとの思い出をうかがいましたけれど、あまり詳しくは話していただけなかったのでございました…。
そして、その夜は皆さんが寝静まった後に幸村さんは一人合宿所を抜け出し、課題の試作品の制作に取り掛かる…と思いましたら、まずは真夜さんの再生魔法についての論文を読みはじめられたのでございました。
それを理解したうえでどの様に願いを叶えていくか、でございますね…真夜さんがどうして現在その研究をやめていらっしゃるのかなどまだまだ気になることは多いですけれど、引き続きのんびり見守ってまいりましょう。
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