2011年09月02日

日本の夏、弓道部の夏。

先日読みましたコミックの感想です。
まだまだ続く…?
□落花流水(6)
■真田一輝さま
 ○イラスト評価:★★★★☆(3.8)
 ○内容評価:★★★★☆(4.4)
 ○百合度評価:★★★★☆(3.5)
 ○総合評価:★★★★☆(4.0)

こちらは先日色々なコミックとともに購入をしましたもので、過去に既刊を読んでおりますこともあり購入をしましたものとなります。
コミックスといたしましてはおなじみとなっておりますまんがタイムきららコミックスとなります。
作者のかたは以前読んでおります『執事少女とお嬢様』などと同じかたとなります。

内容としましては、とある高校の弓道部の皆さまのお話となります。
と、やはり説明が以前読みました第5巻の感想と同じとなってしまいましたので、細かい説明などは省略をいたします。
この巻では相変わらず弓道部の皆さんの愉快な日常を描いておりますけれど、はじめのお話が夏のお話で、その後季節は巡って最後のお話もまた夏のお話となっており、さらに皆さん進級したりしている雰囲気もなく、のんびり時間がループモードとなっております。
もちろん、個人的にはそれはとても嬉しいことなのでございました。

また、この作品のメインはもちろん秋穂さんたち桜庭女子高の弓道部の皆さんなのでございますけれども、この巻から稀にもう一つの高校の弓道部の皆さんの日常も描かれる様になってまいりました。
そちらは第5巻で練習試合を行ったりいたしました日工大付属高校の皆さんでございます。
部長のジェーンさんはアメリカ人ながら10歳から日本ですごしていることもあって、髪の毛が金色なこと以外は何ら日本人といっても違和感のないかた…髪の色にしましても、春河さんも金色でございますものね(何)
ジェーンさんは水夏さんを尊敬していらっしゃいますけれど、カップリングとしましては親友で茶道部部長の桜井雅さんとでございましょうか…でも雅さんはジェーンさんをいじめるのが好きなのでございました(でもそれも愛情表現…?)
そんな弓道部の部員はまずジェーンさんに懐いていらっしゃる吉川千尋さんという元気な子に、そんな千尋さんの世話をよく焼いていらっしゃるしっかり者な大野冴香さんでございます。
そしてその千尋さんと冴香さんというカップリングを見守るのが好きだというのが武藤玲さんでございまして、こちらは一見まともながら結構つかみどころのない性格をしていらっしゃるかも…水泳の授業がある日など、水着姿で登校してまいりましたし。
この皆さんのお話はメインの皆さんのお話とは完全に別なかたちで描かれておりまして、その際はもちろんメインの皆さんは登場してきませんけれども、お話のほうは本当に稀(2話くらいしかなかったはず…)でございますし、メインの皆さんの出番をつぶしているというわけでもございませんから、こちらはこちらでよろしいものでございます。

その様に他校の皆さんの日常もたまに交えつつ、この巻でも皆さんの日常をのんびり描いております。
第5巻の感想で「弓道部としての活動を描いた描写はそれほど多くはございませんけれど」と言っておりましたけれどそれでも案外弓道部な活動のシーンも多くって、きらら系の部活もののコミックの中では結構真面目に部活をしている作品ではないでしょうか。
百合的にはまだまだ秋穂さんと水夏さんの関係はそう急速な進展はしておりませんけれど、でも徐々に近づいてはいっている感じ(キャンプのときとか…)…焦らずのんびりいけばよろしいかと思います。
暁さんと夕さんはもう完成されたお二人ですので特に触れることはございませんけれど、暁さんと春河さんのお二人も普段は言い争いをする仲ながらいざというときはずいぶん仲のよい感じでございまして、このお二人も悪くございません…とはいいましてもやっぱり暁さんには夕さんでございますので、作中で自身でネタにしておりました様に春河さんはあぶれているのでござますけれども(何)
…同じく第5巻の感想で「その秋穂さんとあとは春河さんあたりを中心に意外と黒いところがあったりもいたしますけれど」とも言っておりますけれど、むしろ物騒にも受け取れるネタが多かった様な気も…?(何)

イラストはなかなかよろしいもので、第5巻の評価でもやや過小評価の気がいたします。
百合的には上で触れましたとおりでございますけれど、こちらは第5巻の評価ほどには百合々々しかったわけでもございませんでしたので多少下げ…帯にも「ちょい百合弓道コメディ」と書かれておりますし、この巻はそのくらいの雰囲気だったかなと思います(でも秋穂さんの想いはやっぱりよろしいものでございます)
ともあれ、きらら系で第6巻まで出てくださり、しかもまだ完結しない作品というのはかなり珍しいのですけれど(これの他には同時に新刊を購入しました『ひだまりスケッチ』と以前読みました『三者三葉』くらい…以前読みました『ねこきっさ』は完結してしまいましたし)、お話の舞台も増えましたし、まだまだ続いてくださりそうな感じでございます。
秋穂さんと水夏さんの百合的な関係の進展も期待したいところでございますけれど、この関係が急速に進展してしまっては作品の完結が見えてきてしまいそうでございますし、そのあたりはのんびりゆったりで大丈夫かもしれません…もっと長く楽しみたいものでございます。
…水夏さんのことになると暴走されたりしてしまう秋穂さんの雰囲気が、とってもお世話になっておりまして大好きなあのかたがこちらにフィンさまがファンサイトを作ってくださっておりますこちらの『私立天姫学園』に登録していらっしゃる閃那さんに似ている気がしないこともなく…?(おかげで昨日はゲームをお休みしてあの様なことを…これで3日連続ゲームをしておりませんのに/何)
この記事へのコメント
「落花流水」第E巻。爽やかな、夏らしい表紙が先ず目を引きますね〜(ベタボメ)。
弓道部、と云う基本設定が、これだけでは分からない、と言われる方が居られるやに存じますが、
「落花」は基本的に“和風”が真髄ですので、紅玉的にはノープロブレムですおーっほっほっほっほっほっ、おーっほっほっほっほっほっ!!(←「とんでぶ〜りん」の黒羽さん調で。悪乗り。脱線)

キャンプの時の話、ナンパ野郎共から秋穂をかばった水夏先輩が……涙が出る程、素敵でした。
やっぱり「落花」は水夏×秋穂でなくっちゃ!!なのです。
夕×暁も“熟成されたカップリング”が美味過ぎますけれど〜。
今巻から“ジェーン・マグワイア編”のスピン・オフ(?)も加わって、これはもぅ、きらら系での“百合の聖典”と呼べるのではなかろうかと。(ホメチギリ)
……で、春河×真冬先生は、いつ、正式にカップリングと認められるのであろうか〜?
(いや、そもそも、この二人、どっちが攻でどっちが受なんでしょう……?)
Posted by 富山にだって林檎の花は咲く。そして落ちる。紅玉国光 at 2011年09月03日 06:53
紅玉国光さまへ>
今回の表紙はとてもよいイラストでございました…♪
私もそのあたりは問題ないかと思います…確かに弓道部のお話ではございますけれど、常にそればかりしているわけではございませんし、和装はよろしいものでございますから…♪

キャンプのシーンのお二人は確かによろしいもので…やはり基本はあのお二人のカップリングでございます。
他の学校の皆さん編もはじまりましたし、これからも長く続いてくださればとても幸いなことでございます…♪
と、そのお二人でございますか…確かにカップリングと言ってもよろしいかもしれませんけれど…。
Posted by 桜乃彩葉 at 2011年09月05日 22:28
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