□しまいずむ(2)
■吉富昭仁さま
○イラスト評価:★★★☆☆(3.4)
○内容評価:★★★★☆(3.8)
○百合度評価:★★★★☆(3.5)
○総合評価:★★★★☆(3.6)
こちらは先日色々なコミックとともに購入をしましたもので、過去に既刊を読んでおりますことから購入をしましたものとなります。
コミックスとしましてはおなじみとなっておりますまんがタイムきららコミックスとなっておりますけれども、こちらは百合アンソロジー『つぼみ』掲載作品のコミックということでつぼみシリーズという独立したレーベルとなっております。
作者のかたは以前読みました『ふたりとふたり』などを描かれたかたとなっております。
内容としましては、幼馴染の女の子お二人とそのそれぞれの妹さんお二人の完全なコメディのお話となります。
と、説明が以前読みました第1巻の感想と同じとなってしまいましたので詳細な説明などは省略をいたします。
この巻でも基本的には第1巻同様の皆さんのおバカな日常を描いておりますけれども、登場人物がお二人ほど増えてまいりました。
お一人は姉お二人に声をかけてきた高校生の女のかた、小川あきらさん…背が高く長い黒髪の、それにスタイルもよいかたでございますけれど、全体的にまとった雰囲気が以前読みました『はやて×ブレード』の五十鈴さんの様に暗いものがございまして、それで周囲に怖い人だと思われがちのご様子でございます(笑顔は確かに怖い…あとこのかたの描く絵も確かに怖いです/何)
ただ性格のほうはまともで、ちょっと小心者というくらいかもしれません…この作品の登場人物の中では一番まともなのではないでしょうか。
もうお一人は公園で遊んでいるところを妹お二人に声をかけられた見た目は幼い女の子、田中マリさん…見た目は幼い上にゴスいおよーふくを着ていらっしゃるかたなのですけれど実は高校生で、そして性格はかなりつかみどころがないかもしれません(なぜかダム好き…砂場でリアルな黒部ダムを作っておられました)
あきらさんが姉二人に声をかけた理由というのは、あきらさんには好きな女の人がおり、恋人同士に見えたお二人に相談をしようと思ったからなのでございますけれども、その好きな相手というのがマリさんだったのでございました…マリさんのほうはつかみどころのない性格ですのでよくは解らないものの、まんざらでもない様子なのかもしれません。
お話のほうはその様なお二人も混ざって、でもやっぱり基本的にはおバカなお話でございます。
姉お二人は相変わらず変態的な目で妹さんたちを愛でているわけでございますけれども、第1巻で感じましたこと…つまり姉お二人は実はお互いのことが好きなのでは、ということがこの巻になってまいりますとさらに強くなってまいります(以前読みました『つぼみ』最新巻を読みますとそれがさらに強くなるわけでございますけれども)
とはいいましても基本はちょっと変態気味のコメディ作品でございますから、そう深く考えずに楽しく読めばいいのかな、と思います(妹さんお二人は確かに愛でたくなるのも解るかわいいかたたちでございますし)
イラストはなかなかよきものかと思います。
百合的には姉お二人の関係がやっぱりその様に見えますし、新しく登場されたお二人もよろしいものかと思います。
ともあれ、ちょっと変態的なところもありますものの、面白い作品かと思います…続きものんびり楽しみにしておきましょう。
…ちなみに、今日の日誌のタイトルは作中であきらさんがコスプレさせられていたアニメのタイトル…恐ろしいほどの失敗作だった模様でございます(何)
『ととモノ。Final』はひとまず保留としておりますので、とってもお世話になっておりまして大好きな、お会いできない日々が続いてさみしゅうございますけれどもご無事を願っておりますあのかたもしていらっしゃいます『聖剣伝説LOM』のほうを昨日ものんびり進行…先日は残念ながら空飛ぶ蛇の殻にいたアーウィン氏を倒したところで先へ進めなくなってしまいリセットとなってしまいましたので、もう一度そのイベントを行います。
アーウィン氏と会った際にパーティに入れておりましたレディパールさんが台詞を発したということで他のキャラでしたら何て言うのか気になったのですけれど、一瞬でゲージが最大になるレディパールさんとその他のかたとでは戦闘の楽さが全く違ってまいりますので、ここはレディパールさんのままで行ったのでございました。
今回のアーウィン氏との戦闘自体は、先手必勝ということで開戦直後に必殺技を放って当てることのできた結果、一撃でございました…。
ただ、また倒したところで先へ進まなくなってしまって、もしかして空飛ぶ蛇の殻を海の上へ置いているのがいけないのかなとふと思い別の場所へ設置してもう一度挑戦したところ、今度は先へ進めました…ちなみにアーウィン氏はまた一撃でございました…。
空飛ぶ蛇の殻から戻ってきますとマチルダさんが息を引き取った、とダナエさんがおっしゃってきたりして…また、アーウィン氏の野望が潰えたことにより妖精たちがざわめいておられました。
奈落ではマチルダさんとアーウィン氏の会話が展開されておりましたけれど、結局アーウィン氏は彼女の前から姿を消してしまわれたみたいで…これでこのシナリオは終了でございました。
ということで最後のメインシナリオが終わったわけでございますけれど、何でございましょう…私の進めかたが悪くダナエさんもエスカデさんも仲間にならなかったからなのか、それとも元々こういうお話なのか、すっきりしない終わりかた…。
アーウィン氏やマチルダさん、風の王といった面々の考えていることもいまいちよく解りませんでしたし、このシナリオは特に心に響くところのないものでしたでしょうか…珠魅シナリオや竜の王シナリオと較べますとキャラに魅力があったわけでもなく、ハッピーエンドでもなく、色々とかなり残念な感じでございました…。
…ちなみに空飛ぶ蛇の殻はイベント終了後地上に落下して行けなくなってしまいました…落下するので海の上に置くといけなかったのでしょうか(でしたら置けない様にしておいてくだされば…それともあの現象には別の理由があったのでしょうか)
昨日はそこで終了いたしまして、一応ダナエさんも仲間にできる様にはなっておりましたけれど、特にすることはない様な感じ…?
一方の『白衣性恋愛症候群』のほうはなぎささんルートに続きましてさゆりさんルートを終了…やはりこちらの作品、個別ルートに入ってからは結構さくさくと進んで案外はやく終わってしまう印象がございます(個別ルートに入るまで10時間くらいかかってしまいましたから…)
また、やっぱり選択肢が難解なのはなぎささんのみみたいで、こちらのルートは常識的な選択肢を選んでいけば普通に最後まで無事にいってくださいました…一安心でございます。
このさゆりさんというかたはメインキャラでは唯一看護師ではなく患者さん(っていってもメインキャラは3人だけなのですが…)ながら看護師を目指していたかたでございまして、その知識は主人公のかおりさんや2年めのなぎささんよりずっと上の様子と思われ、さらにかなりしっかりした性格をされた、でも家庭環境などから心の中にかなりの孤独をかかえた、そのために心に無理をしてきてしまっていたかたでございます。
かおりさんへ対しては出会った当初からかなりきついことを言ってきまして、私の第一印象も怖い人、でございましたっけ…くしくも以前完全版をしております『ソルフェージュ』でさゆりさんと同じく今井麻美さまが声優を務めておられましたまりさまも第一印象が全く同じでございましたっけ。
そのまりさまはゲームを進めていくうちにちほさまや未羽ちゃんと同じくらい大好きになってしまうほどの素敵なかただったわけでございますけれども、こちらのさゆりさんはどうなのかといいますと…はい、そこもまりさまと同じでございました。
つまり、とても素敵なかたで、ルートを終える頃には大好きになっておりました…これはちょっと、なぎささんより大好きで、主任さんがいくら素敵なかたでもさゆりさんと並ぶことはあっても上になることはないのではないかな、と思えるほどでございました(ストーリー面では越えられてもキャラクター面ではおそらく…)
ただ、なぎささんの場合はルートのお話がちょっとアレだった、というハンデがあるかもしれません…なぎささんがルートを進めるごとに怖い人になってしまうのに対し、さゆりさんはどんどんデレ期に入っていくのですから(その代わりルートに入る前はなぎささんがものすごくデレ状態なのに対しさゆりさんは恐ろしいほどのツン状態…)
このさゆりさんルートは全体的に安定したお話でございまして、ルートに入るまではきつい台詞の連続でしたのに対して、ルートに入ってからは安心して見られる展開でしたかと思います…そしてツンデレのさゆりさんがとても微笑ましく素敵で、特にかおりさんがお菓子を作ってきたときの感想を言うシーンがとてもよろしく、私もかおりさんと一緒に泣いてしまいました…。
百合的にも、徐々にお二人の関係が近くなっていって、いつしかとても大切な存在になっており、最終的にはなぎささんルート同様に百合々々な関係となり言うことはございません…総じて満足のいくルートでございました(エピローグはなぎささんルートの最後より1年くらい前となるでしょうか)
私はこのさゆりさんの様なタイプのキャラに弱いのかもしれず、そのあたりの好みを直撃されてしまったのも大きかったでしょうか…以前読みました『つぼみ』でもさゆりさんに似たタイプのかたのお話が一番好きになりましたし、こちらに書いた物語の主人公の彩菜さんもこの様なタイプでしかも結構お気に入りの人でございますし(なんて、自分の書いた物語の主人公は彩菜さんでもアサミーナさんでも大好きでございますけれども)
あまりに素晴らしいかたでございましたので…
…先日のうちにサイトの『白恋』関連のバナーをほぼ全てさゆりさんのものと差し替えておきました(何)
…かおりさんの骨髄がさゆりさんに合致したとか、その様なありきたりすぎる展開もよしといたしましょう(作中でそこをことさら強調したりもしておりませんでしたし)
その他、以前のなぎささんルート終了時同様に、さゆりさんルートで気になったり思ったりいたしました、物語の本筋とは関係のなかったりするいくつかのことを特に脈略もなく書き連ねてみましたり…。
さゆりさんと仲良くなった女の子、つくしちゃんについて、ルートに入った後に出てこなくなったのが不満…これがこのルートで唯一の不満点でございましたでしょうか(あみさんのお話ではつくしちゃんのみまだ退院していない、とまでされておりましたのでまた出番があるとばかり思っておりましたのに…ちなみにつくしちゃんは作中でキャライラストの出てくる数少ないサブキャラ…/何)
さゆりさんは確かに当初とても怖いかただったのでございますけれど、でも彼女の怒る理由はかおりさんが空気を読まないことを口にしたり明らかなミスをしたりしたときのみでしたので、個人的にはさゆりさん側に共感してうんうんとうなずいてしまうことが多数あったでしょうか(特に無言電話の件でさゆりさんが言ってきたことがもう正論で素晴らしい、の一言でございました)…おかげでかおりさんも鍛えられたみたいですし、よろしいことでございます。
さゆりさんが初対面のときからかおりさんにあそこまで敵意をむき出しにしていらしたのは自分があきらめることになってしまった看護師にあの様な性格でなれていることへ対しての嫉妬、と受け取るといたしましても、はじめから名前まで知っていたというのは…やはりかおりさんは悪い意味でも病棟で目立っていらした、ということ?
どうやらかおりさんはかなりの鈍感でこのルートではなぎささんの想いに全く気づかなかったみたいですけれど、そのほうが色々な意味でよろしゅうございますか…。
このルートでもやはりあの謎の夢を見まして、その夢の少女のことがなぎささんルートに較べましたら解ってきた様子…でもその少女は主任さんの妹らしいというあたり、全て解るのは主任さんルートの様子でございましょうか(「癒しの手」の力がなくなった、とはこのルートでは言っていなかった気がいたしますけれど、あの夢を見なくなったと同時に失われた、と考えるのが自然でございましょうか)
その夢の中の少女、なぎささんルートではかおりさんへ対し敵対的でしたのに対しまして、こちらではものすごく好意的…これはさゆりさんの過去や内面も表現しているのでしょうけれども。
山之内さんルートがあってもよいのでは、と前に感じましたけれど、あみさんルートもあってもよかったのかも、と思えたりして…?
あみさんといえば、浅田あみ、という名前が某飴に聞こえて引っかかる…そういえば皆さんの名字も沢井とか藤沢とか山之内とか大塚とか常盤とか、明らかに製薬会社っぽいものでございますし…龍角さんや網野さんに太田井さんなどと合わせ、全て狙っていそうでございます。
ということでとても素晴らしかったさゆりさんルートも終了し、残るは主任さんルートのみ…主任さんもとてもいい人だということがこれまでの描写からも解りますし、楽しみにしておきましょう。
…そういえば、CGについてなぎささんとさゆりさんで1枚ずつ最後が埋まっておりませんけれど、あれはバッドエンドのものなのでしょう…私は別にCGを全て埋めることにはこだわっておりませんし、胸の痛むエンドは見たくございませんから、このままにしておきましょう。
【(更新終了)百合(かも?)作品感想の最新記事】
こんにちは〜
はい、トゥルーの隣に埋まるのはBADなエンディングです。
因みに、ナギー先輩はゾッとするようなエンディング。
さゆりんは、何か切ない…そして、ある意味でゾッとするようなエンディングです。
前者は多分、彩葉さんには刺激と言うか……まあ、見ない方が良いかもしれませんね。好きな方は好きなエンディングですね。
後者は本当に切なさMAXな感じで……見ても前者よりはアレですが、切ないです。
人は恋をして思い詰めると……と言う、一途さ?が滲み出たエンディングです。
さて、お次はついに主任ルートと言う事で……。
主任さん可愛いですよ。
さゆりんに負けず劣らずと言った感じで。
思わず画面の前で悶えるくらい可愛かったです。←
あんな29歳見た事ない!(何
とりあえず、屋上の施錠は忘れずに、山之内さんのアドバイスは大切になさって下さい。←
後は……彩葉さん頑張れ!(コラ
あと此方は、ノーマル、トゥルー以外のBADなエンディングのCGはないので、安心してお進め下さい。
余談ですが、ゲームのタイトルボイスは、グッドエンディングとバッドエンディング迎えた後に違いが出てきます。
それでは、良い白恋ライフを!
ありがとうございます…おかげさまで、先日無事に全ての皆さんのルートを見ることができました。
バッドなエンディングは『アオイシロ』でもできるだけ回避してまいりましたし、CGを全て埋めるなどのこだわりのない私は回避をしておいたほうがよさそうでございますね…。
主任さんルートも見ましたけれど、確かにかわいらしいかたでございました…個人的にはさゆりさんには及びませんでしたけれども、それでも十分素敵なかたでございましたかと思います。
と、タイトルボイスは確かにエンディングを迎えるたびに変わっておりましたっけ…バッドになるとどうなるか、気になる気もいたしますけれども、気にしないでおきましょうか(何)