□のんのんびより(3)
■あっとさま
○イラスト評価:★★★★★(4.5)
○内容評価:★★★★★(4.5)
○百合度評価:★★★☆☆(3.0)
○総合評価:★★★★☆(4.4)
こちらは先日『けいおん!』のDVDなどとともに購入をいたしましたもので、過去に既刊を読んでおりますことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスといたしましては『ささめきこと』や『ひまわりさん』などと同じものとなります。
作者のかたは以前読みました『こあくまメレンゲ』と同じかたとなります。
内容としましては、田舎にあります旭丘分校に通う女の子たちの日常を描いた作品となります。
と、やはり説明が以前読みました第2巻の感想と同じとなってしまいましたので、詳細な説明などは省略をいたします。
登場人物のほうは、今回は皆さんを見守る大人側のかたがたといたしまして、まず駄菓子屋の店主さんが本格参戦…このかた、加賀山楓さんは第1巻の蛍さんと小鞠さんがお買い物をするお話で背景の様なもので登場しておりましたけれど、今回は結構目立っていらっしゃいました。
20歳の、ちょっとやさぐれた感のあるお姉さんでございますけれど、れんげちゃんの涙には弱い模様…いえ、あれは誰でもつい甘くなってしまうでしょうか。
あとは小鞠さんたちのお家の隣人といたしまして高校3年生の富士宮このみさんというかたも登場…こちらは勢いのある元気な女の子でございます。
第2巻では皆さんの夏休みの風景を描いておりましたけれども、今回はその夏休みも終わり、秋の深まっていく中でのお話が描かれております。
夏海さんの思いつきで文化祭が行われたり、芸術の秋ということでスケッチを行ったり…れんげちゃんはかなり個性的な性格をされた子ではございますけれども、絵のほうは小学1年生とは思えないほど上手でございます。
そういえば、秋のお話でございましたのに、運動会はございませんでしたっけ…表紙裏の夏海さんの登場人物紹介で運動会のことについて触れられておりましたのに…。
お話のほうはどれも皆さんがとても微笑ましく、ときには読んでいるこちらの心もあたたかくなるよろしいものでございます…登場人物の皆さんもかわいらしくてとてもよろしゅうございます。
と、これまで既刊の巻末には『ユメのユメ』『こあくまメレンゲ(番外編)』という様に本編とは関係のないおまけが収録されておりましたけども、今回はさすがにネタ切れでしたのかそうした別のお話は収録されておりませんでした…ただ『のんのんびより』の番外編として4コマが収録されております。
…あと、各話ごとに欄外にある登場人物紹介やときどき書かれているコラムが何故だか面白いかも?
イラストはかなりよろしいものかと思います…ちょっとこれまでの評価は低かった気がいたします。
百合的には小鞠さんを愛でる蛍さんがほのかに、程度ではございますけれども、ほぼ全ての登場人物が女の子でございますし、そのあたりは安心でございます。
ともあれ、やっぱり今回も安心して読める、とても微笑ましくよろしいものでございまして、個人的には大好きといえる、とても強くお勧めできる作品でございます…次巻は冬のお話になりそうで、引き続き楽しみにしておきましょう。
…ちなみに今日の日誌のタイトルは帯から取ったのですけれど、この作品を購入した日の日誌に書きました様に帯に以前読みましてアニメも良好な『ゆるゆり』のあかりさんの姿が、出版社も違いますのに登場しておりました。
あかりさんはこの作品に登場する唯一の男キャラでございます、ものすごく目立たなくって台詞もない、小鞠さんたちの兄である卓さんに共感をされていらしたのでございました…この人は目立たないということもあり人畜無害でございます(つまりいてもいなくても変わらない、ということにもなりますけれど…ちなみにあかりさんはいるといないとでは大違いでございますよ?)
『ととモノ。Final』のほうははじめのダンジョンでのんびりレベル上げ…というよりお金集め&履修度取得を行っておりますけれども、昨日はダンジョンについてさらにいくつか『3』とは違ったところがございました。
まず、ダンジョン内に光るものがあってそれをアップにして拾う、というもの…これ、てっきりととモノ。メダルでも落ちていて、とても小さな光なのかとばかり思っていたのですけれども、実際に遭遇いたしますとそうではなくって、光は結構大きなものでその正体も普通のアイテムでございました。
これは『3』のダンジョンにございました宝箱でない、クリスタル形状らしいアイテムポイントものと同じ様なもの、なのかと思いましたら、そちらも普通に存在いたしました…ともあれこの光は結構ランダムで現れるみたいで、前にきたときにはなかったところに現れたりもいたします。
あとは、ダンジョンを歩いておりますと他のパーティが敵と戦っているところに遭遇する、というもの…。
そのアイコンに突入しますと戦闘になりまして、そのパーティの人たちと一緒に戦う、ということになります…敵を倒すとお礼がもらえるみたいでございます。
確かにあれだけの学校で生徒が主人公たちとメインキャラたちしかいない、というのはおかしなお話でございますし、これは悪くないかと思います。
『3』では他のパーティと協力して戦うなんてことはございませんでしたけれども、ゲームのストーリー上一緒に戦えるほうがいいかと思いますし、これは行きずりのパーティだけでなく、ああいうメインキャラたちとも起こるのかどうか、気になるところでございます。
…そういえば、ダンジョンで出会うパーティはいずれも3人パーティ…『3』のメインキャラの生徒さんたちも3人1組が基本でございましたし、この世界は3人が基本なのでございましょうか(3人ですと相性線を引くのがきつそうですが…/何)
と、武具の錬金について、確かに錬金書はなくなったのですけれど、普通の錬金に加え手持ちの武具からさらに強化して別の武具に変更する、ということが可能となっておりました。
これの影響で材料さえあれば序盤から結構強い武具を入手することが可能で、実際ティナさんの手にしたヘビィフレイルはかなり強くて攻撃力は110以上、敵に400程度のダメージを与えることができる様になりました(はじめのダンジョンの最弱の敵のHPは一桁ですが…)
その他、アサミーナさんはエストック、閃那さんはタルワールという剣、衣砂さんはミセリコルデという短剣ででこちらもそれぞれ攻撃力が90から100程度は得られております…かなさまとエステルさんは術師ですので杖なのですけれど、他の皆さまに較べますとそう強くございません…。
ただ、どの武具からどの様なものに強化できるのか、というのは実際にその武具を持っていなければ解りませんので多少ややこしいというか、気になるものは一度手に入れないといけませんので、それを作るのにお金がかかってしまいます。
それに、強化にあたっての材料も意外とお金がかかりますし(鉄を入手するのに鉄くずから合成を繰り返す、とか…)、もちろん強い武具なほど強化の際にお金がかかりますので、結局錬金書がなくってもかなりお金はかかるのでございました(しかも材料がないわけではないのでやめどころがなかなか…現状でも作れるものを全て作ろうとしましたらその前に現在の学科の履修度が全てたまってしまいそうかも…)
ですので現状は武器のほうにしか強化のお金をかけられておらず、防具は後回し状態…これらを一通り試すにはお金を貯めては作る作業の繰り返しとなりますし、やはりまだまだ時間がかかりそうで、のんびりまいりましょう。
…あと、誰かのサブ学科にジャーナリストを入れておくべきでございました…いえ、この学科でないと敵の詳細な情報を得ることができないのでございます。
次からは誰かにつけることにいたしましょう(はじめのボスあたりは情報が得られなくなりそうでございますけれど、仕方ございません)
【(更新終了)百合(かも?)作品感想の最新記事】