2011年11月13日

サユリリ

先日読みましたコミックの感想です。
魔法使いのお話…
□サユリリ(1)
■濱本隆輔さま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(2.8)
 ○内容評価:★★★★☆(3.4)
 ○百合度評価:★★★☆☆(3.0)
 ○総合評価:★★★☆☆(3.2)

こちらは過日『けいおん!』のDVDなどとともに購入をいたしましたもので、帯に「百合」と明記されておりましたこともあり購入をしましたものとなります。
コミックスとしましては『ティンクルセイバーNOVA』や『える・えるシスター』などと同じものとなります。

内容としましては、怪異と戦う二人の魔法少女、あるいは魔女を描いたお話、となるでしょうか。
主人公はもちろんその二人でございまして、まずは水橋・リリィ・クレーエさんという14歳の少女…ドイツからやってきたこのかたはツンな雰囲気をかもし出しました、そしてお嬢さま系の口調をされたかたでございまして、真面目でしっかりした性格なかたとなるでしょうか(タイプとしましては以前第2期を観ております『スト魔女』のペリーヌさんあたりに近しいかも…?)
彼女はこの世界に存在するといいます魔法協会に所属しており日本へやってきたのもその協会から派遣されたためで、使う魔法もかなり古典的で正統派なもの…薬品の調合や結界の生成などもできますし、魔法少女というよりは昔ながらの魔女、黒魔術師といった趣となるでしょうか(ご自身でも黒魔法を主に使っている、とおっしゃられておりましたし)
リリィさんは以前同じく魔女でございました両親を怪異に殺されてしまっておりまして、半ば復讐心などから怪異と戦っているところがあるご様子…それに、作品の節々に見られる回想から魔法協会でもあまりよい扱いは受けていなかった雰囲気がございますかも…?(そこはまだ断片しか見えませんので詳しいことは解りませんけれども)
また、当初は人と関わろうとしないかただったのでございますけれど、もうお一人の魔法少女さんと接しているうちに徐々に態度が変わってきて…と、やはりツンデレの一種となるでしょうか。
ちなみに彼女にはツァッケンという猫型の渋い雰囲気の使い魔がおりまして、家事などはそちらのかたにしてもらっております。

もうお一人は日溜さゆりさんというリリィさんと同い年の女の子でございますけれど、こちらはちょっと天然でドジっ子なところもある女の子となるでしょうか…リリィさんの分析では身体能力も学力も並の人以下となるみたいです。
彼女も魔法使いなのですけれど、こちらはまさに魔法少女といった雰囲気で、派手に変身もいたしますし魔法のステッキを使ったりいたします…ちなみにリリィさんはその様なことはいたしません。
さゆりさんのほうは魔法協会なんて存在も知らない様なかたで、ではどうして魔法が使える様になったのかといいますと以前劇場版を観ております『なのは』や以前観ております『まどか』といった他の魔法少女作品と同じこと…つまり使い魔に才能を見込まれて魔法少女になった、というわけでございます。
その使い魔はピコリンという『まどか』のインキュベーターから毒気を抜いた感じのかわいらしい生物で、自分たちの世界が怪異に襲われていて、それを何とかするために魔法少女の素質を持っていたさゆりさんに力を貸してもらうことになった、という感じでございましょうか。
ちなみに魔法のほうは完全に魔法少女の戦いかたでございますけれど、当初はやや微妙な実力でした様子(でも空間転移などリリィさんも驚くことはできます)…でもリリィさんとお会いしてからは結構成長している様に思えます。

ちなみにお二人が戦っている怪異というのはさゆりさんやピコリンは「ネガティブーン」と呼び、リリィさんや魔法協会は「ウンゲテューム」と呼ぶ異形の怪物でございまして、人間の負の感情が実体化したもの、となるみたいでございます。
『まどか』の魔女や魔獣の様なもの、といえばそうなりますでしょうか…魔法少女が魔女になったりすることはございませんから、ここは魔獣のほうになるでしょう。
リリィさんは日本におけるその怪異を駆除するために魔法協会から派遣された、というわけでございます。

お話はその様なタイプの違う魔法使いお二人がひょんなことから偶然出会い、そしてリリィさんがさゆりさんと偶然同じクラスに編入してしまったりして、怪異と協力して戦っていく様子を描いております。
リリィさんは当初一人で戦っていくつもりだったのでございますけれど、さゆりさんはリリィさんと友達になりたいという思いから、また元々天然気味なところもあり結構強引に関わっていこうとしまして、リリィさんも少しずつ心を開いていくわけでございます。
正統派魔法使いと魔法少女のお話、ということで同じ魔法を使うかたながら全然タイプの違うお二人でございますから、そのあたりもなかなか面白いところかもしれません…普通のお話ですとなかなかそういうタイプの違う魔法使いが一緒に出るなんてことはございませんから(以前コミカライズ版を読みました『よくわかる現代魔法』ではそういうところもございましたっけ…あとは、とってもお世話になっておりまして大好きな、でもお会いできない日々が続いておりましてさみしゅうございますけれどもご無事とまたお会いできますことを願っておりますあのかたの持ちキャラでございます衣砂さんと私の持ちキャラなエステルさんのお二人、などもこうした感じとなりそうです)

イラストは普通でございましょうか。
百合的にはいかがでございましょう、お二人の関係が徐々に近づいてはおりますけれど、まだ友人、あるいは怪異と戦う際のパートナーといった関係で、帯にございました様な「百ッ合百合 魔法物語」とまではいっておりません…ここは第2巻以降の進展に期待、でございましょう。
ともあれ、なかなか悪くないお話でございましたかと思います…この巻はリリィさんのライバルか何かの雰囲気をかもし出す魔法使いのシルエットが出てきたところで終わっておりましたけれど、どうなっていくでしょうか。


『ととモノ。Final』のほうは昨日の日誌にも書きました様にメイン学科とサブ学科とでは履修度の入りがものすごく、それはもう天と地の差ほど違い、メイン学科を固定してサブ学科で学科を極めようと考えておりましたから少し困ったのですけれど、とりあえず現状…メイン学科にしても普通に戦える学科が多数残っている今は、メイン学科のほうで極めていくことにいたしました。
幸い、黒魔術師や灰色魔術師、賢者を極めた状態でサブ学科につけておけば全体攻撃魔法は使えますし、アンロックまでは無理なものの後者2つの学科や人形遣いを極めた状態でつけておけばサーチルも使えますから(宝箱の罠で怖いのは実質経験値減少の悪魔の呪いのみでございますから、サーチルでそれが出た場合のみ宝箱を無視して、その他は一応盗賊検定持ちのかたは配属しますものの罠が発動するのを覚悟で開けてもよいでしょう)
…でも、アサミーナさんとかなさまはサブ学科でアイドルを、閃那さんはマニアを、そして衣砂さんはジャーナリストを極めたはずでございまして、ここまで差が出るのは少し不思議…サブ学科の謎は深まるばかりでございます。

ともあれ、ザッハトルテさんのいる洞窟でしばらく戦おうとも思ったのですけれど、白金を必要とする装備が思ったよりございませんでしたので、先へ進みますこといましました。
洞窟の奥にはザッハトルテさんと先に出てまいりましたアンデッドな3姉妹がいらしたのですけれど、ザッハトルテさんがものすごく微笑ましくてかわいい…このかたはきっと最終的にはこちら側になってくださるのではないかなと思います。
でも現状ではまだデレ期にはなっていないご様子でございますので(何)戦闘になりまして、あまり強くはなく軽く倒します…と、ここでアンデッド3姉妹はまだ謎の黒幕に命令されてザッハトルテさんに従っていたことが判明し、彼女たちは去ってしまいました。
ザッハトルテさんもキルシュトルテさんに国外退去を通告されて足の生えた家(何)とともに去っていきました…。
そのザッハトルテさんを陰で見ていた黒幕側に属する敵二人がものすごく不穏…ザッハトルテさんやアンデッド3姉妹とは最終的に和解できお友達になれそうな雰囲気がございますけれど、この人たちとは現状の雰囲気では無理な気がしてしまいます(でも『3』でも最終的に魔貴族を含めた全員と和解できお友達になりましたし、どうなりますか…とりあえずザッハトルテさんは今後この悪役たちに利用される運命が待っていそうです/何)
ドラッケン学園へ戻りますと今回のクエストは終了でございましたけれど、ザッハトルテさんがどういう人物なのかということについて校長先生から語られました…どうやらはるか昔の呪いが生み出した存在らしい…?

次はプリシアナ学院へ向かうということで新たなダンジョンが一気に3つも現れました…でも、スノードロップの町はすでに現れているのでございますから、ドラッケンとスノードロップを繋ぐダンジョンは必要ないのでは…(しかも間に海があるはずなのに普通の街道らしい…『3』では地下通路でございましたのに)
その3つのダンジョンのモンスターと戦ってみて、一番よいアイテムを落とす敵のいる場所でまずはのんびり、でございましょうか…3つもダンジョンが現れたのですから、今の学科を極めるまではのんびりしてもよさそうな感じでございます。
同時にドラッケンのほうで新たなクエストが2つほど現れておりましたので、まずはそちらを受けますことに…一つめは勇者を目指す少年のパーティの少年からの依頼で、こちらはただのお使いだったのでございますけれども、でも内容は結構興味深く、モーディアル学園のあの虚弱体質な先生の謎が結構判明されます。
もう一つはまた勇者を目指す少年のパーティの、今度は凛々しく無口な少女のベルタさんからの依頼…このかたは『3』でも結構意外な依頼をしてまいりましたけれども今回も少々意外な依頼をしてまいります。
それはともかく、その依頼の場所が新たに現れたダンジョンのドラッケンとスノードロップを繋ぐ街道でございまして、行かなくてもお話に影響のなさそうなそのダンジョンはこのクエストで訪れることになる、というわけでございました。
そこで目的を果たしますとさらに次の新しいダンジョンへ行く様にされますけれども、でもそのダンジョンの敵がなかなかよろしいアイテムを落としてくださいますので、どういたしましょうか…とりあえず今日にでもその2つめの新しいダンジョンの様子をうかがってみて考えましょう。

『ととモノ。』といえばメインパーティの中でも先頭お二人は個人的にも大好きで仕方のないお二人なアサミーナさんとかなさまにおりまして、そのお二人が以前行いました放送の中で来月発売予定のコミックに百合姫コミックスがない、と言いましたけれども、17日に『いちばん近くて、とおいふたり』という作品が発売する予定のご様子でございました。
こちらは以前読んでおります『鬼ごっこ』の黒柾志西さま、つまり以前読んでおります『魔法とパンツとオレ』のベンジャミンさまの作品となる模様でございますけれど、ともあれ何もないというわけではないみたいです。
あと、以前行っております放送で今月発売予定のコミックを紹介しておりますけれど、どうやら18日に以前読んでおります『レンアイ女子課』の第2巻も発売する模様…何だか抜けが多くて、他に見過ごしている作品がないか不安になってまいります…。
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/50313022
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック