2011年12月26日

リコとハルと温泉とイルカ

先日読みましたコミックの感想です。
なかなかよき…
□リコとハルと温泉とイルカ(1)
■ヒジキさま
 ○イラスト評価:★★★★☆(3.5)
 ○内容評価:★★★★☆(3.5)
 ○百合度評価:★★★☆☆(3.0)
 ○総合評価:★★★☆☆(3.4)

こちらは過日『けいおん!』のDVDなどとともに購入をしましたもので、何となくよさそうでございましたので購入をしましたものとなります。
コミックスとしましては『やまンこ!』や『ストパニ』などと同じ電撃コミックスとなります。

内容としましては、田舎町で暮らす女の子たちの日常を描いた作品、となるでしょうか。
主人公の黒崎リコさんは東京で暮らしていた女の子で、その当時はモデルをされていらしたりとかなりの美少女…でも、どうやらあまり目立つことは好きではないご様子?
でも、春先に母親が海外へ仕事へ行くにあたり、彼女は日本へ残ることになって、田舎にある知人のお家にご厄介になることに…ちなみに母親は有名なデザイナーみたい?
そこは伊流川町という山の中にある温泉街…リコさんはその町にある民宿を経営しているお家で暮らすことになりました。
と、ここまでの流れですと何だか似た様な展開のお話があった気がしてきてしまいますけれど、その似ていると感じてしまった作品…以前読みましたものの微妙な作品のため続刊は切ることにしました『花咲くいろは』という作品との類似点はそこまででございますので安心でございます(何)
ちなみにリコさんは基本的には常識人…ただ、寝起きはかなり悪い様子でございます(とっても大好きなあのかたにお勧めをしていただけまして以前しております『スズノネセブン!』の真夜さん並?)

そこの民宿にはリコさんと同い年の桜田ハルさんという女の子がいらっしゃいますけれど、リコさんは昔この町で暮らしていた頃がある様子で、その頃仲良くしていた女の子の様子…リコさんはあまり覚えていないといいますけれど、ハルさんはとてもよく覚えております。
このあたりの流れは上で触れました『花咲くいろは』を離れて上で触れました『スズノネセブン!』と同じページで感想を書いております『九十九のあまのじゃく』あたりを思い出しますけれど、ともあれそのハルさんは元気でおバカで天然な様子もある、運動神経は抜群で、そしてちょっと変態なところもある子…リコさんによく懐いております(何)
そのハルさんは高校ではイルカ部こと伊流川町広報部の部長をしていらっしゃいまして、この町の広報誌を作ったりして町おこしをするというなかなかよい部活をされていらっしゃいます。
リコさんも半ば強制的にその部活に入れられまして、その美しさなどから看板にされるのでございますけれど、どうもお話はそれよりもさらに一歩大きな方向へ進んでいきそう…?

そのイルカ部にはハルさんの他にも星野茜さんと葵さんの双子の姉妹が所属していらっしゃいます。
茜さんのほうは写真担当の基本的には活発な子の様子ながらモデルをしていらした頃のリコさんのファンでございまして、リコさんの前ですとおとなしくなります…はっきり言いますとリコさんのことが好きな様子でございましょうか。
葵さんは編集担当で、こちらは基本的には大人しい子なのでございますけれど、追い込まれると人格が変わる様子…?
あと、顧問の倉本先生という女の先生はちょっと恐いかも…?(以前読みました『ふら・ふろ』の大家さんな方向で…/何)

お話のほうはその様な皆さんの楽しい日常を描いたものとなっております。
帯に「温泉街を舞台に繰り広げられる女子高生たちの友情物語。」と書かれておりましたけれど、基本的な雰囲気はそれでよろしいでしょうか…大人以外は女の子しか登場いたしませんし(ハルさんには弟がいるはずでございますけれど、1コマしか出てきておりません)
上で触れました『花咲くいろは』あたりは帯などの煽り文句とはかけ離れて男女の恋愛が中心となっていくという残念な展開となってしまいましたけれど、こちらはそういうことはなさそうでございますので安心して読むことができます。

イラストはなかなかよいかと思います。
百合的にはリコさんへ対するハルさんと茜さんの態度がその様な雰囲気…リコさんにその気はございませんけれど、今後はどうなるでしょうか。
ともあれ、なかなかよろしい作品でございました…何となく購入をしたのでございますけれど、当たりといっていいと思いますし、続きも楽しみにいたしましょう。


また、同時にこちらも読みましたので…。
やはり面白い…
□よつばと!(11)
■あずまきよひこさま
 ○イラスト評価:★★★★☆(4.0)
 ○内容評価:★★★★★(4.9)
 ○百合度評価:★☆☆☆☆(0.5)
 ○総合評価:★★★★★(4.5)

こちらも上の作品と同時に購入をしましたもので、過去に既刊を読んでおりますことから購入をしましたものとなります。
コミックスとしましても上の作品と同じ電撃コミックス…上の作品を読みました際、そこまで同じ作品でしたこともあり同時に読んでみたのでございました。

内容としましては、元気なちみっこのよつばちゃんの日常を描いた作品です。
と、説明がやはり以前読みました第10巻の感想と同じとなってしまいましたので、詳細な説明などは省略をいたします。
この巻でも相変わらずよつばちゃんの微笑ましい日常を描いておりまして、この巻ではうどん屋さんに興味を示されたりしていたり、またカメラを入手したことによりさらに行動範囲が広まってまいりました。
また、風香さんたちと栗拾いに行ったりもしておりまして、秋も深まってきたご様子…このまま冬も描いて、春を迎えられ、そして1年がたっていくのでございましょうか(でもそこまで描くとなると現実では何年の年月が経ってしまうでしょう…/何)
その他、よつばちゃんの持っているぬいぐるみのジュラルミンが大変なことになってしまいますけれど、こちらも何とか元通りになり一安心…などなど、やはり微笑ましい日常が描かれていて、楽しいものでございます。
ここまで巻数が続きますといい意味で特記することはないわけでございますけれど、やはりとても楽しいものでございます。

イラストはよろしいものでございます。
百合的にはないですけれど、この作品に関しましてはそのあたりは度外視して構いません。
ともあれ、この巻も楽しくよろしいもので、引き続き長く続いていっていただきたいものでございます。


昨日は日曜日ということで『坂の上の雲』の最終話を観たのでございますけれど、やはりつい先月まで11ヶ月を浪費して放送されておりました排水溝ドラマとは雲泥の出来と言うしかないものでしたでしょう…ともすれば近代戦は安易に反戦のみのテーマにされてしまう風潮の中(いえ、最近では戦国時代の大河ドラマもどきにもあまりに安易にそれが入れられて極めて軽いものになってしまっているでしょうか)、あれだけしっかり描かれていれば上出来でございましょう。
ただ、贅沢を言いますとやはりいくつかのエピソードをもっとしっかり出していただきたかった、という点がございまして、そこが残念…丸一年やってもらいたかった、とまでは言いませんけれど、せめてあともう1、2話分長く時間が取れていれば、もっと色々しっかり描くことができたのではないかなと思います。
特に、『坂の上の雲』の前に3年にもわたって11ヶ月も残念な作品たちを放送していたのですから、それを少し削ればよろしかったのに…と思わずにはいられないのでございました。
ともあれついに終わってしまいましたし、来年の『平清盛』に…ほんの少しだけ、期待しておきましょうか(もう過大な期待は二度としないことにいたしました…/何)
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