2012年01月30日

彼女たちのたたかいはこれからだ!

先日読みましたコミックの感想です。
最終巻でした
□ささめきこと(9)
■いけだたかしさま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(3.3)
 ○内容評価:★★★★★(4.9)
 ○百合度評価:★★★★★(5.0)
 ○総合評価:★★★★★(4.8)

こちらは先日『けいおん!!』のDVDなどとともに購入をしましたもので、過去に既刊を読んでおりますことから購入をしましたものとなります
コミックスとしましては『のんのんびより』『こあくまメレンゲ』や『ひまわりさん』などと同じものとなります。
こちらは以前観ております様にかつてアニメにもされた作品となります。

内容としましては、強くてかっこいい感じの純夏さんと、かわいい女の子好きの汐さんを中心とした物語となります。
と、やはり説明が以前読みました第8巻の感想と同じとなってしまいましたので、詳細な説明などは省略をいたします。
この第9巻では、これと同時に購入しております『けいおん!』第2期第7巻あたりなどと同じ様な展開がはじまっていきます…つまり、純夏さんと汐さん、それぞれの卒業後の進路についてのお話が具体化してくるわけでございます。
その『けいおん!』では卒業後も皆さんが同じ進路を進む展開になっていったわけでございますけれども、その様な展開はむしろきらら系4コマの中でもかなり異端に属するものでございまして、普通は皆さん別々の進路を歩むことになるわけで…このお話ももちろんその流れになっていきます。
それと同時に、前の巻の時点でもうすでに純夏さんと汐さんは両想いだということがお互いに解っているのでございますけれども、この巻ではさらにそこからさらに一歩先…親など、周囲のかたにいかに自分たちの気持ちを解っていただくか、などについて描かれております。
これはいうまでもなくとても難しい問題でございまして、ほとんどの百合作品でもそこまでは触れられないのでございますけれど、そこをある程度真剣に描いたこの作品はそれだけでも立派といえるのではないでしょうか。

その様なこの巻は展開がずいぶんはやくなってまいりまして、修学旅行ついでに純夏さんが汐さんの祖母へ挨拶へ行かれたり、純夏さんたちが3年生へ進級されましたり、生徒会長として頑張る汐さんが少し見られただけでそのまま高校卒業を迎える…はい、高校3年生の描写についてはほとんどなく、ちょっと駆け足気味でございました。
そのため、純夏さんと汐さん以外の皆さんの描写がやや少なく、特に空手部の後輩さん…純夏さんを慕うまゆさんなどのお話がほとんどなかったのがちょっと不満で、そこで内容評価を最高評価からほんの少しだけ下げてしまったのでございました(これは完全に私の贅沢な気持ちなのかもですけれども…)
とはいいましてもまゆさんはもうお祭りとしか思えない純夏さんのお誕生日パーティで見せ場はございましたし、最後の最後、大蛇足というおまけマンガで純夏さんと汐さん以外のメインキャラのその後について軽く触れられておりまして、そこでまゆさんと恋乃さんの描写もございましたから、贅沢を言わなければそれでよしとしてもよいのかもしれません(ちなみにやはりあの様なタイプのキャラの宿命か、朋絵さんがよい意味でかなりとんでもないかたになっておられます/何)
その様な、周囲の皆さんの描写には少々さみしさを覚えましたものの、純夏さんと汐さんのお二人のお話に関しましては特に言うことはございません…現状考えられる限りではほぼ最良の結末なのではないでしょうか。
それにしましても、こういう学園もののお話の卒業式のお話は、やはりもっと学園生活のお話を読みたいと思う読者の気持ちを含めなくっても、やはり切ない…とっても大好きなあのかたもご覧になられて泣けたといいます『けいおん!』第2期の最終巻は覚悟しておきましょうか(学園祭のお話であそこまで号泣してしまいましたから、相当の覚悟をしておかなければならない…?/何)
…はい、この作品はこの巻で最終巻でしたわけでございます…ここへ至るまで色々波乱はございましたけれども、最後はハッピーエンドになっていてよろしゅうございました。

イラストは悪くございません。
百合的にはもう何も言うことはございません…かなりしっかり女の子同士の恋のお話を描いた作品かと思います。
ということでついに完結してしまいましたけれども、とてもよい百合のお話でしたといえるかと思います…終わってしまうとかなりさみしい気持ちを覚えてしまいますけれども、お二人にはこのまま幸せになっていただきたいものでございます。
しいてわがままを言ってしまうと、上で触れました様に純夏さんと汐さん以外の皆さんの描写が少なくってさみしかったこと…番外編か何かでせめてまゆさんと恋乃さんのお二人のお話くらいは描いても損はないかと思うのですが、いかがでございましょう…?
日誌のタイトルはカバーにございました作者さまコメントなのでございますけれど、これは打ち切りエンドを示す言葉ではなくって、本当に純夏さんと汐さんのお二人の歩みはここからはじまる、という意味でございましょう。
…この最終巻まででアニメ第2期…は、期待できませんか…?(何)


上でも触れましたあのかたもしていらっしゃいます『セブンスドラゴン2020』のほうは都庁改修により自衛隊駐屯所を作りますとイベントが進行しましたので、先へ進みますことに…池袋上空に電磁投射砲を使用する帝竜がいるということで、そちらの討伐任務でございます。
自衛隊の隊長はやはりちょっとムラクモ機関への対抗心が強すぎて危うささえ感じられるのでございますけれども、大丈夫なのでございましょうか…いえ、下で触れます様なムラクモ機関のボスの立てる自衛隊捨て駒作戦のことがございますから、この様な感情を抱くのは自然なのでございましょうけれども。
そういえばその自衛隊の駐屯所の皆さんと会話をして気づいたのでございますけれど、自衛隊の隊員にはお名前がついておりましてそのお名前に何か一定の法則がある気がいたします…何人かは確実に日露戦争期の戦艦の名前から取っていそうでございますし。
その他、一般人や作業員など名前のある人からない人まで色々なかたが都庁にはいるのでございますけれども、個人的にはほんわか作業員という女のかたが好き…その名のとおりほんわかしているわけでござまして、やっぱりほんわかほわほわした女の子はよろしゅうございますよね(主人公のアサミーナさんもこの作品では外見や声など凛々しさのほうが目立っておりますけれど本来はほわほわ…/何)

というわけで帝竜のところへ赴くことになりまして、スタート地点は池袋駅…ここからドラゴンの力によって捻じ曲がった線路を上空へ向けて進んでいくことになるのでございます。
すでに電磁投射砲撤去のために自衛隊が先行しているのでございますけれど、進みますとすでに亡くなられたりあるいは怪我を負った隊員に遭遇して切ない…その中になぜか一般人のおばあさんがいたりもいたしましたけれども(もちろん要救助者でございました)
一階層上へ進みますと、自衛隊員がまさにその身を盾にして電磁投射砲の砲撃を防ぎ、生命を散らしていく光景が繰り広げられてしまいさらに切なくなってしまいます。
この様な一見人命軽視の命令を下したのはムラクモ機関のボスとのことで、アオイさんあたりはこれにかなり疑問を抱いてしまい、何だか離脱フラグにも見えてしまうのでございますけれど、これは難しい問題でございましょう。
それはもちろん、感情的にいえばとても悲しく疑問を覚えるのも当然なのでございますけれども、ドラゴンという放っておけば全人類を滅ぼす異生物を殲滅するにはやはり犠牲は生じざるを得なく、時にはその様な非情とも受け取れる決断をせざるを得ないわけで…願わくば、ムラクモ機関のボスが純粋に人類の生存とドラゴンの殲滅のみを願ってこの命令を下したと、おかしな裏などないと信じるしかないでしょう(例のSKYとかいう嫌な印象しかない組織などのことを考えると、何かあってしまうのでしょうけれども…)
ともあれ、敵の経験値が少しだけ多くなったこともございますし、ここは慌てずのんびりと進んでまいりましょう(ただ、経験値に比してスキルポイントが低いのが気にかかってしまいます)
…それにしましても、電磁投射砲はそのまま砲の姿をしておりましたけれど、ドラゴンってこの様なものを作れる技術力を有しているのでございましょうか…それとも地形ともども能力で作ったのか、この異生物へ対する疑問は尽きません。


と、昨日は日曜日でございましたっけ…大河ドラマについては、もう触れなくってもよろしゅうございますよね?
いえ、冒頭が壇ノ浦後のシーンにならなかったのはよろしゅうございましたけれども、主役は…某知事の苦情も確かに一理あると思えるほど汚らしく荒々しくまた性格も粗野かつ無教養で短絡的過ぎ、織田信長のうつけ時代の姿にしか見えません(主役の若年期がうつけだったという話は俗説でも聞いたことがございませんしいくら何でもあそこまでひどくする理由がよく解りません…特に北面の武士になったのにどうしてあんなに汚いままなのです?)
それに、有名な銀箔の刀事件も妙なお話になっておりましたし…こちらの作品も何だか違和感ばかり覚えてしまいます。
もちろん、幻想姫物語や愛の兜よりは全然ましではございますけれども、三菱創業者伝と較べてどちらがよいか、となる程度の歴史ドラマの重みのない凡作で終わりそうな気配…ということで、この時代のお話って結構好きということもあり今後も一応見守ってまいりますけれども、よほど突っ込みたいことが生じない限りはわざわざ日誌では触れないことにいたします。
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