□つぼみ(16)
■アンソロジー
○イラスト評価:★★★★☆(3.7)
○内容評価:★★★★☆(4.4)
○百合度評価:★★★★☆(4.0)
○総合評価:★★★★☆(4.2)
こちらは先日『けいおん!!』のDVDなどとともに購入をしましたもので、過去に既刊を読んでおりますことから購入をしましたものとなります。
コミックスとしましてはおなじみなまんがタイムきららコミックスではございますけれども、こちらは「GLシリーズ」という独立したものとなっており、普通のきらら系についている通しナンバーもついておりません(『つぼみ』収録の作品がコミックになると「GLシリーズ」ではなく「つぼみシリーズ」になるのはやや不思議なところ…なんて毎回毎回同じことを書いて…/何)
内容としましては、以前読んでおります第15巻までの既刊同様に百合onlyなアンソロジーコミックとなっていて、相変わらず雑誌並みの分厚さと参加作家さまを誇っております。
今月など偶数の月は『つぼみ』の月で奇数の月は『百合姫』の月と、定期刊行な百合関連書籍に棲み分けがきちんとできているのはよろしいことでございます…毎月最低でも1冊は百合確実なものを読める、ということになりますから(特に最近は百合姫コミックスが出なくなってまいりましたし…)
参加されていらっしゃる作家さまで私がコミックを持っていらっしゃるかたといたしましては、今回の掲載順に以前読んでおります『星川銀座四丁目』の(って、これはこの作品そのものが掲載されているわけですが)玄鉄絢さま、以前読んでおります『しまいずむ』など(って、これもこの作品そのものが掲載されているわけですが)の吉富昭仁さま、以前読んでおります『green.』の大朋めがねさま、以前読んでおります『最後の制服』新装版などの袴田めらさま、以前読んでおります『キャンディ』の(って、ですからこれもこの作品そのものが掲載されているわけですが)鈴木由布子さま、以前読んでおります『花と星』の(って、これも/以下略)鈴菌カリオさま、以前読んでおります『ひみつのレシピ』など(って/以下略)の森永みるくさまがいらっしゃいました。
ということで収録作品は相変わらず連載作品が大半でございまして、上で触れました様にすでにコミックの既刊が出ている作品たちの連載も続いております。
これらの中で個人的に一番好きですのは『キャンディ』なのでございますけれども、前回のお話での最後のコメントどおり、二人の関係に距離ができてしまう、不安な展開となってしまっておりました…ただこれってお二人どちらのお気持ちも解る非常に難しいところでございまして、そして最終的にはハッピーエンドになってくださると信じております(保健室の先生に何だか曲者っぽい香りを感じる…/何)
『星川銀座四丁目』はメインのお二人のやり取りは相変わらず微笑ましくって楽しいのですけれども、今回はそのお二人のやり取りを盗聴する子のお話でございましたので、これまた切ない…言うまでもないことですが、盗聴は犯罪でございます(何)
『ひみつのレシピ』は若槻さんがかなりのドジっ子でしかもいざとなると素直になれない子でしたりもいたしますけれども、最後の肝試し、どうなるでしょうか…その『ひみつのレシピ』に定位置なはずの最後のお話という枠を取られてしまった『しまいずむ』は珍しく妹さんお二人のお話となっておりました。
『花と星』はかなり天然な動きをされる花井さんが面白い…この面白さは『星川銀座四丁目』などにも通じるところでございましょうか。
その他、あまりに連載作品が多くてなかなかついていきづらいところもございますけれども、特に印象に残った作品たちは…まずは一花ハナさまの『神さまばかり恋をする』のコトリさんがとてもかわいらしくてよろしゅうございます。
袴田めらさまの『エデンの東戸塚』のほうは2話収録で前半はおバカなものだったのでございますけれど、後半は一転して切ない…どうなっていくでしょうか(そういえば以前購入しております様にこの作品の同人誌が出たりしております)
今回同時に第1巻のコミックが出ておりますモロやんさまの『トラにツバサ』ははじめてのお友達ということでとてもお気持ちは解りますけれど、お相手の子が最後少し呆れた様子になっていたのが気にかかりますかも…大丈夫、ですよね?
読み切り、あるいは今回が第1話になるのかなと思われるお話でございますと、まずは表紙のお二人のお話となります鳴子ハナハルさまの『蒼い炎 薫る土』は陶芸部という少々珍しいところを舞台にしたお話ながらかなり王道路線のお話でよろしゅうございました。
のんさまの『じょしけん。』の主人公さんがかわいらしくいい子で個人的には好み…第2話以降もあることを期待したいものでございます。
…前巻の感想で『神さまばかり恋をする』は読み切りと紹介しておりましたけれど、今回お話がございました様に連載作品でございました(何)
イラストはアンソロジーでございますので玉石混淆でございますけれど、全体的になかなかよろしかったかと思います。
百合的には百合なアンソロジーでございますので問題ございません。
ともあれ、連載作品が多めでちょっと思い出すのが大変でしたりもいたしますけれども、基本的にはよい作品が多くよきものでしたかと思います。
ちなみに今日の日誌のタイトルはやはり帯からでございまして、ああ書きまして「きもちも おんども まわってとろける。」と読みます。
とっても大好きなあのかたもしていらっしゃいます『セブンスドラゴン2020』のほうは先へ進みますことに…地下鉄構内を抜けた先、国分寺は砂漠地帯となっておりました。
その砂漠を抜けると謎の工場があったのでございますけれども、そこでSKYなる組織の謎の少女が現れ…彼女の言うことも結構謎なのでございますけれど、ともかくSKYのボスがもうすぐやってくるといいます。
どうやら機械のドラゴンを製造するというなかなか恐ろしい工場へ入ったところで彼らが現れ、アサミーナさんたちを試すテストと称して、帝竜のところまでどちらが先にたどり着けるか競争をすることに…ますます意味が解りませんけれど、拒否権がなぜかないのでお付き合いすることに…。
少し先へ進みますと彼らと話す機会があったのでございますけれど、SKYのボスであるタケハヤ氏はその謎の少女のために戦っている模様…その先にございました描写から、その少女はどうやら竜を狩る者を探しているそうで、アサミーナさんたちがそれに当てはまる様子でございます。
さらに先へ進みますとそのアサミーナさんたちの力を試そうとネコさんと大男さん(何)がドラゴンをけしかけてくるのですけれど、ネコさんはともかく大男さんの採った方法って…あれってドラゴンを操れているとか、そういう無茶苦茶なことなのですか?
あと、途中でアオイさんたちからの通信もございまして、どうやら多数の生命反応を発見されたそうで、都庁から消えた人々ではないか、とのこと…まだ確認はできていないそうですけれども、あの様なイベントがアサミーナさんたちのいないところで解決するとはあまり思えなかったりいたしますし、大丈夫なのかどうかとても不安なところでございます…(まさかアオイさんがどうにかなってしまうとは思いたくございませんが…ともかくほんわか作業員さんが無事であることを願うばかりでございます/何)
…と、競争になった際、カティアちゃんが急いで追いかけて、といったことを言ってまいりましたけれども、SKYが先に帝竜のところに到達したら何か困ることでもございましたっけ…彼らが帝竜を倒したならばそれはそれでよろしいのでは?(もちろん個人的には主人公以外の人が帝竜を倒す、というのは嫌でございますけれど)
ともあれ、昨日は2つめのセーブポイントのあるところまで進めまして、あと脱出ポイントもございましたので一度脱出して、ドラゴンを倒して得られる資材もたまっておりましたので工業区を改装して購入できる装備品を増やしておきました。
…SKYとの競争中なのですけれど、普通に外へ出て問題ないみたいでございました…オーヴァ。
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