2012年03月12日

九十九神いりませんか?

先日読みましたコミックの感想です。
1巻完結…
□九十九神いりませんか?
■高遠のねさま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(3.3)
 ○内容評価:★★★★☆(3.5)
 ○百合度評価:★★★☆☆(3.4)
 ○総合評価:★★★☆☆(3.4)

こちらは過日『けいおん!!』のDVDなどとともに購入をしましたもので、何となくよさそうに感じられましたので購入をしましたものとなります。
コミックスとしましてはおなじみとなっておりますまんがタイムきららコミックスとなっております。

内容としましては、九十九神となった子とその彼女が見える少女の日常を描いた4コマとなります。
九十九神、というのは簡単にいえば物に宿った神さまの様なものでございまして、この作品では長年の物に宿り続け妖として出世された物のことをそう呼んでおられます。
この作品の主人公さんはその様にして長年の時を経て九十九神となることができた少女…後にキョウと名づけられた子となります。
キョウさんはもともと鏡でございまして、ですのでその様なお名前になった子で、サイズは手のひらサイズのちみっこで外見は和な雰囲気の、元気いっぱいでちょっと生意気なところがあったりする、本来何も食べなくてもいいはずながら食べることが大好きな子でございます。
キョウさんはずっと動けなかったので自由を求めてもともといらした場所を脱出しようとされますけれど、依代となる鏡も一緒に持っていかなければなりませんのでなかなかしんどい…と、運のよいことに(?)キョウさんのことが見える少女が現れまして、ひとまず彼女に運んでもらった後に自由の身になろうと企むのでございました。
…はい、九十九神については普通の人では見ることができず、作中ではその少女しか見える人はいないでしょうか(ただ、九十九神が起こす事象…普通に書いたり食事をしたりと、そうした現象は見えるみたいでございます)

そのキョウさんが見える少女は和稀さんという子で、ご実家が骨董屋な高校生の女の子でございます。
長い髪にちょっとつり目のツンデレな雰囲気に見える、実際にちょっときつい性格の子でございますけれど、上でも触れました様に作中では彼女のみ九十九神が見えまして、もちろんキョウさんのことも見えます。
ただ、和稀さんは自分のみに見える存在、というものに対しちょっと複雑な感情を抱いておりまして、キョウさんについても見て見ぬ振りをして立ち去ろうとしておりました…純粋に骨董屋の商品にならない、という判断もあったでしょうけれども(二人の出会いはお店の仕入れのときでした?)
ただ、キョウさんの姉(なのですよね?)の計らいもあり、とりあえず引き取りますことに…。
ちなみに和稀さんはよいかたなのでございますけれども、人には見えないその様な存在が見え、さらにそれらと話していると傍目には独り言を言っている様にしか見えないということで、ちょっときつめな性格も相俟ってご友人はいらっしゃらない様子…でも本人はそのことについてはそれほど気にしていない様子でございます(下で触れるかたがおりますから…)

和稀さんは高校生なわけでございますけれど、骨董屋のほうは茜さんという女のかたが店主になっている様子…作中ではお二人の関係の説明が特になされていなかった気がするのですけれど、帯によりますと姉妹とのことでございます。
茜さんは短めの髪をされほんわかした性格の穏やかなかたでございまして、九十九神は見えませんものの妹さんが見えるのですからその存在は知っておられます…見えないながらもキョウさんと和稀さんの関係を微笑ましげに見守っておられます?
ちなみに和稀さんはこの茜さんのことが大好きで、もう溺愛といってもいいほどかと思われます…それは茜さんに想い人がいるかも、というときの態度でよく解ります(ちなみにその想い人は水戸黄門…時代劇好きです?)

その他の登場人物は、まずはキョウさんにとってはじめての友人となりましたネズ坊…こちらは正真正銘ネズミでございますけれど、なかなかかわいらしゅうございます。
あとは和稀さんのクラスメイトなたからさんと彼女の持つロケットに宿ったこゆりさん…こゆりさんはきちんとした人のかたちになっておりますけれど、まだ九十九神というわけではない様子でございます?
そして終盤に登場いたしましたイスズさんでございますけれど、和稀さんと茜さんとキョウさん、それにネズ坊だけでお話としては十分成り立っていて他の皆さんは本当に脇役といった感じでございましたかも…?

お話のほうは、その様な九十九神のキョウさんがやってきた中の、和稀さんたちご一家の日常を描いたコメディなお話でございます。
舞台が骨董屋で店主が女の子、それに神さま(の様な子)が居座っているということで以前読みました『猫神やおよろず』あたりを思い出したりもいたしますけれど、そちらの初期の展開の様にこちらもなかなか微笑ましく楽しいものですかと思います。
和稀さんとキョウさんとの関係は最後まで喧嘩友達といったものでしたかと思いますけれど、でも最後のお話など互いの関係はもちろん次第によくはなってきております…和稀さんには茜さんがおりますので、この様な関係でよろしいでしょう。
…と、この作品はこの1冊で完結となっております。

イラストは悪くございません。
百合的には茜さん大好きな和稀さんがよろしい感じ…よい姉妹愛といえます。
ともあれ、その様に百合的にも見所がございましたり、ちみっこな九十九神さんの巻き起こす騒動も微笑ましく楽しいものでございまして、なかなかよい作品でございましたかと思います。
…2月に発売となりましたきらら系の第1巻な作品たちをこれで一通り読めましたこととなりますけれど、この作品ももちろん、以前読みました『ご注文はうさぎですか?』などどれもよい作品でございまして、やはりここ数ヶ月のきらら系な第1巻の作品たちはよいものが多くよろしいことでございます。


とっても大好きなあのかたがお気にされております『ヒーローズファンタジア』のほうは昨日ものんびり進行…のんびり戦ったりしましたおかげでだいぶこの作品のシステムにも慣れてまいりましたので、ここで少しまとめてみようと思います。
まず戦闘でございますけれども、こちらは敵味方両方にアクションポイントという数字が割り振られておりまして、これが100以下になるまでは何回もそのターンに攻撃が続けられる、というものでございます。
基本的な攻撃はコマンドではなくって対応するボタンを押すことによって行います…慣れれば結構楽かと思われます?
アクションポイントは攻撃をしますと基本的に100ずつ減っていきまして、200までブーストして攻撃を強化したり、50消費して連続攻撃にすることも可能でございます…連続攻撃はタイミングよくボタンを押すことで発動できますけれど、面倒でございましたらオートにすることもできます。
2人以上パーティにいる場合、連続で攻撃を続けてコンボ数などを稼ぐとターン終了時にそれに合わせてポイントが得られましてHPを回復させることが出来たりもいたします。
また、昨日の日誌に書きました様に複数の作品のキャラが同時に戦闘に出る場合、1つの作品は1グループにまとめられて1人しか戦闘に出られませんけれども、前衛と後衛とでキャラを変更できまして、戦闘中に前衛後衛を入れ替えるとキャラも自動的に切り替わります。
さらに敵の攻撃ターンでもそれは自由に切り替えられますので、味方の攻撃時は攻撃力の高いキャラで攻撃し、敵の攻撃ターンになったときは防御力の高いキャラに交代して受けるダメージを低減するのがよいかなと思います(防御時はPPというMPに相当するポイントを消費して防御力を上げることもできますけれど、これはちょっともったいないかも…)
あと、戦闘パーティは最大4人編成なわけでございますけれども、現在2人(後に3人)でございまして、この場合ちょこまかとポジションを移動すれば敵を撹乱して命中率ダウンを引き起こしたりすることができるみたいです?

戦闘以外でございますと、まずこちらの作品はレベルがございますけれど、こちらはキャラクターごとにではなくってパーティ全体でレベルを共有しております…ですので、現状はまだ彩菜さんと『スレイヤーズ』のお二人しかいないパーティでございますので、今後他の作品のキャラが加入してきた場合、レベルが低くて使いづらいとかそういうことにはならないですむ様子でございます。
レベルが上がるとHPやPPは確実に上昇しておりますけれど、攻撃力などが上がっているかはいまいち実感なし…でもレベルが1上がるごとにブレイブポイントという数値が1ずつ手に入りまして、これを各キャラごとに能力値へ振り分けることができます。
このポイントは修正することも可能でございますので、まずは色々やってみればよいのかなと思います…私のほうは彩菜さんはバランス型、リナさんは攻撃型、ガウリイさんは防御特化型にしております。
ただ、連携というステータスが高いほど戦闘時のアクションポイントが上昇いたしますので、これを優先的に上げたほうがよろしいかもしれません?
その他、必殺技にスピリットという様々な付加効果のついたものを装着できたり、キャラクターのほうにもアクセサリという装備品を装備できたりもいたします。

さらにその他のことでございますと、ダンジョンのほうはオーソドックスなRPGな感じ…ミニマップは常時表示はできませんけれど、ボタンを押すことでマップ専用ページへ移行し確認できますので迷うことはないと思われます?
ただ、ダンジョンマップ移動は十字キーではなくアナログパッドなのが個人的には嫌です…十字キーでもアナログパッドでもどちらでも可能、にしてくださればよろしゅうございましたのに…。
そのダンジョンを動き回るキャラクターは任意に変更可能…ですので主人公の彩菜さんに限らず、別にリナさんにすることもできるわけでございます(でも主人公格しか無理っぽいです?)
個人的には、ダンジョンを動き回る際にきちんと足音があるのが嬉しい…やはりこれがないと満足できません(ですので以前しております『マイソロ3』はそこが無音でしたのでさみしゅうございました…)
ダンジョン内にあるセーブポイントではHPなども回復できますので、比較的安全なゲームになっているかと思われます…?
あとは、宝箱や敵を倒した際にときどきナレッジというものが入手できるのですけれど、これはこのゲーム中の世界に関する様々な小ネタが書かれている模様…ギャラリーで用語辞典やキャラクター図鑑などと同様に閲覧できる様になっております。

この様な感じでゲームのシステムも把握できてまいりましたので、少し先へ進みますことに…しばらく森の中を進みますと、何やら道に迷っている人々に遭遇いたしました。
お話を聞くとその人たち…『魔法戦士リウイ』という作品のリウイさんたち4人だったのでございますけれども、気がついたらこの世界に飛ばされていて戸惑っている様子で、どうもリナさんたちもはじめ同じ様な状況でしたみたいです。
従者の人がとりあえず姫さまにお会いください、とリナさんたちへした説明と同じ説明を彼らにもしまして、ここでこうしていても仕方がないということでリウイさんたちも仲間に加わりました。
『スレイヤーズ』のパーティはこの時点ではリナさんとガウリイさんのお二人だけしかいないのですけれど、この『リウイ』の人たちははじめからきちんと4人パーティでいらっしゃいまして、ここではじめて気づいたのですけれど、戦闘時はどうやら前衛後衛左右と4ヶ所全て違うキャラに設定できるみたいです(同じ人にするのも可能なのでございますけれど、せっかく4人いるのでございますから全て別の人にしてみました)
『リウイ』という作品は私は全く知らない作品ですけれど、キャラクターの印象としましては主人公らしいリウイさんはガウリイさんに近しい印象のあるなかなか愉快そうな男の人(しかも魔法使いらしいのに拳で戦ってます…)、ジーニさんは男勝りな雰囲気のある女性剣士(必殺技発動時の声が一瞬男に聞こえました…)、ミレルさんは明るそうな女の子、メリッサさんは逆に落ち着いた知的そうな女のかたでございます。
能力値を見てみますと、メリッサさんが極度に魅力に偏っている他は皆さんバランス重視っぽい…というより、『スレイヤーズ』のお二人が攻撃偏重すぎな能力でございます?(彩菜さんは完全なバランスタイプです)
皆さんなかなか好印象なのでございますけれども、まずはジーニさんをメインメンバーにして攻撃時の前衛を彩菜さんと彼女、後衛をリナさんにして、防御時は防御力の高いガウリイさんだけを前衛に配置することにしてみました。
…ちなみにどうやらメリッサさんは通常攻撃をすると同時にパーティ全体のHPを回復できる様で、ボス戦などはこうしたかたをパーティに入れたほうがよさそうかもしれません?

新たなメンバーも加わってさらに奥へ進みますと、彩菜さんをここへ連れてきたお姫さまたちと対立する陣営、大魔導士を名乗る者の部下が現れました。
ここで戦闘になったのでございますけれど、妙に彩菜さんばかり集中攻撃してきてなかなか手強い…ここは攻撃時にメリッサさんをパーティに加えてHPを回復しつつ戦いましたおかげで無事撃退できました。
…ちなみにターンが終わるごとに一定数のHPが回復いたしますけれども、これは攻撃の最後を魅力値の高い人にさせるとより回復するのでございました。

さらに奥へ進みますと、敵の出現率を変更できるジェネレーターを発見…これを使いますと、敵の出現率を通常と多め、そしてなしの3段階へ変更できます。
いくら何でも「なし」はやりすぎな気もしてしまいますけれど、ともあれ私は普通の敵との戦いを多めにしたいですから多めに設定しておきます。
さらに奥へ進みますと、ようやくお姫さまと対面…妙に普通の学校の制服姿に見えるのですけれど、まずは気にしないでおきましょう。
また、そこには『スレイヤーズ』の残りのお二人、ゼルガディスさんとアメリアさんのお姿もあり、ここからパーティに加わることになりました…アメリアさんはやはりメリッサさん同様に魅力特化キャラで回復能力持ちでございます(そしてゼルガディスさんの声は…/何)
お姫さまのお話では大魔導士は地球侵略を考えているそうで、お姫さまはそれを阻止しようと彩菜さんを呼んだそう…彩菜さんはちょっと懐疑的なのですけれども、リウイさんはあっさり彼女に協力することにいたしました。
そのときお姫さまを狙って新たな敵が現れましたので、彩菜さんも一応協力をしてその敵と戦いますことに…赤い鎧に身を包んだその騎士はお姫さまの許嫁だったといいますけれど、ちょっと性格に難がありそうでございます(でも大魔導士が地球侵略を考えていることは知らなさそうです?)
その赤い鎧の騎士を撃退しましてお姫さまのところへ戻りますと、この世界の今置かれた状況について説明を受けます。
この世界はレインという魔物によって次元の壁が壊されそれによって色々な世界からリナさんやリウイさんたちの様な迷い人が頻繁にくる様になってしまったそうでございますけれど、その破壊した次元の壁の先の一つから赤い霧という何だか『マイソロ3』を思い出すものが噴き出してきて、それにより生物の8割が死んでしまったといいます(彩菜さんの父親は10年前にこの世界で亡くなられた模様?)
その様な崩壊しつつある世界を何とかするために大魔導士は異世界への侵略を考えているそうですけれども、彩菜さんはまだお姫さまたちの言い分しか聞いていないということでちょっと懐疑的…ただ、この後見ました大魔導士がいかにもな悪役の顔でしたのでお姫さまの味方をして問題ないでしょう。
ここで第2章が終わりまして、第3章…先の戦いの後に変な人が入ってこない様に結界を張ったといいますけれど、大丈夫そうか様子を見てきてくれとお願いされましたので見に行くことにする、といったところで昨日は終了でございます。

昨日は『スレイヤーズ』『リウイ』と2つの作品のキャラが4人ずつ揃いましたけれど、この2作品の皆さんを見ますとどちらも前衛2人と後衛の遠距離攻撃タイプ1人、そして魅力特化の回復役1人という編成で構成されている様子でございます。
他の作品のパーティもこうなっているかはまだ解りませんけれど、これでございますと後衛のお二人は差別化ができていてまだよろしいのですけれど、前衛についての差がよく解らず、どちらを使うかは好みの差のみということになってしまいます…?(実際、ガウリイさんとゼルガディスさん、リウイさんとジーニさんに能力的な差異は特に見られませんし、どちらも普通に物理攻撃キャラでございますし…)
どのキャラで戦闘を行っていくか、はやや悩みどころではございますけれども、でもそのちょっと独特な戦闘システムも慣れてきますと楽しいものでございますし、引き続きのんびりと進めてまいりましょう。


と、上でも触れましたあのかたが運営をされていらしてフィンさまがこちらにファンサイトを作ってくださっておりますこちらの『私立天姫学園』でございますけれども、やっぱり少し増やしすぎかもと思いつつも昨日は新しいサブキャラさんをお一人登録申請を行いました。
それは先日のアサミーナさんとかなさまの放送で触れましたお二人の先輩かつ梓さんの後輩な声優さんなのですけれども、お名前は当初の案から最終的には「すみれ」のほうにいたしました。
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