2012年04月15日

少女+変装=ぺるそな乙女

先日読みましたコミックの感想です。
連載作品がつらい展開?
□つぼみ(17)
■アンソロジー
 ○イラスト評価:★★★★☆(3.7)
 ○内容評価:★★★★☆(3.8)
 ○百合度評価:★★★★☆(4.0)
 ○総合評価:★★★★☆(3.8)

こちらは先日色々なコミックとともに購入をしましたもので、過去に既刊を読んでおりますこともあり購入をしましたものとなります。
コミックスとしましてはおなじみとなっておりますまんがタイムきららコミックスとなりますけれど、こちらは「GLシリーズ」という独立したものとなっており、普通のきらら系についている通しナンバーもついておりません(『つぼみ』収録の作品がコミックになると「GLシリーズ」ではなく「つぼみシリーズ」になるのはやや不思議なところ…なんて毎回毎回本当に同じことを書いて…/何)

内容としましては、以前読んでおります第16巻までの既刊同様に百合onlyなアンソロジーコミックとなっていて、相変わらず雑誌並みの分厚さと参加作家さまを誇っております。
雑誌並み、というよりもう完全に雑誌の様なものなのでございますけれども、隔月刊発行ということで『百合姫』と交互で出るかたちでございますので、毎月1冊は百合メインの作品をたくさん読める雑誌が出る、というのはよろしいことでございますよね(いえ、『つぼみ』はあくまでコミックのはずでございますけれども/何)
参加されていらっしゃる作家さまで私がコミックを持っていらっしゃるかたといたしましては、まずはこの『つぼみ』で連載されている作品たちから…以前読んでおります『星川銀座四丁目』の玄鉄絢さま、以前読んでおります『ひみつのレシピ』の森永みるくさま、以前読んでおります『キャンディ』の鈴木由布子さま、以前読んでおります『花と星』の鈴菌カリオさま、以前読んでおります『しまいずむ』の吉富昭仁さまはそれぞれその作品を掲載していらっしゃいました。
その他、以前読んでおります『彼女の世界』などの袴田めらさまもいらっしゃいます。

ということで収録作品は例によりまして連載作品がほとんどでございまして、上で触れましたすでにコミックの出ている作品たち、それに今回この巻と同時に発売いたしましたあらた伊里さまの『総合タワーリシチ』に東山翔さまの『prism』も収録されておりまして、一通りの連載作品は掲載されておりましたかと思います(ちょっと連載作品が多すぎまして全ては把握できておりません/何)…あっ、いえ、以前読んでおります『トラにツバサ』はございませんでしたっけ。
もっとも、その『prism』は多少短めのお話でしたものの一応お話は収録されておりましたのに対しまして、『総合タワーリシチ』のほうはコミック宣伝の短いお話しか収録されておりませんでしたけれども。
個人的に連載作品で一番好きなのは上でも触れました『キャンディ』と『星川銀座四丁目』なのでございますけれども、今回はこの両者ともにお話が暗い、あるいは波乱の方向へ流れていっておりまして、ちょっと…いえかなり先行きに不安を残すかたちとなってしまっておりました…(あとは一花ハナさまの『神さまばかり恋をする』あたりも…?)
『花と星』や『しまいずむ』は相変わらず楽しく読めるものでしたかと思います…その他連載作品でいいますと、個人的には意外と百合原明さまの『ベツキス』が、吸血鬼の女の子がかわいらしくって好きかもしれません。
読み切り、あるいは今回が第1話に当たると思われるお話でございますと、ヨリコさまの『きみの温度と形と色と』が楽しく読めました…やっぱり私はこういう百合の基本路線を歩むお話が特に好きになる傾向がございますかも?(ですので下で触れます『百合霊さん』などもお話としては好きでございますし…)
巻頭カラーページにイラストの収録されておりました石田敦子さまの『王子チャマとお姫どん』もなかなかよろしく…須河篤志さまの『前略、百合の園より』は怖いです…(何)
宮内由香さまの『ファミリア・ファミリア』については、私ではきちんとした感想は書けませんかも…悪いお話ではないのでございますけれど、ちょっと複雑な気分になるお話でございます(何)

イラストはアンソロジーでございますので玉石混淆でございますけれど、全体的になかなかよろしかったかと思います。
百合的には百合なアンソロジーでございますので問題ございません。
ともあれ、個人的に好きな連載作品が忍耐の時期に差しかかってきている様子なこともあり(何)内容評価をやや下げてしまったりいたしましたけれども、それでも百合なアンソロジーがこうして定期的に刊行してくださるのはありがたいことでございますし、その連載作品たちの今後の展開なども含め、引き続き見守っていきたいものでございます。
ちなみに今日の日誌のタイトルはやはり帯からでございまして、ああ書きまして「あばけ みつけろ つぼみのなかみ。」と読みます。


とっても大好きなあのかたにお勧めをしていただけました『スパロボA』のほうは第4話で主人公なサリサディアさんの機体を完全に改造しようと資金を貯めていたのでございますけれども、その過程でサリサディアさんのレベルが20にまで上がりました。
レベル20というのは彼女の乗る機体、アシュセイヴァーにとって特別な数字でございまして、このレベルからこの機体最強の武器であるソードブレイカーという武器が使用可能となったのでございます。
こちらは命中率もなかなか高い、移動後も使用可能な武器…特にマイヨさんを一撃で撃破できるだけの威力がございまして、一撃では倒せないながらも暗黒大将軍やワルキメデスの機体にも大ダメージを与えられますので、援護攻撃としましても非常に有用でございます。
ブライトさんやノインさんにアムロさん、ドラグナーの3人もレベル20とはいいませんもののかなり強くなってきて全員エースパイロットになったのに対しまして、スーパーロボットの皆さんはこのお話で現れますので鍛えることもできず弱いままの状態で、このまま格差を広げるのもよろしくないかなということで、サリサディアさんの機体を完全改造する資金を集めるのは次のお話にすることにいたしまして、今日あたり先へ進んでみようかなと思います。

一方の『百合霊さん』のほうは本編は終了したのでございますけれども、エンディング終了後にアナザーストーリーが開示されましたのでそちらを楽しんでいくことにいたします。
こちらは過去のスケジュール帳にいくつか新しいストーリーが追加されているというもので、それは何気ない皆さんの日常でしたり、本編中では関わりの見られなかった登場人物たちの交流でしたり、あるいは本編中では見られなかった心の動きが見られたりするもので、ここまで本編をやってきて登場人物たちのことが解ってきて、でもその本編の描写が全体的に薄めに感じられてさみしく思っていた身としましてはとても楽しいものでございました。
もしかいたしますと、このアナザーストーリーを見越して意図的に本編は薄めになっていたのでございますかも…?
色々な皆さんの様子が見られて楽しく、興味深くもございましたけれど、本編では一度も視点のなかった比奈さんと阿野さん視点のお話もあったのがよろしゅうございました。
特に阿野さんについては、かなり初期の頃に結奈さんが百合霊さんたちと接していることに気づいておりまして、阿野さんなりに結奈さんの力になろうと決意していらしたシーンがあり、それがその後本編中の阿野さんのちょっと不思議な態度に出ていらしたのでしょう、と感じられよろしゅうございました。
その様なアナザーストーリーたち、昨日は8月分まで見終えたのでございますけれど、タイトル画面に「もうすこしがんばりましょう」の印が押されておりました…これまでこの様な表示はなかったのでございますけれども、もしかしたしますとアナザーストーリーの開示率でございましょうか(選択肢で開示数が増えるっぽいヒントがございましたし…)
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