2012年04月17日

屋上の百合霊さん

先日クリアしましたゲームの感想です。
かなり正統派の…?
□屋上の百合霊さん
 ○イラスト評価:★★★★☆(3.5)
 ○グラフィック評価:★★☆☆☆(2.4)
 ○システム評価:★★★☆☆(3.3)
 ○内容評価:★★★★★(4.8)
 ○音楽評価:★★★☆☆(3.3)
 ○声優評価:★★★☆☆(3.3)
 ○難易度:★☆☆☆☆(1.0)
 ○百合度評価:★★★★★(5.0)
 ○付加要素(おまけなど):★★★☆☆(3.4)
 ○総合評価:★★★★☆(4.0)

こちらは過日届きましたもので、百合が確実な作品でしたことから購入をいたしましたものとなります。
こちらはPCなゲームとなりまして、しかも同人でないもの…同人でないPCゲームを買うのって、私にとってはかなり珍しいことになりますかも?
なお、こちらは年齢制限ありな作品となりますのでご注意くださいまし。

内容としましては、私立商科九ツ星女子学園という学校を舞台にした百合なお話となります。
冒頭の説明で「百合なお話」と書いてしまいましたけれども、この作品の題材はほぼそれだけ…タイトルからもうそうだと解りますよね?
はじめに書いておきますけれども、こちらの作品はかなり王道路線の学園ものの百合なお話となっておりまして、幽霊さんがいること以外は特に不思議なことのない普通の学校を舞台にした、そして百合を主題としてほぼそれのみを描き切った(いえ、他に主人公の成長と友情、もございますけれど)作品となっておりますので、本当に百合が、しかもそういう王道な学園ものが好き、というかた以外は楽しめないかもしれません。
さらにいえば年齢制限ありとはされておりますけれどもその描写は最後の最後にある程度で、しかもその描写も以前最新作をしております『その花びらにくちづけを』と比較してかなり抑えられたものとなっておりますので、そちらの描写を期待しているかたも期待はずれに終わるかもしれません。
ですので、私の様に過激な描写は特にいらないと思っている、王道な百合物語が大好き、というかたでしたらとても楽しめる、そうでないかたは控えたほうがいい作品となるでしょうか。
…なんて、百合作品ばかりを紹介するこの日誌でこの様なことなど改めて書く必要などないでしょうか(何)

と、前置きが長くなってしまいましたけれども、物語のほうはその女子校を舞台にしたお話でございます。
登場人物の紹介につきましては以前のアサミーナさんとかなさまの放送にて行いましたのでこちらで改めてしたりすることは控えておきます。
物語の特色としましては、主人公の遠見結奈さんは偶然出会った二人の百合霊さん、榎木サチさんと永谷恵さんに協力をするかたちで学校内にいらっしゃる百合な恋をする人々をくっつけるお手伝いをされる、ということをされていくわけで、後半に至るまで彼女自身はどなたかと恋をする、ということにはなりません。
といいましても終盤になりますと彼女も幼馴染さんと恋人さんになったりもするのでございますけれども…そのお二人が結ばれるまでの過程、それにそれまでの百合な人々を応援する中で築かれる色々な人々との繋がり、そして百合霊さんたちとの友情なども見所の一つでございましょう(特に結奈さんは当初は過去の出来事から人を避けているかたでございましたので…)

結奈さんや百合霊さんたちが応援する対象となるカップリングは5組いらっしゃいまして、先輩さんと後輩さんから仲のよい友人関係からの発展、先生と教え子などやっぱり学園ものの百合の基本を抑えたかたがたになっております…主人公の結奈さんも最終的には幼馴染カップリングになりますし。
個々の登場人物につきましては上で触れました様にアサミーナさんたちの放送で紹介しているといたしまして、どの登場人物、カップリングもそれぞれによろしいものでございます。
どの登場人物が特に好きか、となってもなかなか選べないかもしれません…かわいらしさでいえば比奈さんと聖苗さんと月代さん、あと阿野さんがかなり上位にきまして、特に仕草や口調(「結奈ねぇ」とか「ん」とか…)などもう全てがかわいらしい比奈さんと健気な聖苗さんがかわいらしすぎるでしょうか。
その他の皆さんについても、百合霊の恵さんや羽美さんや桐さんにロッカーの陽香さんに茉莉さんは明るかったり愉快でしたりという意味でよろしゅうございますし、百合霊のサチさんや美紀さんなどは素敵なお姉さまといった雰囲気、主人公の結奈さんや沙紗さんに愛来さんや美夕さんはかっこよいかたがたでございましたりと、どなたもそれぞれによい魅力を持っていらっしゃいます。
…でも、あえて一番好きなかたを選ぶとなると、ここはやはりかわいすぎる比奈さんになるでしょうか。

ゲームのほうはオーソドックスなアドベンチャーゲームの様にお話を読み進めていってときどき出る選択肢を選んだりしてお話を進めていくわけでございますけれども、システム面で特筆すべきはスケジュール帳でございましょうか。
こちらはカレンダーとなっておりまして、全てのイベントはこちらで管理されていきます…1日のイベントが終わると次のイベントがそのスケジュール帳の上に新規で現れ先へ進める、というわけでございます。
現れるのは主人公の結奈さんや百合霊さんたち視点で進むメインシナリオ、それに個々のカップリングの皆さん視点で進む個別シナリオがございますので、主人公以外の視点も楽しめます。
また、このスケジュール帳は一度現れたシナリオは全て残りますので、過去のシナリオはいつでも見ることができます。
さらにエンディング終了後にはアナザーストーリーというものが現れまして、こちらは本編中では見られなかった皆さんの色々な姿を見ることができまして、正直に言って描写が濃いとはいえなかった本編の不満を十分に解消してくださっております(これがなければ個々のカップリングのボリュームは同人ゲームな『その花びらにくちづけを』シリーズの1作品よりはるかに少ないということになるところでございました…いえ、アナザーストーリーを入れてもちょっと少ない気もいたしますけれど、総合すると結構なボリュームになりましたかも?/何)…このアナザーストーリーがなければ内容評価は4.0くらいに落ち着いていたかもしれません?
ちなみに本編中の選択肢はこのアナザーストーリーの開示に影響がございまして、本編中のシナリオ進行には一切影響しない模様…本編は一本道でございますのでそのあたりは安心してプレイをするとよいかなと思います。
…その他のシステムはオーソドックスなものといえるでしょう。

先日までに本編は全て終えておりまして、アナザーストーリーを見ていたのでございますけれども、8月中旬以降の選択肢を色々選んでみて色々なものが開示されていきました。
恵さんのものでございましたり、桐さんのものでございましたり…桐さんの中での学校内のかわいい子ランキングは1位が月代さんで2位が阿野さん、3位が比奈さんとなるご様子で、聖苗さんなどとは面識がないのでございましょうか。
あとは陸上部お二人なのでございますけれども、比奈さんがあの様なご相談をされますなんて…。
それで全ての選択肢を選んだかと思ったのですけれど、タイトル画面は「もう少し頑張りましょう」のまま…仕方ございませんのでもう一度全てのメインシナリオを見直してみます。
すると6月22日の選択肢を見落としておりました…こういうことが発生しかねませんし、初プレイ時は選択肢が現れるごとにセーブをするか、そのお話が終わったらすぐに同じ日を選んで別の選択肢を選ぶか、そうしたことをして選択肢の見落としが絶対にない様にしておいたほうがよろしいかもしれません。
ともあれ見落としていた選択肢を選ぶと、羽美さんのアナザーストーリーが現れまして、これは元気な彼女らしいものでしたりして楽しいものでございました…それを全て見終えますと同じ羽美さんのものながら少し月を遡り、音七さんのことについて沙紗さんと語り合うものが現れました。
これで本当に終了…かと思いきや、ここでいきなり色々な月にいくつかのアナザーストーリーが一気に出てまいりまして、これはちょっと驚いてしまいました。
そちらは高校入学前の比奈さんでございましたり、部活や委員会を引退された3年生の皆さんが月代先生と一緒に校舎を見て回ったり、明日には学校を去ることになった百合霊さんお二人が今まで応援してきたカップルたちを見て回ったりする、今までのまとめの様なもの…特に3年生と百合霊さんたちのお話は今までの流れの積み重ねもあり、切なくなったり色々な想いが去来するものでございました(しかも3年生のイベントはアナザーストーリーでは初となる声と一枚絵つきでございましたし)
そしてそれらが終わりますと、さらにもう一つ…修学旅行の打ち合わせと称して2年生と1年生の皆さんが集うイベントが発生いたしました。
こちらは結奈さんが百合霊さんたちと出会ってから今までの間で築き上げてきた交友関係のまとめの様なもので、こちらも声と一枚絵がございました。
それも終わりますと、ユリトピア達成…つまり全シナリオクリアが表示されまして、タイトル画面の印も「大変よくできました」となって背景が夕焼けになっておりました。

イラストについて、『その花びらにくちづけを』などの様ないわゆるギャルゲーの様なイラストではないのでございますけれども、悪くはないものでございます…個人的には好きでございます。
グラフィックのほうはさすがにちょっと厳しめの評価になるでしょうか…いえ、悪くはないのですけれども、よいとは絶対にいえませんし。
システムのほうはスケジュール帳のシステムはよろしいのではないでしょうか…その他は普通でございます。
内容のほうは奇を狙ったところなどのない思った以上に普通の(何)百合なお話でございましたので、個人的にはかなり満足でございます…年齢制限ありの描写はかなり少なめでございましたし、なくても普通によいのではないかなと思えるくらいかもしれません(でも百合霊さんたちの最終的な目的を考えると必要なのでございましょうか)
なお、作中最低4ヶ所ほどに明らかな誤字などが見受けられましたけれど…大目に見ます?(何)
音楽のほうは手放しで褒める様なこともございませんけれども、作中の雰囲気に合っていらしてよろしかったのではないかなと思います。
声優さんは、声自体は問題なくって特に比奈さんなどかわいらしかったりして皆さん合っておりましたけれども、フルボイスでなく一部にしかなかったのが残念でございました…。
難易度については、上で触れました様に選択肢は本編に影響しませんので特になし…アナザーストーリー開示が多少大変かもしれないくらいでしょうか。
百合的には申し分のないものかと思います。
おまけとしましては、オープニング&エンディングテーマ曲と作中でロッカーさんの歌っていた歌の収録されたCDと下敷、あとメロンブックス特典としましてドラマCDもついてまいりました。
そのドラマCD『ケーキとカレーとバンジージャンプ』についてもゲームが終わった後に聴いてみましたけれども、こちらは放送部の仲良し3人組が遊園地へ行く予定を立てているお話で、楽しいものでございました。
ということで、こちらは学園ものな、そして正統派な百合のお話を好む私の様なかたにはとても楽しめる作品ではないかなと思います…年齢制限ありでさらに幽霊が出てきたりするお話ということでちょっと奇を狙ったりするところがあるのかなと予想しておりましたけれど、本当に正統派な百合そのもののお話でございまして、思い切って購入してよかったです(この作品の存在を知ったのは『百合姫』の紹介文でございましたっけ…あの雑誌もたまには役に立ちます/何)
登場人物の皆さんもよろしく、個人的にはかなり好きな作品でございます…やはり百合々々な作品はよろしゅうございますし『その花びらにくちづけを』シリーズもはやく新作を出してくださらないでしょうか(その前に以前しております『白衣性恋愛症候群』の新装版が出てくださいますか)


これで『百合霊さん』が終わったことになりますので、現在同時進行しておりました、とっても大好きなあのかたにお勧めをしていただきました『スパロボA』のほうに全力を投入…といいたいところなのでございますけれども、その前に知人からお借りしましたDVDを観ていこうと思います。
こちらは1巻につき3話収録でございますので、1日に1巻ずつ観ていくかたちになるでしょうか…のんびりまいりましょう。
ちなみに『スパロボA』のほうは、昨日は『百合霊さん』を全て終わらせるまで進める覚悟で進めておりましたのでお休みいたしました…また今日から引き続きのんびり進めてまいります。
posted by 桜乃 彩葉 at 07:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 百合(かも?)作品感想
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