□夏色キセキ(1)
■たつひこさま(漫画)/「夏色キセキ」制作委員会(原作・原案)
○イラスト評価:★★★☆☆(3.3)
○内容評価:★★★★☆(3.5)
○百合度評価:★★★☆☆(2.8)
○総合評価:★★★☆☆(3.3)
こちらは先日『あまつみそらに!』などとともに購入をしましたもので、何となくよさそうに感じられましたので購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては『咲』と同じものとなります。
こちらの作品はどうやら今期アニメが放送されている様子で、とってもお世話になっておりまして大好きなあのかたのお話でも確かに百合は期待できそうな、でも実際にはご覧になられていない作品とのことで、雰囲気をつかんでみるべく他の並み居る未読作品を差し置いて優先して読んでみました(何)
内容としましては、神奈川県下田市に暮らす中学生の女の子たちの日常を描いたお話、となるでしょうか。
物語の舞台はということで下田市、と明記されておりました…周囲の市を舞台にした物語というのはこれまで手にしたことがあったかと、特に鎌倉を舞台にした物語は以前読みました『南鎌倉高校女子自転車部』や以前読みました『青い花』など結構あるのでございますけれど、下田市というのは今回がはじめてな気がいたします。
こちらはアニメ作品のコミカライズ版、となる様子でございますし、やはり最近は実在の市町村を舞台にしたアニメが多い、ということでございましょうか…巻末には下田市長の推薦状まで書かれておりましたし、これも一種の町おこしでございます?
それがよいことなのかどうかは一概にはいえませんけれど、あまりやり過ぎない程度でございましたらそう目くじらを立てることでもございません?
また、アニメの声優さんについて、メインキャラはスフィアという声優さん4人によるユニットのかたがたがそれぞれ演じているご様子で、オープニングやエンディングもそのユニットが歌っていらっしゃるご様子です(ちなみにユニットのメンバーは私から見てもなかなか豪華な様子…?)
前置きが長くなりましたけれど、お話のほうは4人の女の子たちの物語なわけでございます…皆さん小さな頃からの付き合いで、現在は中学2年生でございます。
逢沢夏海さんは元気で活発な印象のある女の子で、テニス部に所属する女の子でございます。
水越紗季さんはその夏海さんの隣の家に暮らすお嬢さまな雰囲気をした色々完璧な、でもツンデレな面もある子で、夏海さんと同様にテニス部でペアも組んでおります。
花木優香さんは長い黒髪のかたながら4人の中で一番感情豊かで騒がしい子…アイドルグループが大好きな、そして実家は旅館をしている子でございます。
環凛子さんはあまり感情を表情に出さない、以前しております『百合霊さん』の音七さんにも似たちょっと不思議な雰囲気を受ける子…こちらの子の実家は神社となっております。
お話のほうはその仲のよい4人の、タイトルどおり夏の日常を描いたお話でございます。
この巻の中盤まではまさにそうした感じだったのでございますけれど、終盤、1学期の終業式の日に紗季さんが東京へ引っ越してしまわれることが発覚し、その関係で夏海さんと喧嘩になってしまったりいたします。
他のお二人が仲裁したりしたのでございますけれど、その中で神社にある御石の力か皆さんが空を飛ぶという不思議な現象が起こったり…この巻はそれで終わりだったのでございますけれど、この先タイトルどおりの奇跡が何か起こったりするのでございましょうか。
でも、紗季さんの引越しはもう確定事実でございますし、どうなっていくのか…続きを見守るしかないでしょうか。
イラストは悪くございません。
百合的にはいかがでございましょう、夏海さんと紗季さんのお二人が特によさげに見えますけれど、でもきっと基本的には友情の物語かと思われます?
ともあれ、これから夏休みに入る様子なのでございますけれど、引越しの事実がございますからどうなっていくか…確かに不安や憂鬱になってしまいそうな要素がございますけれど、お話の雰囲気自体はなかなかよろしいものでございますので見守ってまいりましょう。
でも、さすがにDVDを購入するまで、とはいかなさそうでございましょうか(何)
…あと、巻末のこのコミックスの既刊紹介の説明文を読んでおりましたら『輪廻のラグランジェ』と『緋弾のアリアAA』という作品が悪くなさそうに見えましたけれど、いかがなものでございましょう…次の機会にでも探してみましょうか(でも今まで目に留まらなかったということはそう気にするほどのものでもないのかもですし、特に後者はすでに4巻も出ている様子でございますので、今更という感もなきにしもあらず?)
また、同時にこちらも読みましたので…。
□機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト(1)
■長谷川裕一さま(原作)/富野由悠季さま・矢立肇さま(原作)
○イラスト評価:★★☆☆☆(2.3)
○内容評価:★★★★☆(3.5)
○百合度評価:☆☆☆☆☆(0.0)
○総合評価:★★★☆☆(3.3)
こちらも上の作品と同時に購入をいたしましたもので、色々と気になってしまいましたので購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては『ありかる』や『JA』『放課後アトリエといろ』などと同じものとなります。
こちらの作品は下で触れます『スパロボ』などにも登場いたしますシリーズの1作となりますでしょうか。
内容としましては、ザンスカール戦争期にその裏で起こっていた事象を描いたお話、となるでしょうか。
こちらの作品は以前のいちごさんたちの集会で紹介をいたしました作品の17年後のお話に当たる様子で、それがとても気になりましたのでこうして購入をしてしまったのでございました…はじめから百合要素を完全に度外視して購入している作品でございますのでご注意くださいまし(何)
クロスボーンガンダムはその17年前のシンヴァツ攻防戦により喪失したかと思われたのですけれど、このお話ではきちんと登場いたします…どうやら予備機が存在した、ということになるでしょうか。
あれから17年、ということで物語はちょうどウッソさんが主人公でかなり陰鬱な印象の残る作品でございました『V』の本編と重なる時間軸となっております。
それはともかく、お話のほうはスペースコロニーのサイド3、かつてジオン公国を名乗ったものの今ではすっかり辺境のコロニーと化した地に住まうフォント・ボーというちょっとオタクさんな様子のある少年がひょんなことからザンスカール帝国の最重要機密を入手してしまい、それが元でザンスカール帝国に狙われることに…と、そこにザンスカールの野望を食い止めようとするクロスボーンガンダムが現れ彼をたすけ、彼はクロスボーンガンダムと行動を共にすることになるのでございました。
そのクロスボーンガンダムに搭乗するのはカーティスという盲目で色黒の青年でございますけれど、彼が何者なのかは『鋼鉄の7人』のラストを見れば一目瞭然…また、彼と一緒にベルという女の子がついてきておりましたけれど、彼女はどうやらベルナデッドことテテニス・ドゥガチとあのかたの子供に当たる様子でございます。
そのテテニスさんたちはザンスカールのエンジェル・ハイロゥ計画の裏にさらに危険なものが潜んでいることを察知し、それを阻止するためにあえてまたクロスボーン・バンガードの名を名乗り動き出します…一方、テテニスさんのいる木星も一枚岩ではない様子で反抗する勢力があったりするのでございました。
ということで私が普段購入するコミックとは全く毛色の異なる作品なわけでございますけれども、このシリーズはとっても大好きなあのかたの影響で『Z』と『ZZ』及び『SEED』以降のTV放送作品「以外」はおおむね全て観れていたりいたしますし、下でも触れます『スパロボ』の影響もあってかなり興味深いところでございますのでよろしゅうございますよね?
新シリーズとなるわけでございますけれど、こちらの主人公のフォント・ボーさんはこれまでの主人公でしたトビアさんに較べると相当魅力に劣る、と言わざるを得ないでしょうか(トビアさんが『ガンダム』シリーズの主人公の中でも一、二を争うほどいいキャラ、という点も大きいですが)…彼の持つAIのハロロはかわいいですけれども(何)
それはそうといたしましてもこれまでのシリーズから直接的な繋がりがあり、また『V』にも重なるのでございますからなかなか興味深いものでもございます。
ちなみに『SEED』以降のTV放送作品について、あのかたのお話では『SEED』は普通によいもののその続編は主人公が途中で変わってしまったりと問題ある様子で『OO』はよいもの、そして現在進行中の『AGE』はよろしくない模様…(何)
…とすると、『AGE』とOVAで出ている『ユニコーン』の関係は昨年までの排水溝の様でした大河ドラマと『坂の上の雲』に似ているのかも、なんて感じましたりも…いえ、『ユニコーン』は『坂の上の雲』同様に映像などなかなか力が入っておりますので本格派を楽しみたい人はそちらへ行って、軽いものでいい人はそのあまりよくないほうへ行けばいい、ということなのかもしれません?
イラストはあまりよいとはいえませんけれど、いちごさんの集会での評価はさすがに厳しすぎます。
百合的にどうこういう作品ではございません(何)
ということでついつい購入してしまった作品でございますけれど、後悔はしておりません…過去のシリーズは知人に借りたものでございましたのでそちらも自分で買ってみるのもよろしいかもしれません?
…と、上の作品はともかく、他の並み居る未読作品たちを差し置いてこちらまで読みましたのはさすがにやりすぎでございました?(何)
上でも触れましたあのかたにお勧めをしていただけました『スパロボA』のほうは先日の続き…どうもナデシコと連絡が取れなくなったりと不穏な空気が流れはじめております。
そうした状況でロンド・ベルは木星付近にございました小バームへ一気に突入しようとするのでございますけれど、小バームはあらゆる攻撃を反射してくる脅威のバリアを持っているそうで、突入は不可能…手をこまねくしかない絶望的な状況でございます。
その様な中、小バームではオルバン大元帥とエリカさんの結婚式が行われようとしており、ベガ星連合軍のベガ大王も来賓として招かれておりました…その様子は太陽系にあまねく中継されますけれど、エリカさんはこの機を狙ってオルバン大元帥に斬りかかります。
でも、それは阻止されてしまい、その様子を見ていた皆さんはますます焦るばかり…と、その様な中、ダイモスを使えば2%の確率で突入ができる、という話が出てまいります。
2%、ということで残りの98%の確率で消滅してしまうというかなり危険な方法…でももちろん一矢さんはその手を取るほうへ賭けるのでございました。
そうして第33話、オルバン大元帥殺害に失敗したエリカさんに危機が訪れますけれど、その彼女たちの前にリヒテルさんが現れオルバン大元帥を討とうとされます。
それもエリカさんを楯にされて失敗したのでございますけれど、ダイモスは突入成功…小バーム内、つまり市街地戦、地上での戦いとなりました。
まずはダイモスのみでの戦いになりまして、エリカさんの危機ということではじめから一矢さんの気合がかなり入った状態での戦いになります。
次のターンではリヒテルさんがアイザムさんの作った機体に乗って出現、自動操作ながらこちらと共闘してくださるという展開に…かつてライバルであったお二人の共闘というのは熱くてよいものでございます(戦闘画面でのリヒテルさんの台詞もアイザムさんのことを思っていらしたりとよい感じ…って、別に百合と対極方向のことを考えているわけではございませんよ?/何)
そしてさらに次のターンでは敵の増援としてベガ星連合軍が例の3人の司令官とともに現れてしまいますけれど、次のターンでようやくロンド・ベルの本隊が現れました。
このお話、何と14機もの機体を出撃させられますけれど、メインキャラはそんなにおりませんので、祝福や感応、再動といった有用な精神コマンドを持ったかたを同時に出したりもしてみました…もちろんルーさんのZZガンダムも出撃させ、彼女を中心に敵を撃破していきます(ルーさんはやはりなかなかよいキャラ…このまま最後まで使っていきましょう)
それで増援は終わりではなく、さらにしばらくいたしますとゲシュペンストMk-Uを伴ってオルバン大元帥が自ら出てまいりました…彼の乗る機体はHPが150,000以上とこれまでの敵で最大でございまして、さらには海以外の全ての地形効果がSという脅威の機体でございました。
それでも撃破をいたしますと、何と彼は影武者で改めて本物のオルバン大元帥が出てくるのでございますけれど、気力がはじめから150あるためか、それともハロを持っているためなのか、こちらの命中率がかなり低くされてしまったりと、これまで出会ってきた敵の中で最強ではないでしょうか…オルバン大元帥、キャラクターとしましてはギガノス帝国のドルチェノフ総統と同等、あるいはそれ以上の小物に見えますのに、強さは段違いでございます(ただし向こうの攻撃は当たりませんので攻撃力は未知数…/何)
ただ、その本物のオルバン大元帥を撃墜いたしますと、これまた卑劣なものが作動し、そのために撃墜していない他の機体が全て撤退してしまいお話が終了してしまいましたので、お話をクリアするつもりのない場合は彼を放置すればよい模様でございます。
また、このお話でのんびりしようとする際に問題でございましたリヒテルさんの存在もこれで解消…いえ、普通の敵を残しておくくらいですと彼が勝手に撃破してしまうのでございますけれど、さすがにオルバン大元帥を撃墜することは無理でございますから(リヒテルさんの機体もなかなか打たれ強い機体ではあるのですけれど、攻撃力不足でございましょうか)
その様にのんびりして何をするのか、といえば…サザビー入手は第36話とのことでございますのでまだ少し先みたいでございますので、ここはルビーナさんのための機体を整備します?(何)
そういえば、ベガ大王はオルバン大元帥撃破時に小バームより脱出する模様…例の3司令官も撃破しても音もなく消えるだけでございますし、ベガ星連合軍との決着はまだ先になる様子でございます。
残された大ボス的存在はオルバン大元帥がここで倒れるとして、残るはそのベガ大王とネオ・ジオンのハマーン・カーン、シャドウミラーのヴィンデル氏くらいになってくるのでございましょうか。
ただデラーズ閣下が星の屑作戦後どこへ行かれたのか不明でございますし、あと木星連合の指導者って元一朗さんではないと思われそうすると不明ということになりますし、あとあのかたのお話では木星連合方面へ行った場合のみ『ダイターン3』の敵であるメガノイドのボスに会うらしいもののこちらでは会えませんのでこれも不明、ということになります。
こうしてそれぞれの作品の大ボス的存在を見てまいりますと、大物の風格を漂わせたかたがたから明らかに小物な雰囲気でした人々まで様々でございましたでしょうか。
大物の風格を感じるのはデラーズ閣下にハマーン・カーン、ギルトール元帥(いえ、彼とは戦う機会はございませんでしたけれど)あたりでございましょうか…そこには及ばなくっても十分貫禄があるのはプリンス・ハイネル(地獄大元帥にこう呼ばれておりましたっけ…/何)にベガ大王やブライ大帝、暗黒大将軍(はどこへ行きました?)あたりでございましょうか。
逆にかなり小物の雰囲気なのは今回登場のオルバン大元帥とドルチェノフ総統、そしてウォン首相(この作品では『G』の大ボス的キャラが彼にされておりました…)あたりでございましょうか…そこまでいかなくっても少なくとも大物とは感じられないのは女帝ジャネラや地獄大元帥あたりになります?
何ともいえないのがデキム・バートンにヴィンデル氏あたりで、どちらもぱっと見ての貫禄はございますけれど、やっていることがどうもアレでございますから…後者については結局やっていることって月の御大将と同じでございますから、とても大物とはいえません(でも月の御大将は結構好き…/何)
…えっと、キラー・ザ・ブッチャーに関してはこれらのキャラとは明らかに異質の存在でございますし、大物とか小物の分類のできない人物(?)でございましょう(何)
…ゲームといえば、どうも『蒼い海のトリスティア』が10周年記念ということでPSPで8月に出る、という情報が…上で触れましたあのかたが運営をしていらしてフィンさまがこちらにファンサイトを作ってくださっておりますこの『私立天姫学園』へ行っておりました際に出てきた広告で判明したのでございますけれど…(何)
これはどういたしましょうか…ファンアイテムのみの目的でのゲームは購入しない、としておりますし、『トリスティア/ネオスフィア』はPS2で持っておりますので、様子見にしておいたほうがよろしいでしょうか…むぅ。
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