□咲 -Saki-(10)
■小林立さま
○イラスト評価:★★★★☆(3.8)
○内容評価:★★★★☆(3.5)
○百合度評価:★★★☆☆(3.0)
○総合評価:★★★★☆(3.5)
こちらは過日色々なコミックとともに購入をしましたもので、過去に既刊を読んでおりますことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては『夏色キセキ』と同じものとなります。
作者のかたは以前読みました『FATALIZER』という作品と同じかたとなります。
こちらは以前観ました様にアニメ化されており、また以前読みました『咲日和』の原作にあたる作品でもございます。
内容としましては、宮永咲さんたちが所属する清澄高校が麻雀の大会を戦っていく、というものでございましょうか。
と、説明がやはり以前読みました第9巻と同じとなってしまいましたので詳細な説明は省略をいたします。
この巻ではこれまでから引き続いてインターハイ第2回戦の様子…ごめんなさいごめんなさい、第9巻の感想ではなぜか第3回戦と書いておりますけれど第2回戦が正しいです(もうあえて修正はいたしませんけれど…/何)
まずは副将戦、和さんでございますけれど、今回の和さんは全く感情を出すことなく機械的に打っている感じ…このお話のメインは悪霊を召喚しようとする鹿児島代表の永水女子のちみっこを封印しようとする岩手代表の宮守女子のかたの対決、そして大好きなお姉ちゃんのために頑張る南大阪代表の姫松高校のかた、となるでしょうか。
何だか麻雀の説明とは不相応な感じの文面となりましたけれど、実際そうなのでございますから仕方ございません…大将戦でも永水女子の人は神をその身に宿そうとしておられましたし、この作品は本当に「ファンタジー麻雀」という区分になりそうな気がいたします?
それはそうと、お話は結構淡々としたうちに副将戦も終わり、大将戦、ついに主人公のはずの咲さんの出番でございますけれど、今回は和さん同様に咲さんもあまり目立たないままに、他の学校の皆さんが目立つかたちで途中まで進行、といった趣でございます。
それぞれ途中で3校の回想編が入ってきて県大会の皆さんの様に他校の皆さんにも感情移入できる様になっておりましたり…まず姫松高校でございますけれど、お姉ちゃんのために頑張る、という気持ちは素晴らしいものでございますよね(何)
宮守女子についてでございますけれど、大将戦に出てきた背の高い女のかたと他の皆さんとの出会いが心あたたまるものでよろしく、また留学生の女の子がかわいらしくってこれもよろしゅうございました。
ただ、ごめんなさいごめんなさい、永水女子だけは好きになれません…いくら何でもファンタジーすぎというか、ねぇ…?(何)
ちなみに今回は番外編は収録されておりませんでしたものの、カバー下のタコスな子の冒険は健在…またカラーページはきちんとカラーページとなっております(宮守女子の皆さんの回想編が…これは本当によいお話でございます)
…そういえば宮守女子の大将のかたの名字、「姉帯」というとあの作品に出てきました南部氏の家臣のものでございましたっけ…岩手でございますし、場所はだいたい合っておりますか…(何)
イラストはよろしいものかと思います。
百合的には麻雀の試合中心でございますのでそうは感じられないかもですけれど、でもそこはかとなく…。
ということで、もう大将戦なわけでございますけれど、これってあくまで第2回戦でございますから…対戦相手はこの時点でもうすでにかなりの力の持ち主たちでございますし、果たして清澄高校はここで勝ち進むことができたりするのでございましょうか、見守ってまいりましょうか(いえ、下の作品との兼ね合いもあるでしょうし、向こうが準決勝へ進んだからにはこちらもそこまでは進めるはず…2校が進めるそうでございますし)
…清澄がどうなるにいたしましても、ここで結構好印象になってまいりました姫松高校や宮守女子の皆さんにこれからも出番があるのかどうか、そちらも気になる…というより、この作品の落しどころがどこになっているのかも…(何)
また、同時にこちらも読みましたので…。
□咲 -Saki- 阿知賀編 episode of side-A(2)
■小林立さま(原作)/五十嵐あぐりさま(作画)
○イラスト評価:★★★★☆(3.5)
○内容評価:★★★★☆(3.5)
○百合度評価:★★★☆☆(3.0)
○総合評価:★★★★☆(3.5)
こちらも上の作品とともに購入をいたしましたもので、過去に既刊を読んでおりますことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては上の作品とは違うものとなる様子でございます。
原作のかたは上の作品と同じわけでございまして、作画のかたは以前読みました、けれど途中で詠むのを放棄してしまいました『BAMBOO BLADE』の作画と同じかたとなっております。
ということでこちらは上の作品のスピンオフ作品…今年の春にはアニメ化もしていた作品となります。
内容としましては、奈良県にある阿知賀女子学院麻雀部の皆さんを描いた作品となるでしょうか。
と、やはり説明が上の作品の第9巻と同時に読みました第1巻の感想と同じとなってしまいましたので、詳細な説明は省略をいたします。
この巻では上の作品の清澄高校同様に全国大会、インターハイへの出場を決めた皆さんがいよいよ本戦に挑む、というものとなっております。
第1回戦は先鋒戦と大将戦がちょっと描かれた程度であっさりと勝利を手にいたしましたけれど、上の作品の県大会やインターハイの第1回戦も非常にあっさりした描かれかたとなっておりましたので、こちらはよしといたしましょう。
ということで、本番は第2回戦から…第1巻で少し交流のありました、そして全国屈指の強豪であるという北大阪代表、千里山女子との戦いとなります。
ちなみに他の対戦相手は埼玉代表の越谷女子と兵庫代表の劔谷高校の2校でございましたので、人物や強さの描写は完全に阿知賀女子と千里山女子の2校に絞られておりましたので、この2校は背景と捉えてよろしいかと思います(何)
ということで、第2回戦でございますけれど…何とこの1巻でそちらすら決着がついてしまいました。
上の作品がまだ決着がついていないことからも、この展開ははやいはやい…なんて、この作品の展開のはやさは第1巻の時点で解っていたことでございます。
結果は、阿知賀の皆さんをしっかり研究をしていて「敵じゃない」と言ってきました千里山が順当に勝ち抜け、混戦でございました2位を何とか確保して阿知賀も通過、といったところでございます。
そうしたはやい流れでございますので、麻雀に関する描写も比較的あっさり…上の作品の様なファンタジーなオーラを出すキャラもあまりいませんし、何だか千里山の皆さんよりも上の作品の鶴賀学園や風越女子のほうがかえって強い様な雰囲気を感じますかも…?
ともあれ、準決勝で阿知賀がぶつかるのは、全国最強といわれる白糸台という、咲さんの姉のいる高校ということで、今の時点では相手にならないという予想が普通かと思いますけれど、どうなっていくでしょうか…。
その様なこの巻は、最後に皆さんが偶然鶴賀学園のステルスモモとワハハな人に遭遇する、という終わりかたとなっておりました(何)
…この巻、3話分しか収録されていなかったり…それでいてコミックの厚さは上の作品と同等でございますので、1話1話がかなりのボリュームとなっております(ちなみに上の作品は13話収録…)
イラストはなかなかよろしいかとは思いますけれど、第1巻の評価は過大評価かと思います…このくらいでございましょうか。
百合的にはそこはかとなく感じる様な気がいたします?
ということで、やっぱり展開がはやめの作品ではございますけれど、阿知賀の皆さんはなかなかよろしい感じのかたがたでございますので、なかなかよろしいものかと思います…っと、この作品のアニメってどこまで放送するのでございましょう…?(何)
…ちなみに、今日の日誌のタイトルはこの作品のカバー下を見ていただければ解るかと思います?
とっても大好きなあのかたもご購入をされておられます『あまつみそらに!』は神奈さんルートの大詰め…銀王さまを止めるために旧社へ向かい、かのかたに従う怪を浄化していくところからでございます。
3体めの怪は何とあの隠神刑部…穂乃里さんの父親でございますけれど、このルートでは穂乃里さんは一切姿が見えないのでございました…。
それはともかくこの隠神刑部、一応敵として登場をいたしましたこのお話でもかなり愉快な存在でよろしいものでございました…最後は小さな狸にされてしまったのはちょっとかわいそうでございましたけれど、この問題の解決後にもお会いする機会があってよろしゅうございました。
次は島へ戻ってきてしまった姫さんとの対峙、そして銀王さまと対決でございましたけれど、島神として立つと決意された神奈さんを最終的にはお二人も認めることになり一安心…。
そう、主人公さんと幸せになりつつも島神となる決意をされた神奈さん…主人公さんだけでなく、島のあらゆる生命あるものとともに歩むことにされたわけで、これはよい終わりかたでしたかと思います。
神社で祀られることも認められ、でも神社で暮らすのは無理なので会社員の様に通うことにされたり…エピローグはその神社への初出勤(?)のシーンで、島の皆さんが諸手を挙げて歓迎をしていらっしゃるのでございました。
…そういえば、この神奈さんルートのエピローグは結構あっさり…穂乃里さんや夏帆さんルートが長すぎただけでございます?
ということで、神奈さんルートも無事に終了でございます。
これまでクリアいたしました穂乃里さんと夏帆さんルートはPSP版での追加ルートでしたので、これが原作にあったルートの初クリア、となるでしょうか。
神さまである神奈さんのお話で、これがきっとこのゲームにおけるメインのルートでしたかと思います…神奈さんは愉快でよいかたなのでございますけれど、でも島の状況や銀王さまが裏で苦労されていらした姿を見ると、途中までの神奈さんの態度には色々複雑な気持ちにさせられてしまうものがございましたかも…。
でも、このルートはその神奈さんの葛藤、そして自分なりに神としてどうあるかを見定めていくお話でございましたので、その道が決まった後の、終盤のお話はとてもよろしいものでしたかと思います。
たださみしかったのは穂乃里さんの存在が抹消された様に一切登場しないことでございますけれど、彼女はPSP版オリジナルキャラでございますので仕方ないといえばそうなるでしょうか…。
あと、銀王さま…やはり深景さんルートで重要な役回りをされるのでございましょうか、気になりますけれど、私は深景さんルートは回避しようかなと考えておりましたり…。
ともあれ、これで無事に3人めのルートを終えましたので、次は千紗さんルートあたりを目指してみようかなと思います。
…そういえば、神奈さんルートでもルート突入以降は選択肢が一切ございませんでした…やはり以前しておりまして原作を同じメーカーさまが制作されておられます『スズノネ』同様にそういう仕様の様で、バッドエンドなどなく純粋にハッピーエンドへ至るストーリーが楽しめたほうがいいと思う私にとってはよいことでございます。
一方の『リ・セラピー』のほうはやっぱりまだ以前しておりますオリジナル版で見ました共通ルート…あみさんと屋上でお会いするお話などございましたけれど、その屋上について、主任さんに隠しておく選択肢を選びますとその後にオリジナル版では見られなかった選択肢が現れました。
あみさんにどうして隠してくれたのか、という選択肢で…片方を選ぶと明らかにあみさんへの好感度が上がりそうな流れになりまして、これは新ルートであるあみさんルートへ通じるものの様子でございます。
でも、1周めはさゆりさんルートを目指すことを決めておりますので、そこはもう1つの選択肢を選びます…昨日はそのさゆりさん関係のお話が中心で、つくしちゃんによるネコミミ騒動の後の会話は切なくて泣けてしまいましたりと、やはりこの時点でさゆりさんは十分な魅力を感じさせてくださいます。
それにしましても、やはりこの作品は個別ルートへ至るまでが非常に長いです…焦らずのんびりまいりましょう。
…ところで、さゆりさんへの輸血関係では針がさせなかったり濃赤をばらまいたりとやっぱり散々なかおりさんでございましたけれど、でもさゆりさんへの針刺し作業は主任さんか山之内さんへお願いする様に、と主任さんからかつて言われておりませんでしたっけ…それですのにかおりさんにお願いする主任さんって一体…?
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