□悪戯ちょうちょ(1)
■綾瀬マナさま
○イラスト評価:★★★★☆(3.5)
○内容評価:★★★★☆(4.0)
○百合度評価:★★★★☆(3.7)
○総合評価:★★★★☆(3.7)
こちらは過日色々なコミックとともに購入をしましたもので、何となくよさそうでございましたので購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては『GIRL FRIENDS』や『にじぷり』『つぶらら』あたりと同じものとなります。
内容としましては、音楽の学校に通う二人の女の子を描いた作品となるでしょうか。
物語の舞台は私立鶯坂音楽高校という音楽の学校…以前完全版をしております『ソルフェージュ』の学苑の様な雰囲気の場所となるでしょうか(もちろんフォルテールはございませんけれども/何)
主人公はそこに通う一年生の羽生さくらさんという女の子…凛々しい雰囲気の中性的な容姿をしたかたで、そうした雰囲気のためにお近づきになりたい女の子も多いご様子でございます。
さくらさんはピアノを弾くのが大好きでもちろん学校でもピアノ科に通っているわけでございますけれど、彼女の演奏はかなり情熱的で人の心を動かすものながらちょっと独創的すぎて基礎から外れることも多々でありそうしたところが評価を難しくしているご様子でございます?
そのさくらさんには幼少時のコンクールで知り合った女の子がおりまして、そこでお互い惹かれあうもしばらく会えていなかったながら、高校入学時に再会できた子がいらっしゃいました。
その子は紺野なのはさんとおっしゃり、こちらはふわふわほんわかした雰囲気の女の子になるでしょうか…声楽科に所属しており、かなりよい歌声の持ち主のご様子でございます。
さくらさんはこのなのはさんのことが好き…完全に恋をしてしまっておりますけれど、一方のなのはさんのほうはさくらさんのことは親友として見ているご様子でございまして、その関係にさくらさんはかなり思い悩んだりもしてしまわれるのでございました…。
…なのは、というとあの作品をどうしても思い出してしまうお名前でございますけれどもちろん関係ございません…幼少時のコンクールのプログラムでなのはさんの下にいた子のお名前がまどか、というあの作品を思い返す様なお名前でしたけれどこちらも単なる偶然のはずでございます(何)
お話のほうは、その様なお二人の関係を描いたもの…さくらさんのなのはさんへの想いと、そして音楽に対する気持ちがメインでございましょうか。
物語の中盤からは2年生以上の参加できる校内のコンクールへ自分たちも参加しよう、とさくらさんのほうからなのはさんへ提案をしてそれに参加されたり…やはりお二人ともかなりの実力は持ち合わせており予選は突破できるのでございますけれど、本来1年生は参加できないものでございますのでそれが色々波乱を巻き起こしたりもしてしまわれます。
そうしたあたりの雰囲気はやはり『ソルフェージュ』にも似ておりますかも…ともあれ、第2巻へ向けて波乱のありそうなおわりかたでございましたけれど、どうなるでしょうか。
イラストはなかなかよろしいものかと思います。
百合的にはさくらさんのなのはさんへの想いがよろしいもの…この想いの行く末も見守りたいものでございます。
ともあれ、こちらはよい作品でしたかと思います…続きも楽しみにいたしましょう。
とっても大好きなあのかたもご購入をされました『あまつみそらに!』は引き続き千紗さんルート…どうも千紗さんの周囲で不思議な現象が起こっていたのでございますけれど、それらは全て幽霊のせいだということが判明いたしました。
その幽霊は、かつて夏祭りの翌日に亡くなられた千紗さんの妹さんのもののご様子…これでひとまず不思議な現象など一連のことが納得いった感じでございます。
妹さんと思われる幽霊を神奈さんが祓ってしまおうとしますけれど、千紗さんがそれを止め…彼女は自分のそばにその幽霊がいることをずっと気づいていらしたみたいなのでございます。
そして、妹さんが亡くなられたのは自分のせいだと(そうではございませんのに…)ずっと責め続けたりしておりまして…この一連の流れはちょっと泣けてしまいます。
…でも、その後の銀王さまとのやり取りを見ていると、事はそう単純なものでもなさそうなのでございました。
その他、銀王さまと姫さんの会話から千紗さんには怪に影響を受けやすい何かがありそうなことがうかがえましたけれど、そうした不思議な方面のお話はとりあえずそこまで…そこからは千紗さんと主人公さんがお互いのことを意識し、告白までいたり、そしてさらには一線を越えるところまで一気に進んでまいります。
そう、神奈さんルート同様にこちらにも明らかに一線を越える寸前のシーンがあったりするのでございますけれど、気にしないでおきましょうか(もっとも、アサミーナさんでしたらあのシーンまで至っても一線は越えない気もいたしますけれど…好きなかたと一緒にいるだけで満足してしまうかたでございますから/何)
…その神奈さんは、やっぱり家族枠で賑々しくしているのが一番微笑ましく楽しい感じでよい様に感じられますかも?(いえ、神奈さんルートもよいものではございましたけれども、恋人より家族、のほうが自然に見えまして…)
一方の『リ・セラピー』のほうはさゆりさんルート…かおりさんがさゆりさんの担当に戻ったところから、骨髄移植も無事に終了して、そしてかおりさんがさゆりさんへ恋をしていることを自覚するところあたりまででございます。
これはまだ以前しておりますオリジナル版にもあったお話ではございますけれど、その中ではかなり終盤に達しているのは確かかと思います…今日か明日には『リ・セラピー』の追加ルートへ入れる気がいたします(これがバッドエンドルートでなければ…/何)
昨日見たお話で特によろしかったものといえば、何といってもオムレットを作って食べてもらうシーン…オリジナル版でもここで私もかおりさんも大泣きしてしまった記憶がございますけれど、今回もまた同様のことになってしまいました…。
ちょっとこのくだりのさゆりさんは素晴らしすぎます…やっぱりこのさゆりさんの魅力に勝るキャラクターなんてそうそういないと思います、とまで断言してしまうほどでございます。
やっぱり私はさゆりさんが大好き、ということが確認できたところで、引き続きのんびりしてまいりましょう。
今日の日誌のゲームで触れましたお二人、さゆりさんと千紗さんはそういえばどちらも似たタイプのかたでございますよね…長い黒髪のクールな雰囲気の、優等生タイプといったところでございます。
ともかく、『ととモノ。』の新作は19日発売予定でございますので残り1週間…『あまつみそらに!』は上手くすればそれまでに終わりそうな気もいたしますし、『リ・セラピー』のほうも個別ルートに入れば案外あっさり進んでいきますので追加シナリオ次第となるでしょうか。
虎穴通販は相変わらずあのアニメのDVDを発送してくださいませんし、まずはこの両作を進めてまいりましょう(何)
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