2012年08月25日

ベツキス

先日読みましたコミックの感想です。
吸血鬼のお話…
□ベツキス(1)
■百合原明さま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(3.3)
 ○内容評価:★★★★☆(3.7)
 ○百合度評価:★★★☆☆(3.3)
 ○総合評価:★★★★☆(3.5)

こちらは過日色々なものとともに購入をしましたもので、百合が確実な作品ということもあり購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましてはおなじみのまんがタイムきららコミックス…とはいいましてもこちらはつぼみシリーズという独立したレーベルのものとなります。

内容としましては、吸血鬼のいる日常を描いたお話となるでしょうか。
主人公は天野ひかりさんという、高校生になったばかりの女の子…ちょっとおっとりした雰囲気のかたで、友人の言葉によると胸が大きいそうでございます?
ごくごく普通の女の子だったのでございますけれども、高校へ入学して早々に少し不思議なことに巻き込まれてしまいます。
きっかけはものすごく太った猫を拾って連れ帰ったこと…数日後、学校の庭園でその猫の主だと名乗る少女と出会います。
それから色々あって、その少女と一緒に暮らすことになるのでございますけれど…?

その少女の名前はエイプリルといいまして、長い銀色の髪をツインテールにした、そしてゴスい雰囲気のおよーふくを着た、ちょっと小さな、でも態度はものすごく大きな女の子でございました。
その彼女は吸血鬼だといいまして、ひかりさんと出会ったときにはかなり衰弱をしておりました…それをひかりさんは放っておけなくって血をあげる決意をいたしましたけれど、エイプリルさんは血なくても大丈夫だそうで、口づけをすることによって唾液をいただいたのでございました。
そしてエイプリルさんはひかりさんのことが気に入って、彼女のお家へ押しかけ居候をすることになったのでございました。
吸血鬼のお話というと以前読みました『ぽかぽかばんぱいあ』や以前読みました『いいなり!!吸血姫』あたりを思い出しますけれど、口づけで成分を補給するあたり、以前読みました『二丁目路地裏探偵奇譚』のラストシーンを思い出しますかも?
…帯や表紙裏の説明から何だか下で触れる作品の序盤の説明を思い出してしまいましたけれど、これはそう特に気にしなくてもよい様な…?

その他の登場人物としましては、鞠子さんというひかりさんの中学校時代のご友人もおりましたけれど、ひかりさんのクラスメイトのお二人となるでしょうか。
元気でボーイッシュな雰囲気な烏谷輪さんと長い黒髪でお嬢さまの様な雰囲気な望永愛麗さんのお二人でございますけれど、このお二人もどうやらひかりさんとエイプリルさんの様な関係の模様…つまり愛麗さんが吸血鬼で輪さんがその力を提供している、というわけでございます。
でも、このお二人に…少なくとも愛麗さんには百合な雰囲気を結構感じますかも?

お話のほうは、そうした突如吸血鬼の女の子と暮らすことになったひかりさんたちの日常を描いたものでございます。
序盤はなかなか微笑ましい雰囲気…エイプリルさんは大きな態度のかたなのでございますけれどもちみっこでございますのでそこもまた微笑ましい…何だか服装などから以前読みました『魔女とほうきと黒縁メガネ』のリアナさんを思い出してしまいましたけれど…。
けれど、後半になりますと愛麗さんがエイプリルさんに刃を向けてまいります…そのご事情の詳細はまだ解らないのでございますけれど、人間界で静かに暮らしたい彼女にとって目立つエイプリルさんが目障り、といったところでございましょうか。
あと、巻末には輪さんと愛麗さんのお二人についての描きおろし短編が収録されております。

イラストは悪くございません。
百合的にはいかがでございましょう、まだひかりさんとエイプリルさんの関係は百合といったものではございませんし、少し感じるかどうかといったところかと思います。
ともあれ、こちらは愛麗さんの動向が気にかかりますけれど、ひかりさんもエイプリルさんもかわいらしくてよろしいものでしたかと思います。


また、同時にこちらも読みましたので…。
最終巻でした
□いつか天魔を斬る魔女(2)
■鏡貴也さま(原作)/江戸屋ぽちさま(漫画)/榎宮祐さま(キャラクター原案)
 ○イラスト評価:★★★☆☆(3.0)
 ○内容評価:★★★★☆(3.6)
 ○百合度評価:★★★☆☆(3.4)
 ○総合評価:★★★☆☆(3.4)

こちらは過日色々なものとともに購入をしましたもので、過去に既刊を読んでおりますことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては『ありかる』や『放課後アトリエといろ』『JA』『ぶらっくろっくちゃん』などと同じものとなります。
漫画担当のかたは以前読みました『アオイシロ』コミカライズ版の1つを描かれたかたとなっております。
…上の作品を読みました際、こちらの作品のことを少し思い出しましたので一緒に読んでみました。

内容としましては、立派な魔女を目指す少女たちを描いたお話、となるでしょうか。
と、説明がやはり以前読みました第1巻の感想と同じとなってしまいましたので詳細な説明は省略をいたします。
この巻では第1巻の終盤の続きということで、璃依音さんたちの初任務から…ただこの初任務がただ事ではなくって、皆さんの所属している組織の長である魔女による介入まであったりしてしまいます。
このあたりは絶望の連続でございましたけれども、これらは全て璃依音さんの力を試すためのものだった、ということでよろしいのでございましょうか。
…ともあれ、皆さん亡くなられてしまわれるほどの展開でございましたけれども、皆さん無事でございましたので一安心でございます。

その危機を乗り越え、それにそのあとでございました穏やかな日常のお話からも仲間の大切さを知ったはずの璃依音さんでございましたけれども、1年後の彼女は力におぼれてしまっている感がございましてまた危うい雰囲気…彼女と契約を交わした使い魔のペルティさんの生命をかけた行動でようやく過ちに気づいてくださりました。
これで今度こそ仲間の大切さなどを知った璃依音さん、ここからお話もさらに盛り上がるかと思ったのでございますけれども…何とこの作品はそこで終わってしまいました…。
後半は璃依音さんにスポットが当たって他の子たちが目立たなくなっておりましたので、彼女たちの活躍なども見たかったりしたのでございますけれども、これは色々と残念な、そしてすっきりしないものでございます…。
璃依音さんたちのこれからの活躍は本編となるらしい『いつか天魔の黒ウサギ』という作品を読めば解る、というそういう持っていきかたになっていたのでございますけれども…どうもそちらは主人公が男の気配もあったりして、コミカライズ版があるっぽいとはいえ(原作は小説)購入する気にはなれないのでございました…。

イラストは悪くございません。
百合的には璃依音さんとペルティさんの関係がよろしいところ…また皆さんの友情もよろしゅうございます。
ということで、お話自体はよろしいのでございますけれども、終わりかたが残念な作品…そもそもそこまでの流れ自体、本来5巻分くらいの分量を2巻に圧縮してしまったそうで、そのあたり色々と残念に感じられてしまうのでございました…。


とっても大好きなあのかたもしていらっしゃいます『新・ととモノ。』のほうは岸壁の探索…ここはそれほど広いダンジョンではございませんでしたものの、比較的宝箱の数が多かったのがよろしゅうございました。
それも回収して、岸壁の探索を終えてネロさんのクエストを終了したところまでで昨日は終了…今日はまた新しいクエストを受けるか、まだ行っていないダンジョンの探索を行うか、ということになりそうでございます。

そういえば、あのかたのお話によりますと、魔法の表示順を変えるとその魔法が消滅する、という恐ろしいバグが存在するとのことでございました…。
今まで魔法の表示順を変えられるなんて知りませんでしたけれど、今後もその様なことはしないで進んだほうがよさそうでございます…。

あと、序盤…春の段階で作れる武器といたしましては、やはり槌のジャッジメントが非常にすぐれているかな、と思います。
こちらはメイスからバトルハンマー→ウォーピックと練成を続ければ最終的にたどり着けまして、序盤の段階でもととモノ。メダル1つとお金さえあれば作れまして、攻撃力が200以上ございますからこれはもう相当強い武器でございます。
これを白魔術師か錬金術師に装備させておけば、術だけでなくって殴り属性の攻撃が弱点の敵に対しても相当強みが持てますので(弱点を突かなくっても2,000程度のダメージを与えられますし)、過去作からデータを引き継いでいてととモノ。メダルが入手できていてお金に余裕があればいかがでございましょう(何)
…ところで、今作はどうやったらととモノ。メダルが入手できるのでございましょう…結構な数が必要になりそうでございますのにいまだ(データ引継ぎの2つ以外)一つも入手できておりませんので不安なのでございますけれども…。
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