2012年09月11日

夜の国、眠る少女。

先日読みましたコミックの感想です。
よきものでした
□夜森の国のソラニ(1)
■はりかもさま
 ○イラスト評価:★★★★☆(3.5)
 ○内容評価:★★★★☆(3.8)
 ○百合度評価:★★★☆☆(3.2)
 ○総合評価:★★★★☆(3.5)

こちらは過日色々なものとともに購入をいたしましたもので、何となくよさそうに感じられましたので購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましてはおなじみとなっておりますまんがタイムきららコミックスとなります。

内容としましては、ちょっと不思議な世界を描いた4コマ、となるでしょうか。
物語の舞台は「夜森の国」と呼ばれる世界…そこは現実世界で心に傷を負ったりしてしまわれ、目覚めるのに迷いを抱いてしまわれた人々がやってくる、いわゆる夢の中の世界となります。
その世界はファンタジーな雰囲気をかもし出しておりますけれど、皆さんの会話や描写などから現実世界は普通に現代の地球の様子でございます。
主人公の女の子もその世界へ迷い込んだかたなのでございますけれど、彼女はここへくる前の記憶を完全に失ってしまっておりました…普通の人は現実世界での記憶はしっかり引き継いでおられます。
しかも、彼女はとある人物に外見がとても似ていらしたということで、皆さんから「空似」とかけた「ソラニ」というお名前で呼ばれることになりました。
ソラニさんは基本的にかわいらしくていい子でございまして、料理好きではございますけれども、ただその料理というのがかなり独特なものでございまして、一般人の口にはとても合うものではないのでございました。
…彼女の記憶がない理由はまだ全く解りませんけれど、この第1巻の様子を見ておりますとそのままでもいいのでは、と感じてしまったり…いえ、こういう展開って往々にして記憶を取り戻すと悲劇が待っていそうな気がいたしまして…(何)

そのソラニさんは、唯一彼女の作る料理を気に入ってくれた夜森さんのお家で一緒に暮らすことになりました。
世界の名前を冠するその人はこの世界の管理をしているかた…管理といいましても、とりあえずは見回りをして異常がないかを見たりしているくらいでございます?
中性的な容姿をされた無表情かつ口数の少ない女のかたで、ちなみに大食いの様子…上でも触れました様に、ソラニさんの料理をおいしいと言って食べる唯一の人物ともなるでしょうか。

夜森さんと対となる人物として昼森さんという人も存在…この昼森さんというのがソラニさんと非常によく似た外見をしているかたとなります。
かつて夜森さんと昼森さんはともに世界を管理しておりましたものの、昼森さんが夜なんていらないと言ってしまい世界が分離…夜だけの世界と昼だけの世界になってしまいました。
その昼森さんはかなりわがままな女の子でございまして、その様な昼の世界には基本的に誰もいないのでございますけれど…彼女を慕う女の子が一人、昼森さんに仕えるウサギロボットに変装してそばにいるのでございました。

その他の登場人物たち…いずれも夜森の国の住人たちとなりますけれど、まずは赤衣さんという看護婦さんがおられまして、こちらは登場人物紹介では「ちょっとだけバイオレンス」と説明されておりますものの実際はかなりバイオレンスなかたでございます。
屑持さんという少年は結構長いことここにいるらしい、色々ゴミを集めてはそれから何かを作るのが得意な人でございます。
王子さんは女たらしな人ですけれどそれでいつも赤衣さんに半殺しにあっている印象のある(何)、こちらの世界で銀行を営んでいるらしいです?(銀行の需要があるのかは謎でございますけれど…)
他にも眠らずに勉強をしていたあまりこちらへやってきてしまった浪人ならぬ狼人さんや人間が怪物に見えてしまう絵描きの少年に魔女を追い求める少女と犬など色々なかたがいらっしゃいます。

お話のほうは、その様な不思議な世界に迷い込んだ人々などを描いたものとなります。
4コマですけれど、なかなかファンタジー色が強め…きらら系でファンタジー色の濃い作品といえば以前読みました『境界線上のリンボ』や以前読みました『棺担ぎのクロ。』などを思い出しますけれど、こちらは比較的後者の雰囲気に近しいものでしたかも?
その独特な雰囲気もよろしく、お話のほうも心に迷いを持つ色々な人々の姿が楽しい(?)ですし、これはなかなかよい作品ではないかなと思います。
…そうそう、以前読みました『GA』同様にカラーページはきちんとカラーで収録されております。

イラストはなかなかよろしいかと思います。
百合的にはソラニさんと夜森さんや昼森さんに想いを寄せるかたなど、意外と感じられますかも…?
ということで、こちらはよい雰囲気の作品…また、百合的に一番期待できなさそうとして同時に購入をいたしましたきらら系作品の中で一番後回しにしましたものの、こちらの面でも以前読みました『桜Trick』には当然劣りますもの意外なことに以前読みました『√中学生』や以前読みました『メラン・コリー』よりは感じられた気がいたします。


また、同時にこちらも読みましたので…。
バイクの部活もの?
□ばくおん!!(1)
■おりもとみまなさま
 ○イラスト評価:★★★★☆(3.5)
 ○内容評価:★★★☆☆(3.4)
 ○百合度評価:★★★☆☆(2.8)
 ○総合評価:★★★☆☆(3.3)

こちらは過日色々なものとともに購入をいたしましたもので、何となくよさそうでございましたことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスといたしましては他には持っていないものとなります。
以前行いましたアサミーナさんとかなさまの放送により、来月第2巻が発売することが判明いたしましたので、やや急いで読んでみました(何)

内容としましては、バイク部に所属する皆さんの日常を描いた作品、となるでしょうか。
物語の舞台は丘乃上女子高等学校という学校でございまして、主人公はそこに通う1年生の佐倉羽音さん…一言で言えばおバカなこでございまして、しっかり者の妹さんと二人で暮らしていらっしゃいます(両親はアメリカにいる模様…)
その羽音さん、高校へは自転車で通っていたのでございますけれど、学校名からも解ります様に(?)学校が坂の上にありまして通うのが大変…その様なとき、バイクで学校へ行く子を見かけます。
その子に誘われるままにバイク部へ見学をしにいき、なし崩し的に入部をして免許を取ることになるのでございました。

羽音さんをお誘いしたのは同じく1年生の天野恩紗さんというかたで、こちらもおバカなかたになる様な…でも同じおバカでも羽音さんは天然の気配でしたり、ちょうど以前劇場版を観ております『けいおん!』の唯さんタイプが羽音さんで律さんタイプが恩紗さん、といえばだいたいは合っていると思います。

バイク部にはすでに部員がいらっしゃったのでございますけれど、そのかた…来夢先輩(名字or名前は不明…)はかなり謎な人物であり、常にバイクのヘルメットをかぶっておりしかも一言もしゃべらないという、本当に謎しかない存在でございます(ちなみに胸は大きめ…)
このかたはバイク乗り(某ヴィクトリーを思い出す呼びかた…/何)としての実力は確かなもので、公道で300km以上の速度を出していらしたシーンが…いえ、あれは後の描写から羽音さんの力もあったのかも…(何)

あとは、羽音さんと教習所でお会いした同じ学年の鈴乃木凛さん…ツインテールでツンデレさんというよろしいかたでございまして(胸も大きめ…/何)、恩紗さんとバイク観について衝突しがちなためバイク部には入っておりませんものの、色々言いながらもよく皆さんと行動をともにしておられます。
そしてやっぱり1年生の三ノ輪聖さんが後にバイク部へ入部をいたしました…こちらのかたはおっとりした雰囲気のお嬢さまなのでございますけれど、ワルに憧れていてそれでバイク部へ入ってきたという、その動機からして解ります様にちょっと人とはずれたところのあるかたかもしれません?

お話のほうは、バイク部の皆さんの活動風景…この巻はバイクに興味のなかった羽音さんがそれに興味を持って免許を得て、自分のバイクを買ってそして乗るという一連の流れが描かれております。
バイク、という題材は見かけたことはございませんものの、これはまさにきらら系の部活ものの王道路線な感じ…いえ、というよりこの作品、上でも触れました『けいおん!』をかなり意識しているところが見られる気がいたします?
タイトルやそのロゴからしてそうでございますし、登場人物は来夢先輩を除けばあの4人に似たタイプになりますし、主人公さんの妹さんはしっかり者でございますし、それにこの作品、各話のタイトルが『さかみち!!』とか『めんきょ!!』とかその様な感じになっておりましたり…。
気のせいではないとしか思えない領域にまで達しておりますのできっとそうなのだとは思いますけれど、それは置いておきましても普通に楽しい作品でございます。
ちなみにバイクに関する描写はさすがにかなり細かい…例によって私には解らないことだらけではございますけれども(何)

イラストはなかなかよろしいものかと思います。
百合的にはどうでございましょうか、登場人物は女の子ばかりでございますし、ほのかに感じられないこともございません。
ということで、何かに似ているということは置いておきまして、なかなかよろしい作品でしたかと思います…続きも購入してみましょう。


とっても大好きな、最近少しお会いできない日々が続いてさみしゅうございますけれどもご無事をお祈りしておりますあのかたもしていらっしゃいます『新・ととモノ。』のほうは、昨日は岸壁にて天使の羽翼と精霊王の魂を得るために敵と戦っておりました。
皆さんの学科が極まるまで戦いまして、結果天使の羽翼はあまり入手できませんでしたものの、精霊王の魂はある程度得られましたのでよしといたしましょう。
また、今回宝箱からととモノ。メダルが出てまいりました…以前しております『Final』(もしかいたしますと以前しております『3』でしたかも)のデータ引継ぎで2つは入手しておりましたけれど、実際にゲーム中で得られましたのはこれがはじめてでございます。
でも、過去作は地面に落ちていたのでございますけれど、今作は宝箱からの入手になるのでございましょうか…ととモノ。メダルって何十枚単位で必要になりそうでございますのでかなり不安…。

ともあれ皆さんの学科が極まりましたので、また変更…ロジェさんは術担当ということで魔法少女になりました。
アサミーナさんは斬属性担当ということで強力な刀が得られましたこともあり侍に、すみれさんは打属性担当ということで格闘娘…装備はダイヤナックルでございますけれど、本来ヘルファングというもう少し強力な武器が作れるはずなのになぜか錬成できないのが悲しい…。
最後のかなさまは突属性でございますけれど、このパーティでは状態異常回復に不安がございますので、かなさまには普通科になっていただいて槍装備…攻撃力が多少不安ではございますけれど、まだ何とかなるはず…?
…そういえば、前回かなさまはツンデレにしていたのでございますけれど、履修度が終盤まで皆さんに対してかなり遅れておりましたのに最後で一気に上がってきて、最終的には白黒魔術師よりも先に極まりました…上級学科ははじめは本当に履修度の上がりが遅いですけれど、最終的には変わらない感じでございます?

今日はいよいよ必修クエストを受けて、秋でまだ唯一探索しておりません魔窟へ行こうかと思います。
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