□茜色コンフィチュール
■黒霧操さま
○イラスト評価:★★★☆☆(3.3)
○内容評価:★★★★☆(3.8)
○百合度評価:★★★★☆(3.5)
○総合評価:★★★★☆(3.5)
こちらは過日『百合姫』などとともに購入をいたしましたもので、百合が確実なこともあり購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましてはおなじみとなります百合姫コミックスとなります。
こちらの作者さまは以前読みました『水色エーテル』を描かれたかたとなります。
内容としましては、5+1つの読み切り作品を収録いたしました短編集となります。
作品の全体的な雰囲気といたしましては上で触れました同じ作者さまの『水色エーテル』と同じでございましょうか…つまり「全体的に淡い雰囲気な、王道の百合作品といった雰囲気を感じることのできる作品なのでございますけれども、案外…いえ、結構ドロドロした展開でしたり、個人的には苦手な胸の痛くなる展開のお話が多かったかもしれません」ということでございます。
ただ、ドロドロ展開や胸の痛くなる展開に関しましては、今回はそうなかった印象もございますかも…?
お話のほう、まず『金星のカノジョ』は転校生の素敵な女の子に恋をする女の子を描いた高校生のお話で、これは色々な意味で王道路線のものでございましたでしょうか…最後は告白をされるシーンで終わっておりますけれど、あの先はどうなったでしょうか…。
『零れ桜』は大正時代あたりを舞台にした名家のお嬢さまと女中さんの関係を描いたもの…百合的にはあるいはこのお話が一番高いかとは思いますけれど、そうした舞台でございますので最後はお嬢さまが結婚されてしまうお話になりますので、切ない…。
『in the closet...』はある日突然髪を染めたり派手になってしまった女の子と、その親友さんのお話…こちらは人形がキーワードなのでございますけれど、結構危うい関係なのかも…(でも5つめのお話ほどではございません?/何)
『シガレット≠チョコレイト』はルームシェアをする社会人なかたと大学生なかたのお話で、こちらは社会人のかたがその同居人に想いを寄せる、でも完全な片想いになってしまっているお話…でも、最後の描きおろしを読みます限りまだ希望はございます?
『溺れる金魚』は冷たく接してくる女の子に、それでも友人としてそばにいる高校生の女の子のお話でございますけれど、こちらはかなり危うい…その子は冷たくされないと満足できないのでございます(何)
本編はこの5つでございますけれど、最後に描きおろしとしまして『茜色プロムナード』という『シガレット≠チョコレイト』の後日談を描いた描きおろし作品も収録…こちらを読みますと、お二人はよい関係になりそうな予感がいたします…?
ということで、よく見ますといずれのお話も恋人同士になるまでには至っていなかったり…『零れ桜』は確かにお二人は結ばれましたけれど、あの様な結末でございますし…。
『溺れる金魚』あたりはちょっと危ういお話でございますけれど、基本的にどれもなかなかよろしいものでしたかと…個人的には、やはり王道なお話を好みますので『金星のカノジョ』あたりが特によろしかったでしょうか。
イラストは悪くございません。
百合的にはお話にもよりますけれど、淡いとはいいましてもなかなか感じさせてくださいましてよろしいものでございます。
ともあれ、なかなかよき短編集でしたかと思います。
とっても大好きなあのかたもしていらっしゃいます『新・ととモノ。』は聖域から脱出をいたしまして、古文書のクエストを終了…なのでございますけれども、なぜか図書委員さんとの親密度しか上がりませんでした…。
このクエストってモランさんからのものでした様な気もいたしますのに、少し納得できませんかも…。
ともあれ、次はもう必修クエストしか残っていなかったのでございますけれど、まだ孤高の探索を行えておりませんでしたので、まずはそちらへ向かうことにいたしました。
こちらにはやはりこれまで入手できなかったアイテムを落としてくださる敵が出現してくださり、それはよろしいこと…古跡で一度しか遭遇しなかった、天竜の骨を落とす敵もこちらでは普通に出ますので一安心でございます。
ただ、新たな蛇はいいアイテムを落としませんし、相変わらず植物も出てきて、秋の湖沼でもそうでございましたけれど、この2種類の敵の組み合わせは非常によろしくございません…そういう邪魔な敵もおりますけれど、のんびり探索していきましょう。
【(更新終了)百合(かも?)作品感想の最新記事】