□STRIKE WITCHES THE MOVIE ストライクウィッチーズ(劇場版)
○イラスト評価:★★★★☆(4.2)
○内容評価:★★★☆☆(3.4)
○音楽評価:★★★☆☆(3.4)
○声優評価:★★★★★(4.5)
○百合度評価:★★★☆☆(3.0)
○付加要素(おまけなど):★★★★☆(4.0)
○総合評価:★★★★☆(3.5)
こちらは先日『ラグランジェ』第2期のDVDとともに届きましたもので、これまで観ております作品のシリーズということもあり購入をいたしましたものとなります。
こちらは以前アニメ第2期のDVDを観ておりましたり、また以前読みましたものなどたくさんのコミカライズ版が出ておりましたりと色々展開されております『ストライクウィッチーズ』シリーズの作品となります。
内容としましては、第2次世界大戦期の世界、けれど国々など今のこの世界とは少し違った世界を護るために戦う魔法少女たちを描いた作品となっております。
と、このあたりの時代背景や世界観は第2期までのアニメや色々なコミカライズ版と当然同じでございますのでここでは割愛いたします。
今回は劇場版ということで、世のアニメ映画は大まかに分けて2種類あるかと思いますけれど、こちらは以前観ました『けいおん!』の様なタイプ…つまり総集編的な作品ではなくって新規のお話となっておりました。
物語は、第2期終了の先…ネウロイの侵攻も一段落した様子な、そしてガリアに続いてヴェネツィアもネウロイの脅威から開放された1945年のお話…。
かつて501統合戦闘航空団、通称ストライクウィッチーズを形成していらした皆さんはそれぞれ様々な場所で過ごしていらっしゃいました。
その様な中、第2期の最後の戦いで全ての魔法力を失ったとされた芳佳さんは扶桑へ戻り、医師となるため学校へ入るための試験勉強をする日々でございましたけれど、ある日欧州はヘルウェティアなる国(現実世界でいうスイス)の学校への留学のお話がやってまいりました。
ヘルウェティア、といわれますと以前コミカライズ版を読んでおります『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』の主人公さんたちの国なヘルベチア公国を思い出しますけれど、あのお話の舞台ははるか未来の日本ながら国家群は欧州からの移民が建国したっぽい国々ばかりでございましたっけ…(正統ローマ帝国とか…)
ともあれ、その様なことから芳佳さんは航空母艦天城に乗って欧州へ向かうことになり、途中リーネさんやペリーヌさんたちとお会いしつつ先へ向かうのでございますけれど…?
この芳佳さんの道中、服部静夏さんという扶桑の兵学校生徒が同行されます。
こちらのかたは14歳ながらしっかりとしたかたで、そして長い黒髪の素敵なかたでございまして、私はてっきりこのかたが芳佳さんに代わり戦っていくのかと思っておりましたけれど…結局、芳佳さんの引き立て役でございました…。
今回はその静夏さん以外にも、メインの皆さん以外のウィッチたちも結構登場いたしました…もっとも、以前しておりますDS版の竹井大尉や以前しておりますPS2版のかたがた、あるいは以前読んでおります『アフリカの魔女』のマルセイユ中尉などが出てくる、ということはございませんけれども(何)
目立つところでいえばハイデマリーさんという大人しくてかわいい雰囲気のかたでございましょうか…このかたは今回の最終決戦にも参加いたしましたし。
お話のほうは、まずはばらばらに活動します皆さんの日常をそれぞれに描いていきます…相変わらずルッキーニさんはかわいかったですし、ペリーヌさんが非常にいい人で素晴らしかったです。
それから、アルデンヌ等でネウロイが活動を活発化…これは現実の第2次世界大戦末期にもございましたドイツの反攻作戦をモチーフにしているのかもしれません?
その様な中、芳佳さんの身にも危機が訪れるのでございますけれど…と、ここまでの展開は、個人的には特に何の問題もなかったかなと思いますし、普通に楽しめました。
ただ、この先の展開で、あくまで個人的にではございますけれど、一気に気持ちが冷めてしまいました…何と、皆さんの声を聞いた芳佳さん、失ったとされた魔法力を回復させ、再び飛べる様になってしまわれました…。
あぁ、結局はそうなるのでございますか…芳佳さんは最強でございますね…はぁ(いえ、芳佳さんもいい子ではあるのでございますけれども…)
ちなみに、エンディング後にはしっかり「つづく」と書かれており…この劇場版でもネウロイとの戦いに決着はつきませんでした。
これは第3期があったりするのでございましょうか…それともコミカライズ版などで補完されていく、とか…?
…ネウロイとは何か、という根本問題も未だに不明…これは解らないまま終わるのかもしれず、それでしたらそれでもよいかもしれません?
余談ながら、個人的には未だにウィッチの魔法力についてなど、よく解っておりません…たとえば芳佳さんは魔法力を使い切って失ったとされておりましたけれど、それって休めば回復するものなのでは…(他のかたはそうでございますし…)
坂本少佐は年齢の影響で魔法力が弱まり、今作では水上機に乗って飛ぶまでになり戦闘は参加しなくなりましたけれど、飛ぶくらいでしたらできるのでは…ほら、老婆になってもほうきで飛ぶくらいのことはできませんでした?
あと、ネウロイって結局ウィッチ以外でも撃破はできるのでございますよね…戦艦の主砲で核をむき出しにできたりもいたしましたし…。
…などなど、いまだ気になる点が多々ございますけれど、気にしないでおきましょうか(何)
イラスト…作画はなかなかよいものではないでしょうか。
内容のほうは、結局芳佳さんが、という展開が個人的にはちょっと残念でございました…全体的に見ますとなかなか悪くないものでしたかとは思いますけれども。
音楽は悪くないかと…ちなみに今日の日誌のタイトルはエンディングテーマでございます。
声優さんは第2期と同様でございますしよいものでございます。
百合的には序盤を見ておりますと芳佳さんとみっちゃんがいいですよね、と感じてしまいますものの、後半まで見るとやはり芳佳さんとリーネさんに落ち着いてしまいますかも…エイラーニャさんやシャーリーさんとルッキーニさんなどは仲良くしているご様子が一応少し見られます?
おまけのほうは先日の日誌で触れました様に色々ついてまいりました。
ということで、結局芳佳さんが復活する、という何ともいえない結果になってしまったお話ではございましたけれど、第2期でも完結はしておりませんでしたし、これはあくまで芳佳さんを主人公としてお話を進めようとするには必要なお話だったのでございましょう(そもそも魔法力を使いきった、なんてことにしなければよかったのでございますけれども)
この劇場版でも完結ではございませんでしたし、この先の展開を見守りましょう。
とっても大好きな、お会いできない日々が続いてさみしゅうございますけれどもご無事を願っておりますあのかたもしていらっしゃいます『新・ととモノ。』は2周めの秋…湖沼にて海深く眠る魂を集めることに…。
これはやっぱり非常に入手しづらいのですけれど、ここでしか入手できませんので何とかするしかございません…昨日は2つ入手できましたので、まだよろしいほうかもしれません?
【(更新終了)百合(かも?)作品感想の最新記事】
劇場版に登場するウィッチについて、島田フミカネ氏のHPに設定が掲載されているようです。
先日、『黒汐物産』と言うサークルさんの発行されている『月光』、『Last witch』と言う同人誌を手に入れることが出来ました。
内容として『月光』のほうは、ネウロイとの戦いが終わった世界での魔女の生き方について(スオムスとオラーシャ間の確執)、『Last Witch』は北アフリカを舞台としたお話で、ウィトゲンシュタイン中佐、ハイデマリー少佐を筆頭として、各地から集められたナイトウィッチの作戦行動を主として描いたものとなっておりました。
(501のエイラとサーニャの二人も/作者の岡昌平さんの描くサーニャは髪型など、公式のものと比べてやや特徴のある様子?)
『月光』は終わりまで真面目なお話、『Last Witch』は指揮官であるウィトゲンシュタイン中佐が愉快な存在で、話の初めに微笑ましい場面があったりはするものの、中頃からは戦場における遣り取りが主となっておりました。
『Last Witch』は続編が予定されている様子で、今後動向に気を付けねば、と思った次第であります。
雰囲気よく、きっちりと作られた良作と言った風情でありましたので、もし興味などございましたら(,,・ω・,,)
ではでは。……長文失礼いたしましたm(_ _)m
芳佳さんについては、主人公なので仕方のないところもあるかとは思いますけれども、静夏さんあたりへバトンタッチをしてもよかったのではないかな、と個人的には思えてしまいます…。
と、『スト魔女』なよい同人誌を入手されたのでございますね…♪
どちらも満足のできる内容でしたみたいで、何よりなことでございました…♪
私のほうはつい先日同人誌を注文してしまったばかりで、またすぐに購入をするのは難しいですけれども、機会があれば…♪