2012年12月13日

不自由セカイ

先日読みましたコミックの感想です。
ちょっと重いです?
□不自由セカイ
■コダマナオコさま
 ○イラスト評価:★★★★☆(3.6)
 ○内容評価:★★★★☆(3.5)
 ○百合度評価:★★★★★(4.5)
 ○総合評価:★★★★☆(3.8)

こちらは過日色々なものとともに購入をいたしましたもので、百合が確実な作品ということで購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましてはおなじみとなります百合姫コミックスとなります。
作者のかたは以前読みました『レンアイマンガ』と同じかたとなります。

内容としましては、二人の女のかたの関係を描いたもの、となるでしょうか。
主人公はその二人の女のかたで、どちらも同じ大学に通っている、はず…まずお一人は柿崎茗子さんというかたで、こちらのかたはかなりの美少女で、そのために同性に好かれないご様子でございます。
もうお一人は1つ年上のはずな安東礼央さんでございまして、こちらは一言で言えば王子さまタイプのかた…つまりボーイッシュでかっこいい雰囲気のかた、というわけでございます。

そうした素敵な雰囲気のお二人ながら、このお二人の関係はかなり歪んだものでございまして、茗子さんは礼央さんを「奴隷」といい高圧的な態度で、礼央さんはその彼女の言うことに何でも従うのでございました…。
どうしてこの様なことになってしまったのか、というとお二人の高校時代に原因がございまして…お二人の出会いも高校時代で、その頃はもう王道な学園百合ものの様な経過を辿っていらしたお二人なのでございますけれど、あるときかなり悲しくひどいことが茗子さんを襲ってしまいます…。
そのことについて礼央さんは自分を責めてしまい、また茗子さんも様々な感情から、そうした関係になっていくことに…。
…あとがきのキャラ紹介では茗子さんはヤンデレ、とされておりました(同時に巨乳、という説明もございましたけれど、その設定は特には生かされていなかったかと…/何)

お話は、その様な決してよいとはいえないお二人の関係を、過去を交えつつ描いていくもの…。
途中、礼央さんに想いを寄せる、そして真面目な女のかたな高瀬さんの出現により、お二人の関係が壊れていきますけれど、結果的にそれがよかったのかなと…最終的には一応のハッピーエンドを迎えました。
1巻で完結なこの作品でございますけれど、そうした歪んだ関係のお二人のお話でございますし、また裏表紙のあらすじには「愛憎劇」ともございますのでちょっと暗くて重い雰囲気…読んでいてつらくなるところもございますかも?
…カバー下には最終的に失恋することになりました高瀬さんの4コマがございましたり…。

イラストはなかなかよろしいものでございます。
百合的には当初は歪んだ関係に感じられるお二人でございますけれど、やはり想い合っているのは確かで最後はハッピーエンドとなりましたのでよろしいのではないかと思います。
ということで、ちょっと重い作品ながら、悪くはないものでしたかと…ちなみにこちらは百合姫コミックスながら『百合姫』などで掲載されたものではなくって描きおろしの作品となっております。


とっても大好きでご無事を願っておりますあのかたもご購入をされておられます『ミカエルの乙女たち』のほうは、麻衣さんたちのルートも終えましたので新たなルート…雫さんとエリスさんルートへ向かいます。
唯一の3年生カップリングなこのお二人はどちらのかたも大人っぽい素敵な雰囲気をかもし出しておりまして、このあたり、どちらかはかわいい、という他のカップリングとは一線を画する感じ…。
また、3年生ということ、そしてエリスさんが留学生ということから、このルートでの波乱要素は進路と帰国問題あたりになるのかな、と想像しておりましたけれど、それは当たった模様…。

お二人のルート、まずはクリスマスで幸せなひとときを過した後、冬休みはダイジェストで過ぎていきます…そういえば、これは他のかたのルートでも感じましたけれど、ドラマCDや同人誌などであったことも可能なものは盛り込まれているご様子でございます?
3学期はバレンタインイベントの準備を皆さんでするのでございますけれど、こちらのルートでもエリスさんと玲緒さんが仲良くなっていきます…そして、雫さんと麻衣さんのお二人も仲良くなっていかれます。
それはよろしいのでございますけれど、エリスさんが進路はもう決まっている、とかいつかは国へ帰りたい、などとおっしゃられるものでございますから雫さんはとっても不安になってしまわれます…でもそれをなかなか口にできず、お二人の関係がぎくしゃくとされてしまわれたりもいたします。
でも、それも楓さんと紗良さんほどには重い展開にならず、最終的にはもちろん解決…でも、ああおっしゃっておられたエリスさんが実は進路について何も考えていない、とおっしゃられたときには私のほうもびっくり…。

これできっとお二人のルートは半分くらいでございましょうけれど、波乱要素は想像した通りながら解決をいたしましたし、ここからまた何かあるのかどうか…雫さんとエリスさんは、やっぱりもしベストカップル投票が私もできたとしましたらこのお二人に入れるかなと思う素敵なお二人でございますので、引き続き見守りましょう。


上で触れましたあのかたもしていらっしゃいます『新・ととモノ。』は3周めの冬、残された最後のダンジョンでございます孤高の探索を行います。
残念ながらやはりととモノ。メダルは出ませんけれど、これまで入手したことのなかった武具が出たりもいたしましたので、よしとしておいてもよいでしょうか…昨日は最後のフロアまでたどり着きましたので、運がよければ今日にも探索が終わりそうでございます。
そうなりますと、3周めもあとは先へひたすら進むのみ…終わりが見えてきました?
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