□三者三葉(10)
■荒井チェリーさま
○イラスト評価:★★★☆☆(3.4)
○内容評価:★★★★☆(4.2)
○百合度評価:★★★☆☆(2.5)
○総合評価:★★★★☆(3.6)
こちらは先日色々なものとともに購入をいたしましたものとなりまして、過去に既刊を読んでおりますことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましてはおなじみとなっておりますまんがタイムきららコミックスとなります。
内容としましては、お名前に「葉」のつく3人の少女を中心とした、一応学園ものになりそうな感じの4コマとなっております。
と、説明がやはり以前読みました第9巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をいたします。
その様なこの巻もよい意味で相変わらずの皆さんの日常が描かれておりますけれど、この巻で一番目立っていらしたのは双葉さん…第9巻の感想で「彼女はやはり大食いなところ以外はこの作品で多分一番の常識人でございまして」と書いておりましたけれど、この巻ではその彼女の最大の特徴である大食いに関するお話が多数ございました。
大食いに関する双葉さんのお話になりますと、やはり出てまいりますのは辻家の兄…(自称)双葉さんのライバルでございます。
大食いチャレンジに勝利し続けるあまり出入り禁止…殿堂入りしてしまう双葉さん、そしてその彼女にライバル心を燃やして対抗して、でも全く敵わない辻兄、そしてそれを見守る妹さんの関係が愉快で楽しゅうございます。
もちろん、他の皆さんもよい意味で相変わらず…葉子さまはやはりとても素敵なかたながらすっかり貧乏に慣れてしまわれたご様子で、照さんはやはり黒さはずいぶん抜けた印象がありそれ以上に動物好きの面が強くなっております。
大体の作品が2巻前後で完結することの多いきらら系作品において2桁の巻数に達したのはもちろんこの作品がはじめてで、次点は以前読みました『落花流水』や以前読んでおります『ひだまりスケッチ』の7巻になりますから、いかにこの作品が長く続いているのかが解ります。
そしてそれだけ長く続いているのも納得の、安定した面白さを誇る作品…これだけ長く続くと特筆すべきことがなくなってまいりますけれど、それだけ安定した良作、ということでございますよ?
…ちなみに、今日の日誌のタイトルはカバーしたのおまけマンガのタイトル…第9巻までは『スーパー使用人 山路さん』だったのでございますけれど…。
イラストは悪くございません。
百合的にはいかがでございましょう、葉子さまを慕う辻(妹)さんの描写もこの巻にはございませんし、基本的にほぼないのかもしれません?
ということで、百合的には薄い作品なのでございますけれど、それでもこの作品は面白い良作でございます…きらら系では本当に異常ともいえる巻数になってまいりましたけれども、このままさらに長く続いていっていただきたいものでございます。
その様な昨日は、上の作品と同時に購入をいたしました『ガールズ&パンツァー』のDVD第5巻を観てみました。
これと『ラブライブ!』は本当に個人的には結構稀に見るレベルの良作に感じられまして、これらを教えてくださいました、とっても大好きでご無事をお祈りしておりますあのかたには感謝をしてもしきれません…ありがとうございます。
第9話は『絶体絶命です!』ということで、先のお話の続き…準決勝、ソビエト連邦なプラウダ高校との戦いの続きでございます。
冒頭、いきなり大洗女子学園の廃校の理由が語られますけれど、要は合理化によるものであり、切ない…そして、かつて戦車道が盛んだったという事実を知った会長さんが戦車道を復活させその大会で優勝すれば廃校を撤回させる約束を取り付けたご様子でございます?
第1話では横暴にしか感じられなかった(横暴は生徒会の特権、とか言っていた気がいたしますし/何)生徒会のかたがたでございますけれど、この様な事情があり、また心から学校が好きなご様子でございますので、ある程度の強権も仕方ない…いえ、きちんと理由を言ってくださればよかったのでは、という気もいたしますけれど、ね?
あと、どうも資金難の折、学校にあった強い戦車は全て売却されたとのことで、今残っているのは売れ残りの戦車だったとのこと…どうりでやや微妙な戦車ばかりが残っていたわけでございますけれど、昔からこの様な多国籍な戦車群を用いていらしたのでございましょうか。
ともかく、その様な事情があることから諦めることはできない皆さん、降伏勧告をはねつけることに…相手の偵察や戦車の修理を行いますけれど、偵察の2つのペアはそれぞれにかなりぴったりな組み合わせでした気がいたします?(優花里さんとドイツ軍マニアのかた、麻子さんと風紀委員さんでございますから…特に前者はこれとは違うお話で見せ場がございます/何)
でも時間がたつにつれ士気が低下気味…それをみほさんは何とあの踊りを踊ることで回復しようとされまして、あれでも一応回復はしたご様子…?
プラウダ高校はかなり余裕の様子が見られましたけれど、それゆえに油断している様にも見られます…戦闘再開となると、カチューシャさんの読みとは外れ、大洗女子は相手の防御の強いほうへ突撃をしてまいりました。
相手をすり抜け、そして味方フラッグ車を一種のおとりに使いつつ、2両で相手フラッグ車を発見し追い回す…どちらのフラッグ車も追われることになり、どちらが先に仕留めるかということになってまいります。
この際の大洗女子のフラッグ車、バレー部の戦車がかなりの逃げ足っぷり、あり得ないと感じるほどの機動性を発揮していてすごい…また、生徒会のかたがたも最終的には撃破されましたもののかなりの見所がございました。
最終的に両校のフラッグ車が同時に撃破されたところでお話は終了…果たしてどうなりますか?
…この戦いはかなりの大雪でございましたけれど、その中でもやはり優雅にお茶を楽しみながら観戦される聖グロリアーナ女学院のダージリンさんたちは素敵…(何)
第10話は『クラスメイトです!』ということで、先の戦いの結末は、バレー部の戦車は撃破されておらず、大洗女子の勝利に終わりました。
戦い終わり、大洗女子の皆さんのところへやってきて握手を求めるカチューシャさんが、その前の泣いてしまってノンナさんにハンカチを差し出されるあたりも含め微笑ましい…彼女は少し横暴なところもございますけれど、やはり戦車道を解するかたで、またこれまでの対戦相手同様によいキャラクターでございましょう(副隊長のノンナさんもよい保護者役でございます/何)
こうして大洗女子は決勝まで進出することに…それを観戦していたみほさんの母はその戦いぶりを認めませんけれど、でも一方の姉のまほさんはやはりみほさんを認めていらっしゃるご様子を見受けられます(でもプラウダ高校は油断して負けた、という母親の意見には賛同できますかも…)
親子間の関係といえば、順決勝を観戦された華さんの母親は彼女のことを認められたご様子…生け花の展示会で和解した様子が見られまして、その場にもし新三郎さんがいらっしゃれば大泣きしていたことでございましょう(何)
決勝戦へ向け備えることになる皆さんでございますけれど、決勝戦は20両まで戦車を出せるとのことで、現状の戦力ではやや不安でございます。
いつぞやの学園艦遭難事件の際に発見した戦車は自動車部が修復をしていたそうで、それがこの度完成し、自動車部が使うことで戦力になることに…こちらは大口径砲を搭載した火力は十分な戦車なものの、その分動きが鈍かったり整備性が非常に悪かったりするご様子…。
一方、校内に戦車はないか改めて探しますと、何気に駐車場に停車してあった戦車が発見され、それも使用できることに…こちらはみほさんたちのクラスメイトで戦車なオンラインゲームをする女の子とそのゲーム仲間が乗り込むことになりました(第8話エンディングのキャラはこの3人でございました…でもオープニングを除けばこの3人の登場はここが初でございますから、第8話の次点では「誰?」となってしまいますが…/何)
あとは校内の皆さんから得られた義援金などを元に戦車の補修、改造も行い、特に生徒会の戦車は別物になった感じがしましたり…そうして決勝戦前夜、それぞれのチームは思い思いに過しつつカツにちなんだ食べ物を食べておられました。
みほさんたちはみほさんのお家で食事会をされ、バレー部はバレーをし、風紀委員は会場での注意をまとめ、1年生チームは戦車な映画を鑑賞し…って、ここで1年生チームが観ていた映画は私にも記憶があり、確か『戦略大作戦』という映画ではございませんか?(1年生チームは大泣きしておりましたけれど、うろ覚えな記憶ですとあれって金塊強奪をテーマにしたおバカな映画で泣き所は全くなかった記憶が…/何)
迎えました決勝戦は富士山の麓、戦車道の聖地と呼ばれる場所で行われる模様…ダージリンさんたちはもちろん、これまで大洗女子が戦ってきた相手、つまりケイさんやカチューシャさんなども観戦にいらっしゃり、そしてみほさんに激励の言葉をかけてくださいます。
みほさんのおっしゃるとおり皆さんとても素敵なかたがたなわけでございますけれど、その皆さんと一度対戦しただけで仲良くなれるみほさんには人徳がありそうです?
決勝戦、まずお互いの隊長と副隊長が挨拶しますけれど、大洗女子の副隊長はあの広報の人でございましたか…隊長は会長さんではなくみほさんでございますのに…。
一方の決勝戦の相手であるドイツな戦車な黒森峰女学園の副隊長さんはちょっと嫌な感じを受けますけれど、その様な中、かつてみほさんがこの学校を去る理由になった事件でたすけた女の子が声をかけてくださり、これで心を洗われましたでしょうか…やはりみほさんのしたことは相手にとってはとっても嬉しいことだったのでございます。
そうして決勝戦がはじまりますけれど、黒森峰の猛攻にはやくもあの新規加入のゲーム仲間なかたがたの戦車が撃破されてしまいました…一応フラッグ車の身代わりに(偶然)なったかたちではございましたけれど、新キャラのあまりに早々の退場にこちらが驚いてしまいました…(でも実戦経験なしでいきなり決勝戦、ではこれも仕方ございません?)
その他、今回は第10.5話といたしまして『紹介します2!』というお話も収録されておりました。
こちらはかつて収録されておりました『紹介します!』同様にこれまで…主に全国大会に突入した後のあらすじやそこで出てきたかたがたの紹介となっております。
また、戦車道についてのルールの解説もございまして、それらもなかなか興味深いものでしたかと思います…そしてやはり他校の皆さんもそれぞれに素敵でよろしゅうございます。
そして映像特典としまして、OVA第5話『スノー・ウォー!』が収録…こちらは上の第9話での対プラウダ高校戦での、優花里さんとドイツ軍好きなエルヴィンさんのお二人による敵陣地偵察の一部始終を描いたお話となっております。
『雪の進軍』という軍歌を歌いながら歩んでおられる様に、雪中行軍の悲劇を描いた『八甲田山』という(物理的に)寒い映画をモチーフにしたシーンが多々ございましたり…そしていつぞやの『サバイバル・ウォー!』などと同様に優花里さんのサバイバル能力の高さが非常に目立つお話となっております。
また、お二人がプラウダ高校の生徒に変装してプラウダ高校のフラッグ車の乗員と交流するシーンがあったり、そちらも面白いものでございました。
もちろん今回も『不肖・秋山優花里の戦車講座(第5回)』も収録されておりまして、今回は新たに大洗女子に加わった戦車のうちゲーム仲間チームの乗る三式中戦車、そして生まれ変わった生徒会の戦車や黒森峰の戦車に多数使用されているといいます無砲塔な戦車についてのついての解説がなされました…自動車部の戦車の解説は最終回に回すそうでございます?
…と、前回の戦車講座の説明に誤りがあったことを優花里さんが謝罪しておりました…間違ったのはスタッフです、と字幕が出ておりましたけれども(何)
ということで観てみましたこちらの作品、スクールアイドルな作品同様に廃校の危機に立たされた母校を救うために頑張る、という展開になってまいりました(何)
それはともかく、今回のお話もとても面白いものとなっておりまして、特に不満点なども見られず個人的にはかなり満足…これもまたやはりスクールアイドルな作品同様に、というところでございます。
何だか観ていると自然と泣けてきてしまう不思議…皆さんの頑張りぶりに対して、なのでございましょうか。
お話はいよいよ決勝戦、相手はみほさんにとって一種の因縁の相手でもある、そうでなくってもソ連と並ぶ大戦車国なドイツな戦車を用いる黒森峰ということで苦戦は必至なわけでございまして、そして次巻で最終巻となるわけでございますけれど、どうなっていくでしょうか…引き続き楽しみにして、見守ってまいりましょう。
上でも触れましたあのかたもご購入をシテいらっしゃいます『七竜2020-2』はまだ置いておくことにいたしまして、以前1周めを終えております『Fate/EXTRA CCC』のほうを…第3章へ入り、いよいよアルターエゴの登場でございます。
まずはパッションリップさんでございますけれど、この大きな爪と胸が目立つ少女はやはり基本的には大人しいいい子でございます…そしてアサミーナさんに好意を抱いておりますけれど、これは後のメルトリリスさん同様、BBさんの分身だということを思えば当然といえるでしょう。
…思えば、6人の衛士にBBさんという(殺生院キアラを除いた)敵対することになるかたがたのうち、ジナコさんを除くかたがたはいずれもアサミーナさんに好意を抱いていらっしゃることになるのでございますか…(エリザベートさんも当初はそうでもないものの、衛士になった際にそうなってしまわれますし)
と、キャスターさんが新たな攻撃スキルを覚えましたけれど、男性に対しクリティカル、って…試しに普通のモンスターに使ったところクリティカルは出ませんでしたし、そうなると本当に人間系の男性にしかクリティカルが発動しないことになりますけれど、この作品のボスって基本的に女性ばかりで、男性ってカルナしかいない気がするのでございますが…。
…キャスターさんの攻撃スキルは発動条件がHP30%以下というものがあったりと、微妙に使いづらいものが多め…確か宝具も微妙なもののはずでございましたし(キャスターさん自身使えない、とおっしゃっていた気がいたしましたし)
そういえば、2周めのサーヴァントはその様にキャスターさんにしておりますけれど、この『CCC』仕様の服装をしたキャスターさんのフィギュアが出るご様子でございます。
多少は気になりますけれど、キャスターさんのフィギュアは以前に以前しております前作たる『Fate/EXTRA』仕様の服装のものを購入しており個人的にはこちらの服装のほうが好みでございますし、それにキャスターさんをお二人も迎えるのもどうかと思いますし、それにお金も厳しい状況が続くと予想されますのでこちらは見送りましょう。
【(更新終了)百合(かも?)作品感想の最新記事】
あらあら♪
いろいろご覧になられたみたいで♪
三者三葉は辻兄弟が出てきた位まで見ていた記憶があります・・・もう10巻になりますのね・・・。
相変わらずな雰囲気でなによりですの♪
たまに姉妹の方程式とごっちゃになりますの。(何)
にゃ、ガルパンのDVDをご覧になられたみたいで・・♪
プラウダ戦の後半ですね!
戦車道復活の経緯を知ると、生徒会のみなさんの好感度がうなぎ登りですん♪
これを知った後に、また1巻等を見返してみると印象が変わってきますのね♪
理由を話さなかったのは、余計な不安やプレッシャーを与えないため・・・?
それに加えて、杏たん無双で・・・まるで前世の魔女だった記憶が蘇ったみたい?(何)
に、しましても・・・89式が可愛らしい・・・(何)
次で最終巻ですけども、引き続きお楽しみ下さいませ♪
ではでは♪
わざわざのコメント、ありがとうございまし…そして、ご無事でいらして本当によろしゅうございました…♪
はい、私のほうはこの日の日誌で触れた作品の他にも『ラブライブ!』『ゆゆ式』『ぷちます!』と色々観ました…♪
『三者三葉』は本当にきらら系にしてはあり得ないくらい長く続いておりますけれど、さすがにそれだけ続くだけあり安定してよいものでございます…♪
『姉妹の方程式』は確か第4巻で終わったみたい…?
戦車の作品も第5巻まで観ることができました…♪
確かに、このお話を観ますと生徒会のかたがたの好感度がかなり上がってまいります…♪
はじめは恐ろしく横暴でございましたけれども…(何)
はじめに理由を言ってしまうと、やはりまだ皆さんとの信頼関係が築けていないのでさらにプレッシャーが大きくなったりしてしまった、のかも…?
そうなると、あのタイミングくらいでよろしかったのかもしれないでしょうか…♪
そういえば、声のかたはそうなっておられましたか…♪
キャラクターとしては、小さめの身長以外かなり違うかたでございますけれど、会長さんのほうが好きでございましょうか…♪
バレー部の戦車はかなり頑張っておられましたね…確かにかわいらしくも感じられましたでしょうか♪
今月末には観られるはずでございますし、どうなるのか…楽しみにしておきます♪