2013年06月27日

思春期生命体ベガ

先日読みましたコミックの感想です。
1巻完結…
□思春期生命体ベガ
■林家志弦さま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(3.0)
 ○内容評価:★★★★☆(4.2)
 ○百合度評価:★★★★☆(4.0)
 ○総合評価:★★★★☆(4.0)

こちらは過日色々なものとともに購入をしましたもので、何となくよさそうに感じられましたことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては名前がないのでございますけれど、でも『Collectors』や『想いの欠片』などと同じものとなるはずでございます。
作者のかたは以前読みました『はやて×ブレード』などとおなじかたとなっております。

内容としましては、近未来、宇宙人や怪獣のいる日常を描いたお話、となるでしょうか。
物語の舞台は2030年とのことで、以前1周めをしております『Fate/EXTRA CCC』も同じ年代設定でございましたでしょうか…『CCC』などは西欧財閥により故意に文明の進化が停滞させられてしまっているそうでございますけれど、こちらの作品も文明レベルは現代と変わらない様に見えます。
その様なこちらの作品の主人公はお二人の高校生…まず鷲峰ありささんは料理部のかた(多分部長?)な、活発な雰囲気の感じる何だか陸上部あたりのほうが似合いそうな気のするかたなのでございますけれど、このありささんは妙な後輩に気に入られておりました。
その後輩は同じ料理部にいる、でも料理は全くできない琴平ベガという長い黒髪の、かなり天然というか、抜けたところのある女の子なのでございますけれど、常識がないのは仕方のない面もあり…彼女は宇宙人なのでございます。
宇宙人といいましても外見は地球人と変わりません…そして彼女は地球に現れる様になった宇宙怪獣と日々戦ういわゆる正義のヒーローでもございました。
ベガさんは日々ありささんにキスをせがんでくるのでございますけれど、これにはベガさんが彼女のことを好き、という以外にも理由がございまして、そうしないと彼女の力がチャージされないご様子なのでございました。

その他の登場人物…料理部の部員は3人で、あとは眼鏡をかけた真面目な雰囲気の田辺さんがおりますけれど、こちらのかたは説明役、あるいは巻き込まれ役といった趣でございます。
ある日ベガさんの前に現れたハリウッドスターらしいアリーデ=スワンさんは実はベガさんと同じ星出身のかた…その言動などからてっきり恋愛に関しては普通に行動できるかたなのかと思っておりましたけれど、最後の描きおろしを見ますと意外と…(何)

お話のほうは、ありささんとベガさんの関係をメインに、その宇宙怪獣の現れる日常を描いたコメディなお話でございます。
何だか色々と以前読みました『ミカるんX』を思い浮かばせられる作品でございましたけれど、こちらはそこまでは深刻な事態にはならず、おバカで笑える展開のほうが目立ちますでしょうか。
といいましてももちろん波乱は少なからずあって意外な事実などもあったりはいたしますけれど、最後にはそれらを乗り越えてハッピーエンドとなっておりますからよろしゅうございましょう。
…はい、こちらの作品はこの1冊で完結となっております。

その他、巻末には描きおろしの番外編といたしまして『その女、宇宙人につき』というお話が収録されておりまして、こちらではアリーデさんの恋愛についてのお話となっております…こちらもなかなかにおバカなお話かつ百合的にもよいものとなっており楽しいものでございました。
また、巻頭には『ハート・クッカー』という上の作品とは全く関係のない読み切りの短編も収録…こちらは生放送の料理番組での顛末が描かれておりまして、こちらもやはりおバカなお話となっており楽しいものでございました(そればっかり…/何)

イラストは悪くございません。
百合的にはよきもの…ありささんとベガさんもそうでございますし、アリーデさんや『ハート・クッカー』につきましても百合なものとなっておりますよ?
ということで、こちらはこちらの作者さまらしいおバカ分の多い楽しい作品になっておりましたかと思います。
あと、こちらはドラマCDつきの作品になっておりました…もっとも、そのドラマCDはまだ聴けておりませんけれども…。
…その関係からか、こちらの単行本は表紙カバーがついておりません(何)


また、同時にこちらも読みましたので…。
少し不思議な…?
□セントールの悩み(5)
■村山慶さま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(3.0)
 ○内容評価:★★★★☆(3.8)
 ○百合度評価:★★★☆☆(2.8)
 ○総合評価:★★★☆☆(3.4)

こちらは過日色々なものとともに購入をいたしましたものとなりまして、過去に既刊を読んでおりますことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては『まんがの作り方』や『ねこむすめ道草日記』などと同じものとなります。
…上の作品を読みました際、なぜかこちらの作品のことが思い浮かびましたので同時に読んでみました(おそらく南極蛇人が怪獣とかぶったのでございましょう/何)

内容としましては、とある高校に通う皆さんの日常を描いたものとなるでしょうか。
と、説明がやはり以前読みました第4巻の感想と同じとなりましたので詳細な説明は省略をいたします。
この巻でもやはりこの現実世界とは少々進化の道の違った人類の日常を描いておりまして、先の巻のメインでございました南極蛇人ももう普通に日常に溶け込んでいる感じがいたします。
南極蛇人関連でいえば、この巻ではサスサススールさんが同種族の友人とお会いして喫茶店などへ行くお話がございましたけれど、彼ら(彼女ら?)が何を話しているのか全く解らない…(何)

その他、相変わらずちみっこな子たちが非常にかわいらしすぎまして心癒されます(何)
あとは姫乃さんたちが進路について考えるお話がございましたり、そうした現実世界の日常ものにもあるお話たちが展開されておりますけれど、最後のお話はこの世界での過去の歴史、現実世界でいうところのナポレオン戦争期のとある国のお話となっておりまして、ケンタウロス族が差別を受けていた頃の世界観を読み取ることができます(あの舞台は現実世界でいうところのイギリスあたりっぽい?)
差別関連でいえば、巻頭カラーも老人のそうした目線になっておりましたけれど、その2つのお話で謎の登場人物がおり…?

イラストは悪くございません。
百合的にはいかがでございましょうか、ないとも言い切れませんかも…?
ということで、こちらはやはり少し不思議な設定のお話ながらなかなか面白く、それにちみっこな子たちがかわいらしゅうございますし、続きも見守ってまいりましょう。


とっても大好きでご無事をお祈りしておりますあのかたもご購入されておられます『七竜2020-2』は今しばらく置いておきまして、上でも触れました『CCC』の3周め…パッションリップさんとの対決からジナコさん編に至るあたりまででございます。
このあたりからは切ない展開や重い展開が多くなってきて、これまでの様な悪趣味なお話は減ってまいります…ゲームでしたらこれでよろしゅうございましょう(アニメでしたら切なかったりする鬱要素の作品は嫌いでございますけれど…でもそれでも悪趣味よりはよい?)
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