2013年07月17日

らぶCHU! あいどる@ccept!

先日読みましたコミックの感想です。
短編集です
□鳥籠の少女たち
■クロマメさま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(3.0)
 ○内容評価:★★★☆☆(3.3)
 ○百合度評価:★★★★★(5.0)
 ○総合評価:★★★☆☆(3.4)

こちらは過日色々なものとともに購入をいたしましたものとなりまして、百合…ガールズラブと明記されておりましたことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては明記はされておりませんけれども『紅晴の従姉』や『サキュバス★ハニー』と同じものとなるご様子でございます。

内容としましては、5つの短編の収録された短編集となります。
それら短編はいずれも以前読みました様に単行本が3冊出ておりますwebコミック『百合缶』に掲載されたもののご様子…中にはその単行本となった『百合缶』に収録されていたお話もこちらにまた収録されておりました。
また、一部のお話は複数話で構成されたりもしております。
その様なこちらの作品、短編全てに共通するところといたしましては、百合なのはもちろん、ちょっと過激なシーンが多め、というところがあげられますかも…この作品、けっして年齢制限があるわけではございませんけれども、かなりぎりぎりのところかもしれません?(少なくとも年少者に勧められるものでないのは確かでございます)

収録作品たち、まず単行本のタイトルにもなっております『鳥籠の少女たち』は3話収録のものでございまして、こちらはちょっと特殊な学校にいらっしゃる親友なお二人の関係を描いたもので、こちらはかなり暗めで裏表紙の説明にある黒百合(ダークGL)とはこの作品を指していらっしゃるのでしょう…ちょっと個人的には行きすぎと感じてしまう描写もあり、ややきつい内容でしたかもしれません…?
『鏡の中の私の薔薇』は亡くなってしまわれた恋人の女の子が鏡の中に幽霊として現われ一緒に過す、というもの…これはご本人たちがそれで幸せ、というのでしたら個人的には問題ないのではないかと思います(何)
『兄の恋人 -ひみつの約束-』はタイトルの通り、兄の恋人を好きになってしまった女の子のお話なのですけれど、実はこれには裏があって…とはいいましてもそれはいい意味での裏でございまして、こちらはちょっとおバカな雰囲気もありなかなか面白かったかと思います。
『らぶCHU! あいどる@ccept!』はタイトルどおりアイドルなお二人の恋を描いたもので、今日の日誌のタイトルをコミック自体のタイトルではなくってこちらにしてしまったことからも解ります様に、個人的にはこういうお話は(私の物語とも重なることもあり)好きでございます…結末もよろしいものでございました。
『ないしょのメイドさん』と『めもはに! ないしょのメイドさん2』は上で触れました様にすでに単行本として出ております『百合缶』に収録されているお話でございました…でもこれらはなかなかよいお話かと思います。

イラストは悪くございません。
百合的にはどのお話もよろしいものでございましょう。
ということで、一番ボリュームのあるメインな『鳥籠の少女たち』が個人的にはちょっと苦手なお話でしたこともあり内容評価が平均レベルに落ち着いてしまいましたけれど、他のお話たちは過激なシーンが過多なのを除けばなかなかよろしいものでしたかと思います。


とっても大好きでご無事をお祈りしておりますあのかたもご購入をされておられます『七竜2020-2』は先へ進みます…結論からいえば、やはり予想しておりました様に、ここで以前しております前作における人竜Mの暴挙、あるいは以前しております『Fate/EXTRA CCC』でのアサミーナさんが虚数の海へ落とされるイベントの様な中盤最大の山場が待ち受けておりました。
帝竜も順調に撃破し、またアメリカ特殊部隊とも和解、そしてマリナさんも連れ戻せて、皆さんの気もかなり緩んでいるご様子でございましたので、前作の経験からこうなることはあらかじめ予想はできていたわけでございますけれど…でも、その展開は予想以上でした、と言えるでしょう…。

マイルームで休息を取りますと、エメルさんが訪問してきて、また本心を吐露…彼女の過去などをお話ししてくださいました。
彼女は自分のことをフュプノスなる竜に滅ぼされた種族の竜を憎む気持ちが生み出した存在であり人の心を持っていない、と悲しそうにおっしゃっておられましたけれど、その後の展開を見るとけっしてそうではなかったかと…今思うと、このシーンは相当切ない…。
…でも、マリナさんの力がないと真竜を倒せない、という言葉はやっぱりどうしても納得ができない…前作の真竜ニアラとは何だったのでございましょう…?(人竜タケハヤの力があったから勝てた、とでもおっしゃられる…?)

エメルさんと別れ、一休みをいたしますけれど、真竜フォーマルハウトが動きを見せるシーンが見られ…目を覚ますと、周囲が妙に重苦しい空気に包まれておりました。
あぁ、これは前作でほんわか作業員さんたちが消えてしまったときの展開に似ている、とかなり嫌な予感がいたしまして、もちろんさすがにその前作と同じ展開になるわけはございませんでしたけれど、よくないことが発生したのは同じでございました。
…ここでテーブルの上にショウジさんからのお弁当が置いてあったのも切ない…そしてかなさまに話しかけると「泣きたいよ…」とおっしゃられるのが、これはかわいらしゅうございます(何)

マイルームの外へ出ますと、汚染された空気により一部のかたがたが体調を崩しているご様子…フロワロなる竜の花から放たれる瘴気が議事堂内へ入り込んできてしまっているご様子でございました。
さらには大量のドラゴンが議事堂へ向かってきているとのことで迎撃のため外に出ますけれど、ドラゴンとともにそこに現れましたのは真竜フォーマルハウト…自ら乗り込んできたわけでございます。
真竜フォーマルハウトの外見はどうでございましょう、真竜ニアラと較べてちょっと不気味さが勝っている感じ…ここで戦闘になりますけれど1ターンで中断され、勝てないと判断されて全員議事堂内へ退避いたします。
真竜フォーマルハウトの周囲には毒性の強い黒いフロワロが咲き乱れてしまい、その瘴気があまりに厳しいため、議事堂内の皆さんは地下奥深くへ逃げるしかございません…地下9階の研究室以上の階層へは行けなくなってしまいます(ですので行けるのは研究室とそのさらに下にある自衛隊駐屯区と備蓄倉庫、SKY居住区のみでございます)

ひとまず無事には避難できましたものの、議事堂上空には真竜とドラゴンたちが居座っている様子で、黒いフロワロと瘴気が下層にまで進出してくるのも時間の問題、とのこと…ここで議事堂に何層にも重ねてあるという隔壁を閉鎖して時間を稼ごう、という何だか以前のいちごさんたちの集会で触れました『Endless Waltz』の大統領府を思い出させることをエメルさんから提案されます。
ただ、その隔壁は地上側からしか動かすことができず、もちろん外はドラゴンの群れと非常に濃い瘴気に満ちていて出て行くのは自殺行為…それでも時間を稼がなければならない、ということでエメルさんは決死隊を選抜することにいたします。
アサミーナさんたちが名乗り出ますけれど当然却下…自衛隊やアメリカ特殊舞台、SKYから数名、志願者を出すとのこと…。

ここからその選抜の様子を見に行くことができますけれど、BGMが恐ろしく暗いものになっているのと合わさって、相当切ない…。
それぞれの皆さんの話し合いの結果、自衛隊からはあのアオイさんを崇拝している隊員、特殊部隊からはショウジさんともうお一人、SKYからはダイゴさんが出動することになりますけれど、それだけでなく、皆さんをまとめる役として、そしてここまで非情な作戦を推し進めてきた責任を取る意味も込め、エメルさんも自ら出るとおっしゃられました。
出動する皆さんを見送るのは非常に切なく、そして隔壁を閉じるごとに力尽きて倒れていってしまわれます…前作でもアオイさんほどの素敵なかたをあっさり亡くならせてしまいましたからある程度の犠牲はあるかと思っておりましたけれど、ダイゴさんやショウジさんをここで散らせてしまわれますか…。
最後はエメルさんが真竜フォーマルハウトと対峙、亡くなられてしまわれますが…その直前、自分の中にある意志の力を確認でき、満足そうでございましたのが非常に印象深い…。
エメルさんは確かにちょっと非情なところもございましたけれど、真摯にこの星のことを想っていたのは確かで、またその最期は同じく非情な作戦を行っていた人竜Mの暴挙とは全くの真逆…エメルさん、それに皆さんの最期はあまりに切なくも立派すぎでございまして、上で触れました『CCC』のガトーさんからユリウス氏の最期までの一連の流れの様で涙があふれてしまいます。

彼ら、彼女の犠牲によって隔壁は下ろされひとまず黒いフロワロの侵食は抑えられ、真竜フォーマルハウトもまだ今の人類は食するに値しないと判断して国会議事堂を去っていきます。
ここで新たなタイトル、インターミッション扱いの章が始動…自衛隊駐屯区の会議室で今後の方針が話され、そして紛糾しておりました。
隔壁は下ろされたとはいえ瘴気は少しずつ流入してきており、また外に出れないことは変わりなく、このままでは座して死を待つのみ…そこで内閣総理大臣は外に咲く黒いフロワロの除染隊を結成し外へ送り込む、と決定いたしました。
外へ出る、というのは要するに先ほどの皆さんと同じ運命をたどる可能性が高く、総理大臣は多少の犠牲は、とおっしゃったりしており、また他の政治家も酸素の消費を減らす理由もあるとか口減らし的なことを口にしており、キリノさんやリンさんが反対をいたしますけれど、現状ではそれが正しいのかどうか難しい…もちろん人道的にはエメルさんの行動以上に許されないものではございますけれど(多少の犠牲、って何です…)、でもこのままではどうしようもないことも確か…。
総理大臣は一応全ての責任は自分が、とエメルさんと全く同じことを言うのでございますけれど、どうしてもエメルさんの言葉より軽く聞こえる…他の政治家、つまりネコさんの父はこの時点でエメルさんたちと同じ覚悟をしている様子が見て取れるのでございますけれど…。
アメリカとの通信が繋がっても、あの大統領も完全に弱気になっている状態で諦めてしまった様子で、もうどうしようもない感じ…イズミさんあたりは投げやりになってしまっていたりして、除染隊を送る方針が決定してしまいます。
キリノさんやリンさんはそれを止められない自分に怒りますけれど、そこにマリナさんが現れ、これまでの帝竜の検体があれば何とかできるかもしれない、とおっしゃり、キリノさんとともに研究室へ行かれます…ちなみにオリハルコンは竜の心臓から作ることができるそうです?

除染隊は選抜を終え、やはりネコさんの父親やイズミさんも志願されたご様子…やはりその出動の様は悲壮そのものでございましたけれど、ここでキリノさんが現れ、対応策ができたとおっしゃり引き止めてまいります。
対応策…それは帝竜の検体からマリナさんが精製したオリハルコンの欠片を用いて作ったワクチン…量がわずかであり3時間しか効力はないらしいものの、でもそれで黒いフロワロの毒をそれだけの時間は無効化できるといいます。
あぁ、それがエメルさんたちの出動のときにもあれば少しは事態が好転した気がいたしますけれど…ともかく、それを使ったアサミーナさんたちが出動し、議事堂上部にいるドラゴンたちを殲滅、そして黒いフロワロを消滅させることになりました。
議事堂上部にはもう本当に多数のドラゴンがおり、これはちょっと驚いてしまうほど…それら20体ほどのドラゴンを全て殲滅し外へ出ますと黒いフロワロの原因となっているドラゴンがおりますのでそれを倒しますと、無事に黒いフロワロを浄化することができます。
それにより、多大の犠牲を払いながらも何とか国会議事堂を死守することができ、中盤最大の山場を越えることができたのでございました。

そして第5章へ…アサミーナさんたちにはムラクモ本部への出頭が命じられますけれど、その前にまずはひとまずの平穏を取り戻した議事堂内を見て回ることにいたします。
一見皆さん無事にいらっしゃる様に見えますものの、やはり被害がなかったわけではなくって、目立つところでは本会議場の守衛さんが別の人に変わっていたり、医務室の診察待ちの親子の子供のほうがいなくなっていらしたり、やはり犠牲者はいらっしゃいます…特に後者は残された親が非常に切ない…。
あと、アサミーナさんと同じ名を冠する少女がちょっと危うい感じになってきている気がするのでございますけれど、大丈夫でございましょうか…少し、思いつめすぎの雰囲気が…。
その他、「にこにこっ!」の笑顔な少女さんに癒されたり、あるいは斜めに構えた新人さんがやはり以前完全版をしております『白恋』のさゆりさんにしか見えなかったり、そしてやっぱりほんわか作業員さんに似ているらしい新人さんのことを気にするきつい作業員さんのことが非常に気にかかったりと…こちら、その新人さんはこれから出てきてくださることはあるのでございましょうか…。
…この時点で会話にずれがあり、次に倒す帝竜の名が出てきたりもするのでございますけれど、場所ともども3回連続で使いまわしの模様ということが判明…いえ、東京駅の帝竜も前作の東京都庁の帝竜と同じはずでございますので、ほとんど使いまわしということに…?

また、ムラクモ本部へ赴く前に設備改装やクエスト受注も普通にできましたので、まずはそちらを…設備のほうは先に20以上のドラゴンを一気に倒したこともあり、そこそこのことはできました。
クエストのほう、前作にもいらっしゃってほんわか作業員さんなどと並んで印象に残るモブキャラのお一人でした優しい目をした少女さんから、ネコさんのえさを探してもらいたいというものがあり、これはSKYのネコさんではなく、猫耳をしたマリナさんのことを猫と勘違いしたもの…用意したキャットフードは断られましたけれど、女の子が渡したチョコバーをものすごく気に入ったあたり、マリナさんの元になっている人物って、やっぱりアオイさん…?(そう言われると外見も似ている、様な…でも全然違う様な/何)
その他、またアラン・スミシーなる自殺希望者を募る人物に関するクエストがあり、自殺志願者を止めることになりますけれど、ここにいたウツロメなる男性、前回もおりました様な…救助者にもカウントされませんし、これがアラン・スミシーなのではございませんか?

改めて本部へ行きますと、これまでの総括及びこれからの計画が亡きエメルさんに代わり再び総長となられたキリノさんより語られます。
残された帝竜は池袋、港区、そして地下の謎の遺跡の3ヶ所から反応があり、それらを倒して竜の心臓を得てオリハルコンを精製するのが最大の目標…竜の心臓は7つがbestらしく、3つでは剣は一度しか使用できないといいます。
と、ここでアメリカ特殊部隊が独断で池袋へ出撃した、という連絡があり…池袋といえばまた前作にも登場した場所で、ガトーさんが亡くなられたり自衛隊も多大な犠牲を払った場所であり、特殊部隊は死地へ赴いている様にしか思えないわけでございました。
特殊部隊が暴走をしてしまったのはイズミさんがやけになったのかと思いきや、イズミさんは絶望に打ちひしがれて引きこもってしまっておりました…アサミーナさんやリンさんたちが呼びにいきますけれど、この段階では沈んだまま…。
ともかく、まずは池袋へ急行することになったあたりで昨日はそこまで…と、ここで中盤の山場を越えたということか国会議事堂内のBGMが前作や『CCC』同様に後半のものと思しきものに変化いたしましたけれど、これは前作のほうがかなりよろしかったでしょうか…(ただ、この曲…1ループが相当長くなっているご様子です?)

ということで、昨日は中盤の山場でございましたけれど、思った以上に切なく悲しい展開でございました…こういう展開を予測して何とか気持ちを引き締めてきたのでございますけれど…。
展開はあまりに切なかったですけれど、お話としましては前作よりかなりよろしかったのではないでしょうか…前作はアオイさんやほんわか作業員さんたちをほぼ無意味に悲しいことにした人竜Mの暴虐に怒りを覚えるものでございましたけれど、今回はエメルさんやショウジさんにダイゴさんたちの立派すぎる最期に泣けてしまうものでございましたから…。
ちょっと、これらのかたがたの最期は『CCC』におけるガトーさんやユリウス氏、シンジさんにも負けていなかったかと…亡くなられたのは確かにあまりに残念ではございますけれど、まさか『CCC』並に泣かされてしまうなんて…。
この中盤の山場の展開で、個人的には今作は前作よりも良作、と思える様になってまいりましたかも…それが例え多くのダンジョンや帝竜を前作からの使いまわしにしていたり、主人公さんたちが前作から力を失っているという残念な仕様になっていたりしても…。
…ただ、アオイさんとほんわか作業員さん、あとガトウさんがおらず代わりになる様なキャラクターも(現時点では…あのチョコバーに対する反応からマリナさんはあるいはアオイさんの代わりなのかも、ですけれど)いない時点で、キャラクター面では前作のほうがよろしゅうございます、かも?
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