
□星降り坂一丁目三番地
■慎結さま
○イラスト評価:★★★☆☆(3.2)
○内容評価:★★★★★(4.5)
○百合度評価:★★★★☆(4.0)
○総合評価:★★★★☆(4.0)
こちらは過日購入をいたしましたものとなりまして、百合が確実なことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましてはおなじみとなっております百合姫コミックスとなります。
作者のかたは以前読みました『ミズイロ、ソライロ』などと同じかたとなります。
内容としましては、7つの短編を収録しました短編集となります。
それら短編は1つ(2作品)は前後編的な感じで2つで1つのお話となっておりますけれど、それ以外は基本的に完全に個々に独立した1話完結の読みきり作品で、他作品との繋がりも特にございません…いえ、実はこの作者さまの他のお話と繋がっている節もございますけれど、特に気にすることはないかと思います。
お話の傾向はいかがでございましょうか、舞台としましては中学校から大学と幅広いですけれど全て学園ものなのは確かでございますので、百合の王道路線といえるのではないかなと思います。
雰囲気は結構淡い感じがいたしまして、そこもまた学園ものな百合のお話の王道路線となっており、個人的には好感を持てるところでございました。
収録作品、『サクラフル』はタイトルどおり桜の季節、失恋をした女の子が他校のお嬢さまと出会い、交流を深めていくお話…この主人公の女の子はまっすぐな気持ちを持っている子で、それがお嬢さまにもよい影響を与えてくださり読んでいて気持ちのよいお話となっておりました、
『心、咲ク季節』は冬の、美術系の大学に通う仲良しなお二人とその周囲を描いたもの…そのお二人は両想いにしか周囲からも見えないながらあと一歩な関係になっておりまして、そこが微笑ましいものでございましょう。
『ジュリエット×2』は足を踏み入れることのできない高等部に窓越しに見える素敵なお姉さまに憧れる中等部の女の子のお話で、これは終盤かなり切ない展開が待っておりますながら、でも個人的には『サクラフル』と並んで大好きなお話…お二人のこの先のことも気になってしまいます。
『ショコラと』はクラスにいるかわいい女の子のことが気になる女のかたのお話なのでございますけれど、これは完全に失恋に終わってしまう、しかもかなり手痛いかたちでそうなってしまう、切ないお話…。
『my sweet clover』は3人の高校生の女の子のお話で、小さくてかわいらしい女の子をめぐってちょっとよくないことをしている女の子とモデルをしている女の子が対立する図式、となるお話となるでしょうか…その対立がなかなか微笑ましいのでございますけれど…?
『my sweet clover 2pieces』はタイトルどおり上のお話の続編でございまして、3人の関係は少々ややこしいことに…対立しているお二人が惹かれあっている様にも見え、またかわいい女の子は相当いい子でしたりと、これは3人で一緒になってしまえばよいと思うルートでございます(何)
『星をあげよう』は中学生の仲のよい女の子お二人のお話…少し喧嘩をしてしまうところから仲直りするまで描いており、微笑ましゅうございます。
イラストは悪くございません。
百合的には比較的淡いものとはいえど、それぞれなかなかよろしいものがあるかと思います。
ということで、こちらはなかなかよいアンソロジーでございましたかと思います…タイトルが微妙にこの作品に似ておりますけれど、もちろん一切関係ございません(何)
また、同時にこちらも読みましたので…。
□百合姫Wildrose(7)
■アンソロジー
○イラスト評価:★★★★☆(3.5)
○内容評価:★★★★☆(3.5)
○百合度評価:★★★★★(4.5)
○総合評価:★★★★☆(3.7)
こちらは過日色々なものとともに購入をしましたものとなりまして、過去に既刊を読んでおりますことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましてはおなじみとなっております百合姫コミックスとなります。
…上の作品を読みました際、同じ百合姫コミックスでまだこちらは未読のままでございましたっけ、と思い出しまして同時に読んでみました。
内容としましては、10人のかたの参加されておられますアンソロジーコミックとなっております。
こちらのアンソロジーは以前にも既刊を読んでおりますけれど、何かの二次創作というわけではなくオリジナル…つまりは百合アンソロジーでございますけれど、もう一つ過激要素が強い、という特徴もございます。
ただ、個人的にはこのアンソロジーの続刊が再び登場したことが非常に不思議…いえ、この『百合姫Wildrose』というアンソロジーは以前読んでおります総集編でその役割を終え、以前読んでおります『Girls Love』へ移行したとばかり思っておりましたので。
その『Girls Love』も2冊めを最後に出なくなって久しく、久しぶりに登場した過激要素の強い百合アンソロジーは『Wildrose』に戻っており…これは『Girls Love』のことを忘れてしまわれたか、あるいは検討の結果やはり『Wildrose』のほうがよいのではという結論になったのか、のどちらかといったところでございます?
参加されていらっしゃる作家さまで私がコミックなど持っているかたといたしましては、作品の掲載順に以前読んでおります『citrus』のサブロウタさま、以前読んでおります『残光ノイズ』などのコダマナオコさま、以前読んでおります『ふたり』などの大朋めがねさま、以前読んでおります『くちびるに透けたオレンジ』のロクロイチさま、以前読んでおります『わがままミルフィーユ』のちさこさま、以前読んでおります『キミ恋リミット』の百乃モトさま、以前購入をしております『私立見滝原ようちえん』などの同人誌を描かれたこるりさま(こちらのかたは以前読みました『まどか』4コマアンソロジーにもおられましたっけ)、以前読んでおります『私の世界を構成する塵のような何か。』など天野しゅにんたさま、以前読んでおります『クイーンズブレイド リベリオン』コミカライズ版などの南崎いくさま、以前読んでおります『それでもやっぱり恋をする』など(以前読んでおります作品に関しては、諸般の事情から購読打ち切りにいたします…百合姫コミックスの作品の購入をやめるなんて他に例がございませんけれど、この作品はちょっと…/何)倉田嘘さまがいらっしゃいました。
要するに10作品全てコミックを持っていたりするかたとなるわけで(お一人だけ同人誌でございますけれど)、なかなか豪華な面々となっているといえるのではないでしょうか。
お話のほうは、ということでちょっと過激さ重視となった百合なアンソロジーとなっております。
私は個人的に過激さ先行のお話というのはあまり好まないわけなのでございますけれど、今回収録の作品はもちろん過激要素はございますけれど、おおむねストーリー面でもそう適当になったりしているわけではなかったのでよろしゅうございました。
個人的に好みでしたのはサブロウタさまの『パートナー』という様々な部活をお手伝いする女の子が演劇部のお手伝いをすることになったお話でございましょうか…いえ、こちら、主人公さんの雰囲気もあわせ、私がこっそり書いておりますこのお話のすみれさんに重なるところがあって、という個人的事由が非常に大きくって…(何)
…っと、過激さ先行とはいいましても、年齢制限がついているわけではございませんからそこまできつい描写があるわけではございませんし、おバカなお話もあったりいたしますので、そう身構えずに読んでもよい気もいたします?(ただ、これが同人誌でございましたら年齢制限がついているかな、とも思え…同人誌のほうが年齢制限に関しては厳しいという不思議…?)
イラストはアンソロジーでございますので玉石混交といいたいところでございますけれど、今回参加のかたはおおむねレベルが高いです。
百合的にはお話にもよりますけれど、でもすでにお付き合いしている上でのお話も多く、そうでなくっても身体を重ねるということはその先お付き合いをされることになる、という展開になるのが普通でしたりいたしますから、おおむね高いものとなっております。
ということで、なぜ『Girls Love』ではなく『Wildrose』なのか、という疑問がどうしてもわいてしまうところはございますけれど、それは深く考えないでおきましょう(何)
とっても大好きでお会いできない日々が続いてさみしく心配でございますけれどもご無事を願っておりますあのかたもご購入をされておられます『七竜2020-2』は先日クリアした後のやり残したことを…幻影首都にて最強の武器を落としてもらうべくドラゴンと戦ってみます。
これまでに刀と銃を入手できておりましたけれど、昨日はさらにナイフと爪とハッカー用の武器(あれって何?)を入手できました…これで残るは拳とメガホンの2種類となります。
そしてどうやらやはりこれら強力な武器を落とすのは、マップ上に姿の見えているドラゴンのみとなる様子で、さらに一応誰が何を落とすか決まっている様子…となると、あと武器を落としていないのは六本木と地下遺跡と真竜の領宙の3ヶ所のドラゴンになりますけれど、恐らく六本木のドラゴンは落としてくれない気がいたします(全体完全回復アイテムを落としますし、それにはじめのフロアでございますから…)
どのドラゴンも特に苦戦することなく倒せますのでもう少し頑張ってみてもいいのでございますけれど、でもこれってあくまで自己満足の領域でございますのでほどほどにしておいても…現在の皆さんのレベルは97なのでございますけれども、これが99になったら諦めることにいたしましょうか。
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