
□マリッジ・バトル!(1)
■ミズタマさま
○イラスト評価:★★★★☆(3.8)
○内容評価:★★★★☆(3.8)
○百合度評価:★★★★☆(4.3)
○総合評価:★★★★☆(3.9)
こちらは先日色々なコミックとともに購入をいたしましたもので、何となくよさそうに感じられましたことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましてはおなじみとなりますまんがタイムきららコミックスではございますけれど、こちらは4コマでも大判サイズでもないものとなっております。
内容としましては、三角関係の女の子たちを描いたお話、となるでしょうか。
三角関係、といいましても二人の女の子がどちらも同じかたが好きで、でもその人は現状どちらのことも恋愛対象としては見ていない様子なので彼女を取り合う、といったものになるでしょうか。
主人公はどなたになるでしょうか、そのどちらにも好意を向けられているかたになるかなと思われ、そちらのかたはハツカさんという、すでに20歳を越え普通に働いている、短髪で少々背が低めに見えるかたになるでしょうか…かなり真面目でしっかりした、お金の管理がかなり厳しいかたとなるでしょうか。
あとはお笑い好きで胸がかなり小さい、といったところ…かなり鈍いかたでもございますけれど…?
そのハツカさんのお家には同居人がおりまして、それが高校生のイナバさん…イナバさんはハツカさんのことが大好きで、日々ものすごく積極的に結婚を迫ったりしてまいります。
ちょっと積極的過ぎて少し変態的にも見えてしまいましたり、あるいはものすごくおバカな感じもいたしますので、ハツカさんよりも背が高く金髪っぽい色の髪なことも合わせて以前読んでおります『はやて×ブレード』の順さんに似た印象も受けますけれど、高校(ですよね?)では調理部に所属しておりますあたりは以前読んでおります『ひみつのレシピ』の若槻さんが思い浮かびますかも?
でも、若槻さんと違ってイナバさんはものすごい料理上手…なだけではなく、家事全般がもう本当に得意でございます(この子の所属する調理部というのがかなりすごいご様子で、それは皆さんで海へ行かれたお話で発揮されております)
…黙っていれば(?)かなりの美少女で、言い寄る人々を避けるために普段は眼鏡をかけて地味にしている模様…。
そうしたお二人が一緒に暮らしている中、ある日中学生でハツカさんの姪となる少女がやってまいります…その後一緒に暮らすことになっておりましたけれど、これはどうしてでございましたっけ…?(何)
その子はコルリさんとおっしゃいまして、年齢相応の身長にかわいらしさを備えた、少し大人しい雰囲気もする子…かなりいい子ではございますけれど、その彼女、どうやら小さな頃にハツカさんと結婚の約束をしていたといいます?
でもハツカさんにはイナバさんがおられ、そうはいいましてもイナバさんが一方的にハツカさんに言い寄っているだけなご様子なので、彼女もまたハツカさんへの想いを諦めずにいくことにしたのでございました。
その彼女には中学校の同級生なアモイさんという長い黒髪の、どうもかなりのお嬢さまらしいご友人がおられますけれど、このアモイさんはどうもコルリさんへひそかに想いを寄せているご様子…。
お話のほうは、ということでハツカさんを巡るイナバさんとコルリさんといった関係を描いたもの…お二人のハツカさんとの結婚を賭けた戦い、というわけになるのでございます。
帯に「「女の子同士の三角関係」なのに、ドロドロは一切なし!」と書かれております様に、そういう題材のお話にしましてはそういう要素はほぼ(全く、とは言い切れないかと…)ない、コメディ分のかなり強めな愉快なお話となっております。
ですのでかなり気楽に読める作品ではないかなと…第1巻を終えた時点ではこの3人の関係はどうなるかまだ解りませんけれど、個人的にはイナバさんのほうが少しリードしている気がしなくもございません、かも?
イラストはなかなかよろしゅうございます。
百合的にはハツカさんは相当鈍いかたでございますけれど、イナバさんとコルリさんの彼女への想いは間違いございませんし、その他アモイさんのことなど、かなり高めになっているかと思います。
ということで、こちらは帯に百合漫画と明記されておりましたとおりなかなか百合的に高めの作品でございました…皆さんの関係がこの先どうなるか、引き続き見守ってみましょう。
『願いの欠片と白銀の契約者』も進めつつとっても大好きでお会いできない日々が続いてさみしく心配でございますけれどもご無事でいらっしゃいますことを願っておりますあのかたもお好きなシリーズな『サモンナイト』は『2』を進行…『アグリーメント』はジェシカさんルートに入ったわけでございますけれど、こちらはどうも3人で幸せになればそれでよいというルートっぽくって、グランマやカミーユ声の人は何を考えていたのか解らないままにヤンさんと相討ちとなり、光奈さんの謎についてなども一切触れられないままに、何と自分たちのミマを消滅させてしまいました。
あとは自分たちの身体が消滅するまで余生を3人で幸せに過ごす、という感じなところで昨日は終えましたけれど、このルートは本当にそれで終わるのか…あと、他のエリアの契約者たちはどうなったのかとかミマってもう1体いるので世界が混沌に包まれてしまうまでにはならないのでは、とか気にするのはやめておきましょうか(何)
そして『2』のほうはいよいよdisc2へ突入し第16話から…先のお話で判明いたしました主人公のラティーナさんの、というよりも彼女の祖先の過ちに彼女は完全に打ちのめされてしまい、心配してくれる護衛獣のかのかさん(ハサハちゃん)にも八つ当たりをされてしまわれます…。
一方、アメルさんとネスティさんはそれぞれ、天使アルミネと融機人ライル一族として引き継いでいる過去の記憶から、はるか過去にあった、調律者などのことを皆さんに話してくださいます。
大筋は第15話で聞いたとおりのもので、やはり自分たちに力を貸してくれていた異世界の者を召喚兵器へ変えてしまったために他の世界の者からは完全に見捨てられてしまったそうで、そしてその召喚兵器にされてしまった天使アルミネは大悪魔(メルギトス?)と相討ちになった後、最後に調律者クレスメント一族と融機人ライル一族に呪いを残していったらしい…前者には魔力を失わせ、後者には召喚兵器としての記憶を失わせたのでございます。
そして調律者の一族は北方へ追放、融機人の一族は蒼の派閥の監視下に置かれることになり、ネスティさんは後者の最後の生き残りであるといいます…ちなみに蒼の派閥の調合する薬がなければ融機人は生きていけないらしく、ネスティさんはそれによって派閥に縛られているともいえます。
もちろん、過去に調律者の一族が行ったことは許されないこととなりますけれど、あくまではるかな過去の話であり、今を生きるラティーナさんがそれにそこまで縛られる必要はない…それはもちろん仲間の皆さんも解っておられます。
ですので、一時はショックを受けておりました彼女も、皆さんやアメルさん、ネスティさんとお話をすることで何とか復活されたのでございました…と、このお話はそれが主題でございまして、フリーバトルを含めた戦闘やミニゲームは一切行えないお話となっておりました。
と、護衛獣にアメルさんとネスティさんとはそれぞれ個別にお話する機会があるのでございますけれども、他の仲間の皆さんとお話をするのは一人しか選べなくって、しかもユエルさんやルウさんなど一部キャラは姿が見えないという悲しい仕様でございました…ケイナさんかモーリンさんかあたりでも悩みましたけれど、最終的にはミニスさんを選んでみたのでございました。
…このお話は護衛獣のかのかさんが大活躍で非常にかわいらしゅうございました…彼女に謝る際に普通に謝るか態度で示すかを選ぶシーンがあり、そこはもちろん態度で示してあげましたり…(そして夜会話では大好き、と言ってくださってラティーナさんも大好きだと言い返してくださいましたり…)
第17話、ラティーナさんもすっかり元気を取り戻し、またアメルさんなどとの距離もより縮まったご様子の中、先の機械遺跡に残されていた文言の解読はミモザ先輩とギブソン先輩にお任せし、ラティーナさんたちはラウル師範に見送られてファナンの町へ一度戻ることにいたします。
けれど、そのファナンの町の人たちの様子が少しおかしい…どうやら行政側が発表する前に何者かがデグレアの侵攻やトライドラ陥落などについて噂して回っているらしく、それで不安になってしまっているご様子なのでございました。
人心をむやみに煽る行為を見過ごすこともできず、またその噂がまるで本当に見ていたかの様な詳しさなために気になり、その出所を探ることになりました。
でもまずは自由行動から…下町ではユエルさんが町の人の様子を見に行こうとしておりまして、以前あの様なひどい別れかたになりましたのにそれでもかえって町の人たちのことを気遣うあたり、ユエルさんは本当にいい子でございます。
結果的には町の人たちもユエルさんにひどいことを言ったのは後悔していたご様子で、和解できて一安心…あれは本当に後味の悪いものでございましたから。
その他、海岸でアグラ爺さんとお話ししたり、かのかさんと一緒にシオンの大将のおそばを食べたり…と、この際にシオンの大将が食べ物を粗末にすると麺棒で殴られますよ、なんておっしゃってまいりましたけれど、これって以前しております無印のリプレさんを意識しておりますか?
…と、メイメイさんのお店へ行きますと、試練を受けるという新たな項目が追加されておりました…これは無限回廊行きになるのかと思いますけれど、今の時点ではまだ時期尚早な気もいたしますので、ひとまずは置いておくことにいたしました。
レベル上げもそこそこに先へ進みますことに…刑事さんたちが噂を流していた何者かを突き止めますけれど、それはこれまで何度かお会いし、そして特にラティーナさんとアメルさんが結構親しくしておりましたレイム氏でございました。
彼は黒の旅団の顧問召喚師を名乗り、これまで皆さんに接触してきたのは全て計算済みでのことと言います…当然この場で戦闘になりますけれど、彼と戦ったことによりそれを見ていた町の人に決定的な恐怖を与えてしまいます。
その様なレイム氏にあくまでやさしい言葉をかけるアメルさんでございますけれど、天使アルミネと大悪魔メルギトスのことを思えばレイム氏にとってアメルさんというのはある意味天敵にあたるはずでございますので、当然その様な言葉は届くはずはなく、彼はひとまずこの場は立ち去ったのでございました。
…私はもう彼の正体を知っておりますので何もショックではございませんでしたけれど、やはり何も知らないとラティーナさんやアメルさんの様にかなりショックを受けてしまうものなのでございましょうか…。
第18話はデグレア軍の予想される編成についての考察と今後の作戦計画から…ラティーナさんたちはファナン軍などとは別に独立した感じで、敵の総大将と目されるルヴァイドさんを狙うことにいたします。
その様な中、アグラ爺さんが皆さんとともに戦う決意をしパーティに加わりました…そしてロッカさんとリューグさんにこれまで話していなかった、彼らの両親が亡くなられた件について話されますけれど、ここはロッカさんよりもリューグさんのほうが大人に感じられたでしょうか。
…アグラ爺さんは好きなキャラなのでございますけれど、例によってメインメンバーには選ぶことはできません(何)
その他、台所ではおにぎりを作るアメルさんとミニスさんとカイナさんの姿があり、3人の作ったもののいずれかのおにぎりを試食できることに…本来ならアメルさんを選ぶところながら、ここはあえてミニスさんを選んでみましたり…。
あとはカザミネさんに剣術について習うフォルテさんや、シオンの大将に記憶について相談するケイナさん、それに融機人の身体をラティーナさんへ見せるネスティさんなど…やはり百合でないカップリングを考えると、女性主人公とネスティさん、というのが逆主人公とアメルさん及びフォルテさんとケイナさん並に王道と思われます?
あとはフリーバトルの場でレベル上げでございますけれど、そろそろ敵の憑依召喚術が邪魔になってまいりました…これを何とかするのって、カイナさんのお祓いしか方法はないのでございましょうか(先に何かを憑依しておけばよいのかもですけれど、さすがにそれは色々面倒…)
…そういえば、最近得られました召喚術のうち獣属性について、勇者ご一行とかウサミミ少女とか、強くなるにいれ厳つくなってきております他の属性に較べまして妙にかわいらしいものが多い印象がございます(といいましても威力の面ではシルヴァーナに敵わないのでございますが)…ユエルさんや無印のエルカさんやモナティさんといいメイトルパはかわいい分が強めに感じられますけれど、『3』では何かございましたっけ…?(マルルゥさんはメイトルパでございましたっけ…でしたらまだその法則は生きていることになりますけれども…)
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