
□願いの欠片と白銀の契約者(アグリーメント) Pygmalion of overlapping shadows.
○イラスト評価:★★★★☆(4.4)
○グラフィック評価:★★★☆☆(3.2)
○システム評価:★★★☆☆(3.3)
○内容評価:★★★★★(4.9)
○音楽評価:★★★★★(5.0)
○声優評価:★★★★★(4.5)
○難易度:★☆☆☆☆(0.5)
○百合度評価:★★★★☆(3.8)
○付加要素(おまけなど):★★★★☆(3.5)
○総合評価:★★★★★(4.5)
こちらは過日届きましたものとなりまして、とっても大好きで昨日はお会いできまして嬉しゅうございましたあのかたに百合かもしれないとお勧めしていただけましたことから購入をいたしましたものとなります。
こちらはPCなゲームとなりまして、年齢制限はございませんけれど15歳以上推奨、ということになっております。
内容としましては、人知れず戦いを繰り広げる世界に放り込まれてしまった女の子の姿を描いたお話、となるでしょうか。
ゲームのジャンルとしましてはADV+NVLゲームと書いてありまして、つまりは物語を読み進めるものでございます。
こうした形式のゲームは百合な作品をしていると普通にたくさん出会うことがございまして、今年に限ってみましても以前しております『星彩のレゾナンス』に以前しております『天使たちの春恋』をはじめとします『その花』シリーズがございます(『レゾナンス』って今年の作品でございましたか…何だかもうかなり過去の作品に感じられてしまい…/何)
ただ、こちらの作品はゲームとしての難易度としましてはそれらよりもはるかに軽いもの…選択肢が1つしかなく、それもどなたのルートに進むかを決めるだけのもの、となっておりますから。
ですので、純粋に物語を楽しむだけに集中すればよい作品、となっております…そう、基本的には(何)
お話の舞台は現代日本、地名は明記されていないのでございますけれど諸々の描写から横浜であることが推察できます…中盤に出てまいりますライバルの町は横須賀、と明記されておりますけれども(何)
主人公は羽白光奈さんという高校生の女の子でございまして、この子がどういう子なのかといえば、一言で説明いたしますと以前劇場版を観ております『スト魔女』の芳佳さん、と言っておけば9割がた間違っていない気がいたします(何)
いえ、声優さまが同じにしましても声がかなり重なって聞こえますし、性格なども非常に近しい印象を受け、また周囲の人々ほぼ全ての愛を一身に受ける存在でもありますから…もっとも、芳佳さんに較べますと光奈さんがそこまで好かれる理由はきちんとあったりいたします。
あとは、これは詳細は伏せておきますけれど、彼女は結局のところ以前『CCC』をしております『Fate/EXTRA』の主人公さんと同じ様な立場のかた、ということにもなるでしょうか。
その様な彼女はある日不思議な人形館にやってまいりまして、そこで瑠枷と呼ばれる非常に神秘的な人形に出会いまして、その人形と契約を交わすことになってしまいます。
実はその人形はミマと呼ばれる神に等しい存在であり、それと契約する資格を持っていた光奈さんはそれにより傀儡と呼ばれる人間にまぎれて生活をしている人形を視認する、そしてそれと戦う力を得ることになるのでございました。
そして、世界をその傀儡から守るため、共鳴者と呼ばれる同じ契約を果たした人々とともに戦っていく…と、これはあくまで前半での建前でございます(何)
ミマや傀儡、契約者に関する真実はその前半から後半、そして終盤と目まぐるしく変わってまいりますので、ここでは伏せておきますことに…まぁ、つまり前半はともかく、後半は上で触れました『Fate/EXTRA』の聖杯戦争の趣を呈してくる、ということになるでしょうか。
その様な複雑なこのお話の登場人物、メインキャラとなりますのは光奈さん同様に瑠枷と契約を結んだ3人の少女となります。
まずはジェシカ・フランソワ・マグリットさん…この子は10歳の女の子で、イギリス人とフランス人の両親を持つ長い金髪の美少女…勝気な性格をされた天才少女でございますけれど、年齢相応の素直さとかわいらしさも併せ持った、とにかくかわいすぎる子でございます(何)
統神璃子さんは光奈さんと同じ学校に通うお嬢さまでございまして、クールな美少女というのが第一印象ながら、でも実際はかなりかわいい性格…彼女にはかなり深い背景事情があるのでございますけれど…?
ヤンこと楊麗鈴さんは中華料理店のオーナーなどをしている(?)大人びた雰囲気のかたで、皆さんのリーダー役を務めるかた…光奈さんとジェシカさんと璃子さんの3人が一緒に行動することがほとんどなのに対し、彼女だけは別行動を取ることが多くってあまりメインキャラという印象は受けなかったりもするのでございますけれど、でもいいかたでございますよ?
何気に全員いわゆるお金持ちのお嬢さまでございましたり…また、光奈さんへ対する感情について、ジェシカさんは親友か姉、ヤンさんは妹、そして璃子さんは恋といったところになるでしょうか。
その他の登場人物、まず瑠枷まわりのかたとしましては、元アメリカ海兵隊所属のジェイさんがおりまして、こちらは寡黙で渋くてかっこいい男性、といったところ(光奈さんたち3人の父親役、といったところ…百合ではございませんけれどヤンさんとジェイさんの関係はかなりよろしゅうございます)…ちなみに男性は共鳴者にはなれません(資格のない者は認知できないミマの世界に関与はできる模様ではございますけれど)
瑠枷のいる人形館を管理するグランマはヤンさんの母親で、かなり冷たい印象を受けるかたでヤンさんとはかなり因縁があるのでございますけれど…?
ちょっと怪しい研究者の雰囲気を出した水縄征人さんは某ロボットアニメのカミーユ声の人、という印象がものすごく強いかた…このかたはルートによってかなり受ける印象の違うかたになるでしょうか(最終的には怖すぎる、という印象に落ち着いてしまいましたけれど)
光奈さん周りですと、何といいましてもまずはクラスメイトで親友の相沢真琴さんでございまして、このかたは光奈さんのことが大好きでかなり一途なかた…そのために悲劇を招いてしまうのでございますけれど、これが前半の山場になって涙なしでは見られません…。
真琴さんが前半の山場ですと序盤の山場の鍵を握るのは高千穂紗代さん…清楚なお嬢さまといった雰囲気をかもし出したかたなのでございますけれど、このかたが光奈さんへ託した希望というのがどれだけのものかというのは進めていくうちに明らかになっていくでしょう。
あとは瑠枷と対になるミマの契約者のかたがたや、タイトルにもなっている、そして後半の鍵を握る白銀の契約者に当たるイビスという少女、そして少女Aさんなど…このあたりのかたがたもそれぞれによいかたがたなのでございますけれど、中盤以降の登場になりますので、このあたりは実際にしていただくしかないかも…?
お話のほうは、ということで普通の世界の裏で人知れず行われる戦いを描いたものとなっておりまして、それに翻弄されながらも、最後には(光奈さんルートでは)過酷な運命全てを受け入れるまでに至る光奈さんを中心としたかたがたを描いた、全体的にはかなり怒涛の展開続きかつ重いお話になっているかと思います。
その重さはいかがでございましょう、今現在同時に進めております『サモンナイト2』も案外重い内容の作品なのでございますけれどもちろんそれより上で、『CCC』などよりもきつく今までしてきたゲームの中で…いえ、以前観ました『まどか』などアニメなども含めましても一番重かったかもしれません?
ですのでちょっと覚悟をして進めないといけないところもあるわけでございますけれど、その重さが皆さんの生き様をより魅力的に見せているともいえ、涙を誘われるシーンが随所にございました…ゲームでここまで泣けてしまいましたのは、『CCC』と同じくらいか、あるいはそれ以上かも…?
あと、このゲームの目的は恋愛とかではなくってこの戦いに関する全ての謎が解明されるのを見ていくとか、新たな未来の可能性を光奈さんたちが模索していくさまを見守る、というところになりますので、いわゆるハッピーエンドと呼べる様な終わりかたは4つ用意されたルートのうちにどれも当たらないかも…一応、光奈さんルートがトゥルーエンドに相当するかと、これは上で触れました『まどか』のエピローグに相当する様なものとなるでしょうか(光奈さんが新たな世界を見守る神になる…)
どのルートも切なさがかなり残りますけれど、でもよきものでもございます…そして何よりジェシカさんがあまりにもかわいすぎて仕方ございません。
…泣かされるシーンは多数でございますけれど、個人的には真琴さんの最期とジェシカさんの健気なシーンは思い出しただけでもう…。
そうしたこの作品、お話は一本道でございまして選択肢も1箇所しかなくってそれはあくまでルート選択のもの、というのは上で触れましたけれど、完全クリアをするには少し注意をしなければならないことがございましたり…。
まず、1周めではルート選択時にジェシカさんとヤンさんと璃子さんルートの3つしか現れませんので、ここは大人しくその3つの中から選びましょう(個人的にはジェシカさん→璃子さん→ヤンさんルートで進むのが、色々な伏線や謎の回収という上でいいかなと思います?)
それらを終えますと、新たに4つめの選択肢といたしまして光奈さんルートへの道が開けます…このルートを見れば、もうほぼ全ての謎は解消するでしょう(ただ、他のエリアの共鳴者はどうなったの、という疑問は最後まで消えず…)
それを終えましても、まだCG閲覧モードに3つほど空きがあるのでございますけれど、ここではじめからゲームをやり直しましますと、これまでには見られなかったエピソードが2つほど見られる様になっております。
その2つとは、前半の惨劇を引き起こした燈子さん視点のお話と、後半のライバルとなるもう1つのミマである麗羅の共鳴者であるアカネさん視点のお話…てっきり白銀の契約者であるイビスさん視点のお話も用意されているのかな、と思っておりましたけれど、それはございませんでした…。
燈子さんのお話は、これはかなり狂っておりまして15歳以上推奨になった理由のほぼ全てはこれのせいでございましょう…閲覧には十分注意したほうがいいですし、飛ばしてもいいくらいかもしれません(何)
一方のアカネさんの物語は、ここまでゲームを進めてきたのでございましたらぜひ見ておいたほうがいいでしょう…麗羅の第一契約者のレイカさんがあの時点ですでにああまで覚悟をしていたこととか…。
イラストはよきものでございます…立ち絵が一部微妙に感じられてしまうものもございますけれど、CGはどれもかなりよきものかと思います。
グラフィックは普通でございましょう。
システム面も、こうしたゲームに必要なものは完備されておりまして不自由することはございません…既読ジャンプもございますから、光奈さんルートへ行く以降は重宝いたします。
内容のほうは、他のエリアのことが気になる以外は伏線なども全て回収されておりますし、非常に泣けてしまうよいお話なのでございますけれど、中盤以降誤字脱字の類が目に余るほど増えてきてしまうのが難点…声と文章で全然言っている事が違ったり、「rたり」とかございましたし、光奈さんを「みなさん」と書いてしまったら全員のことなのかと思ってしまいます…。
音楽のほうは非常によろしく、サントラを購入したくてたまりませんけれど、すでに受注終了になっていて時すでに遅し…再販の可能性もある、と信じておりますけれど、多分ないでしょうか…。
声優さまはかなり豪華でそれに皆さんそれぞれに合っていらしたかと思います。
難易度は上で触れました様に、完全クリアの際は少し気をつけたほうがいい程度でございます(お話の重みがつらい、というのはまた別のお話…特に燈子さん…)
百合的には、ハッピーエンドというわけにはまいりませんけれど、真琴さんと璃子さんの光奈さんへ対する想いがとてもよろしゅうございまして、あとは紗代さんへ対するレイカさんなど、かなり色々、十分に感じられますかと思います。
付加要素はこうした作品おなじみの音楽鑑賞及びCG閲覧モードがございまして、あと購入時特典としまして下敷きとドラマCDがついてまいりました…ドラマCDはあの燈子さんが主役(?)とは思えないくらい非常に微笑ましゅうございます。
ということで、こちらはかなり重い内容の作品となっておりましたけれど、でもかなりよいものでございましたかと…登場人物も非常に魅力的なかたがたでございますし、百合的にもかなり高いものになっているかと思います。
…百合的には真琴さん派なのでございますけれど、璃子さんの想いもまたよいもの…そして何よりジェシカさんがあまりにもかわいくって仕方なく、ここまでかわいいかたって他のゲームですと下で触れます『サモンナイト2』のハサハちゃんくらいしか対抗できないのではないでしょうか(何)
上でも触れました、そして同時に進めておりました『サモンナイト2』のほうは無限界廊にて防具収集…シルターンの世界で最強の刀を入手、あるいはメイトルパの世界で色々な剣を作れるアクセサリの入手という副産物も得られまして、防具も人数分集まりましたのでようやく脱出でございます。
その際、メインキャラ皆さんのレベルがすでに50になっておりましたため余る一方でした経験値を全てルウさんへ割り振ったところ、初期レベルから一気に47まで上昇いたしました…物理攻撃タイプに育ててしまいましたけれど、パッフェルさん程度の攻撃力にはなったみたいでございます?
そしていよいよ本題へ戻ります…第23話、すでに悪魔キュラーは倒しておりますので、残り二体の悪魔を倒します。
まずは崖城都市デグレアから北へ向かおうとしている悪魔ガレアノから…意外とあっけないものでございました?
そして西へ向かおうとする悪魔ビーニャでございますけれど、かの悪魔はサイジェントへ向かおうとしていたとのことで、その町は以前しております無印の舞台でございますし、放っておいてもそこで倒されていた気も…あと、悪魔ビーニャが依代にしていた元の召喚師がどの様な人だったのか気になるのでございますけれど…?(あの体格からしてミニスさん並の子供な気が…?)
悪魔ビーニャを倒すと、そのまま第24話へ突入…メルギトスが率いていると思われる軍勢が聖王都へ向かっておりましたけれど、どうやらその中にメルギトスの姿は確認できないといいます。
しかも、その軍勢は緩慢な動きであり、聖王都の騎士や召喚師にやられるまま…と、ここで主人公のラティーナさんがあることに気づきます。
それは、悪魔というものの力の源は人間の感情だということ…メルギトスはこの戦場にいる人間たちの感情を糧にして溜めているらしいといいます?
その力を何に利用するのか、というとあの機械遺跡のある森の結界の破壊のため…それに気づいた皆さんは急いで森へ向かいます。
森はすでに結界が破られており、メルギトスは機械遺跡へ…そこへ皆さん追いつき、まだレイムという名のついているメルギトスとの戦闘になります。
この戦いは相手が上を取っているため、段差に弱いユエルさんやモーリンさんは多少厳しいことに…とはいえ、無限界廊を踏破した皆さんの敵ではございません。
戦い終わり、でもメルギトスの本気の一撃の前に皆さんは動きを止められてしまいます。
しかも、当初は天使アルミネの呪いかと思われた、でもそれは人間がやったとされてきた行為、つまり調律者クレスメント一族の力を奪い融機人ライル一族の記憶を奪ったのは、実はメルギトスが血識として…ということだったのでございました。
その血の力を使い、メルギトスは機械遺跡のセキュリティを突破、中へ入ってしまいます。
そこで自分の身体を悪魔王にふさわしいものへ改造する…それがかの者の真の狙い、ということでございました。
そこにラティーナさんたちが追いつきまして、機械遺跡内部にてメルギトス及び機械魔との戦い…と、昨日はここまででございました。
『アグリーメント』も終えたということで、これからはこちらに集中できます…といいたいところなのでございますけれど、これ、明らかに今日クリアしてしまいそうでございます。
でも『2』を終えましても『3』『4』『5』と続けていくつもりでございますので…?
と、以前アンソロジーを読んだりしております『シンデレラガールズ』につきまして、渋谷凛さんのフィギュアが発売予定なのでございますけれど、それに続いて島村卯月さんのものも4月に発売予定になっておりました♪
彼女も凛さんやきらりさんと杏さん、仁奈さんと蘭子さんの次くらいに気になるかたでございますので、購入の方向で…ということは、今あげたかたがたのフィギュアが出た場合は購入、ということになるわけでございます(何)
フィギュアといえば、もうすぐプレイ開始になりそうな『サモンナイト3』の主人公さんのものなども予約しておりましたりする中、現在DVDを購入しておりまして以前コミカライズ版を読んでおります『ラブライブ!』の穂乃果さんのフィギュアも出るご様子なのでございますけれど…こちらは見送りで…(何/絵里さんか真姫さんかにこさんか海未さんか凛さんかのいずれかのものが出る場合は真剣に検討いたしますけれど…?)
あと、あのかたのお話でございますと、そのスクールアイドルな作品のヴィータさんで出るゲーム、ジャンルはリズムゲームっぽいので、今のところはヴィータさんを新規に購入してまで購入することはないかな、と考えております?(何だか3種類出る、みたいでございます?)
【(更新終了)百合(かも?)作品感想の最新記事】
アグリーメントクリアおめでとうございます!
本当に内容は伏せますが、トーコ先生の話は狂気的でまあ……。
ちょっと気を付けてくださいと言った背景にはそれがですね…(何
けど、無事にクリアおめでとうございます!
ただ、いつになるか分かりませんが、そのうちガールズパッチなるものが配信されるらしいです。(音声無しらしいですけれど
でわでわ
はい、少々時間がかかりましたけれど、何とか完全クリアをすることができました。
燈子さんのお話については、水縄さんともども恐ろしいものでございました…。
なるほど、新しいパッチでございますか…追加シナリオ、ということでございましょうか。
名前からして微笑ましい系列のものかもですし、やってみるのもよいかもでございますね…。