
□すて魔!(1)
■山田石人さま(漫画)/Magica Quartetさま(原案)
○イラスト評価:★★★☆☆(2.7)
○内容評価:★★★★☆(3.6)
○百合度評価:★★★☆☆(3.0)
○総合評価:★★★☆☆(3.3)
こちらは過日色々なコミックとともに購入をいたしましたものとなりまして、何となくよさそうに感じられましたことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましてはおなじみとなっておりますまんがタイムきららコミックスとなります。
こちらはタイトルからも解ります様に以前DVDを観ております様にアニメが放送され劇場版も公開されており、また以前読んでおりますものなどコミカライズ版などやゲームも出ておりますシリーズの作品となります。
内容としましては、捨て魔法少女とそれを拾った少女の日常を描いた4コマ、となるでしょうか…サブタイトルは『魔法少女拾いました』でございます。
こちらの作品は『まどか』のシリーズの作品となるのでございますけれど、以前読みました『まどか☆えんがわ』同様に本編とは大きく逸脱したパロディになっております…むしろこちらのほうがさらに大きなパロディになっているでしょうか。
ほむらさんは時間遡行を続けているのでございますけれど、あるときやってきた時間軸は何と魔法少女がペットの様に認識されている世界でございました。
その世界では魔法少女というものは人々に認知されているのでございますけれど、同時にそういう存在として認知されておりまして、また魔法少女たちも普通の人間よりも一回り小さく、ほとんど何もしゃべれない状態になっていたのでございました。
そうした状態の中、ほむらさんはまどかさんにお会いして、彼女に拾われるというかたちでまどかさんの家で暮らすことになるのでございました。
魔法少女としているのは、まずそのほむらさんで「ほむほむ」としかしゃべれないことからまどかさんにはほむほむと名づけられてしまいます。
杏子さんはさやかさんに拾われたのでございますけれど「アンアン」としかしゃべれないことからアンコと名づけられ、しかもさやかさんの暮らすマンション(なぜか実家がマンションになっている…)では魔法少女は飼えないということで犬の格好をさせられてしまいます。
マミさんは野良魔法少女保護団体をされているご様子でございますけれど、そのマミさん自身野良状態…マミさんは仁美さんのことを非常に気にしているご様子でございますけれど…?
ちなみにその他のかたがた、つまりまどかさんやさやかさんは普通の人間でございます。
お話のほうはその様な少し不思議な日常を描いた4コマでございます。
この設定から解ります様に、完全なコメディ作品となっておりまして、上で触れました『まどか☆えんがわ』同様に特に難しいことを考えることなく軽く読めるものになっております。
こちらは小動物みたいなほむらさんや杏子さんにマミさんを、まどかさんの母親の如く愛でる作品、ということになるでしょうか…パロディとして同人誌レベルに改変されておりますけれど、そういうのもまたよしでございます?(かといってやはりあの…/以下略)
イラストは普通でございますけれど、この作品の雰囲気にはよく合っております。
百合的には魔法少女を人間と仮定いたしますと(何)それぞれの組み合わせで悪くない感じで、またマミさんは仁美さんのことが好きでございます…『まどか☆えんがわ』といい、妙に仁美さんがおいしい役を持っていっている印象を受けます?
ということで、こちらもなかなか悪くないパロディ作品でございましたかと思います。
…ちなみにタイトル、本来の「魔」の字は「广」の中に「マ」なのでございますけれど、その様な字は変換できませんので…(巻末のタイトルでは『すてマ!』となっておりますけれど、このタイトルはどう見ても漢字にしか見えませんのでこちらで…)
とっても大好きで寒い日々が続きますけれど体調を崩されたりされることなくご無事でいらっしゃいますことを願っておりますあのかたもお好きなシリーズな『サモンナイト』は『4』のほう、久しぶりに先へ進むことにいたします…第6話から、ということになります。
多分アロエリさんの兄であり最後の御使いを探すために町の外へ出る皆さんでございますけれど、そのアロエリさんが血のにおいを嗅ぎ分けます…ただそれは人間のものということでアロエリさんは放置していこうといたしますけれど、主人公のすみれさんはもちろん放っておけずそこへ向かうことになります。
そこに紅き手袋なる暗殺集団に包囲されて怪我をしていた少年の剣士がいたのでございますけれど、ペンダントや額の傷など、どこかで見覚えが…この時点では名前は伏せられておりますけれど、以前無印をしている身といたしましてはこの時点で感づくことができて驚いてしまいました。
その少年剣士が登場したことに驚かされたりいたしましたけれど、戦いのほうは赤き手袋の暗殺者とのもの…彼も名前が伏せられた状態で戦闘に参加いたしますけれど、ステータスがしっかり骨折となっており移動力が1になっておりましたりとどうしようもございません。
この戦いのブレイブクリア条件は召喚術で5体以上の敵を撃破、ということになっておりますのでその様に戦ってまいります…当初いる敵を全滅させるとマップが広がって敵も増えますけれど、そう問題ではございません。
戦い終わり、怪我をした少年を介抱するためにひとまずミントさんの家へ連れて行き、すみれさんは必要なものを取りに宿へ戻りますけれど、そこで再び胡散臭い二人組に出会います…少なくともすみれさんはそう認識していたそのお二人のお名前はここで明らかになりますけれど、やはりもちろん以前しております『2』に登場いたしましたルヴァイドさんとイオスさんでございました。
お二人は人を探している様子で、すみれさんの話を聞くとその怪我をした人物が知り合いなのでは、となり一緒に向かうことに…そしてその怪我人の少年、アルバくん(無印をしている身としてはあえてこう呼びたい…/何)がやはり彼らの探している人だったのでございます。
どうやらアルバくんは無事に騎士になれたらしく、現在はルヴァイドさんの下についている模様…レイドさんのお名前も出てまいりましたし、無印の皆さんと『2』の皆さんが普通に合流している、というなかなかよき展開になっているご様子でございます?
グラッドさんは帝国軍人として紅き手袋と戦っていたアルバくんの尋問を行うことになりますけれど、怪我人ということでルヴァイドさんたちが話してくれることになり、アルバくんの治療はミントさんやセイロンさんたちに任せ、宿屋のほうで話をうかがうことになりました。
まずルヴァイドさんたちが何者なのか、という説明をされますけれど、彼らは「巡りの大樹」自由騎士団なる聖王国にて成立した、国家のためではなく人々のために戦う主を持たない騎士団だといい、ルヴァイドさんがその特務隊長でありイオスさんが副隊長だといいます…ルヴァイドさんについて、あのレルム村での墓の前の誓いのことがお話に出てまいりましたりと、『2』をしている身としては感慨深くなるシーンも…。
こうなると無印や『2』の他の皆さんがどうなっているのか気になりますけれど、ともあれアルバくんは見習いとして任務に同行していたそう…アルバくんは確かに無印の頃に較べますと成長しておりますけれどまだ少年と呼ばれる年齢、でも無印の頃はかなり幼かったかと思いますし10年くらいはたっているのか、でもルヴァイドさんたちはそう変わっていない気がいたしますので実際のところはどうなのか…?
ともあれ、本来は巡視の旅でしたはずながら紅き手袋の暗躍が判明しそちらの対処に任務が変わり、その中でアルバくんとはぐれてしまい今に至る…とのことでございまして、今日のところはルヴァイドさんたちはすみれさんの宿屋に泊まっていくことになりました。
…と、その他、すみれさんが「ヒーロー」なるイオスさん首をかしげる単語を、父親が言っていたといい使用されておりましてリシェルさんはその父親はときどき出所不明な単語を使用していたなどと言い、この様なことって以前にもございましたし、そしてそこまであからさまに言われますとこれはもう無印のアサミーナさ…主人公さんに『2』の刑事さん、以前しております『3』のゲンジさんに続く地球からやってきや人間の系譜、今作では父親が受け継いでいるということでもうほぼ確定の予感…?
ここで自由行動となりまして、まず先ほどのイベントバトルについて再戦を行い、レベル上げをしていない男性キャラのみで挑んでみます…さすがにレベル1のルシアンさんあたりの攻撃はよけられる様になってまいりましたものの被ダメージは1、また反撃は必中な上にまだ200程度のダメージを与えられますので十分全滅できます。
そしてグルメじいさんの家へ赴き課題提出…大自然の息吹が聞こえてくる様な料理、というテーマに対し、現状作ることのできる料理からそれっぽいのを1つ選ぶ、という形式になっておりました。
あまりに作れる料理の数が多すぎてちょっと悩ましかったのでございますけれど、名前からしてそれっぽかった大地の恵みスープを出してみますと、いきなり最後の敵との戦いで流れる様な音楽が流れるとともに絶賛されまして一安心…。
次の課題を出されて終わりましたけれど、同時にお店の星の数が一気に3つも増えてくださいました。
宿屋へ戻ってまいりますとイベントマークが発生しておりまして、そこを選びますとポムニットさんがやってきて、剣の軍団が攻め込んできたことを伝えにきます。
剣の軍団とのことはルヴァイドさんたちには関係ないため、彼らに留守番を頼んで急行することに…確かにレンドラー氏率いる剣の軍団が押し寄せてきており、今度はかの者自らが戦うと言ってまいります。
その気迫に押されてしまう皆さんでございますけれど、ルヴァイドさんとイオスさんが助太刀にやってまいります…と、レンドラー氏は旧王国の崖城都市デグレアの騎士であったルヴァイドさんのことを知っており、またどうやらレンドラー氏たちも旧王国に属する都市の騎士であったといいます。
ただ、両者ともにそれは過去のことの模様…ルヴァイドさんたちは言うまでもなく、またレンドラー氏はどういう経緯かは不明ながら現在は姫なるかたのみに忠誠を捧げている模様です?
戦いのほう、レンドラー氏率いる剣の軍団でございまして、今回はルヴァイドさんとイオスさんが強制出撃で参戦してくださいます…そして何とこの戦い、BGMが『2』の最後の敵一歩手前のメルギトス戦又は『3』の番外編最後の敵のものになっていて、かなり驚きでございます…。
そのルヴァイドさんはレンドラー氏と相対している状態で配置されているのでございますけれど、他の敵のレベルが最大で16なところ、その二人のみレベルが23と少し抜けております。
さらにブレイブクリア条件が自軍ユニットの合計撃破数が8体以上、となっているということは、そのレンドラー氏を含めある程度はルヴァイドさんやイオスさんで倒すことが考慮されているのかもしれません…事実、イオスさんがその様なことを言ってまいりますし。
普通の敵は全て自分たちで倒しておきまして、レンドラー氏はルヴァイドさんとの一騎討ちで撃破…この二人、能力値がほぼ互角になっておりまして、僅差でルヴァイドさんが勝てる様子だったのでございました。
戦い終わり、レンドラー氏はまたこの場は去っていきましたけれどまだまだ余裕のある様子…。
ルヴァイドさんとイオスさんは先を急がなければならない、ということでアルバくんを置いていくことになってしまいました…骨折はリビエルさんの力で治せるのでございますけれど、まだ成長期な中でそれはよくないとセイロンさんが止めてまいりました。
アルバくんも置いていかれることに納得している様子で、またこのあたりの3人の関係はなかなかよきもの…。
第6話はこれで終了、夜会話はもちろんミルリーフさんとでございますけれど、人間と仲良くなりたいとおっしゃる彼女の健気な言葉にはどこか涙を誘われました…やはりこの『4』のテーマはいわゆる召喚獣と呼ばれてしまう異世界の住人との共存、にあるのではないかと思われ…?
第7話、皆さんが昼食で和んでおりますと、グラッドさんがアルバくんを連れてまいります…たすけてもらったお礼をどうしても言いたい、ということでございました。
ここでセイロンさんたちが異世界の住人が多くいるのに驚かないアルバくんに感心いたしますけれど、彼は昔からそういう環境に慣れておりまた異世界の住人といっても何も変わらない、と言ってますます感心されておりました…無印の頃にフラットにいたリィンバウム以外の住人といえばエルカさんとモナティさんとガウムさんというメイトルパの住人がまずぱっと思い浮かぶところでございましょうか。
と、そこへミントさんがやってきて、まだ体力の戻っていないのに遠出をしたアルバくんとそれを黙認したグラッドさんを叱り付けたりしてしまって…なかなか微笑ましい光景ではございます。
自由行動のほう、まず食堂では恒例となった宿屋の方針についてで、今回はリシェルさんが制服を取り入れたら、とおっしゃってきます…と、ここで星が増えたところ新しい料理が思い浮かびまして、どうも星の数も新しい料理に影響するみたいでございます?
町ではまずお屋敷のお仕事をしているポムニットさんにお会いいたしますけれど、彼女はなかなかの仕事量をこなしておりまして感心するすみれさんなのでございました…リシェルさんの保護者の様なものでございますし。
ため池ではルシアンさんが騎士を目指すアルバくんに触発されて何か目標を持たないと、と言っておりましたけれど、ルシアンさんの目標って騎士になることではなかったのでございましょうか…夢はあるらしいながら内緒にされまして、顔を赤らめられたところからして…?
駐在所ではミントさんとグラッドさんが最近町のあちこちで召喚獣が失踪している謎の事件について話しておりましたけれど、これがどういうことなのかはよく解らず…。
グルメじいさんの家ではアルバくんのために何かできないか悩むすみれさんにかのかたが助言をしてくださります…彼女にできることといえば、もちろんおいしい料理を作ること、でございます。
そして、中央通り…探し物をする少女とぶつかってしまいますけれど、それは何と『2』に登場したユエルさんでございまして、これまた驚かされてしまいました。
この出会いかたはまさに『2』そのもので、またこの際に流れていたBGMも『2』でユエルさんとお会いする際に流れていたものでございましたけれど、ユエルさんもちょっと成長をしておられました。
ここは探し物を手伝おうとしたところ慌てて去られましたけれど、彼女がどうしてここにいるのかかなり謎…『2』や『3』番外編のお話の流れからして『2』の主人公さんやアグラ爺さんたちと一緒に過ごしているはずなのでございますけれど…?
…あぁ、ユエルさんが仲間になれば絶対に使用キャラに加えますのに…でも今作で仲間になる女性キャラは8人で、残りは(まだ仲間になってくださるか不透明ながら)ポムニットさんとアカネさんで決まりでございましょうから…(もっとも、仲間になったらなったで代わりに誰を外す、ということになりますけれど…アロエリさんあたりになりますか?/何)
あとはミニゲームを…と、なぜか釣りのみできなくなってしまっておりました。
その他のミニゲームは何とか無難に終了…昨日はフリーバトルの場でアクセサリの誓約を行えたところまでで、今日は先のイベントバトルの再選を行った後にさらに先へ進むことになりそうでございます?
けれど、昨日は成長したアルバくんの登場にルヴァイドさんたちが戦闘に、しかもメルギトス戦のBGMが流れる中での参加、そして何よりユエルさんの登場と、驚かされることばかりでございました。
これらはもちろん過去作をしている身といたしましてはいずれもとても嬉しい驚きでございましたけれど、同時に一抹の不安を覚える要因にもなりましたかも…?
いえ、『3』という作品が個人的にはまず過去作の魅力により成り立っている様に感じられ、でもその『3』でも(時間軸の関係もあり?)ここまでたくさん過去作のキャラを出してくることはなかったのに対し、今作はすでにここまでたくさん出ていらして、これはもしかすると『3』以上に過去作の魅力によって成り立つという作品になりはしないか、という点が気になってしまい…?
それにいたしましても、ユエルさん…以前のいちごさんたちの集会で語っております様に個人的に『2』で彼女はハサハちゃんと並んで大好きなキャラの双璧、いえこのシリーズの全キャラを通してもそうなるかもしれないくらい好きな子なのでございます。
もう、『2』の彼女が仲間になるまでの一連のイベントを思い出すだけで涙が…その様な彼女の成長した姿をここで見ることができてしまって、何だか『2』をユエルさんルートでやり直してみたくなってしまいました。
あのかたのお話では『5』は微妙そうでございますので、その前にユエルさんルートをやっておいてしまうのもありなのでは、なんて思ってしまいましたり…大丈夫、現状無印も『2』も『3』も、1周めで見たルートのかた以外でどうしても見たいとまで思うキャラはユエルさん以外にはおりませんから、やり直しはこの1回で終わるはずでございます。
もしユエルさんルートを目指すとなると護衛獣にハサハちゃんがいると彼女を選ばないのが心苦しくなりますし、思い切って別の護衛獣を選択するのもありかもしれません…『2』はずっとハサハちゃん一択でございましたから、新鮮さという意味でもよろしいかもしれません(そしてシリーズ通してパートナーキャラやごく身近なキャラ以外のキャラのルートを目指すのもはじめてになることに…?)
その場合気になるのは、キャラクター的には機械兵士さんでございますけれど、ストーリー的には悪魔の少年(大悪魔が相手と解ったときにどういうことになる…?)…ですからどちらかになるかと思いますながら、そういえば『2』は選んだ護衛獣によって主人公さんの得意属性も確定してしまうのでございましたっけ、なかなか悩ましい…。
…っと、もちろんユエルさんルートを目指して『2』をやり直すか、なんていうのはまだ未確定なことでございますし、まずはこのまま『4』を最後までのんびりと進めるのが先決、でございます。
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