2014年01月13日

人はそれを幸せと呼ぶ

先日読みましたコミックの感想です。
最終巻でした
□トモダチログイン(2)
■井藤ななみさま
 ○イラスト評価:★★★★☆(3.5)
 ○内容評価:★★★★☆(4.4)
 ○百合度評価:★★★☆☆(3.3)
 ○総合評価:★★★★☆(4.0)

こちらは先日色々なコミックとともに購入をいたしましたものとなりまして、過去に既刊を読んでおりますことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましてはおなじみとなりますまんがタイムきららコミックスではございますけれど、こちらは大判サイズでも4コマでもないものとなります。

内容としましては、田舎へ引っ越してきた女の子の日常を描いたお話、となるでしょうか。
と、説明がやはり以前読みました第1巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をいたします。
この巻でも引きこもりでございましたあやめさんが田舎の学校で送る日常が描かれておりまして、はじめのお話で以前の自分とは明らかに変わってきていることを認識されておられました。
つまり、いわゆる「リア充」…この言葉、これまでにもいくつかの作品で出てきましたながらいまいち理解できていないのでございますけれど、要はそのままリアル、つまり現実が充実している、と受け取ればよいのでございますよ、ね?
ともかく皆さんと過ごす日々が充実していて、これがもう自分にとっての日常になっていて、こういうのも悪くない、と感じられるのでございました。

そうして季節は流れ、多少振り回されつつも楽しい日常を過ごしていくのでございますけれど、学校が廃校になる、というお話があったり、さらに両親の都合で元の町へ戻ることになるかも、なんていう話になってしまいます。
そうなってもいいかも、と考えたりもいたしますけれど、ちょっと反則的な引き戻されかたをされてしまい、あやめさんは皆さんと一緒に過ごすことを選ばれます…ちょっとあれは、断れないでしょう(何)
それでめでたしめでたし、かと思いきや、この作品は珍しいことに卒業式まで描かれてしまわれました…皆さんが離れ離れになるところまで描かれるのは切ないですけれど、でも皆さんの縁が切れたりするわけではなく、非常に良い関係は続いていらっしゃいますからよしといたしましょう。
…はい、こちらの作品、この巻で最終巻でございました。

イラストはなかなかよきものでございます。
百合的にはやはり友情のお話なのでございますけれど、あやめさんのさんごさんへ対する気持ちは自分でも恋なのでは、と思われたりと恋愛感情と受け取ってもよさそうかも…?
ということで、この作品はこの巻で完結と、よい作品でございましただけにさみしゅうございます…あやめさんの反応がかなり愉快でございましたのでもっと皆さんの日常を読んでみたかったものでございます。


また、同時にこちらも読みましたので…。
これは面白い…
□篠崎さん気をオタしかに!(2)
■氷川翔さま
 ○イラスト評価:★★★★☆(3.6)
 ○内容評価:★★★★★(4.5)
 ○百合度評価:★★★☆☆(3.3)
 ○総合評価:★★★★☆(4.2)

こちらも上の作品とともに購入をいたしましたものとなりまして、過去に既刊を読んでおりますことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては『部長に威厳はありません』や『生徒会のヒメゴト』『深海魚のアンコさん』と同じものとなります。
…何となく上の作品の類似系な内容に感じられましたことから(ただし方向性は真逆…/何)、同時に読んでみました。

内容としましては、オタクなクラスメイトを真人間にしようとするもののその本人が…というお話となるでしょうか。
と、説明がやはり以前読みました第1巻と同じになりましたので、詳細な説明は省略をいたします。
この巻でもどんどんオタクな方向へ引きずられていってしまう秋菜さんが描かれており…はじめのお話は兄たちとのお話になっておりますけれど、まぁこの人たちはこの人たちで愉快な存在と受け取っておけば良いのではないかな、と思います?

そうしたこの巻では1学期の後半から夏休みの序盤にかけてのことが描かれており…結構のんびりしたペースでございますけれど、この作品は非常に楽しく長く読みたいと感じさせてくださいますので、こののんびりペースはありがたいことでございます。
そう、この作品はかなり面白いのではないかな、と個人的には感じております…特に主人公の秋菜さんが非常によろしいキャラクターをしていらっしゃいます。
もうこの子、相当色々残念な性格をしているのでございますけれど、それが見ていてとっても楽しく愉快なわけで…そしてさらに、楓さんのことをもう完全に友人以上の存在だと感じている様にしか見えません。
クラスメイトには完全にオタク側の存在として認知されておられ、さらに妄想が激しく声もかけづらい…といった感じにされておりますけれど、それもまた面白いものでございます。
最後のお話では、楓さんたちとプールにいるところを偶然中学校時代のご友人たちと遭遇してしまう、というところで終わりましたけれど、果たしてそれがどうなっていきますか…?
…その他、巻末にはその中学校時代のご友人たちとどう仲良くなったのかなどの過去編4コマも収録されております。

イラストはなかなかよきものでございます。
百合的には秋菜さんの楓さんへ対する感情が友情を越えている様にしか見えなくって…?
ということで、こちらは相当愉快で面白い作品でございましたかと…とてもよろしいものでございましたし、続きも楽しみにいたしましょう。


とっても大好きでご多忙な日々が続いていらして心配でございますけれどもご無理はなさらずご無事でいらっしゃいますことを願っておりますあのかたもお好きなシリーズたち、『サモンナイト』は『4』のほうで引き続きのんびりポムニットさんと分身なユエルさんのスキルポイント貯めでございます。

一方の『その花』のほうは『わたしの王子さま』の続き…楓さんと紗良さんがご一緒にお弁当を食べるところからでございました。
帰り道に優菜さまとお会いして優菜さまと紗良さんが意気投合されるシーンがあったり、この頃から一応メインカップリング以外のかたが登場してお話に少し絡んでくる、ということがあったのでございました。
そしてそのやり取りは楽しく、もっと色々なかたが接すればもっと楽しくなるのでは…と感じていたりしたわけでございますけれど、にそれが叶うわけでございますから、素晴らしいことでございます。

その様な昨日は楓さんがようやく自分のお気持ちに素直になるところまで…そこへ至るまで楓さんは自分への自信のなさなど色々あって紗良さんを避けたりしようとすることもあり、紗良さんがもう本当に一途で健気であることもあってとっても切ないのでございました。
でも、実は個人的にはその様なお話は結構好きでございましたりいたします…何より、以前しております『白恋』のさゆりさんあたりも同様でございますけれど、素直になるまでのツン振りがきついほど、素直になった際の感動が大きくって泣けてしまうわけでございます(さゆりさんでしたらやっぱりオムレットのお話は反則的…)
実際、今回の楓さんが素直になる一連のくだりはやっぱりとってもよろしくって泣けてしまいましたし…はじめからラブラブなのもよろしゅうございますけれど、最終的にそうなってくだされば、その過程にそういうちょっときついところがあってもよいものでございます。
これで残すは楓さんの外見問題だけでございましょうし、今日でこちらも終わりそう…やっぱりオールキャラでない作品は案外さくさく進んでいきそうでございます?
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