
□バガタウェイ(10)
■古日向いろはさま
○イラスト評価:★★★★☆(3.8)
○内容評価:★★★★☆(4.4)
○百合度評価:★★★☆☆(2.8)
○総合評価:★★★★☆(3.8)
こちらは過日色々なものとともに購入をいたしましたものとなりまして、過去に既刊を読んでおりますことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては『スケッチブック』や『あまんちゅ!』『南鎌倉高校女子自転車部』などと同じものとなります。
内容としましては、筑紫学園という福岡県の高校の女子ラクロス部のお話となります。
と、説明がやはり以前読みました第9巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をいたします。
この巻では、前巻に引き続きまして夏の選手権の九州大会予選第3試合、大野城戦の終盤から…互いに死力を尽くした戦いが繰り広げられ、最後の1秒まで戦いの趨勢は解らない展開となりますけれど、最終的には筑紫学園が勝利を収め、決勝戦へ進出することができました。
…冷静に見ればここで主人公の学校が敗退したらお話にならないのでこの展開は解るわけでございますけれど、それでも非常に熱くよき試合が繰り広げられていたかと思います。
決勝トーナメントへ進出することができたわけでございますけれど、その前にキャプテンである燈子さんの過去などが語られます…かのかたは家の事情などからちょっと思いつめすぎておりまして、そのために過去に大きな過ちと呼べるかもしれない行為をしてしまっておりました。
そのために当時の部員の大半が部を去ることになってしまっており、ずっとその責任を感じ続けてしまっているご様子…ちょっと背負うものが大きく、また多すぎまして、自分の気持ちを犠牲にしている面が大きく、それが次の試合に響いてきてしまうことに…?
その決勝トーナメントで対戦することになったのは小倉中央…筑紫学園が今のチームになってからはじめて対戦をした学校でございます。
その学校には燈子さんのライバルと呼べるかたがおりまして、この巻の後半…その試合の前半戦はそのお二人の対決がメインとなっておりますけれど、今のところは相手のほうが一歩上の試合を進めております。
燈子さんはその背負っているものの多さのために自分自身がラクロスを楽しめているのかどうかという、そのライバルさんのほうは膝に故障を抱えていたりするわけでございますけれど、果たしてどうなりますか…?
イラストはなかなかよろしゅうございます。
百合的にはいかがでございましょう、やはり試合に集中してそのあたりは考えなくてもよいのかもですけれど、でも気になるところも少なからずあったりして…?
ということで、こちらはもう本当に毎巻激しく白熱した試合の展開される、よいスポーツ部活もののお話かと思います…引き続き見守ってまいりましょう。
また、同時にこちらも読みましたので…。

□特例措置団体ステラ女学院高等科C3部(3)
■いこまさま(原作)/みどりとももかさま(漫画)
○イラスト評価:★★★☆☆(3.3)
○内容評価:★★★★☆(3.5)
○百合度評価:★★★☆☆(2.8)
○総合評価:★★★☆☆(3.4)
こちらも上の作品とともに購入をいたしましたものとなりまして、過去に既刊を読んでおりますことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては『4コマしーきゅーぶ』と同じものとなります。
こちらはアニメ化もされており、また以前読んでおります過去編や以前読んでおります4コマなものなど関連コミックも出ております作品となります。
…上の作品同様に部活ものの作品、ということで同時に読んでみました。
内容としましては、ステラ女学院高等科のC3部の皆さんの活動を描いた作品となります。
と、説明がやはり以前読んでおります第2巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をいたします。
この巻では前巻の終盤に引き続いて皆さんが参加していらっしゃる24時間サバゲー大会のお話から…皆さんはもちろんスポーツ感覚で楽しんでいらっしゃいますので、勝ち負けももちろん意識してはおりますけれど、でも比較的ゆるい雰囲気といえるでしょうか。
その様な中、凛さんのみはまさに戦争の様な意識でおりかなり真剣…そのため対戦相手に冷たい視線を向けることもございますけれど、でもこれは相手がどうしようもない相手だった(弾を手でばらまく、とか…素人目から見てもふざけているとしか思えませんかも?)ので彼女がサバゲーを汚されたと感じ怒っても仕方ないでしょう。
ゆらさんは自分のせいでそのらさんが足を痛めたことを気にされており、それで頑張ろうと思うのでございますけれど、ここで気負いすぎたのがあの行動を取ってしまった一端になるのかもしれません…?
その24時間サバゲー大会は複数の試合が行われておりまして、鬼ごっこ的なルールの試合では、凛さんが因縁の相手であるC3部と直接対決をする機会がついに得られます。
その舞台を整えるのに凛さんはかなり冷酷なことをしたりもしており、それによりC3部は追い詰められてしまいまして、本当にこの人だけは戦争をしている様な感覚を受けるわけでございますけれど、その非情さに怒りを覚えたゆらさんはルール違反を犯して凛さんを倒してしまいます。
結果、C3部は大会で優勝したのでございますけれど、ルール違反を犯したゆらさんはすっきりしない気持ち…それをそのらさんへ告白するとそのらさんに失望されてもう部にこなくていい、なんて言われてしまいました…。
でも一度のルール違反で見捨てるというのも酷な話で、それにゆらさんも十分に反省していらっしゃいますから、もちろん最後は皆さんきちんと迎えてあげて一安心でございます。
そうして一件落着したと思いましたら、次はそのらさんがアメリカへ留学されるというお話が出てまいります…しかもこれが結構急な話でございまして、盛大な送別会を行おう、ということになります。
その中でゆらさんが凛さんにお願いして、そのらさんと凛さんの一騎討ちの機会が設けられました…ここで凛さんの本心も明らかになりましてお二人は和解ができました。
最後はC3部の皆さんで楽しくサバゲーをしてそのらさんを送り出し…そしてこの作品もそこで一段落、完結となっております。
はい、この作品はこの巻で最終巻でございました…凛さんの気持ちなど色々一段落つきましたので、ここで一区切りとするのは悪くないかもしれません?
その他、巻末には特別編なお話といたしまして夏のお話のほか、4コマも収録されておりました。
…そういえば、どうでもよろしい話ながら、アオイさんのチームの中にみどりとももかなる二人組がいたのでございますけれど、これは漫画担当のかたから取りました?(何)
イラストは悪くございません。
百合的にはいかがでございましょう、上の作品同様に部活の描写がメインでございますので、そこまでは感じられませんかも?
ということで、こちらはこの巻で最終巻となりまして、個々の登場人物の描写がまだそこまで深く描かれていなかった印象を受けますのでそこが残念にも感じますものの、悪いものではございませんでしたかと…でも、さすがにアニメDVDを購入する、というところにまでは至らないでしょうか(アニメといえば、同じくサバゲーをテーマにした以前読んでおります『さばげぶっ!』もアニメ化するみたいでございますけれど…?)
…そういえば『4コマしーきゅーぶ』は一度第2巻が発売されることが告知されたかと思うのでございますけれど、その後音沙汰がない…どうしたというのでございましょう。
とっても大好きで長くお会いできない日々が続いてしまっておりますけれど何事もなく日々ご無事でお過ごしくださっておりますことを願ってやみませんあのかたもお好きなシリーズたち、『サモンナイト』は『5』のほうで引き続きはじめの戦闘の再戦で経験値貯め…いえ、この戦闘、1分程度で勝利することができますのでかなり効率がよろしいのでございます。
スキルは経験値を割り振ることにより覚えるのでございますけれど、それをいくつか覚えてみますと新たなミッションが出現…スキルの数もミッション発動条件に入っておりました?
さっそくそちらを受けたいところではございましたけれど、現状の敵のレベルが3程度なのに対しましてそちらは15とかなり高めになっております…そこまで上げてしまってもよいながら、でもそこまで上げますとメインストーリーの敵との戦いに影響が及びそうな気もしてしまいますので(今作はレベルを上げすぎるとBPというゲームオーバーに通じる値に影響…)、ひとまずは様子を見ようと思います。
その戦闘の経験値割り振りについて、よく見ますと取得経験値3,000なのに対しまして一人に配分される経験値は1,000となっており、総取得経験値から人数分に均等に割り振られてしまう模様…このあたりは融通のきく過去作のほうがよろしかったでしょうか(あとレベルアップの際に割り振れるボーナスポイントも基本的に1ずつしか各能力値に割り振れません)
…というより、今作が過去作よりも勝っているといえる部分、今のところ何もない気がしてなりません?
グラフィックも個人的には3Dでないほうがよいと感じますし、システム面も劣化、悪化しているとしか思えず…キャラクター面は問題なく良好なものの過去作も全てよろしゅうございましたから勝っているとまではいかず同レベル、といえるでしょう(ただ主人公のアルカさんと響友のスピネルさん、このお二人はとてもよい感じで、主人公としては以前しております無印のアサミーナさ…誓約者や以前しております『3』の先生にも負けないくらい高いレベルで好印象でございます)
でもまだまだはじまったばかりでございますし、もう少し長い目で見ることにいたしましょうか…アルカさんとスピネルさんの魅力のおかげで、まだ続けてみようという気持ちは切れておりませんし。
一方の『その花』は引き続き『リリ・プラチナム』の続きからでございまして、色々ございましたデートの帰り道から…雫さんのお家へ向かいますけれどエリスさんも当然の様についてまいります。
そこでエリスさんに泊まっていきませんか、と提案される雫さんでございますけれど、その様なことを素直にお願いする雫さんに驚くエリスさん…。
雫さんは恥ずかしくなって誤魔化そうといたしますけれど、すでに夕食の食材が準備されていたりエリスさん用の着替えが用意されていたりと、雫さんがはじめからそうするつもりでしたことを見透かされてしまうのでございました。
自分が料理を作っている間にお風呂へ入ってきては、と提案される雫さんでございますけれど、ここでエリスさんは一種のお約束な台詞を要求してまいりまして、仕方がございませんのでその台詞を口にいたしますと当然の如く…?
そうしたこともございましたもののその後エリスさんは先にお風呂へ入りまして、その間に雫さんはお料理を作って一緒に夕食…もちろんとても喜んでいただけました。
そして結婚したら…のお話になったりするのでございますけれど、やはりその場合は雫さんがお嫁さんになるご様子でございます?
食後は先にエリスさんがお風呂に入りましたので今度は雫さんが一人でお風呂へ入るのでございますけれど、そこへ先ほどお風呂へ入ったはずなエリスさんがやってきて、背中を洗ってあげると提案してまいります。
さすがに今度は大丈夫でしょう、とその提案を受ける雫さんではございましたけれど、もちろん…?
その様な感じで、本当に色々なことがあって長かった一日も終わりを迎えます。
ちょっと湯冷めしてしまった雫さんをエリスさんが抱きしめてあげて一緒にお休みをすることになって、色々なお話をされるのでございました。
昨日はそこまででございまして、いよいよこの作品も今日で終わりを迎えそう…雫さんとエリスさんのお二人とお別れするのはさみしい、と云いたいところながら次に控えるゲームにもお二人は登場してルートもございますのでまずは一安心でございます?
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