
□ちゅーちゅーブレインわーるどS(1)
■海月れおなさま
○イラスト評価:★★★★☆(4.0)
○内容評価:★★★★☆(4.4)
○百合度評価:★★★☆☆(3.4)
○総合評価:★★★★☆(4.0)
こちらは過日『百合姫』などとともに購入をいたしましたものとなりまして、何となくよさそうに感じられましたことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては『晴れのちシンデレラ』や『プアプアLIPS』と同じ様に見えますけれど…?
作者のかたは以前読んでおります『ゆりめくる日々』と同じかた…そういうこともあり購入をしました作品ともなります。
内容としましては、3人の中学生の日常を描いた4コマとなります。
物語の舞台はちょっと田舎らしい中学校、そして主人公はその中学校に通う、同い年の3人の女の子たちでございまして、これは3人とも主人公、というかたちでございましょう。
小池田ことりさんはちみっこでかわいらしい、ちみっこらしくまだまだ子供なところのある女の子となるでしょうか。
那月奈津希なる姓名が同じ読みをする名前を持つ子は元気で活発な、3人の引っ張り役な子となるでしょうか…おバカに見えますけれど、案外常識的な面でいえば3人で一番まともかもしれません?
保井穂乃さんは無口で無表情な女の子…かなり万能で完璧なかたながらかなりの変わり者でもある、といえる子になるでしょうか。
その他の登場人物…各お話の最後の4コマは毎回『たまちゃんゆーちゃん』という同じクラスの二人の女の子のお話となっております。
玉井たまさんはご自身もおっしゃっておられました様にごく普通の女の子、となるでしょうか、
百合原由依さんはおっとりほんわかした女の子なのでございますけれど、名前の通り(?)たまさんのことが大好きでそのためにちょっとときどき暴走してしまう子でございます。
あとは中盤から登場してときどき3人の輪に加わってまいりますおバカな子な林さん(名前はない…)や皆さんの担任となるまだまだ新人さんなご様子な花澤先生などいらっしゃいます。
お話のほうは、その様な皆さんの学校生活を描いた4コマでございます。
何やら冷静に考えると作品タイトルに怖いものを感じますけれど、このタイトルは何でございましょう、登場人物皆さんの頭が少しゆるい、ということを表現しているのでございましょうか。
そう、こちらの作品はゆるい日常ものなのでございますけれど、作品の雰囲気だけではなくって登場人物の皆さん自体どこかゆるい…帯に「ピュアでおつむゆるゆるな中学生たちの、やたらとフワフワした日常を、ギャグ分おおめ、偏差値ひかえめでおとどけ!」と書かれておりまして、実際その様な感じの作品になっております。
そういえば同じ作者さまの『ゆりめくる日々』も相当におバカな作品でございましたけれど、こちらもその様な感じの作品でございまして、おバカではございますけれど楽しく微笑ましい作品ともなっており、よきものでしたかと思います。
その他、巻末には『たまゆーブレインわーるどGyu』ということであのお二人が主役のお話も収録されております…由依さんは以前読んでおりまた現在アニメDVDを購入しております『桜Trick』の晴香さん(そして私の物語のアサミーナさん)に通じるかたで、個人的にはかなりよいキャラクターでございます。
イラストはなかなかよきもの…『ゆりめくる日々』の評価は過小評価かな、と思えます。
百合的にはメインの3人もほのかに感じられますものの、やはり由依さんがとてもよろしい感じかと思います。
ということで、こちらはおバカな作品なのでございますけれど、登場人物も皆さんよろしくてかわいらしい、微笑ましくてよき作品でございましたかと思います。
また、同時にこちらも読みましたので…。

□羊っ娘メリーさん
■海月れおなさま
○イラスト評価:★★★☆☆(3.0)
○内容評価:★★★☆☆(3.0)
○百合度評価:★★★☆☆(2.7)
○総合評価:★★★☆☆(2.9)
こちらも上の作品とともに購入をいたしましたものとなりまして、上の作品同様の流れで購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては『とらぶるスピリット!』や『れとろげ。』と同じものとなります。
作者のかたは上の作品と同じ…ということで同時に読んでみました。
内容としましては、いわゆる獣っ娘のいる日常を描いた4コマ、となるでしょうか。
この作品に登場するそういうかたがたは人間と動物を人工的に交配したキメラと呼ばれる合成獣な存在とのことで、その設定などを読むとちょっとどうなのか…と思えてしまいますけれど、お話自体はそう深刻なものではございませんので気にしないでおいてよいかなと思います。
舞台は小学校の様子で、主人公はそこに通う羊なキメラのメリーさん…ちょっとませているといった感じの、そしてかなりかわいくない性格をした子なのではないかな、と思います(何/でも作者さまもあとがきでメリーさんが一番かわいくないかも、と書かれておりましたし…)
その他の登場人物、ウルミさんは狼のキメラでございますけれど極度の臆病な性格をされたかわいい子でございます。
ハムスターなキメラのハムリーナ・ヒノネ・リマワヒU世さんは名前に似合ったちょっと尊大な態度の子ながらハムスターらしく非常に小さく、普段はウルミさんの頭の上にいらっしゃいます。
鈴木山田佐藤子なる何ともいえない名前をした女の子は普通の人間…途中から眼鏡をかけたこと以外は特筆すべきことのない本当に普通の子でございます?
その佐藤子さんの家にホームステイすることになったトラコさんは虎のキメラでございまして、無表情ではございますけれどいわゆるオタクな文化がお好きなご様子でございます?
後は先生がたや他の生徒、それにカエルなキメラの悪人(?)や犬なキメラの警察のかたなどいらっしゃいますけれど…他の生徒はなぜか徐々に姿を消していったらしく、最後にはあの様な事態に…(何)
お話のほうは、その様な不思議な子たちの日常を描いた4コマでございます。
帯に「毒舌・下ネタ・不謹慎…でも、ケモノっ娘だから許しちゃう」なんて書かれております様に、こちらはかなり微妙なネタが多く、その意味では上の作品ほど微笑ましかったりはしなくって個人的には微妙と思えるところが多々ございましたでしょうか。
その中にあってハムリーナさんのかわいさにはなかなか癒されたりもいたしましたけれど…ともあれ、そういう面も強いながら基本的には上の作品同様におバカな面の相当強い作品となっており、そのあたり面白いのは確かでございます。
その様なこちらはこの1冊で完結…また、この作品は非常に珍しいことにフルカラーなコミックとなっております。
イラストはフルカラーなのがかえって災いしてか(?)上の作品ほどではなかったでしょうか。
百合的にはいかがでございましょう、断片的には感じないこともないのでございますけれど、微妙な面が多いかもしれません。
ということで、こちらはなかなかネタとしてどうかと思う面が多いところもございましたけれど、面白いのは確かでございましたかと…フルカラーコミック、というのもかなり珍しい印象を受けます?(以前読んでおります『なのはViVid』などがフルカラーver.なコミックを出したりもしているみたいでございますけれど…?)
とっても大好きでご無事でいらしてくださいますことをお祈りしておりますあのかたもお好きなシリーズたち、『サモンナイト』は『5』のほうで第3話のイベント戦闘から…盗賊やそれが呼び出した妖怪との戦いでございます。
こちらはターン経過ごとに敵がわいてまいりまして、そのため固有ブレイブクリア条件に敵15体及び20体撃破、というものがございます。
同時に20ターン以内にクリア、という条件もございますので、押収は再戦に回すとしてブレイブクリア達成のみを目指します…幸い、13ターンで20体は撃破できますので余裕でございます。
また、この戦いでナガレが召喚盟友として加わります…鬼属性の攻撃召喚術は(男性キャラを使っていないこともあり)今までございませんでしたので、これはありがたい…鬼属性ランクがCないと使えませんけれど、Cまででしたらアクセサリで上げられますので大丈夫でございます。
戦い終わり、けれどやはりこれは敵のおとりでしたみたいで、敵の主力はシルターンの秘宝を狙ってそちらを襲撃…していたのでございますけれど、謎のシルターンの女性に阻まれ普通に失敗しておりました。
襲撃に失敗した敵の帰り道に主人公のアルカさんたちが遭遇し、その謎の敵は真紅の鎖という犯罪者集団の幹部でございました…この組織の名、過去作に出てまいりました暗殺者集団の紅き手袋に似ておりますけれど、何かつながりでもあるというのでございましょうか。
その幹部のアトシュなる人物はここでは大物ぶって戦いを部下に任せて去っていきましたけれど、先の失態を見ると小物にしか見えないのでございますけれど…キャラクターとしても過去作の悪役とは違い、単なる現代社会にいるやくざ者にしか見えなくって?(これは部下ともどもそう…服装が現代風、ということも一因でございましょうか)
そうしてまたイベントバトルでございまして、今回はその組織のメンバーとの戦いとなります。
ブレイブクリア条件はリーダー以外の組織員を5人以上撃破、という楽なものでターン制限もございませんから、押収を行いつつ敵を撃破してまいりましょう。
戦い終わり、けれど敵の幹部には逃げられてしまい、そのことを調停機構で管理官さんに報告…。
本来の護衛対象はあと一歩でアイテムを取られる寸前になってしまっていたわけで、そしてソウケンさんの本来の任務はどうやらあの謎の女性の護衛でした模様で、そのかたの手を煩わせたということでどちらも任務失敗といえてしまうわけでございました。
一応表立っての処罰は誰にも下されないことになりましたけれど、失敗でしたのは間違いなくアルカさんは少し落ち込み、ソウケンさんは自分を戒めるのでございました…カリスさんは非常にお気楽で、それを見守る響友のメテオラさんが微笑ましい?
これで第3話は終わりで夜会話となりますけれど、今回はスピネルさんはあまり関わりのないお話になっておりましたこともあり、このタイミングでシーダさんを選んでおくことにいたします…これで今後はずっとスピネルさんを選んでよいはずになるわけでございますから。
シーダさんに励まされまして、これでしたらスピネルさんに元気付けてもらうのもありかなとは思ってしまいましたものの、でもこの役回りは皆さんのアネゴ的存在だというシーダさんがふさわしいかもしれず、これはこれでよかったのかもしれません。
昨日はそこまででございまして、今後はまた今回の戦いの再戦を行っておきたいところ…特に1度めのイベントバトルはまだ押収を行えておりませんから(あと、霊属性召喚術をたくさん使った際に現れたと思われるミッションと同様に鬼属性もそういうミッションがありそうでございますから、ナガレをたくさん使ってみます?)
一方の『その花』は引き続き『ミカエルの乙女たち』の続きでございまして、先日で貴子先生と瑠奈さんルートも終わりましたので、いよいよ最後のカップリングとなる雫さんとエリスさんルートへ入ります。
まずはクリスマスから…雫さんはこれまでクリスマスの時期は家族も忙しかったりと一人で過ごしてきたりと特に何も思い入れはなかったそうなのでございますけれど、今年はエリスさんと一緒に過ごすということでとても嬉しい…自宅へ彼女を招いて、お料理も手作りで用意しておりました。
ケーキは市販品だったのでございますけれど、そのケーキを切ろうとするとエリスさんが一緒にするとおっしゃり、ウェディングケーキの様になってしまったりして少し恥ずかしくなってしまいます?
今日はそのまま一緒に過ごしたいと思う雫さんでございましたけれど、エリスさんは普通に帰ろうとされて…思わず引き止める雫さんでございましたけれど、エリスさんはもちろん帰るつもりはなく彼女が引き止めてくださるのを期待していたわけでございます。
もちろん、その後は熱いひとときを過ごされて…?
年末年始などについてはごく軽く触れられたのみで、新学期…バレンタインイベントへ向けて皆さんで準備をしていきます。
その中でエリスさんと玲緒さんが言い合ったりしている、というシーンをこのルートでも目撃…。
その様なある日の帰り道、たまたまエリスさんに用事があって一人で帰る雫さんは麻衣さんに声をかけられまして、麻衣さんもお時間がある様でございましたので彼女をお茶へ誘います…お茶、といっても雫さんの場合は自宅で点てるお茶でございまして、麻衣さんも少し驚かれたご様子です?
ここで麻衣さんをお誘いしたのは、エリスさんが玲緒さんにご迷惑をおかけしていて、というお詫びを伝えるとともに、けれどエリスさんは本当に楽しそうですのでよければこれからもこの関係を続けていってもらいたい、という希望を伝えるため…。
麻衣さんもそのあたりは全く同じ気持ちでございましたので、エリスさんと玲緒さんの関係は今後もあたたかく見守っていくことに…雫さんと麻衣さんも仲良くなり、これが後に黒髪会へ発展していくわけでございましょうか。
…そういえば、いわゆる百均の話がございまして、その存在を知らなかった紗良さんを七海さんや楓さんに麻衣さんと璃紗さんが羨ましがる、という庶民連合に通じるシーンが…ちなみに雫さんもご存じなく、また玲緒さんも知らないのでございました(優菜さまと美夜さんは…知らなさそうです?)
そうした日々の中、ふと皆さんとの会話の中でエリスさんはすでに進路を決めている、という話を耳にしてちょっとショックな雫さん…。
雫さんは3年生の3学期にも関わらずまだ明確な進路を決めていなくって、またエリスさんからも何も聞いておりませんでしたので、自分に黙ってその様なことを決めていたことがショックでしたわけでございます。
さらにエリスさん、自分の出身国も好きですからいつかは帰るかも、なんてことも言って…もしかすると帰ってしまうのかも、なんてことまで思って雫さんはますますショックを受けてしまいます。
直接エリスさんに聞けばいいのでございますけれど、ここが雫さんの性格のつらいところで、どうしても聞くことができない…聞くのが怖くって、エリスさんと距離まで取ってしまったりしてしまいます。
その様な雫さんを見かねた麻衣さんがイベント実行委員会の買出しにかこつけて雫さんを連れ出し、相談に乗ってあげることにいたします。
麻衣さんに話を聞いてもらえて雫さんは気持ちがすっきりし、自分で聞いてみる勇気が持てました。
これはよいお話ではございますけれど、麻衣さん視点でお話が進むというのはちょっとどうかと…だってこれ、雫さんとエリスさんルート…。
エリスさんに直接聞いてみることにした雫さん、週末に彼女をデートに誘いまして、そこで聞いてみることにいたしました。
最近何だか雫さんに避けられている気がしていてしゅんとなっていたエリスさんは元気になってくださり大喜び…週末のデートも楽しまれますけれど、でも雫さんはなかなか本題を切り出すことができません。
それでも帰り際になってようやくエリスさんの進路についてたずねることができましたけれど、それに対しエリスさんは…何も決まっていない、なんて答えてまいりました。
以前は決まっていると答えていて、そのためにずっと悩んでいた雫さんはさすがにちょっと拍子抜け…した後に怒りがわいてきてしまいちょっとお説教をしてしまいます。
そのあたりの気持ちは解らなくもないところでございますけれど、要するにエリスさんは雫さんと同じ進路にすると決めている、ということを言いたかったわけでございます。
雫さんもそうするつもりで、要するにお二人とも同じ気持ちでしたことが解って、一安心…そこは公園だったのでございますけれど、気持ちが抑えきれずにその場で…?
…ただ、最後は人の気配を感じて慌てて逃げることになってしまったのでございますけれど…。
昨日はここまででございましたけれど、ボリュームはやや多め…楓さんと紗良さんルートのクリスマスから紗良さんの帰りが遅かったお話に至るまでの一連の流れに通じる長さでございました。
これで雫さんとエリスさんの進路も一件落着で安心…と言いたいところながら、楓さん同様に雫さんにとって最大の波乱はむしろこれから待ち受けているのでございました…(『ミカエル』で特にストーリーが重いのは楓さんと紗良さんルートにこの雫さんとエリスさんルートの2つかも…)
先の展開を知っているだけにちょっとつらくもなりますけれど、でもお二人がそれを乗り越えられることも解っておりますから大丈夫…引き続き見守ってまいりましょう。
…エリスさんといえば、今現在、エリスさんに外見のよく似た静馬さまも登場する『ストパニ』を観ているのでございますけれど、昨日はついにあの「例えば地球温暖化だ」のシーンが登場いたしました。
あのシーン、リアルタイムで観たときには嫌な気持ちしかわかなかった気がするのでございますけれど、改めて観てみますと笑いがこみ上げてきてしまう…?
【(更新終了)百合(かも?)作品感想の最新記事】