
□フラグタイム(1)
■さとさま
○イラスト評価:★★★☆☆(3.4)
○内容評価:★★★★☆(3.8)
○百合度評価:★★★★☆(3.5)
○総合評価:★★★★☆(3.6)
こちらは過日色々なものとともに購入をいたしましたものとなりまして、何となくよさそうに感じられましたことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては『イカ娘』と同じ様子ながら、こちらは『イカ娘』よりは多少サイズが大きいものとなります。
内容としましては、時間を止めることのできる女の子とその止められた時間の中で唯一動くことのできる女の子の関係を描いたお話、となるでしょうか。
主人公の森谷美鈴さんは人付き合いのとても苦手な女の子…あまりに苦手で逃げ出したいと思う気持ちが強いあまり、ついには実際に時間を止める能力まで身につけてしまったかたでございます(何)
この時間を止める力、というものは小学生の頃にすでに会得しておりまして、3分間だけながら完全に止めることが可能でございまして、彼女は人に話しかけられたときなどにその力を用いて逃げたり、あとは人間観察をしたりしていたのでございました。
その様なことをしておりますので、高校2年生になった今でも友人は一人もおらず、人と話すこともままならないのでございました…実際はなかなか楽しい人の様に思えるのでございますけれど…?
その様な森谷さん(この作品の皆さんは苗字で呼び合っておりますのでここでもそちらに合わせ…/何)、ある日気になるクラスメイトの村上遥さんのスカートの中をのぞいたりしていたのでございますけれど、なぜかその村上さんだけには時間を止める力が効かなくなってしまっており、普通に動ける様になってしまっておりました。
時間を止めることができること、さらにスカートの中をのぞいていたことまで知られてしまった森谷さんは村上さんの言うことに逆らえなくなってしまって…?
その村上さんは森谷さんが気になっただけのことはあり、長い黒髪をされたかなりの美少女で成績も優秀で人当たりも良いかた…性格はちょっと意地悪にも感じられます?
お話のほうは、その様なお二人の関係を描いたもの…。
秘密を知られてしまった森谷さんに対し、当初村上さんは彼女をからかう様な態度を多々取って森谷さんをやきもきさせるのでございますけれど、それでも森谷さんはそんな村上さんのことがどんどん気になっていってしまいます。
時間を止めている間は二人だけの時間を共有できることもあり、お二人の距離は次第に縮んでいって、お二人はお付き合いをされるまでに至ったりいたします。
主題はもちろんそのお二人の関係なのでございますけれど、その過程で森谷さんの人見知りが徐々に解消していったり、あるいは苦しいことがあっても時間を止めて逃げ出すことなどできない村上さんの姿を見て色々考えたりと、森谷さんの成長する姿も見ることができるでしょうか。
終盤、森谷さんは自分が止めていられる時間が短くなっていることに気づきかけたりいたしますけれど、これはやはり人と接することが苦痛でなくなってきたからなのかどうか…?
イラストは悪くございません。
百合的にはもちろんメインのお二人…今のところ、村上さんの真意はちょっと見えづらいところがあったりいたしますけれど…?
ということで、こちらは百合的なことも含めなかなか悪くない作品でございましたかと思い…何となく購入をした作品でございましたけれど、当たりといってよいでしょう(これと一緒に購入した作品群は結構そういう何となく、という理由で購入をした作品が多いのでございますけれど今のところ外れはなくって一安心…/何)
その様な先日はこの様なものが届いておりました。

…こちらは以前コミカライズ版を読んでおりましたり以前アンソロジーを読んでおります『シンデレラガールズ』から、以前読んでおります『NEW GENERATONS』の主人公のお一人でもございました渋谷凛さんのフィギュアとなります。
凛さんは『シンデレラガールズ』で特に好きなキャラクターのお一人でしたこともあり(そして私の物語に登場する、とっても大好きで長くお会いできない日々が続いてさみしく心配な気持ちも大きくなりますけれどそれでも日々ご無事でいらしてくださいますことを願っておりますあのかたの持ちキャラな里緒菜さんに似ていることもあり/何)こうして購入をしてみましたけれど、かなりよろしい感じのフィギュアなのではないでしょうか。
『シンデレラガールズ』のフィギュアとしましては今後も同じく『NEW GENERATONS』で主人公のお一人でございました島村卯月さんのものも予約したりしておりますので、楽しみなことでございます。
…以前には以前しております『Fate/EXTRA CCC』にも登場いたしました遠坂凛さんなフィギュアも購入したりしておりましてこちらもとてもよろしい感じで、これであとは星空凛さんのフィギュアが出てくだされば完璧…(何)
ゲームのほう、『FLOWERS』は第4章から…まだ周囲の視線に慣れない蘇芳さんが時間をずらして一人で共同浴場でお風呂に入っておりますと、アミティエのお二人がやってきてしまいます。
会話の内容からどうも沙沙貴姉妹に紅茶をかけられてしまい予定外にお風呂へやってきたご様子でございますけれど、突然のことに蘇芳さんはあたふたしながらも、隠れていると思われるのはよくないのでお二人に声をかけようといたします。
けれど、お二人が蘇芳さんのことを話すのを耳にし、さらに立花さんはもっと蘇芳さんと仲良くなりたいとおっしゃってくださったのに対しマユリさんはもうこれ以上はいいかなと、親しい知人ではあるけれど友人ではないし一線を引いておきたい、なんておっしゃっているのを耳にし、出て行けなくなりました…確かに、これは蘇芳さんでなくても出て行けるはずございません。
…このお風呂の場でお二人がやってくる前、蘇芳さんはもしかして自分は同性好きなのでは、なんて考えるシーンがあったりして…今の時点ではそれを否定しようとしておりましたけれど…?
翌日、アミティエが組まれて1ヶ月程度がたったということで、その様子を見るための面談がもたれます。
その場で最後の質問として蘇芳さんに対し立花さんとマユリさんのどちらにより親しみを感じているか、なんて非常に答えづらいことを聞かれてしまいます…ちなみにこの面談はアミティエ3人で受けておりますのでお二人ももちろんおり、ですのでかなりきつい質問といえるでしょう。
蘇芳さんは言葉にはできませんでしたものの視線でマユリさんだと答え…マユリさんはかなり複雑そうな様子でございました。
面談の後、身体検査を行うことに…恥ずかしがりやな蘇芳さんはやはり下着姿になるのをためらい、さらに沙沙貴姉妹の冷やかしの言葉でさらになりづらくなってしまいます。
それでも何とか思い切ってなってみるのでございますけれど、その様な中、マユリさんがずっと立花さんの下着姿を、しかも結構いやらしい目線で見ているなんてことを沙沙貴姉妹が突っ込んでしまいます。
このお二人、以前に気落ちしている蘇芳さんを料理部に誘ったりと、結構鋭いところがあるのでございますよね…でもそれ以上にトラブルメーカーな印象のほうが強く、ここでもまた問題を起こしてしまいます。
林檎さんがマユリさんにもしかして立花さんのことが好きなの、とたずねようとしたところ、マユリさんが大声で否定の声を上げて周囲の視線を集めてしまい気まずくなってしまうのでございました。
その一件以降、今までクラスで一番人気のあった印象のあるマユリさんはクラスから浮きはじめてしまいます。
マユリさんも人を避けている、そして何事も上の空になってしまっているご様子で、蘇芳さんと立花さんはしばらくそっとしておこう、という結論を出した模様でございました。
けれど、マユリさんが一人になって時間をつぶしている場所というのが図書室でございまして、そこに入り浸っているえりかさんとしては彼女が邪魔…と、言葉の悪い彼女の建前ではその様な感じながら根はやさしいかたかと思いますので心配もしているかと思いますけれど、ともかくえりかさんは蘇芳さんに何とかしろ、とおっしゃられるのでございました。
昨日はここまででございましたけれど、ここにきてこれまで何となく感じていたことがはっきりしてまいりました。
つまり、マユリさんは立花さんのことが好き、ということでございます…さらにいうならば立花さんは蘇芳さんが好きで、ですのでマユリさんは蘇芳さんに対しては微妙な気持ちなのでございました。
それだけでなく、この1周め、私はマユリさんルートを目指しておりますから蘇芳さんは立花さんよりマユリさんのことが好きになっており、これは完全な全員が片想いな三角関係状態…立花さんルートを目指したほうがよかったのかな、と思えてしまいますけれど、ここまできたのでございますから1周めは当初の予定通りにまいりましょう。
そういえば、メッセージウィンドウ右上にある百合ゲージがこの段階で少し開花しておりました…順調、ということでよろしいのでございます、よね?
一方、上でも触れましたあのかたもお好きなシリーズな『その花』は引き続き『白雪の騎士』の続き…夏休み、麗奈先生に呼ばれてやってきた南の島で皆さんで楽しむお話でございます。
昨日はまずは優菜さまと沙雪さんの対立がございましたり…これは優菜さまの優雅さに憧れを抱いたご様子な六夏さんを見た沙雪さんがやきもちをやいて自分もすごいことを誇示し、今度はそれに七海さんが感心してしまいそれを見た優菜さまが、というループになってしまったわけでございます。
その様に張り合ってしまったあたり、もう沙雪さんの気持ちも決まっていそうなものでございますけれど…?
あとはスイカ割りをされたり、それにそれぞれのカップリングの皆さんのこのバカンスの過ごしかたを見ていくことに…。
七海さんはここへくる前は優菜さまの別荘で次期環境整備委員長になるための勉強をしており、それだけにここでこんなにのんびりしていて大丈夫なのか、と少し不安になりましたり…?
楓さんは貴子先生と気が合ったり、あるいは紗良さんに映画のお仕事が入ってきてしまって、でも彼女はそれを断ってしまい楓さんはそれを制止しようといたしますけれど…?
玲緒さんはのんびりすごそうとされる中、エリスさんと雫さんがやってくるのでございますけれど、ちょっと大変なことに…?
美夜さんは楽しい日常ながら何かが足りないと感じ、ある日仮病を使って璃紗さんを足止めして…?
昨日はそこまででございまして、皆さんそれぞれの過ごしかたが見られて楽しいもの…でも、やはりルートのない雫さんとエリスさん及び貴子先生と瑠奈さんはちょっとおまけ的な扱いになっていて少しさみしい…?
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